Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 0772

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2011.8.6（土）

「もっと塗ってあげる」

　美里が、ウェイトレスの顎から精液を拭い取った。
　精液を溜めた手の平が、美弥子の顔まで移動した。
　手の平が裏返る。
　手の平は、美弥子の鼻梁を歪めながら、精液を塗りたくった。
　美弥子は舌を伸ばし、たなうらを舐めた。

「くすぐったい」

　美里が、手を引っこめた。
　手の平を返し、自らの鼻先に翳す。

「臭さいぃ。
　精液と唾液が混じった臭い」

　小鼻に皺を寄せながらも、美里は嗅ぐのを止めなかった。

「精液と美弥子さんの唾液が、交合してるみたい。
　嗅いだだけで妊娠しそう……」
「ちょうだい……」

　腹に落ちた精液は、すでに拭い終えていた。
　排尿はとうに止んでいて、腹部は飴色に輝いている。

「もっとちょうだい」

　美弥子は、美里の手に指を伸ばした。

「あーげない」
「意地悪……」

　美弥子は、さらに指を伸ばそうと肩を持ち上げた。
　ウェイトレスの身体が傾いだ。
　思えば、今までバランスを保っていたのが不思議なほどだ。
　魂を失った肉体が、美弥子に被さって来た。
　美弥子は、下から抱き止めた。
　ウェイトレスの身体は、小動物のように暖かかった。
　美弥子は、両手をウェイトレスの後頭部に回した。
　髪の毛に指を差しこみ、持ち上げる。
　宙に浮いたウェイトレスの顔に、自らの顔を擦りつける。
　頭蓋の中、新鮮な栗の花が、マジシャンが繰り出すように溢れては零れた。

「美弥子さん、ずるーい」
「もっと……。
　もっと欲しい」

由美と美弥子 771 ＜目次＞由美と美弥子 773

コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2011/08/06 07:24
- 　そうこう言ってるうちに……。
  　ツマミが来ました。
  店「こちら、“いぶりがっこ”と“比内地鶏の鶏皮せんべい”になります」
  http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110805041448337.jpg
  み「来た来た～」
  律「まー。
  　美味しそう。
  　さっそく、“鶏皮せんべい”お返ししますわ。
  　2枚お取りください」
  http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110723101539de7.jpg
  老「すまんですな。
  　熱々と替えてもろうて」
  み「いいからいいから。
  　遠慮せずに、食べんしゃい」
  老「どこの国の言葉じゃ？」
  み「年甲斐も無く遠慮してるから……。
  　先生、お箸で取ってあげて」
  老「さっきから、気になっておりましたが……。
  　先生というからには、学校の？」
  http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110805041448e1a.gif
  み「そう見えるわけ？」
  老「さぞ生徒に慕われとるでしょうな」
  http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110805041701368.jpg
  ↑発想が古い！

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  2. Mikiko
- 2011/08/06 07:25
- み「残念ながら……。
  　学校の先生ではありません」
  老「うーむ。
  　分かりませんな。
  　学校じゃないとすると……。
  　習い事の先生でしょうかの？
  　お茶とか、お花とか」
  http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110805041446c8f.jpg
  み「ま、無理もないけどね。
  　とてもそうは見えないんだから。
  　すっとぼけた女に見えて……。
  　実は、お医者さんなんだよ」
  律「すっとぼけたとは何よ」
  老「ほー、それはすばらしい。
  　これほど美人の先生なら、わしも通いたいものじゃ」
  http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201108050414471bc.jpg
  み「ブ、ブー。
  　スケベじじいは、診察室に入れません」
  老「なぜじゃ？」
  み「産婦人科だもの」
  http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110805041447ad1.jpg
  老「あ、なるほど」
  み「でも、ここでぶっ倒れたら、ちゃんと診てもらえるから安心して。
  　お医者さん、すなわち大金持ち。
  　今日は、この人のおごりだから……。
  　遠慮無く、鶏皮食べてちょうだい」
  律「こら。
  　そんなこと言ってないでしょ」
  み「まさか……。
  　割り勘にするつもり？」
  律「当たり前でしょ」
  み「旅に出たときくらい、太っ腹にならない？」
  http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110805041446f8c.jpg
  律「旅に出たときくらい、いじましいのやめない？」
  み「減らず口め……。
  　でも、ま、それもそうだ。
  　マスミン、鶏皮の返済に利息も付けてあげよう。
  　この、“いぶりがっこ”も、食べていいよ」
  　続きは、次回。

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  3. ハーレクイン
- 2011/08/06 08:39
- ウサギはもう気を失っとるのか。
  大丈夫か。
  それだけ大量の精液を吐き出しては……マジに腎虚の危険が。
  それにしてもウサギの精液と美弥ちゃんの唾液の混じった液。
  里ちゃん「臭いぃ」は失礼だろ。
  由美美弥
  今日の名台詞。
  >>精液と……唾液が、交合してるみたい。
  >>嗅いだだけで妊娠しそう……

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  4. ハーレクイン
- 2011/08/06 09:00
- ちゃうちゃう。
  大石センセや。おなごセンセや。泣き虫センセや。
  こんな銅像あるんや。
  やっぱり小豆島かあ。
  しかし、この画像を見ただけで、“大石センセと十二人の子供たち”とわかるのは、やはり年かなあ。
  「二十四の瞳」。
  れっきとした反戦映画でもあるんだよな。
  んで、一転してなんだあ、このデブの画像は。
  こんな彫刻あんのか。
  台座の銘板、なんかお説教臭いぞ。
  それにようわからんが、一番下は五輪マークに見えるのだが……。

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  5. Mikiko
- 2011/08/06 12:32
- 　Wikiには、「俗説」としての腎虚について、以下の記述がありました。
  +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
  　精力減退として有名な腎虚は、一部で男性機能の終わりという意味で用いられることがある。古くから男性の射精は回数が決まっているという迷信があり、一生のうちに決められた量の精液を出し尽くすと男性は死亡するとされていた。この死因を腎虚と称した。俗説は以下のとおり。
  ●男性は射精しすぎると最後には赤い玉が出て、それ以上の射精が不可能になる。
  ●男性は一生に一升瓶2本ぶん（または10リットル）の精液を出すことができる。
  　これらの俗説に根拠は無いが、自慰への禁忌として過剰な自慰が体力の減衰や老化、死亡につながるとまことしやかに語られることが多い。
  +++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
  　あの太っ腹な彫刻の元は……。
  　ミケランジェロのダビデ像。
  http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201108061231589e4.jpg
  　五輪マークが付いてるのは、ドイツ・オリンピック委員会のプレス広告だからです。
  　運動量が少ないと太ってしまいますよ、という広告だとか。
  　↓のサイトさんから、拝借しました。
  http://labaq.com/archives/51517421.html

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  6. ハーレクイン
- 2011/08/06 15:13
- >最後は赤い玉が出て……
  ●出た男の話を聞いたことがない。
  ●なんで「金」の玉やないんや。
  ●この赤い玉には「祝」と書いてあるとか……。
  ●大きさはどのくらいや。あんまり大きいと尿道につかえて悶絶するぞ。
  >一生に一升びん2本分……
  ●「一生」と「一升」をかけてあるのか。んなら1本でも3本でもええと思うが……
  ま、「オナニーやり過ぎるな」という戒めというのは間違いなかろうが、んなこたほっといてくれ。
  女に不自由しとったらオナニーやるしかないやないか！
  それともなにか、あんた世話してくれるんかい。
  サルやないんや。鬼に―、あ、いや、オナニーやり過ぎて死んだ、なんちゅう話は聞いたことないわ。
  オナニーなんぞ、やりたい時にやる！

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  7. ハーレクイン
- 2011/08/06 15:30
- 以前から思っておるのだが、西欧の男性裸体彫刻。
  なんでもっと巨根にせんのかのう。
  ①世の男性の自信を失わせることを避け、
  　　もって少子化への加速を防ぐため。
  ②「私のはこんなもんですよ」という、作者の自虐。
  ③材料費の節約。
  さあ、どれでしょう、
  ってどれでもええわ。
  まったく｛a厚い，b熱い，c篤い，d暑い｝のう。
  さあ、正しいのはa～dのどれ。
  ええかげんにせえよおっさん、あついのに！

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  8. Mikiko
- 2011/08/06 20:39
- 　古代ギリシャ、ローマ時代は……。
  　男性性器は、小さいほうが美しいとされてたそうです。
  　長々と垂れ下がってるなど、言語道断。
  　筋肉質の身体に……。
  　小さなペニス。
  　これが至高美だったとか。
  　古代ギリシャに生まれたかった！、という人もおられるんではないかな？

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  9. ハーレクイン
- 2011/08/06 21:31
- ちんちんは小さい方がええ。
  え～、そうなん
  しかしその前提としての筋肉質の身体、これは絶対条件でしょう。
  デブの腹の下に、ひっそりと隠れた小さなちんちん。
  自分で見下ろしても、先すら見えない小さなちんちん。
  たまに勃起しても、腹の下に隠れているちんちん。
  頑張れ、デブのちんちん。