Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0653
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「何年生なの?」
「……」
「ちゃんと答えないと、また苦しい目にあうよ」
「高校、3年」
「へー。
 わたしより、1コ下か。
 共学?」
「女子高」
「なるほど。
 あなた、モテるでしょ?」

 由美の問いに、答えはなかったが……。
 返答に困ったような表情が、それを肯定していた。

「学校では、男役なんだね。
 制服?」
「私服」
「学校でも、あんな恰好ばっかりしてんの?」

 少女は、頷いた。

「スカートとか、穿かないの?」
「持ってない」
「子供のころから、ずっとそんな恰好してたの?」
「母親が……。
 男の子が欲しかったみたいで……。
 子供のころから、男の子の恰好させられてた」
「ふーん。
 そのまま高校生になっちゃったのね。
 でも……。
 自分の中に女の子がいることに、気づいたんでしょ?
 さっきの話、もっと聞かせてよ。
 公園のトイレで、オナニーした話」

 少女は由美から視線を外し、頬を翳らせた。

「自分が変態みたいで、イヤなのかな?
 でも、そんなことするの、あなただけじゃないのよ。
 わたしだって、大学のトイレでオナニーしてたんだから」

 少女は顔を振りあげ、由美を真っ直ぐに見た。

「信じられない。
 あんたみたいな可愛い人が……」
「性欲に、外見は関係ないってこと。
 ねえ、さっきの続き、聞かせてよ。
 公園でオナニーする話。
 いつごろからしてるの?」
「この春ころから……」
「どういう切っ掛け?
 いきなりやりたくなったの?」
「新学年になって、まだ1ヶ月も経たないころだった。
 学校帰りに、お腹の調子が悪くなって……。
 家まで持ちそうになかった。
 で、途中にある公園のトイレを使うことにしたんだ」
由美と美弥子 652目次由美と美弥子 654





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2011/02/20 08:15
    •  1本の木からえぐり出された舟は、もちろん男鹿以外にもありました。
       でも、それが最後まで使われてたのは……。
       男鹿半島と……。
       種子島だったそうです。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201102182021496ac.gif
       丸木舟は、板を貼り合わせた舟と比べ、はるかに頑丈なため……。
       岩場の多い男鹿に適していたのだとか。
       ちょっとくらい岩にぶつかっても、ビクともしないそうです。
       耐用年数も長く、100年は使えたとのこと。
       長さは6メートルもあります。
       頑丈第一に作られてますから、肉厚で、重さは1トン近いそうです。
       これだけの舟をえぐり出すためには……。
       樹齢300年を越える杉が必要でした。
       縄文時代、そんな巨木をどうやって伐り出したんでしょうね。
       さて、ひととおり見てたら、ずいぶん時間が経っちゃいました。
       男鹿の風土について解説した大型のパネルは……。
       けっこう読みごたえがありましたから。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110218202148939.jpg
       秋田杉の柱には、液晶モニターが埋めこまれ……。
       男鹿の自然が映し出されてました。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201102182021481e2.jpg
       こういうの眺めてると……。
       なんだか住んでみたくなるんですよね。
       さてさて、「伝承ホール」に戻ってみましょう。
       どうやら、『なまはげの一夜』の上映は終わってたようです。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201102131956387f6.jpg
       でも、律子先生の姿は見あたりません。
       どこ行っちゃったんだろう。
       壁には、“なまはげ”人形のほかに……。
       “なまはげ”の歴史なんかの展示もあります。
       ↓これは、菅江真澄(すがえますみ)が描いた200年前の“なまはげ”。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110218202147bf3.jpg
       なんか……。
       虫、みたいですよね。
       こんな“なまはげ”なら、怖くなかったのにな。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2011/02/20 08:15
    •  ちなみに、菅江真澄(1754~1829)は、旅行家であり博物学者でした。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201102182021483fa.jpg
       三河の生まれ。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110218202149c6d.png
       諸国を巡りながら、『菅江真澄遊覧記』という旅日記を残してます。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201102182022482c4.jpg
       文章には、自筆の挿絵が付けられてます。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110218202248b33.jpg
       1811年からは久保田城下に住み、そのまま秋田で没したそうです。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110218202249d89.jpg
       秋田が気に入っちゃったんでしょうかね。
       出身地の三河とは、気候もそうとう違ったでしょうに。
       それでなくても江戸時代は、今よりもかなり寒かったらしいんです。
       これは、日本だけでなく、地球規模の現象。
       15世紀から19世紀にかけては、小氷期と呼ばれてるんです。
       気温は、現在に比べ、1~2度低かったとか。
       なんだ大したことないじゃん、と思ったあなた!
       1~2度の違いは、大違いなんです。
       これは、平均値ですからね。
       実際には、もっと寒い方にぶれることも多々あったわけ。
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. 還暦過ぎのエロオヤジ
    • 2011/02/20 09:00
    • いよいよ自らを語り始めたな。
      これが聞きたかったのだよ、おいちゃんは。
      ふむ。
      母親に男装させられたか。
      それがすべての始まりなのか。
      ふむふむ。
      由美ちゃんは「あんたみたいに可愛い人」か。
      おお、そうかそうか。
      じっくり語っておくれ。
      おいちゃんの股間のために。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2011/02/20 09:26
    • 菅江真澄(1754~1829)
      三河生まれの博物学者。
      秋田に没す。
      知りませんでした。
      博物学者で絵も描き、秋田に関わった、
      とくると例の平賀源内(1728~1780)。
      源内が久保田藩に招かれたのは1773年。
      菅江真澄は1811年から。
      秋田ではもちろん、他所でも接点はなかったろうな。

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2011/02/20 10:37
    • シーラカンスの生息深度はおっしゃるとおり数百メートル。
      深海魚とまではいきませんが、通常の網などの漁法で捕らえるのは難しいでしょう。
      たまたま浮上してきた奴が、たまたま網にかかる。そのようにして、これまでわずかに捕らえられた奴が標本になっているんでしょうね。
      捕獲する人が生物学には素人の漁師さん。
      深海域から引き上げられた魚は短時間のうちに死亡する。
      現場が熱帯だから、適切な防腐処理をしないとすぐに腐敗する。
      このような悪条件が重なって、生存個体はもちろん、新鮮な標本を得ることすら難しい……。
      てなことで、シーラカンスの研究はなかなか進まないようです。
      貴重な「生きた化石」。
      保護はもちろんしたい。
      そのためには、個体数を減らしてしまう危険を承知で、捕獲するしかない。
      研究をあきらめ、思い切って全面禁漁にするにも、そんな金が何処にある。
      シーラカンスの未来は暗いのかもしれません。
      お~、カブトガニ。
      日本では瀬戸内海が有名ですね。
      岡山県の「カブトガニ博物館」。概観をカブトガニに似せた、ユニークな建物です。
      明石の鯛と同様、海洋汚染により、瀬戸内海のカブトガニの個体数も激減しているようです。

    • ––––––
      6. 淡雪
    • 2011/02/20 12:19
    • 夏実ちゃんの自分語り。
      おいちゃんも楽しみにしてたんだよ。too

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2011/02/20 13:10
    • > ハーレクインさん
       股間に作用があった場合は、ぜひお知らせください。
       還暦過ぎのアル中オヤジを勃たせとなれば……。
       エロ作家として、これに勝る勲章はありませんから。
       菅江真澄という人のことは、わたしも、今回初めて知りました。
       旅行記の連載は、たいへん勉強になります。
       みなさんも、架空旅行記、書いてみませんか?
       知らなかった情報が、流星雨のように降り注いで来ますよ。
      > 淡雪さん
       香純スタッフ以来……。
       登場人物が自らの経験を語り出すってのが、恒例になりましたね。
       これをやり出すと、お話がどんどん脇道に逸れてくので要注意なんですが……。
       口語体だと凄いペースで書き進められるので、高揚感があって止められまへん。

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2011/02/20 16:56
    • カブトガニ料理の画像、拝見しました。
      私も全面的にパスですね。
      ちょっと吐きそうに……(そら、酒のせいやろ)。
      カブトガニはエビ・カニよりも、クモやサソリに近縁です。
      クモはともかく、サソリは中国や東南アジアで食べますから、向こうの人はあまり抵抗ないんでしょうね。
      それにしてもカブトガニ。
      映画「エイリアン1」に出てきた、人の顔に張り付いた奴に似てません?
      と、思ってDVDを見てみたら、そうでもないですね。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2011/02/20 20:27
    •  むしろ、プレデターに似てるかも。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2011022020171153a.jpg
       なにも、カブトガニ食わなくても……。
       ほかにいくらでもありそうなもんだけどね。
       タイの市場では、こんな風に売られてるようです。
      http://blog-imgs-37.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20110220202110ecc.jpg
       これを、食うか……。
       余談ですが……。
       今日の「ダーウィンが来た!」は、カニクイザルだったようです。
       録画してあるので、これから見てみます。
       しかし、こいつもタイのサルなんだよね。
       タイでは、人もサルも、多足系が好きなのかね?

    • ––––––
      10. ハーレクイン
    • 2011/02/20 20:52
    • カニクイザルは……。
      「道具を使う」というテーマでした。

    • ––––––
      11. Mikiko
    • 2011/02/20 22:01
    •  優雅でしたね。
       ヒマを持てあまして、歯の掃除なんかしてるんですから。

    • ––––––
      12. 海苔ピー
    • 2011/02/20 23:21
    • 次なる出会いに期待して
      無残に期待通り焦らされて
      果てしなく待ち焦がれる
      この思い
      蜜壷を潤ませて
      何時の日か
      願いが叶うことを
      果てしなく待ち焦がれ
      潤ませてる
      貴女は本能ままに
      時を進め
      私は貴女の本能に
      果てしなく待ち焦がれ
      日々が進む

    • ––––––
      13. Mikiko
    • 2011/02/21 07:37
    •  こないだの「焦らされて……」の続編かな?
       妙に文学づいておるではないか。
       わたしにも経験があるなぁ。
       忙しいときに限って、文学が恋しくなるものです。
       その気持ちが……。
       読むだけじゃなくて、表現する方に向かうってのは大変いいこと。
       短詞系は、打ってつけだと思うな。
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