2011.7.17(日)
止める間もなく美里の指が伸び、陰核を弾いた。
「あひぃ」
尻が跳ねあがった。
同時に、美弥子はバランスを崩した。
長時間しゃがみ込んでいたせいで、下腿は痺れていた。
踏ん張りきれず、美弥子の上体が後ろに傾いた。
尻が、地面に落ちようとする。
便の上に座るのだけは避けようと、懸命に脚を突っ張った。
尻が着地した。
辛うじて、便を潰すことだけは避けられたが……。
身を投げ出したせいで、美弥子は背中から転がった。
後頭部まで地面に着いた。
陽光に暖められた土が、思いがけず心地よかった。
背中の汗が、甘露のように土を湿らせているだろう。
頸の力を抜き、頭を地面に委ねた。
美弥子は仰向いたまま、天を見あげた。
空が青かった。
白い雲が流れていた。
真っ赤なパンプスが、雲をよぎっていた。
後ろに転がった勢いで、両脚が高々と上がっていたのだ。
この体勢を崩したくなかった。
自分は、道の真ん中に全裸で仰のき、両脚を高々と掲げているのだ。
酔いにも似た心地よさが、全身を浸していた。
この姿勢こそが、自分の故郷なのだ……。
尻を吹く風が優しかった。
青空に揚がる凧のようなパンプスのあわいに、黒い影が覗いた。
美里だった。
美里が黒い影となって、真上から見下ろしていた。
美弥子は、両脚を下ろそうとはしなかった。
さらに両脚を開き、美里の視線を股間に迎えた。
「スゴい格好ですね~。
肛門まで天に向けて。
あ。
美弥子さん……。
お尻の穴に、うんち着いてる」
「ふぅぅん」
「あひぃ」
尻が跳ねあがった。
同時に、美弥子はバランスを崩した。
長時間しゃがみ込んでいたせいで、下腿は痺れていた。
踏ん張りきれず、美弥子の上体が後ろに傾いた。
尻が、地面に落ちようとする。
便の上に座るのだけは避けようと、懸命に脚を突っ張った。
尻が着地した。
辛うじて、便を潰すことだけは避けられたが……。
身を投げ出したせいで、美弥子は背中から転がった。
後頭部まで地面に着いた。
陽光に暖められた土が、思いがけず心地よかった。
背中の汗が、甘露のように土を湿らせているだろう。
頸の力を抜き、頭を地面に委ねた。
美弥子は仰向いたまま、天を見あげた。
空が青かった。
白い雲が流れていた。
真っ赤なパンプスが、雲をよぎっていた。
後ろに転がった勢いで、両脚が高々と上がっていたのだ。
この体勢を崩したくなかった。
自分は、道の真ん中に全裸で仰のき、両脚を高々と掲げているのだ。
酔いにも似た心地よさが、全身を浸していた。
この姿勢こそが、自分の故郷なのだ……。
尻を吹く風が優しかった。
青空に揚がる凧のようなパンプスのあわいに、黒い影が覗いた。
美里だった。
美里が黒い影となって、真上から見下ろしていた。
美弥子は、両脚を下ろそうとはしなかった。
さらに両脚を開き、美里の視線を股間に迎えた。
「スゴい格好ですね~。
肛門まで天に向けて。
あ。
美弥子さん……。
お尻の穴に、うんち着いてる」
「ふぅぅん」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2011/07/17 07:34
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律「いいことばかりじゃないって、どんなこと?」
み「たとえば、今の出張の話で云うと……。
そもそも、出張自体が激減したと思う」
律「どうして?」
み「新潟支社を廃止した会社がたくさんあるからだよ」
律「なんでよ?」
み「東京から2時間で行ける場所に、支社なんて置く必要がないでしょ。
関東エリアに組みこめちゃう」
律「なるほど」
み「だから、新潟のオフィス街は……。
新幹線が通ってから、廃れたんだって」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110715201620ab5.jpg
律「便利になるってことは、いいことばかりじゃないのね」
み「昔はね、新潟支社は、転勤先として人気があったそうだよ」
律「どうして?」
み「新鮮な魚、おいしいお米に、おいしいお酒。
それになんといっても、花街ね」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110715201621908.jpg
↑大正初期の新潟古町芸妓
律「有名だったの?」
み「はいな。
ゆうべ飲んだ『越乃寒梅 Manjia』から、遠くないとこに……」
http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101022204045238.jpg
み「花街があるんだけどさ。
昔は、芸者さんが400人くらいいたみたい」
律「それって、多いのよね?」
み「東京の新橋、京都の祇園、それに新潟の古町。
これが、日本三大芸妓の街だったそうです(http://www.dip.co.jp/ryuto/geigitowa/)」
律「そりゃスゴいわ」
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2. Mikiko- 2011/07/17 07:35
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み「だから、新潟転勤になった人には……。
大祝賀会が催されたくらいなんだってさ」
律「へー。
今でも、その花街ってあるの?」
み「あることはあるけどね。
芸者さんもいるよ。
でも、今の芸者さんは、株式会社の社員だね」
律「へ?」
み「『柳都振興株式会社(http://www.ryuto-shinko.co.jp/)』っていう、芸者さんを養成して派遣する会社があるんだよ」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201107152016194d0.jpg
律「それは初耳だわ」
み「昔ながらの置屋制度では……。
芸者さんの文化を維持していけなくなったんだね。
この会社が出来たのは、1987年なんだけど……。
その当時、一番若い芸者さんが、30代後半だったんだって。
芸者さんになるのは、10代だから……。
芸者の成り手が、20年くらいいなかったってことよ」
律「絶滅寸前ってこと?」
み「そうそう。
レッドデータブック級だね」
http://blog-imgs-33.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110429082620470.jpg
律「いったい誰が、そんな会社おこしたのよ?」
み「地元の財界人たち。
商工会議所とか……。
ホテルや銀行なんかの地元企業。
資本金の7,000万円は、すぐに集まったって」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110716103253174.jpg
↑第1期生
律「スゴいじゃない」
み「今なら無理なんじゃないかな。
1987年ってのは……。
バブルに向かって、日本経済がウナギ登りの時代だっただからね」
http://blog-imgs-34.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110626070049865.jpg
律「なるほどー。
でもその会社、今でも続いてるんでしょ?」
み「うん。
順調みたい」
続きは、次回。
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3. ハーレクイン- 2011/07/17 08:11
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土の上に寝転がるのは気持ちよかろ。
都会に住んでると、そういう機会が少ないもんなあ。
美弥子、今日の名言。
>>この姿勢こそが、自分の故郷なのだ……。
尻を吹く風が優しかった。
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4. ハーレクイン- 2011/07/17 08:26
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新潟に花街があるのか。
それが、オフィス街と共に、衰退の一途にあると……。
田中角栄もそこまでは考えてなかったんだろうな。
大正の古町芸妓。ええのう。
それにしても、Manjiaで飲んだのが昨夜とは……。
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5. Mikiko- 2011/07/17 13:05
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便利になって良いことばかりだと、誰もが思ってたろうね。
近づきすぎたら……。
東京の引力に、街のエキスを吸い上げられてしまうなんて……。
誰ひとり考えつかなかったことでしょう。
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6. ハーレクイン- 2011/07/17 22:33
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今日も何とか終わった。
明日1日でとりあえず、しばらく休みになる。
頑張れHQ!(だあれも励ましてくれんからのう)。
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7. Mikiko- 2011/07/17 22:40
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もう休みなの?
秋まで続くのかと思ってた。
ま、来週は台風が来そうだから、家にいれて良かったね。