2011.9.16(金)
美弥子は頸をもたげ、鏡を凝視した。
そこには、深海魚のように目を剥き拡げた女がいた。
口一杯に布地を頬張っていた。
呼吸を貪るため、鼻孔が大きく開いている。
美弥子は、頭上に片手を回した。
頭頂に前腕を置き、額から手の平を垂らす。
長い指先が、鼻下まで届いた。
指先を鈎形に折り、鼻孔に掛ける。
そのまま、吊り上げた。
縦長に引き延ばされた鼻孔を、鏡に映す。
自分の顔でありながら、抱きしめたいほど愛おしかった。
醜く歪み、苦痛を訴える顔は、どうしてこうまで愛しいのか。
『美弥子……。
そろそろイキたいんだろ?
いいんだよ。
見ててあげるから……。
思い切り浅ましく、イッてごらんよ』
空中に揺らぐ両腿を、乳房の脇まで引きつける。
鼻を吊り上げた片手を外し、折り曲げた膝裏に、両肘を内側から掛ける。
そのまま、肘を張った。
これ以上ないほどに、股間部が開けていた。
赤剥けて天を指す陰核。
脂身のように蕩けた陰唇。
皺を伸縮させて呼吸する肛門。
美弥子のすべてが、宙に曝されていた。
「見て……。
美弥子のイヤらしいとこを、全部見て」
頭を持ち上げ、鏡を凝視する。
『見てるよ。
さあ、イッてごらん』
右の肘から先が、クレーンアームのように動いた。
陰核を目指した指先が、その脇をすり抜けた。
向かった先は、陰唇だった。
指先が、泥濘に潜りこむ。
熱かった。
ラードの溶ける坩堝のようだった。
熱い油を、指先に絡める。
引き上げた指先はネラネラと光り、湯気を立ちあげていた。
その指先が、陰核に触れる。
「あく」
頸が仰け反った。
人差し指から薬指までの3本を、陰核に添える。
親指を反対側から迎え、陰核を挟む。
小指は、ぴんと立てていた。
指先に力を籠める。
そこには、深海魚のように目を剥き拡げた女がいた。
口一杯に布地を頬張っていた。
呼吸を貪るため、鼻孔が大きく開いている。
美弥子は、頭上に片手を回した。
頭頂に前腕を置き、額から手の平を垂らす。
長い指先が、鼻下まで届いた。
指先を鈎形に折り、鼻孔に掛ける。
そのまま、吊り上げた。
縦長に引き延ばされた鼻孔を、鏡に映す。
自分の顔でありながら、抱きしめたいほど愛おしかった。
醜く歪み、苦痛を訴える顔は、どうしてこうまで愛しいのか。
『美弥子……。
そろそろイキたいんだろ?
いいんだよ。
見ててあげるから……。
思い切り浅ましく、イッてごらんよ』
空中に揺らぐ両腿を、乳房の脇まで引きつける。
鼻を吊り上げた片手を外し、折り曲げた膝裏に、両肘を内側から掛ける。
そのまま、肘を張った。
これ以上ないほどに、股間部が開けていた。
赤剥けて天を指す陰核。
脂身のように蕩けた陰唇。
皺を伸縮させて呼吸する肛門。
美弥子のすべてが、宙に曝されていた。
「見て……。
美弥子のイヤらしいとこを、全部見て」
頭を持ち上げ、鏡を凝視する。
『見てるよ。
さあ、イッてごらん』
右の肘から先が、クレーンアームのように動いた。
陰核を目指した指先が、その脇をすり抜けた。
向かった先は、陰唇だった。
指先が、泥濘に潜りこむ。
熱かった。
ラードの溶ける坩堝のようだった。
熱い油を、指先に絡める。
引き上げた指先はネラネラと光り、湯気を立ちあげていた。
その指先が、陰核に触れる。
「あく」
頸が仰け反った。
人差し指から薬指までの3本を、陰核に添える。
親指を反対側から迎え、陰核を挟む。
小指は、ぴんと立てていた。
指先に力を籠める。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2011/09/16 07:25
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律「愚痴ってもしょうがないでしょ。
政治家が言うには、“未曾有の国難”なんだから。
お話を戻しましょう。
江戸時代まで、あと何年?」
み「えーっと、7年か」
律「ベスト10までいっちゃったけど……。
いっそのこと、江戸前の蔵元、みんな出しちゃえば」
み「そういうの、“江戸前”って云わんだろ。
でも、それもそうだね。
マスミン、並べちゃってちょうだい。
江戸前蔵。
第11位!」
老「東京都千代田区、豊島屋本店。
同じく、慶長元年(1596年)創業」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2011091304550724b.jpg
み「おー。
東京からランクインですね。
これがホントの江戸前だ」
律「江戸前って、どういう意味なの?」
み「本来は、江戸城の前ってこと。
昔は、江戸城のすぐ前まで海だったの」
http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2010121017285942c.jpg
↑赤い線が、昔の海岸線
み「そこで捕れた魚が、江戸前よ」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110828201043eaa.jpg
み「ランキングを続けます。
第12位!」
老「山形県米沢市、小嶋総本店。
慶長2年(1597年)創業」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110913045508859.jpg
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2. Mikiko- 2011/09/16 07:26
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み「まだあるのかよ。
第13位!」
老「東京都渋谷区、養命酒製造。
慶長7年(1602年)創業」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110913045520c68.jpg
み「養命酒って、あの薬用養命酒?」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110913045506978.jpg
老「そうじゃよ」
み「ばあちゃんの部屋の茶箪笥にあった。
薄暗い和室に、年代物の茶箪笥」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110913045507303.jpg
み「養命酒の瓶が、妙に似合ってたな。
思い出すなぁ。
子供のころ、せがんで飲ませてもらったもんだ。
小ちゃいコップで飲むんだよ」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110913045506c4c.jpg
み「そんなに古い会社だったとはね。
まさか、渋谷にあったとは思わなんだ」
老「ここだけが、日本酒ではない酒造所じゃな」
み「まだ続くわけね。
それじゃ、第14位!」
老「高知県佐川町、司牡丹酒造。
慶長8年(1603年)創業」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2011091304550837c.jpg
老「ここまでが、江戸以前になる」
律「すご~い。
14軒も」
み「ま、トップの春日大社は別格だから……。
事実上は、13だけどね。
でも、古い酒蔵が、ここまで残ってるとは思わなかった」
老「酒の需要は……。
いつの時代も、途切れることが無かったということじゃな。
当主が道楽したり、投機に手を出したりさえしなければ……。
続けて来れた商売と云えるじゃろ。
昔は今と違って、酒の種類がなかったからの」
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2011/09/16 09:16
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入魂のオナニ―。
お、陰唇・膣口でいくのかと思ったら、
やっぱり陰核だよなあ。
小指だけ参加させてもらえないのか、可哀そうによう。
由美美弥、
今日の名言。
>>醜く歪み、苦痛を訴える顔は、どうしてこうまで愛しいのか
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4. ハーレクイン- 2011/09/16 10:53
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律子センセ。
“江戸前”と“江戸前”おもろいぞ。
って、どう区別すりゃええんや。
「江戸時代以前」と「江戸城の前」か。
またも出ました!
「江戸時代以前の江戸城の前」の地図。
え~と、要するに、かつての海岸線は山手線と考えていいんだよなあ、タモリさん。
んだから、江戸川区、江東区、中央区、品川区、大田区(大森区+蒲田区)は海の底。
え~。
養命酒って、酒なん?
もし「吟醸・養命酒」なんてのがあれば、長生きできそうだなあ。
司牡丹は知っとるぞ。
醸造精神(なんだあ?)は、も一つのようだがな。
老「酒の需要は……。
いつの時代も、途切れることが無かったということじゃな……」
そうですね、マアスミン。
「人類の歴史は酒の歴史」ですよねえ。
あれ? これ誰の言葉やろ。
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5. Mikiko- 2011/09/16 20:07
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「薬用養命酒を飲んで運転すると飲酒運転になるのですか?」
という、Q&Aが載ってました。
http://www.yomeishu.co.jp/yomeishu/faq/faq02.html
あの小さなコップの規定量を飲んだだけなら……。
大丈夫のようです。
栄養ドリンクにだって、アルコールが含まれてるそうですからね。
もちろん、養命酒を1本空けて運転したら……。
間違いなく、酒気帯び運転になるでしょう。
「人類の歴史は酒の歴史」
うーむ。
誰の言葉でしょうね。
「人の歴史は酒の歴史」
これは、HQの言葉だろ?
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6. ハーレクイン- 2011/09/16 20:53
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アルコール含量は14%らしいですね。
これは立派な酒ですなあ。
1本あけたら、酒気帯び運転云々以前に、べろんべろんになって運転どころじゃなくなるでしょうね。
「人類の歴史は酒の歴史」
うーむ。
だあれも言うとらんのか。
そうか、深い言葉じゃのう。
今日もたいがい酔うたのう。
●酒飲み本性違わず
●酒は天の美禄
●酒なくて何の己が桜かな
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7. Mikiko- 2011/09/16 22:34
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それこそ、腐るほどありますね。
●女と酒は二ごうまで
●お酒飲む人、花ならつぼみ、今日もサケサケ、明日も咲け
●酒を飲むのは時間の無駄、飲まないのは人生の無駄
●目の前の酒は必ず飲んでおけ。次も飲めるとは限らないのだから
●酒に罪はない、泥酔する人間に罪がある
●勘定は酔っている時に払え。シラフの時に払わされる勘定ほどバカらしいものはない
●人生やっても駄目なことばかり、どうせ駄目なら酒飲んで寝よか
わたしが気に入ったのはこれ。
●そして、言葉が溢れだす
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8. ハーレクイン- 2011/09/16 22:51
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色々あげて頂きましたが。
●目の前の酒は必ず飲んでおけ。次も飲めるとは限らないのだから
これかなあ。
いやあ、今、大概飲んどるからなあ。
やはりこれではないのか。
♪酒は呑め呑め 呑むならば
日本一(ひのもといち)のこの槍を
呑み取るほどに呑むならば
これぞ真の黒田武士
そして……言葉が、溢れ出す。
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––––––
9. Mikiko- 2011/09/16 22:58
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これって、槍を呑む歌だったのか!
初めて知った。
こういうのを、ムリヤリと云うのではなかろうか。
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10. ハーレクイン- 2011/09/17 01:27
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豊臣秀吉子飼いの武将、福島正則。
大酒のみで酒癖悪し。
筑前国福岡藩、黒田氏の武将、母里太兵衛が、正則に「飲み干せば何でも褒美を取らす」と大盃に注いだ酒を勧められた。
この酒を見事に飲み干し、約束通り、正則が秀吉から拝領した自慢の槍(日本号)を貰い受けたという。
つまり正則からいえば、家宝の槍を呑み取られたという、そういうエピソードが「黒田節」にあるんですな。
なーんや。そんなんやったら、儂でもでけるわ(HQ)
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11. ハーレクイン- 2011/09/17 02:03
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●女と酒は二ごうまで
なあんか意味わからん。
二合くらい、あっちゅう間や。
と思ったら、
あ~っ。
打ちながら気づいたわ。
女の「にごう」は「二号」やな。
三号はややこしなるからやめとけと、有難いお教えやな。
ふむ。
酒なら三合でも四合でもいけるがのう。
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––––––
12. Mikiko- 2011/09/17 07:27
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そういう意味の“呑み取る”か。
インドの大道芸人みたいに、ほんとに呑むのかと思った。
この歌詞、子供のころは、“蚤取る”と聴いてて……。
サルの歌かと思ったものです。
昔、中村あずさという女優がいて……。
妻子ある男優との不倫がバレたとき……。
スポーツ新聞に、「あずさ2号」と書かれたとか。
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13. 大道芸人HQ- 2011/09/17 09:59
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刀や脇差ならまだしも、
槍が呑めるかい!
♪8時ちょうどの
あずさ2号で……。