2011.11.27(日)
「け」
美弥子が涎を吐き出した。
同時に、美弥子という機関は動きを止めた。
魂を抜かれたように。
見あげる双眸からは、瞳が完全に失われていた。
食いしばった口元を分け、泡が噴き零れている。
美弥子の立ちあげた頸が、大見得を切るように揺らいだ。
そのまま上体が崩れ、由美に覆い被さってくる。
美弥子の体重を全身に受けた。
熱い布団にくるまれているようだった。
「美弥ちゃん……。
……大好き」
由美は、両手を美弥子の背中に回した。
両脚は美弥子の腰に巻き付けた。
全身で締め上げる。
あらん限り抱きしめても、まだ抱きしめ足りなかった。
と……。
意識の無いはずの美弥子の腰が、自ずから震えだした。
名残の痙攣とは思えなかった。
その揺動には、由美を追い詰める意志さえ感じられた。
「あ、あ、あ、あ、あ。
美弥ちゃん、いい。
気持ちいいよぉ」
由美は、美弥子の背中に回した脚を、思い切り締め上げた。
美弥子の身体は、重い抱き枕にバイブレーターが内蔵されているようだった。
抱き枕と接する下腹部が、激しく震動する。
「美弥ちゃん。
こんなの初めて!
いい!
いい!」
懸命に訴えたが……。
美弥子の顔は、デッキに俯せ、表情を失ったままだった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ。
イクっ、イクっ。
イックぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
由美の両脚が、美弥子の背中を離陸した。
天上の梢を指して立ち上がる。
「ぁきゃ」
爪先の10本の指が、梢を掴まんばかりに開いていた。
刹那、視界が頭上へと流れた。
瞳が裏返ったのだ。
由美の意識は、それきり失われた。
美弥子が涎を吐き出した。
同時に、美弥子という機関は動きを止めた。
魂を抜かれたように。
見あげる双眸からは、瞳が完全に失われていた。
食いしばった口元を分け、泡が噴き零れている。
美弥子の立ちあげた頸が、大見得を切るように揺らいだ。
そのまま上体が崩れ、由美に覆い被さってくる。
美弥子の体重を全身に受けた。
熱い布団にくるまれているようだった。
「美弥ちゃん……。
……大好き」
由美は、両手を美弥子の背中に回した。
両脚は美弥子の腰に巻き付けた。
全身で締め上げる。
あらん限り抱きしめても、まだ抱きしめ足りなかった。
と……。
意識の無いはずの美弥子の腰が、自ずから震えだした。
名残の痙攣とは思えなかった。
その揺動には、由美を追い詰める意志さえ感じられた。
「あ、あ、あ、あ、あ。
美弥ちゃん、いい。
気持ちいいよぉ」
由美は、美弥子の背中に回した脚を、思い切り締め上げた。
美弥子の身体は、重い抱き枕にバイブレーターが内蔵されているようだった。
抱き枕と接する下腹部が、激しく震動する。
「美弥ちゃん。
こんなの初めて!
いい!
いい!」
懸命に訴えたが……。
美弥子の顔は、デッキに俯せ、表情を失ったままだった。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ。
イクっ、イクっ。
イックぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」
由美の両脚が、美弥子の背中を離陸した。
天上の梢を指して立ち上がる。
「ぁきゃ」
爪先の10本の指が、梢を掴まんばかりに開いていた。
刹那、視界が頭上へと流れた。
瞳が裏返ったのだ。
由美の意識は、それきり失われた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2011/11/27 07:30
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み「なるほど。
半分も食べてから気づいたが……。
うどんみたいに白いね」
老「それが、砂場蕎麦の特徴じゃな」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111125200937eb0.jpg
み「そう言えば……。
お蕎麦って、いろんな色があるよね。
あれって、何か練りこんであるから?」
老「確かに、ピンク色の麺などは練り物じゃが……」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111125200919c68.jpg
↑赤キャベツの色素だそうです
老「普通の蕎麦は、ほとんど蕎麦だけの色じゃな」
み「それじゃ、蕎麦にも種類があるのか。
茶色っぽいのもあるし……」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111125200938877.jpg
律「緑色がかったのもあるわよね」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201111252009372a3.jpg
み「これは、白いし。
そう言えば……。
茶蕎麦って、聞いたことがあるよな」
律「あぁ、緑色のやつね」
み「茶蕎麦なら、茶色いんじゃないの?」
律「緑よ。
スゴい綺麗な緑色」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2011112520091752c.jpg
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2. Mikiko- 2011/11/27 07:30
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老「あれは、お茶を練りこんだ静岡の名産じゃ。
蕎麦本来の緑は、あれほど鮮やかでは無い」
み「確かに、緑っぽいとは云っても……。
薄っすらって感じだよね」
老「あの薄緑色ってさ……。
器の朱と合うわよね」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111125200918a2d.jpg
み「なるほど。
和風のコーディネートだね。
結局、お蕎麦の色って、なんで違うのよ?
品種の違い?」
老「蕎麦には、はっきりした品種区分がないんじゃ」
み「なんで?」
老「蕎麦は他家受粉植物なので、ほかの品種と交雑しやすい」
み「“たかじゅふん”?
鷹が受粉させるのか?」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201111252009173f5.jpg
老「そんな植物は無いわ。
異なった株同士でなければ受粉しない植物を、他家受粉植物と呼ぶ」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111125200918316.jpg
老「品種といっても、産地の違い程度の区分じゃよ。
粉の色が異なるほどの違いは無い」
み「じゃ、何で打ったお蕎麦の色が違うの?」
老「挽き方によるんじゃ」
み「説明せよ」
老「杯が空になった」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111125200919fa7.jpg
み「それって、催促してるわけ?」
律「あ、気づきませんで。
お注ぎします」
み「2ミリだけ!
ちょっと!
そんなに入れちゃダメ」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111125200938a6a.jpg
律「セコいこと言わないの。
二合もあるんだから」
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2011/11/27 10:12
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結局、美弥ちゃんが先にいったか。
熱い「美弥布団」にくるまれる由美ちゃん。
失神した「抱き枕美弥ちゃん」のバイブ攻め。
おいおい、まさか……。
続いて由美ちゃん失神。
こういうケースは初めてでは。
うーむ。
まさか……。
とりあえず今日の名言。
>あらん限り抱きしめても、まだ抱きしめ足りなかった
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4. ハーレクイン- 2011/11/27 10:28
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ピンクの蕎麦は堪忍してほしいなあ。
茶蕎麦もな。
意味ねえじゃん。
Natural Beautyって言葉、御存じ?
ま、好き好きだけどね。
わははは。
“鷹受粉”。
座布団一枚!
にしても画像の鷹クン、なんか鏡の上を歩いてるように見えるが……。まさか水面ではないよな。
マスミンも遠慮がなくなってきたなあ。
「お注ぎする」の、何杯目だあ。
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5. Mikiko- 2011/11/27 12:43
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ひな祭りとかのイベント料理で出されるようです。
確かに、幼児向きだよね。
鷹くんが歩いてるのは……。
凍った湖面です。
滑って転んだところを撮れれば、大スクープですね。
しかし……。
なんでそんなとこを歩いてるんですかね?
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6. Mikiko- 2011/11/27 12:43
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風はすこしありましたが……。
快晴。
まさに、小春日和。
青空に、イチョウの黄葉が見事でした。
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111127124126801.jpg
わが家のソテツくんを、室内に取り込みました。
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111127124125d31.jpg
ハナキリンと絡み合って……。
よーわからん姿になってます。
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7. ハーレクイン- 2011/11/27 13:44
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なるほどー。
ピンク蕎麦はお子様向けですか。納得。
ふむ。
氷上の鷹、というとかっこいいが、ほんとに何してるんでしょうね。
まさかフィギュアの練習とか。
イナバウアーは荒川静香。
イチョウか。
見事ですね。
大阪でイチョウというと、なんといっても御堂筋のイチョウ並木。
ただねえ。大阪ですからね。
黄葉なんぞそっちのけで、銀杏を拾いまくる近所のおばちゃんが風物詩ですね。
そういえば「学生時代のグルメ話」。
中庭の銀杏も食べたなあ。剥くのが大変だったけど。
ソテツ君とハナキリンちゃん。
なかなかバランスいいですよ。
オブジェといいますか、巧まざる芸術作品に仕上がっているような……。
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8. Mikiko- 2011/11/27 20:05
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落ちてるギンナンを見かけることは、ほとんどありません。
新しい街路では……。
役所が、臭いの苦情を恐れて……。
オスの木ばっかり植えてるという噂です。
この夏、ハナキリンちゃんは死にかけました。
多肉植物だし……。
同居するソテツくんは元気だったので……。
水切れではなく、暑さにやられたんだと思う。
今年の夏は……。
マダガスカル原産の多肉植物が弱るほどだったってことです。
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9. ハーレクイン- 2011/11/27 21:06
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「銀杏は臭いと苦情」って、新潟ではあまり食べないんですかね、銀杏。美味しいのになあ。
そらま、確かに臭いし、下手したら手かぶれるし、するけど美味しいのになあ。
そら、売ってるの買ってきたら簡単だけどね。只で落ちてるものは大阪人は見逃しませんね。
しかしMikikoさんって、複数種を一鉢に同居させるの、趣味なんですかあ。
例のガジュマル君も、誰かと同居でしたよね。
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10. Mikiko- 2011/11/27 21:56
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『のっぺ』という煮物があります。
ギンナンも入ってたと思います。
わたしは、『のっぺ』そのものが好きでないので……。
あまり食べた記憶は無いです。
ガジュマルくんのプランターには、ヤシを一緒に植えたんですが……。
滅びました。
今は、勝手に生えたシダと同居してます。
同居させるのが趣味というわけではなく……。
植え替えのとき、メンドーなので一緒にしてしまうんですね。
大阪ダブル選。
維新の会が勝ちましたね。
はたして、どうなっていくんでしょうか。
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11. ハーレクイン- 2011/11/27 23:13
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やはり、甘辛く煮つけるんですかね。
美味しそうですが……。
ガジュマル君のお相手は、当然滅びてしまうのでは。
“勝手に生えたシダ君”は大丈夫なんですかね。
大阪の選挙には「吉本枠・芸人枠」というのがありましてね。
かつての西川きよしとか、横山ノックとか……。
前の府知事、今度の大阪市長もこの枠で当選ですわな。
ま、頭は切れるんでしょうがねえ……。
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12. Mikiko- 2011/11/28 07:44
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甘みは、ほとんどありません。
辛みは、全くありません。
塩味ですが、塩辛くもありません。
煮汁は、透明に近いです。
少しとろみがついてる感じですね。
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111128073714049.jpg
こうして見ると、美味しそうだよな。
シダくんは、ベランダのかなりの鉢に進出してます。
梅の鉢植えにまで生えてます。
今回、ガジュマルくんの引越しには……。
かなり手こずりました。
床まで届いた気根が……。
なんと、隣の梅の鉢底から侵入してたんです。
もちろん、容赦なく切り落としましたが。
今日は、18度になる予報。
ほんまかいな?
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13. ハーレクイン- 2011/11/28 11:53
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薄い塩味にとろみですか。
うわあ、これは私もパスですね。
筑前煮みたいな感じだと思ってました。
ま、上品な味なんでしょうがね。私らみたく下品な人間(除、Mikiko)や子供には無理でしょうねえ。
ガジュマル君。さすがの逞しさですねえ。
シダ君は、やはり胞子をまき散らして自力繁殖してるんでしょうねえ。
♪頑張れ、みんな、がんばれ……。
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14. Mikiko- 2011/11/28 19:44
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こういうのって、呑兵衛は、日本酒のツマミとして好むんでないか?
これをパスとは、飲み助らしくないね。
まさか、ハンバーグとかで飲んでないでしょうね?
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15. ハーレクイン- 2011/11/29 00:29
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わたしは下々の出ですし、品性が下品ですからね、味付けはどうしても濃いめが好みなのですよ。
さすがに油ものや肉類は(ハンバーグも含めて)あまり食べなくなりましたし、好みの食材は魚や野菜中心になりましたが、好みの味は相変わらず甘辛~のこてこて。
おせんべは塩味よりも醤油味、ラーメンは塩よりも味噌、団子はみたらし、寿司は……ま、いろいろ食べますが、やはり好みは甘ダレをギトギトにかけたアナゴやタコが好みですねえ(安いし)。
のっぺのような薄い塩味、しかもとろみつき、のような味付けは最も苦手とするところです。
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16. Mikiko- 2011/11/29 07:24
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みんな薄味なのかと思ってた。
塩味のおせんべい、美味しいよ。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100207201743abc.jpg
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17. ハーレクイン- 2011/11/29 08:41
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あられ おせんべ!