Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0794
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 美弥子は、通路の奥を覗きこんだ。
 トイレを探したのだ。
 むろん、替えのショーツなどは持っていないが、ペーパーで拭き取るだけでもしたかった。

 求める扉は見えなかった。
 しかし、店の構造を考えれば、通路の奥にしかあり得ないはずだ。
 美弥子は、窓際の椅子に置いたバッグを手に取った。
 そのまま起ちあがろうとしたが、トイレに行く断りを言うのがためらわれた。
 美里には、見透かされるかも知れない。
 股間を拭いに行くことを。

 代わりに口をついて出たのは、さっきから気になっていたことだった。

「お姉さんは?」
「え?
 何のこと?」
「何って……」

 美弥子は、斜向かいの窓際に目をやった。
 つられたように、美里も隣席に視線を向けた。

「その席にいた、あなたのお姉さんよ」
「美弥子さん……。
 まだ半分寝てるんじゃないの?
 この席には、最初から誰もいないよ」
「そんな……」

 美弥子は混乱した。
 そんなはずは無い。
 もし、美里が言うように、最初から姉がいないとしたら……。
 この喫茶店に入るときから、すでに夢だったことになる。
 いくらなんでも、そこまでは遡らないはずだ。
 美弥子は、改めてバッグを掴んだ。
 とにかく、場所を変えて、気を落ち着けたかった。

「トイレ?」
「え、ええ」
「この通路の奥だよ」

 起ちあがってみると、まだ目まいがするようだった。
 思わず、テーブルに手を突いた。

「気をつけて行ってきて」
「え?」
「ふふ。
 まだ夢の中みたいだから」

 美里の含み笑いに送られ、美弥子は通路の奥に歩みを進めた。
由美と美弥子 793目次由美と美弥子 795





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2011/09/05 06:23
    • み「新潟の町中から出た糞尿は……。
       評判高かったそうよ。
       いいもの食べてるからって」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110903101833449.jpg
      み「でも、ま……。
       楽な商売じゃなかっただろうことは、想像できるけどね。
       堀際の家だけ汲んでたわけじゃないんだから」
      http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/200909130731409ac.jpg
      律「どうやったの?
       ホースで吸い上げるわけじゃないんでしょ」
      み「バキュームカーじゃないんだから。
       そんな動力、ありますかって」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110903101836e97.jpg
      楽天市場→http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/025ceb89.3859455a/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fmokeiyabigman%2f4904810211556%2f
      ↑ミニカーになると、なぜかカッコ良い(欲しくないけど)

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2011/09/05 06:25
    • 律「馬に引かせる?」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110903101835fda.jpg
      み「あのね……。
       その馬は、どうやって運んでくるのよ?
       舟に馬なんか乗せたら……。
       それだけで、重量オーバーでしょ」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201109031018565a7.jpg
      律「じゃ、どうすんの?」
      み「人力運搬に決まってるでしょ。
       肥たごよ、肥たご」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110903101856c89.jpg
      み「二斗桶を2つ、天秤棒の前後に吊るして運んだの」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201109031018322ef.jpg

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2011/09/05 06:25
    • 律「二斗って、どのくらいよ?」
      み「一斗は、十升でしょ。
       つまり、二斗は、一升の20倍。
       1.8リットル×20は?」
      律「えーっと。
       ……、36?
       36リットル!」
      み「そう。
       それを2つ下げてるわけだから……。
       72リットルだよね。
       中身が水でも、72キロあるわけだよ」
      律「2リットル入りのペットボトル、36本……」
      み「固形物が多かったら……。
       いったいどれくらいあったんだろ」
      律「過酷なお仕事ね」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201109031018359d0.jpg
      ↑江戸東京博物館では、実際の重さを体感できます
      ↓上手な担ぎ方
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110903101834a84.jpg
      み「汲んでからもタイヘンなんだよ。
       信濃川の川岸に、長舟がもやってあるの。
       その舟の大樽に、移し替えなきゃならない」
      律「なんでよ?」
      み「堀に入りこめるような小舟じゃ、積める量もたかが知れてるでしょ。
       そのまま売りに行ったら……。
       新潟の町と農村を、頻繁に往復しなきゃなんない。
       大量に積んで帰らなきゃ、効率が悪いわけ。
       で、掘割に散った小舟から、大舟に移し替えるわけね。
       大舟の樽は、直径六尺あったそうよ」
      律「横幅が、1.8メートルってこと?」
      み「左様です」
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110903101855ab4.jpg
      ↑これは味噌樽ですが、大きさはだいたいこのくらい
       続きは、次回。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2011/09/05 09:21
    • 美影姉がいない?
      あれも夢?
      素直に考えれば、美弥ちゃんが寝てる間に、美里が命じて帰宅させた、というところか。
      ひょっとして、トイレにも何かあるのか?
      うーむ。
      どうも里ちゃんに振り回されとるなあ、美弥ちゃん。
      気を確かにもて!
      それにしても、ウサギはどこへ行ったんだ?
      由美と美弥子、連載794回。
      “鳴くよ鶯平安京”

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2011/09/05 09:38
    • お、トミカのバキュームカー。
      Limited Vintageとはまた……。
      昔の汲み取り。
      柄杓に肥えたごかあ。
      そんなに昔の話でもないんだよな。
      ずっと以前に「昭和の思い出」コメを書かせていただいたが、大阪市内でも、昭和30年代前半頃(1955-1960年)はまだ、人力汲み取り、人力運搬だった。
      二斗桶は「1斗缶二つ分」の方がわかりやすいんでねえか、今は。
      うーむ。
      世の中に“楽して儲かる仕事はない”とは言うが、大変な仕事だなあ、汲み取り業。
      ご苦労様でございます。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2011/09/05 19:51
    •  最近話題になりましたからね。
       天秤棒の前後に一斗缶を2つずつ下げてる、の方がわかりやすかったか?
       でも、実際に一斗缶を目にしたことのある人は、そんなにいないんじゃなかろうか。
       卸の段階では流通してるんだろうけど……。
       小売りレベルで、一斗缶で買うものなんて無いもんね。

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2011/09/05 22:43
    • 昔、ポリタンクのないころは、一斗缶は普通に見かけたよ。
      灯油とか、食用油とか……。
      食品関係では今も使ってるのでは。
      学生時代に寿司屋でバイトしたとき、生姜(業界用語では「ガリ」)は一斗缶に入ってた。ここから小出しにして店で使うわけだ。
      小学校の頃、近所のおっちゃん連中が冬の朝、一斗缶で薪や木っ端を燃やして焚火してたのを覚えてる。
      んで、学校の行きしなにこれにあたるわけだな、子供連中も。
      ♪垣根の垣根の曲がり角~
      のような情緒はなかったがな。
      791回のコメで
      江戸時代は通貨がえらいややこしかった、という話題に絡んで、
      半村良『戦国自衛隊』の話をさせていただいた。
      この作品中、
      「自衛隊のリーダー伊庭三尉が、朝廷に対し『通貨を統一しろ、その宣下を天皇の名で出せ』と強訴する場面があります」と書きました。

      田辺節雄作の漫画版『戦国自衛隊』には、この場面があるが、
      半村良の原作にはこの場面はありません、と書いてしまいました。
      これがとんでもない間違い。原作にもちゃんとありました。
      だってこのエピソードが、戦国自衛隊の終焉「妙蓮寺(本能寺)の変」につながるわけですからね。ないわけがない。
      半村良、ごめん。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2011/09/06 07:35
    •  小売レベルでは……。
       あるとしても、お寿司屋さん向けとかの業務用でしょうね。
       スーパーで、一斗缶で売ってる食品なんて見たことない。
       そういえば!
       一斗缶で思い出した。
       テレビです。
       ドリフ。
       一斗缶で頭を叩くコント。
       叩くというか、頭に振りおろすんだね。
       でも、真似てる男子を見なかったのは……。
       すでに、身の回りに一斗缶が無かったからではなかろうか?

    • ––––––
      9. 海苔ピー
    • 2011/09/06 23:26
    • 一斗缶が駄目ならポリタンクはどうかな?
      最近のポリタンクは18ℓが多いから判りやすいかもね!
      一斗缶て結構、目にするよ!
      工場関係の薬品・飲食関係の食用油は一斗缶が多いよ!
      小・中学校の床のワックスは一斗缶に入ってたな!
      ホームセンターに行けば、一斗缶に入った薬品を見るけどな!
      未だにお笑い番組では定番のごとく登場するよ!
      実物を目にする機会は仕事によって違うかもね!

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2011/09/07 07:28
    •  スーパーに行ったら、一斗缶を探してみよう。
       お笑い系の小道具を売ってる店に、置いてあるかも?
       そんな店があるかどうかは、ギモンですが。
       そういえば、一斗缶の写真を貼ってなかったな。
       ひょっとして、わからん子がいるかも知れん。
       ↓これです。
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110907062608e3f.jpg
       この写真は、大阪のホームセンターのようです。
       ちゃんと容器として売られてる。
       大阪って、一斗缶が生きて使われてるんだね(死体を入れるとかにも)。

    • ––––––
      11. 海苔ピー
    • 2011/09/07 17:04
    • >大阪って、一斗缶が生きて使われてるんだね(死体を入れるとかにも)。
      死体の一斗缶は、このタイプではないと思われます。
      箱タイプの一斗缶だと思います。

    • ––––––
      12. ハーレクイン
    • 2011/09/07 18:34
    • 死体入りは、上から四角いふたをかぶせるタイプでしたね。お菓子なんかはこのタイプを使ってました。
      Mikikoさんの画像の一斗缶のうち、向かって左の二つ。ふたは、はめ込み式です。外すときはふたの中央を親指の腹でぐっと押しますと。ふた全体がぺこっと広がって外れます(説明、下手)。
      右の一つは……見たことないなあ。

    • ––––––
      13. Mikiko
    • 2011/09/07 19:58
    •  いろんな形の一斗缶があるのかと思った。
       調べてみたら、丸い一斗缶はありました。
      http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110907172544865.jpg
       でも、ハーレクインさんのコメントで……。
       ようやく海苔ピーの言った意味がわかりました。
       つまり、四角い一斗缶には……。
       液体を入れるタイプと、乾き物を入れるタイプの二種類があるってことだよね。
       ドリフのコントで使われてたのも、この乾き物タイプなんでしょう。
       で、乾き物を入れる一斗缶を見たことを思い出したんです。
       ばあちゃんの部屋でした。
       割れせんべいが入ってたんです。
       割れせんべいってのは、工程の途中で割れたり欠けたりしたもの。
       味は変わらないわけだから、廃棄してしまうのはもったいない。
       ということで、割れたせんべいだけを集めた商品が売られてたんですね。
       それが、一斗缶に入ってた。
       上からパカッと蓋を被せるタイプ。
       部屋の隅に置かれてたのを、まざまざと思いだしました。
       蓋を開けたときの匂いまで一緒にね。

    • ––––––
      14. ハーレクイン
    • 2011/09/07 23:39
    • 液体用は、蓋が直径5㎝位の円形。
      乾き物用は、蓋が四角くって、縦横が本体とほぼ同サイズの大きなもの、上からガボッとかぶせます。
      一斗缶入りの割れせんべいかあ。
      相当食べでがあると思うが、湿気ったりしませんでしたあ?

    • ––––––
      15. Mikiko
    • 2011/09/08 07:46
    •  直接入ってたわけではなく……。
       ガサガサする厚手のビニール袋に詰められてました。
       一斗缶の中では、ビニールの口を絞ってあった。
       ま、それでも湿気たでしょうけどね。
       厚さが1センチ近くあるせんべいだったので……。
       中までは湿気らなかったみたいです。
       しかし……。
       乾き物に、一斗という単位は、意味があるんだろうか?

    • ––––––
      16. ハーレクイン
    • 2011/09/08 13:02
    • かつては、少し多めの物を入れる容器は一斗缶、と決まってたんでしょうね。
      液体ものなら最も身近なものは一升、一升瓶。
      一斗はその10倍ですからね。
      それほど、かつての日本では、一斗缶というのはポピュラーで当たり前の容器だったんでしょうね。
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