2011.11.9(水)
「由美ちゃん!」
構わず由美は、スカートから脚を抜いた。
胸前で布地を畳むと、ボストンバッグの上に載せる。
「由美ちゃん、後ろから丸見えよ」
「そうよ。
もたもたしてると、誰か来ちゃうかも。
わたしの後ろには、衝立も無いんですからね」
「ごめんなさい……」
美弥子が泣き始めた。
「泣かなくていいから、ほらスカート上げて」
美弥子の裾に、もう一度手を掛けた。
美弥子は、ようやく抵抗を止めた。
膝を抱えた腕を解き、スカートをたくし上げる。
股間が露わになった。
埃の立つ地面よりも白い肌だった。
漆黒の剛毛が、陰部を区劃している。
陰毛の中央から、陰核が記号のように起ちあがっていた。
陰唇は捲れ上がり、膣前庭が覗いている。
そこは、食虫花のように滑りを湛えていた。
「ほら、スカート自分で押さえて」
美弥子の腕の下に、布地を挟む。
ようやく体勢が取れたようだ。
由美は身を起こすと、再び美弥子に正対した。
しゃがみこむ。
「ふふ。
なんだか、ヘンな感じね」
2人の女が間近で向かい合い、膝を抱えている。
しかも、股間を剥き出して。
美弥子の下腹部には、豊かな括れが覗いていた。
陰毛の上に、脂肪が乗りあげている。
美弥子は気にしているようだが……。
由美は、美弥子の豊かな腹部が大好きだった。
今日は、膀胱の張りが、さらに脂肪を丸みづけているようだ。
「由美ちゃん……。
ほんとに出ちゃいそう」
「バカね。
そのための姿勢じゃない」
出ると言いながら、美弥子の股間からはいっこうに雫が零れて来なかった。
顔を上げると、美弥子は困ったような表情で息んでいる。
構わず由美は、スカートから脚を抜いた。
胸前で布地を畳むと、ボストンバッグの上に載せる。
「由美ちゃん、後ろから丸見えよ」
「そうよ。
もたもたしてると、誰か来ちゃうかも。
わたしの後ろには、衝立も無いんですからね」
「ごめんなさい……」
美弥子が泣き始めた。
「泣かなくていいから、ほらスカート上げて」
美弥子の裾に、もう一度手を掛けた。
美弥子は、ようやく抵抗を止めた。
膝を抱えた腕を解き、スカートをたくし上げる。
股間が露わになった。
埃の立つ地面よりも白い肌だった。
漆黒の剛毛が、陰部を区劃している。
陰毛の中央から、陰核が記号のように起ちあがっていた。
陰唇は捲れ上がり、膣前庭が覗いている。
そこは、食虫花のように滑りを湛えていた。
「ほら、スカート自分で押さえて」
美弥子の腕の下に、布地を挟む。
ようやく体勢が取れたようだ。
由美は身を起こすと、再び美弥子に正対した。
しゃがみこむ。
「ふふ。
なんだか、ヘンな感じね」
2人の女が間近で向かい合い、膝を抱えている。
しかも、股間を剥き出して。
美弥子の下腹部には、豊かな括れが覗いていた。
陰毛の上に、脂肪が乗りあげている。
美弥子は気にしているようだが……。
由美は、美弥子の豊かな腹部が大好きだった。
今日は、膀胱の張りが、さらに脂肪を丸みづけているようだ。
「由美ちゃん……。
ほんとに出ちゃいそう」
「バカね。
そのための姿勢じゃない」
出ると言いながら、美弥子の股間からはいっこうに雫が零れて来なかった。
顔を上げると、美弥子は困ったような表情で息んでいる。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2011/11/09 07:35
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律「ふむふむ」
み「七男坊の弥助と違って、大事な跡取り娘だから……。
一家は、懸命に探した。
まさしく、血眼よ」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2011110519584500a.jpg
み「見つけて連れ帰った者には、多大な礼金を与えるとの触れも出した。
その金額を聞いて、小作たちは色をなした。
一生働いても、手にできないような大金だったから」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111105195838fb7.jpg
み「中には、農作業を放り出して探しまわる者もいた」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111105195904730.jpg
み「でも……」
律「見つからなかったわけね」
み「手がかりひとつなかった。
残されたのは草履だけ」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201111051958443dc.jpg
み「1年経って……。
ようやく親も諦め……。
小さな草履をお棺に入れて、葬式を出した」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111105195843dc6.gif
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2. Mikiko- 2011/11/09 07:36
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律「うぅ。
悲しいお話」
み「ちょっと。
これで終わりじゃないんだよ」
律「そうなの?」
み「その子が帰って来たのよ」
律「良かったじゃない」
み「と言っても……。
何十年も経ってからのこと。
女の子の親は、もうとっくの昔に鬼籍に入ってた」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111105195903ef7.jpg
み「庄屋さんの家は……。
その後跡取りが生まれたのか……。
養子を取ったのか忘れたけど……。
途絶えることなく栄えてた」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111105195905ecc.jpg
み「で、ある日のこと。
数十年も経ったある日だよ。
その庄屋さんの家で、婚礼の宴が開かれてた」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111105195845319.jpg
み「跡取り息子が、お嫁さんを貰ったのね。
座敷は、まさに宴たけなわ。
真っ赤な顔をした客たちの、大きな笑い声で満ちていた。
そんなとき……。
台所の差配をしていた花婿のお母さんが……」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2011110519590478f.jpg
↑新潟市・伊藤家住宅(北方文化博物館)
み「座敷に座る主人の元にやってきて、耳元で囁いた。
『玄関に、見たことのないお婆さんが来てます』
主人は、物乞いなら勝手口に回らせろと取り合わない。
『身なりはみすぼらしいのですが、どうも乞食には見えません。
今日、集まってるみなさんに会いたいようなことを言ってます』
下座で囁き交わす2人の会話を……。
酌に回って来た老人が聞きつけて、話に入ってきた」
http://blog-imgs-47.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20111105195844b08.jpg
↑新潟市・伊藤家住宅(北方文化博物館)
み「酒が入ると、しつこくなる爺さんで……。
主人がなだめても、聞き入れない」
続きは、次回。
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3. Mikiko- 2011/11/09 07:38
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今日は午後から研修で、そのまま研修場所で泊まりになります。
研修の後は懇親会になるので……。
たぶん今日のコメレスは出来ません。
明日は研修先から出社し、そのまま通常勤務です。
なので、『八十八十郎劇場』の投稿は、明日の夜になってしまいます。
八十八十郎さん、そして『元禄江戸異聞』の続きをお待ちの皆さま……。
どうぞ、ご寛恕ください。
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4. ハーレクイン- 2011/11/09 08:03
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ふむ。
美弥ちゃんは下腹にお肉がついてるのか。
これは知らなかった。
>出ると言いながら、美弥子の股間からはいっこうに雫が零れて来なかった
うーむ。
美弥子おしっこで、また引っ張る魂胆かあ。
美弥ちゃんも美弥ちゃんだ。
泣きそうになるほどしたかったんだろうに。
ほんとに
「バカね」。
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5. ハーレクイン- 2011/11/09 08:22
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何処へ行ってた寒戸の娘。
みんな忘れてた寒戸の娘。
婚礼の日の宴席に戻ってきた娘。
酔っぱらい爺様だけがおぼえていたかあ!
おー。
広重、東海道五十三次の庄野。
漫画でよくパロられるよな。
図中のおっちゃんたち(ん? 女性が一人)は、失踪娘を探しまわってるわけではないぞ、と(たぶん)。
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6. ハーレクイン- 2011/11/09 08:26
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Mikikoさん。
今夜は「お泊り」で、明朝の投稿は延期とな。
それは残念。
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7. Mikiko- 2011/11/09 22:11
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懇親会も終わり、風呂に入ってきた。同部屋の人たちはに二次会に行ったらしく、部屋にはわたし一人。ぬるぬるのお湯に浸かって、お肌もツルツルじゃ。お布団もふかふか。眠くなってきた。明日は仕事だし、朝湯にも入りたいので、寝るとするか。おやすみ~♪
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8. ハーレクイン- 2011/11/09 23:22
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当然飲み会。
「ぬるぬるのお湯」ということは温泉だよなあ。
ええなあ。
美味いもん食って、たらふく飲んで、温泉かあ。
こっちは今日、急に寒くなって「秋深し」。
実は昨日までまだ蚊が出没しておった。
で昨夜「どうせ余るやろなあ」と思いながら蚊取り線香を買った。
途端にこの気温低下、さすがに今夜は蚊は出ぬ。
結局、昨夜買った蚊取り線香10巻き入りは、1巻き使っただけで来年回しになりそうだ。
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9. Mikiko- 2011/11/10 07:58
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仰せのとおり温泉です。美人になれる湯、月岡温泉。朝湯に浸かって、バイキングの朝食をたらふく食べて、今また、お布団に潜りこんだところじゃ。こんな研修なら、毎週あってもいいわい。もうひと寝入りするかな?
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10. ハーレクイン- 2011/11/10 08:31
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新潟県新発田市。
JR新潟駅から車で40分(近っ)。
キャッチコピーは「月の丘のもっと美人になれる温泉」。
“もっと”というのがお心遣いだな。
今からひと寝入りって、会社直行だろ。
これで遅刻したらかなり間抜けだぞ。
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11. ハーレクイン- 2011/11/10 10:18
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もともと休講日です。
で、Mikikoさんの社内研修温泉旅行の為、八十八十郎さんの『元禄江戸異聞』の掲載が今日にずれ込みましたのは皆様ご存じのとおりですが、それも夜になります。
管理人さんはもちろん夜まで御不在、と。
ということで、管理人さんの眼を掠め、番宣させていただきます。
一昨日から掲載していただいています『風楡の季節』。
こいつの執筆裏話です。
お読みいただいた方はお読みになられたかと思いますが(おい、日本語おかしいぞ)、夏実が放課後に下校する際のこんなシーンがあります。
>夏実の学校の校舎は土足禁止で、登校時には各自の
シューズロッカーが設けられた生徒用出入り口で
上履きに履き替える。下校時はその逆になる。
この部分、少しくどい、といいますか「別にこの部分、いらんのんちゃうの」とお感じなられた方もおられるのでは。
実は当初の構想では、ここで物語しょっぱなのエロ場面にもっていこうと考えていたのです。
ベースとして頭にありましたのは『由美美弥』302回~306回、第41章:黒いローファーです。
実はわたくし、この「黒いローファーの少女」がことのほかお気に入り。で、これと似たシチュで、夏実と“黒ローファー”を絡ませてやろうと考えていたのです。
ところが、小説を書くというのは恐ろしいもの。何と! 主人公の夏実が「いやだ! そんなことでけるか」と、作者に逆らいおったのだよ。頑としていうことを聞かぬ。そこで 、しょうことなしに裏“黒ローファー”という設定は、泣く泣くお蔵入り。
始めに挙げさせていただいた「シューズロッカー」云々の表現は、この名残なんですね。あっさり消去すればいいものを、いじましくも諦めきれなかったのだよ。
いつかどこかで書きたいものじゃ。裏“黒ローファー”。
「裏夏実」最初の新人登場人物、美玖ちゃん。実はこの裏“黒ローファーの少女”が変身した人物……。
おおっとっとっとおおい。
作者がネタばらしをしてどうする。
『風楡の季節』
次回をご期待ください。
番宣を終わります。
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12. Mikiko- 2011/11/10 19:48
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さすがに二度寝はしなかったものの……。
宿を出たのは、9時を回ってました。
途中、お土産屋さんに寄ったりしたので……。
会社着は、10時過ぎ。
みごとな重役出勤ですね。
でも、うちの会社はタイムカードが無いので……。
ばっくれてれば、遅刻にならないのじゃ。
1度書いてしまったところを削るのは……。
なかなか出来ないものです。
お気持ち、よくわかります。
「黒いローファー」の章は、確か……。
西日の射す下駄箱シーンが、頭の中に先にあって……。
そこに持って行くために、ストーリーを作ったんだと思います。
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13. ハーレクイン- 2011/11/10 20:15
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この機会にと思って「黒いローファー」の章を読み返してみのですが、何と!
ちょっと前に話題になった“後ろから羽交い絞め”のシチュが見事にここに……。
黒ローファーの少女を美弥ちゃんが後ろから羽交い絞めにして、少女のショーツに指を突っ込み、弄って弄って少女をいかせるんですねえ。
ロッカールームに射す西日、降りそそぐ蝉しぐれ……。
いやあ、何度読んでも美しい場面です。
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14. Mikiko- 2011/11/10 20:22
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そんなシチュだったのか。
全部忘れてますねー。
このシーンを書くために……。
美弥子の家のエアコンを故障させたんでした。
“風邪が吹けば”なんとやら、ですね。
ロッカールームではなく、下駄箱ですぞ。
もちろん、“下駄”なんて入ってませんけど。
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15. ハーレクイン- 2011/11/10 20:49
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風だろ。
“風が吹けば桶屋が儲かる”
(始めからしまいまで言えるかな?)
風邪だったら、
“風邪をひけばお医者が儲かる”
(そんなのないない)
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16. Mikiko- 2011/11/11 07:54
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人の言い間違いを指摘するコメントで……。
自分が間違ってりゃ世話ないよね。
“風邪を引けばお医者が儲かる”じゃ……。
直接繋がっちゃうじゃないの。
回りまわって、誰かが儲からなきゃね。
“風邪が流行れば”の方がいいな。
ではいきましょう。
風邪が流行れば……。
くしゃみをする人が増える。
たくさんのくしゃみが集まって、風を起こす。
風が起きれば、土埃が立つ。
土埃が立てば、盲人が増える。
盲人が増えれば、三味線が売れる。
ありゃりゃ。
桶屋が儲かっちゃうね。
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17. ハーレクイン- 2011/11/11 08:22
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風邪が流行っても桶屋が儲かってしまうのか。
うまくいかんのう。
まあしかし、昔の言い伝え、ん、ちょっとちゃうなあ。
ことわざ、でもないし、四字熟語では無論ないし。
なんていうんだ“風が吹けば……”の類は。
それにしてもようでけとる。
真似るのはなかなか難しいのう。