Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0856
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「あんまり長風呂だから、心配して来てみれば……。
 まさか、まだお風呂にも入ってなかったとはね。
 でも……。
 あなたたちのお陰で、いい場所見つけた。
 カーテンの向こうに、こんな素敵なデッキがあるなんて、気づかなかったもの。
 おしっこ……。
 されちゃったみたいだけど」

 デッキには、黒々とした染みが拡がっていた。

「すみません。
 お掃除します」
「いいわよ。
 おしっこは汚いものじゃないから。
 ほら、あそこに散水用のホースリールがあるから……。
 わたしが流しておくわ」
「叔母ちゃん、この染みがおしっこだって、よくわかったね」
「あのね……。
 あなたたちの身体から、どんな臭いがしてると思うの。
 この変態ども!
 早くお風呂入って来なさい」

 叔母に追い立てられ、2人は浴室に向かった。

「あ、言っておくけど……。
 お風呂でまた始めないでよね。
 手早く済ませてちょうだい。
 もう、そろそろ時間だから」

 風呂場のタイルは、まだ湿っていた。
 叔母と香純が使った名残だろう。

「旅館の貸切風呂みたいだね」

 床から掘り下げられた湯船は、家族4人で入っても余裕があるほどだった。

「叔母ちゃんったら。
 あんなこと言っておいてさ。
 自分たちは、ここで楽しんだんだよ」
「何でわかるの?」
「臭い、かいでみて」
「……」
「するでしょ?
 おしっこの臭い」
「そう言えば……」
「ここで、おしっこプレイしたに違いないよ。
 わたしたちもしよっか?」
「さすがに、もう出ない。
 お風呂楽しむのは、またにしましょ。
 これ以上待たせたら悪いわ」

 美弥子の言うことも、もっともだった。
 2人は、広い湯船を楽しむのもそこそこに、手早く身体を洗った。
 メイクも、すべて落としてしまった。
 つるりとした剥き卵のような顔と身体で、2人は浴室を後にした。
由美と美弥子 855目次由美と美弥子 857





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2011/12/02 07:34
    • み「ね、2人でひとつ、注文しない?」
      律「鍋焼きうどん?」
      み「土鍋に入った熱々」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111127095432912.jpg
      律「でも……。
       どうして、“鍋焼き”って云うのかしら?
       煮てるだけなのに」
      み「そういえばそうだよな。
       これはぜひとも、マスミンに聞かねば。
       お酒おごってるんだからね」
      老「料金の内か?」
      み「当然!」
      老「それでは、猪口一杯分だけ説明しよう。
       今で云う“鍋”料理というものは……。
       元々は、“鍋焼き”料理と呼ばれていたらしい」
      み「鍋料理、全部が?」
      老「左様じゃ」
      み「この“きりたんぽ鍋”も?」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111127095439c8e.jpg
      老「左様じゃ」
      み「焼いてないじゃない」
      老「鍋を焼いておるじゃろ」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111127095433ef6.jpg
      み「は?」
      老「鍋を焼くことによって……。
       中のスープが加熱され、その結果、具材が煮込まれるという仕組みじゃ」
      み「じゃ、すべての“鍋料理”は、“鍋焼き料理”だってこと?」
      老「はるか縄文の昔よりな」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201111270954313ac.jpg

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2011/12/02 07:35
    • み「怪しい説」
      老「猪口一杯分の説じゃ。
       追加料金、払うか?」
      み「いらない。
       “鍋焼きうどん”が“鍋うどん”でも、イッコーに構いません。
       美味しければいいの。
       先生、食べるでしょ?」
      老「そんなメニューはないぞ」
      み「なんで!」
      老「“鍋焼きうどん”を出す居酒屋の方が珍しいわい」
      み「納得できーん」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111127095432063.jpg
      み「↑は、小樽にある『美園』というお店のもの。
       この『美園(http://www.misono-ice.com/)』さんは、パフェ屋なのだ。
       しかしながら、ちゃんと“鍋焼きうどん”があるではないか」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111127095450fe5.jpg
      み「パフェ屋にあって、居酒屋にないという法はあるまい」
      老「パフェ屋にある方が尋常でないわ」
      み「あ、そうだ。
       出前頼めばいいんじゃない」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111127095433a4d.jpg
      老「スナックじゃあるまいし。
       居酒屋の中から出前を取るやつがあるか」
      み「ちぇー。
       せっかくの思いつきが」
      老「蕎麦を食べながら、うどんを注文しなくても良いじゃろ。
       話の続きを聞きなさい」
      み「鍋焼き説なら、もうけっこう」
      老「その前の話じゃ」
      み「何だっけ?」
      老「やっぱり、お冷やをもらったほうが良いな」
      み「水なんか飲んだら、割り勘負けする。
       あ、これ飲めばいいんじゃん」
      http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111112103944185.jpg
      律「Mikiちゃん。
       それ、さっきもやったわよ」
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2011/12/02 08:47
    • 由美ちゃん美弥ちゃん、言われちゃったなあ。
      >この変態ども!
      言ったご本人、律子さんも十分変態だと思うが。
      香純もな。
      くどいようだが、由美美弥の女優さんは全員変態じゃ。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2011/12/02 08:49
    • 「鍋焼き」は鍋を焼くから。
      うーむ。言われてみれば。
      しかし、猪口一杯分の説だからなあ。
      信憑性はどこまで……。
      ん?
      その前の話?
      わからんようになったんで、前の分を読み返してしまったぞ。

    • ––––––
      5. 海苔ピー
    • 2011/12/02 15:38
    • 私にとってはパッシリの思い出が・・・
      「鍋焼きうどんが食べたいて」
      電話やポケベルが鳴った。
      彼女によく冷凍の鍋焼きうどんと、その時々にハマッている飲み物を買って走ってた。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2011/12/02 20:19
    • > ハーレクインさん
       鍋焼きそば、ありました。
      http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111202172029b03.jpg
       帯広のお店です(http://blogs.yahoo.co.jp/men_no_nariyuki/61002477.html)。
       もう一つ。
       こちらは、『“鍋”焼きそば』。
      http://blog-imgs-35.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111202172546777.jpg
       お手製です(http://hohsan.blog77.fc2.com/blog-entry-34.html)。
       鍋で、焼きそば麺を煮るようです。
      > 海苔ピーさん
       ふむ。
       彼女の気持ちは、わからぬではない。
       ことほどさように、鍋焼きうどんは発作的に食べたくなるものである。
       ポケベルってのが、“時代”ですね。
       「ポケベルが鳴らなくて」なんてドラマもありました。
       広末涼子のポケベルCMがありました。
      http://www.youtube.com/watch?v=rJfzMFEwfJQ
       彼女の初CMだそうです。
       1996年。
       当時、16歳。

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2011/12/02 22:36
    • おー、やっぱりありましたか。
      函館「暖笑」さん。
      具材はゴボウ・ニンジンのかき揚げ、焼きネギ(美味そう)、鶏肉、餅。大変に具沢山。
      蕎麦は手打ちの太麺。
      うどんもそうですが「鍋焼き」となるとなぜ具沢山になるのでしょうね。
      よし、今度作ってみるか「鍋焼き蕎麦」。
      「“鍋”焼きそば」には笑ってしまった。
      いいなあ。こういう自由な発想。
      味付けはやはり中華風みたいですね。
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