Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0591
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 コンクリートに倒した頬に、女子学生の引きずるような足音が伝わった。
 足音が頭上近くまで来ると、荒い息も聞こえて来た。
 見あげると、女子学生は、鼻孔を鰓のように羽ばたかせて呼吸していた。

「その様子じゃ……。
 あんたには、まだ男性との経験が無いようだね?」

 女子学生は、ためらいながらも頷いた。

「正直でよろしい。
 男性との経験は無くとも……。
 オナニーの方は、経験があるだろ。
 しかも、かなりな頻度で」

 女子学生の頸は、縦にも横にも振れなかった。

「ほほ。
 ほんとに正直な子だね。
 頸を横に振らないってことは……。
 肯定したことになるじゃないか。
 恥ずかしがることは無いんだよ。
 恥ずかしいことをしてるのは、あたしたちなんだから」

 女教師は、ミサの足首から片手を外した。
 その指先が、ミサの陰核を押さえた。

「はぅぅ」

 尻が浮き上がろうとしたが、陰茎に串刺しにされているため叶わなかった。
 亀頭が、子宮口を圧していた。

「ほうら。
 触ってやるだけで、このザマだよ。
 こんな恰好で、大悦びしてるんだ。
 そして、わたしの方も……」

 女教師のもう一方の手が、足首を離れた。
 支えるものの無くなったミサの両脚は、空中で海草のように揺らめいた。

 女教師の指先は、自らの白い腹部を這い降りた。
 下腹部は、膣内から男根に押し上げられ、微かな膨らみを形造っていた。
 膨らみを伝い下りた指先は、無毛の恥丘を乗り越えた。
 指先は、渓谷を覗きこむ手前まで下りた。
 陰核が包皮を持ち上げ、三角錐の稜線が形作られていた。
 稜線の頂からは、丸い宝珠が覗いていた。
由美と美弥子 590目次由美と美弥子 592





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2010/11/26 07:25
    • 律「冬の新潟のお天気で……。
       いいことなんて、なさそうだけど」
      み「お肌にいいの。
       新潟や秋田で、女性の肌が綺麗なのは……。
       冬のせいだって」
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101120201646b16.jpg
      律「なんで?」
      み「冬の間、ほとんど陽が当たらないでしょ。
       しかも、湿度が高いからね。
       窓に結露した水滴が、ダラダラ流れるほど」
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101120201648c06.jpg
      み「保湿の必要なんか、まったく無いわけ。
       こういう季節が、1年の3分の1以上続くんだからさ」
      律「なるほど。
       でも、Mikiちゃんだけは……。
       例外みたいね」
      み「大きなお世話!」
       アホなことを言ってるうちに、バス停に着きました。
       なんと、海っぱた。
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101120201649918.jpg
       海が荒れたら、波を被るんじゃないでしょうか。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2010/11/26 07:26
    •  ほどなく、6時23分発の秋田中央交通バスが入ってきました。
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101120201646136.jpg
       ここが始発ですので、誰も乗ってません。
       律子先生は、さっさと後方に歩いて行きます。
       最後部のひとつ前、2人掛けの座席に座りました。
      み「ちょっと……。
       イヤな予感がするんですけど」
      律「何が?」
      み「この席って……。
       あのシーンと同じじゃん。
       『Sentimental Journey』。
       まさか、ヘンなことするつもりじゃないでしょうね?」
      律「アホか!
       聞いてる方が、赤くなるわ。
       するわけないでしょ」
      み「ほんまかぁ?」
       ジャケットの裾を……。
       ペラッ。
      律「何すんの!」
      み「痛い!
       叩かなくてもいいでしょ。
       でも……。
       アレは、着けて来てないようだね」
      律「ほんとにアホなんじゃないの?」
      み「アホで結構。
       アホでなきゃ、あんな小説は書けんのじゃ」
       アホなことを言ってるうちに……。
       バスは走り出しました。
       ここで、車中を利用して、秋田市をご紹介しましょう。
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101120201647bb4.png
       人口や面積のデータは、以下のとおり。
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101120201648cb0.png
       ちなみに新潟市は……。
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201011202017050d6.png
       ふふ。
       勝った。
       同じ日本海側の県庁所在地ということで……。
       どうしても、対抗心がクビをもたげてしまいます。
       続きは、次回。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2010/11/26 08:41
    • >由美と美弥子
      >>「……恥ずかしがることは無いんだよ。
      >>恥ずかしいことをしてるのは、あたしたちなんだから」
      由美ちゃんならともかく、女教師は『恥ずかしいこと』とは思ってないんだろうなあ。
      そういえば……。
      「Jokyoushi」と打ち込むと「除去牛」と変換される……。
      >東北に行こう!
      お~。
      始めの画像、綺麗!
      こういう服装、なんていうんだ?
      秋田中央交通・セリオン前。
      よく見えんが、1日7便くらいか?
      しかし、凄い場所だのう。
      >Mikikoさん
      >>ふふ。勝った。
      そんなにいちいち張り合わんでも……。
      性格、大阪人に似てきてません?
      それに、面積では負けてますやん(あ、火に油かぁ!)。
      >>(590のコメ)
      >>北海道旅行が、たった11回で終わったなんて……どんな魔法使ったんだろ?
      魔法の正体は、同行者、全美貞さんとの会話が全くなかったことでしょう。
      筒井康隆氏がどこかに書いとられましたが……。
      行数を稼ぐテクニック、兵隊を整列させ号令をかける。
      下士官「整列!」「右へ倣え!!」「番号!!」
      兵隊1「一!」
      兵隊2「二!」
      兵隊3「三!」
      兵隊4「四!」
      兵隊5「五!」
      兵隊6「六!」
      兵隊7「七!」
      兵隊8「八!」
      兵隊9「九!」
      兵隊10「十!」
      なぁーんも考えんでも、いっくらでも行数稼げる(わははは)。

    • ––––––
      4. 海苔ピー
    • 2010/11/26 09:35
    • 携帯からだと、いまいちじゃ…
      最近、忙しいからPC開けれないよ!
      コメント読むのもしんどいです。
      後は、空母の件
      今年中になんとか片付きそうですが
      まだ残して行った荷物が有るので、それが片付けば解放してもらえそうです。
      あの後も、空母があちこちに偵察機を放って話が複雑化して危うく色々と纏まる話がダメになりそうだった時は思わず「いっぺん死んで来いや~!?」「なんやったら刺したろか~!?」と思っちゃった。
      親だから思ったらいけない事も十分承知してるれども
      今回で最後だと思っても無理だったよ!
      あ~!
      スッキリした。
      ちょっと精神的に溜まってた様です。
      書いたら気持ちが落ち着いちゃった。
      朝から愚痴っちゃってゴメンね!

    • ––––––
      5. イネ
    • 2010/11/26 11:08
    • さて、朝食を終え、しばし寛いだ後、熊野古道ウォーキングに出発です。
      今回選んだのは「中辺路」の、大門坂から那智大社までのコース。
      ガイドブックによると那智大社を経由して、那智の滝まで、片道凡そ1時間のウォーキング。
      ちなみに「熊野古道」とは、熊野三山と各地を結ぶ熊野詣の道の総称だそうです。
      熊野詣の道にはいくつかのルートがありますが、そのなかで大阪と熊野を結ぶ紀伊路(きいじ。紀路(きじ)とも)、伊勢と熊野を結ぶ伊勢路(いせじ)の二つの道が古くはポピュラーなルートであったようです。
      で熊野三山とは、紀伊半島南部、熊野にある、本宮・新宮・那智の3つの聖地をまとめていう場合の総称です。
      本宮とは熊野本宮大社のことで、和歌山県東牟婁郡本宮町に鎮座し、主神は家都美御子大神(けつみみこのおおかみ。家都御子大神とも)。
      新宮は熊野速玉大社。和歌山県新宮市に鎮座し、主神は熊野速玉大神(くまのはやたまのおおかみ)。
      那智は熊野那智大社。和歌山県東牟婁郡那智勝浦町に鎮座し、主神は熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ。熊野結大神とも)。
      以上、ガイドブックからの丸写し、でした(笑
      さて、ホテルを出たのが8:15頃。
      熊野古道へは、白浜からR42を通って南紀勝浦の先まで、約100kmのドライブです。
      予想では3時間くらいかかるかな~なんて思っていたのですが・・・
      白浜の街を出るまではカーナビが「この先、右折」とか「約300m先、斜め左方向」とか騒がしかったのです。
      ところが一旦R42に乗った途端「この先約5km、道なりです」と言ったきりダンマリ。
      いや、5分に一度「この先約5km、道なりです」を繰り返すばかり(笑
      車も少なく、そもそも信号もほとんど無く、実に快適なドライブでした。
      南紀勝浦から県道46号線で、大門坂へ。
      大門坂の駐車場についたのが10時15分くらい。
      別に飛ばしたワケじゃないのに、100kmの一般道を2時間で走破でした。
      http://marsearthrise.com/img/nanki/d2701.jpg
      これ(↑)が大門坂の駐車場。
      歩くのが苦手な方は、この先にも駐車場はたくさんありますが、ここは最後の無料駐車場です。
      平日のこの時間、50台は停まれるスペースに駐車しているのは7~8台くらい。
      う~ん、やっぱりオフシーズン。
      ま、紅葉には少し早いですからね。
      駐車場を出て数分歩くと、いよいよ熊野古道の入り口です。
      http://marsearthrise.com/img/nanki/d2702.jpg
      http://marsearthrise.com/img/nanki/d2703.jpg
      入り口のすぐ先に貸し衣装のお店があり、平安時代の装束で参詣するのも可能です。
      これって、今風に言えば「コスプレ」なんですかね。

    • ––––––
      6. イネ
    • 2010/11/26 11:09
    • で、歩き始めてすぐにあるのが「夫婦杉」。
      http://marsearthrise.com/img/nanki/d2704.jpg
      推定樹齢800年。いや~太いこと。立派なもんでした。
      この夫婦杉からが本格的な登り坂。結構急な石段が延々と続きます。
      正直、かな~り辛い!
      というか、空手で上るのは少々無理があります。
      まるでそれを見越したように、古道の脇に登山用の杖置き場が・・・
      私も1本お借りして、ここからは杖を片手に登って参りましたよ。
      私よりは8歳も若い相方さんは、平気な顔していましたけどね。
      http://marsearthrise.com/img/nanki/d2705.jpg
      これは頂上近くまで来たときに、チラッと見えた那智の滝。
      そして突然平らな場所へ・・・参道下の駐車場です。
      登り始めて20分。ガイドブックじゃ15分となっていたので、まぁまぁかなっと。
      レストラン兼お土産屋さんで休憩。
      黒糖ソフトを頂きました。
      ま、普通のバニラソフトに黒糖のキャラメルシロップをかけてあるんです。
      普段「甘いもの」はまず口にしない私にも、さすがにおいしかったですよ。
      250円×2で500円。
      観光地であることを考えれば、良心的なお値段でしたね。
      で、ここからは参道になります。
      http://marsearthrise.com/img/nanki/d2706.jpg
      この参道を登ったところが那智大社。
      さて行くか・・・と思ったら、相方さんの姿が見えない。
      ん?
      写真すぐ左のアクセサリーショップに、はまり込んでおりました。
      那智黒石を使った装身具とか・・・男は、こういうのって苦手なんですよね~(笑
      で、那智大社のお参りは・・・またこの次ね。

    • ––––––
      7. イネ
    • 2010/11/26 11:35
    • >ミキチャ
      >>早くしないと、季節が違ってしまうぞ。
      なかなか時間取れなくて・・・ね。
      季節はともかく、どんどん記憶が薄らいでゆく。
      その分、ネットで調べたりするから、だんだん長くなってくるんだよね。
      >HQさん
      >>欧はコーヒー&パン、米はこれにベーコン(orハム)エッグが付く』
      >>こういうことですよね。
      まぁ、そうなんですが・・・
      Americanを、喫茶店の「モーニングセット」と混同しないこと。
      まず最初にジュースを一杯。
      スクランブルドエッグは、どう見ても卵4個分(もっと多いか?)
      ベーコンはそれに見合った量。
      付け合せとして、普通ポテトがついてます。フライドポテトかベークトポテト。このポテトだけでも、絶対500gはある!
      それにサラダ。どんぶりかと思うサラダ皿に山盛り。
      パンは、日本の食パンより二回りほどサイズが大きいかな?
      割とカリッと焼いたトーストで、たいていの方は4~5枚は召し上がるようです。
      食後はコーヒーとフルーツのデザート。
      日本人は、これを見るだけで食欲減退しますよ。ホントに。

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2010/11/26 13:29
    • >イネさん
      わかりました。よっくわかりました。
      心の底から納得しました。
      「昼までもつのか」余計な心配でした。
      うぅっ。は、吐き気が……。
      HQが悪うございました。

    • ––––––
      9. 淡雪
    • 2010/11/26 17:53
    • 那智の滝は必須ですが、本宮大社にもおまいりしなかったのですか?
      ヤタガラスの「勝ち守り」はデザインもよろしく、なんだかお財布に入れると、運がよさそうです。
      たしか1000円で、それ以上に見えるので、おみやげによろしいかと。

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2010/11/26 20:08
    • > ハーレクインさん
       あの綺麗なイラストは……。
       十二単ってヤツじゃないかな?
       わたしも、よくわからんけど。
       秋田美人→小野小町→十二単の連想です。
       小野小町って、秋田弁しゃべってたのかね?
       都の殿方は、何言ってるかわからんかったのじゃないか?
       彼女には、宇宙人説もあるようですね。
       穴無しからの連想でしょうが。
       秋田市の総面積は、905.67k㎡ですが……。
       可住地面積は、280.49k㎡。
       対する新潟市の総面積は、726.10k㎡。
       でも、可住地面積は、669.77k㎡あります。
       確かに、全美貞とは、一言もしゃべらなかった。
       行数を稼ぐには、やっぱり会話なんだよな。
      > 海苔ピーさん
       うぅ。
       怖い……。
       わたしは、生理的に修羅場がダメなので……。
       そんな場面になったら、即、身を隠すだろうな。
      > イネさん
       黒糖ソフトは、これか?
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101126200738996.jpg
       でも、「普通のバニラソフトに黒糖のキャラメルシロップをかけてある」ってのとは……。
       ちょっと違うような……。
       ま、いずれにしろ、ウマそうだにゃ。
       250円なら、買いだね。
       なるほど。
       『紙上旅行倶楽部』は、ネットで調べてばっかりだから……。
       どんどん長くなるんだな。
      > 淡雪さん
       「勝ち守り」ってのは、これか?
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101126200737f66.jpg
       でも、こんなぶ厚げなお守りが、お財布に入るの?
       どんな財布なんだ……。

    • ––––––
      11. ハーレクイン
    • 2010/11/27 00:35
    • 小野小町は……。
      相当、正体不明の人物で、
      その出自も、秋田、福島、福井等、各説あるようです。
      その墓はさらに広く、東北、関東、関西、山陰、山陽、ほとんど全国各地にあるようですね。
      果たして、実在の人物だったのか、とする説まであるようです。
      ただ、小町の詠じたとされる歌は、さすがと言いますか、奔放・華麗な恋の歌が主流ですね
      私の好きなのは、これ。
      いとせめて恋しき時はむばたまの夜の衣をかへしてぞきる
      有名な、
      花の色は移りにけりないたづらに我が身世にふるながめせし間に
      晩年に至り、
      次第に容色衰えゆく心境を哀切に詠っています。
      凄いのはこれ。
      我死なば焼くな埋むな野に捨てて痩せたる犬の腹を肥やせよ
      小町が「穴なし」だったというのは、振られた男の流したデマ、と言う説もあるようです。
      ちなみに、待ち針を小町針というのは、やはり「穴なし」に引っ掛けているんですね。
      >Mikikoさん
      う~~む。
      可住地面積で勝負するか……。
      これはもはや愛郷精神などではなく、
      ただの負けず嫌いかと……。
      恐れ入りました。
      行数稼ぐ云々はともかく、
      会話を主体にすると、旅行の雰囲気が生き生きとしてきますね。

    • ––––––
      12. Mikiko
    • 2010/11/27 08:24
    •  「小町物」として一分野を成してます。
       お能にも、「通小町」とか「卒都婆小町」とか、たくさんありますよね。
       わたしが読んだSFは、小松左京だったかな?
       新潟の可住地面積については……。
       305回からのコメントで、オランダになぞらえて威張ってます。
       でもこれ、受け売りなんですね。
       わたしが“可住地面積”という数値の存在を知ったのは……。
       新潟市のホームページ。
       当時、政令指定都市を目指してた新潟市が……。
       威張って書いてたんです。
       新潟市民は、案外、自慢話が好きみたいです。
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