2010.10.11(月)
叔母が、最後の一滴まで絞るように、腰を揺すり上げた。
2人の身体が、静止した。
口元からは、共に泡が噴きこぼれていた。
尖った2つの顎の先から、涎が氷柱のように下がっていた。
2人の瞼のあわいには、既に瞳が無かった。
スタッフの上体が、カウンターから剥がれた。
叔母は、スタッフの腰を掴んだままだった。
その姿勢のまま、2人の身体は、その場に沈んだ。
尻が床に落ちると、2人の上体は横様に倒れた。
しかし、2つの尻は繋がったままだった。
叔母の尻たぶに走る名残の痙攣が、スタッフの尻に伝わっていた。
前後に並んだ尻は、双子のように似ていた。
少年のような小さい尻だった。
由美の脳裏に、美弥子から教わった葛原妙子の歌が過ぎった。
『少年は少年とねむるうす青き水仙の葉のごとくならびて』
隣で、ミサが大きく息を吐き出した。
「スゴいの見ちゃった……。
まるで、獣の交尾だったね。
でも、スッゴく良かった。
人間は獣なんだ、ってことがよく判った。
由美ちゃんの叔母さん、恰好いいね」
うなずいた由美の身体を、ミサの視線が舐め回した。
「我慢出来ないんでしょ?」
ようやく由美は、自らの片手が、股間を押さえたままなのに気づいた。
「この2人、いくらなんでも、このままじゃマズいよね。
誰か来て、カウンターの中覗かれたらタイヘン」
ミサは、カウンターの中に踏みこんだ。
「手伝って。
奥のスタッフルームまで運ぼ」
ミサは、叔母の上体を抱き起こした。
上体を捻られながら、叔母の下半身は、スタッフと繋がったままだった。
「困ったな。
抜けないよ、これ」
由美も、カウンターの中に入った。
2人の身体が、静止した。
口元からは、共に泡が噴きこぼれていた。
尖った2つの顎の先から、涎が氷柱のように下がっていた。
2人の瞼のあわいには、既に瞳が無かった。
スタッフの上体が、カウンターから剥がれた。
叔母は、スタッフの腰を掴んだままだった。
その姿勢のまま、2人の身体は、その場に沈んだ。
尻が床に落ちると、2人の上体は横様に倒れた。
しかし、2つの尻は繋がったままだった。
叔母の尻たぶに走る名残の痙攣が、スタッフの尻に伝わっていた。
前後に並んだ尻は、双子のように似ていた。
少年のような小さい尻だった。
由美の脳裏に、美弥子から教わった葛原妙子の歌が過ぎった。
『少年は少年とねむるうす青き水仙の葉のごとくならびて』
隣で、ミサが大きく息を吐き出した。
「スゴいの見ちゃった……。
まるで、獣の交尾だったね。
でも、スッゴく良かった。
人間は獣なんだ、ってことがよく判った。
由美ちゃんの叔母さん、恰好いいね」
うなずいた由美の身体を、ミサの視線が舐め回した。
「我慢出来ないんでしょ?」
ようやく由美は、自らの片手が、股間を押さえたままなのに気づいた。
「この2人、いくらなんでも、このままじゃマズいよね。
誰か来て、カウンターの中覗かれたらタイヘン」
ミサは、カウンターの中に踏みこんだ。
「手伝って。
奥のスタッフルームまで運ぼ」
ミサは、叔母の上体を抱き起こした。
上体を捻られながら、叔母の下半身は、スタッフと繋がったままだった。
「困ったな。
抜けないよ、これ」
由美も、カウンターの中に入った。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2010/10/11 07:42
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実は……。
律子さんには黙ってましたが……。
生魚系がお好きな方には、お勧めの品があるんです。
お寿司です。
その名も、「極み(http://www.sushi-kiwami.com/index.php)」。
2007年、新潟市が政令指定都市になったのを記念し、創作されたお寿司のメニュー。
http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101008203321c71.jpg
その日採れた一番美味しい地魚に、トロ、ウニ、イクラを加えた、握りが10貫。
1.5人前です。
これに、お椀が付いてます。
運が良ければ、“白身のトロ”と呼ばれるノドグロの握りを味わえるかも。
当然、お値段もいいです。
3,000円!
新潟市内、25店舗のお寿司屋さんで食べられます。
「極み」に、上越新幹線の往復と宿泊がセットになったプランもあるようです。
律子先生に、こんなこと話したら……。
きっと食べたいって言い出すでしょうからね。
そうなったら、困ります。
わたしは、生魚に加え、甘いのもダメなので……。
卵焼き、アナゴ、お稲荷さん、巻き寿司などなどが、ことごとく苦手なんです。
結局わたしは、見てるだけになっちゃいます。
てなわけで、「極み」の情報は、みなさんだけにお教えしました。
なお、この「極み」が食べられるのは、2011年の3月いっぱいだそうですので、ご注意ください。
「新潟で美味しいのは、魚だけじゃないんだよ」
「お米とお酒が美味しいのはわかるけど……。
あと、何かな?
あ、枝豆!」
http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201010082033204da.jpg
「枝豆は確かに美味しいけど、時期はもう終わっちゃったよ」
「じゃあ、今日は何を食べさせてくれるの?」
「それは、着いてからのお楽しみ」
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2. Mikiko- 2010/10/11 07:42
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新潟駅の万代口を出ます。
http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201010082033197f0.jpg
『紙上旅行倶楽部』は、新潟駅を始点としますので……。
「東北に行こう!」、ここから始まりです。
見慣れた景色なんですけど……。
旅の出発点としてみると、ちょっと違って見えますね。
「タクシーで行こう」
「なんだ。
『紙上旅行倶楽部』って、公共交通機関を使うんじゃないの?」
「できるだけ、そうしたいんだけどね。
これから行くお店は……。
バスで行くにはちょっと不便なんだ。
行けないことはないけど、遠回りになる」
やっぱり不況なんでしょうかね。
タクシーの列に並ぶ人はいません。
http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201010082034299b3.jpg
客待ちの小型タクシーに乗りこみます。
「窪田町まで」
目的のお店までは、歩いても40分くらいの距離です。
タクシーなら、10分くらいで着くでしょう。
駅前の東大通りを抜けたタクシーが、萬代橋に差し掛かります。
http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101008203318d48.jpg
「信濃川よ」
http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20101008203320056.jpg
「へー。
真っ暗で何も見えないけど……。
何か、大きな生き物が横たわってる感じがするね」
「夜の川を見ると……。
龍が水の神様だってのがよくわかるよね」
「ほんとに、龍が身をくねらせてる感じ。
あー、私は今、夜の信濃川を渡ってるんだなぁ……。
なんか、フツフツと旅情が湧いてきた」
「そうかー。
律子さんにとっては、もう旅が始まってるんだもんね」
「お先に楽しんじゃってすみません、って感じ。
あれ?
でも、もう渡り切っちゃうよ。
向こう岸まで、案外近いんだね」
続きは、次回。
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3. 海苔ピー- 2010/10/11 10:01
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さて、今日は連休最終日ですね!
海苔ピーは読書の秋のはずが・・・
珍客によって、まだ少ししか進んでいないよ!
本編はこの時点ではあっさり終わったね!
フロントのカウンターの中では、さすがに何時もの様には話を進められないか?
このまま、あっさりとは終わらないよね!
この後、スタッフルームではどんな事になるのかな?
それより、由美ちゃんの次に行動が・・・
『紙上旅行倶楽部』は、まだ目的すりゃ判んない・・・
移動手段は夜行バスかフェリーだとして
問題は行き先だよな~!
と、ついつい『紙上旅行倶楽部』の方に意識が向いてしまう海苔ピーでした。
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4. Mikiko- 2010/10/11 12:42
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珍客とか……。
やたらと珍の好きなお人だね。
本編は、4人いっぺんに動かすのはタイヘンなので……。
2人ずつ交代ね。
『紙上旅行倶楽部』。
目的は、「温泉と自然を巡るローカル線の旅」。
行き先は、東北だっちゅーの。
しかし……。
いつになったら出発できるのか……。
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5. 海苔ピー- 2010/10/12 03:19
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『いつになったら出発できるのか……。』
そんなのMikikoさんしだいだよ~ん!
水曜は夕食食べてドンチャン騒ぎするんでしょ~!
早くても今週末だよね!
今回はさらに前回を上回る展開の遅さだけど、面白さと楽しさは倍増してるね!
もう、本編も気になるけど、『紙上旅行倶楽部』の期待度は、それ以上に気になるぅ!
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6. Mikiko- 2010/10/12 07:31
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わたし次第ではあるのだが……。
なにしろ、先の見通しがまったく無い状態で書いてるのでね。
ひょっとして、展開が遅いのはこのせいかな。
本編もそうだけど……。
先が見えないので、そっちへのベクトルが働かないのかも知れない。
ま、何事もそうですけど……。
過程を楽しみながら、のんびり行きましょうよ。
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7. 海苔ピー- 2010/10/12 13:17
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淡雪さん
そんな所で密かに謝罪されても…
海苔ピーは気が付かずスルーしてた!
朝から苦笑したよ!
さすが淡雪さんだ!
ナチュラル過ぎです。こちらの回に書き込みしなかったのは…
お約束ごとゆえの行為なのかな?
サボってる訳では無く昼休暇中だからね!
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8. Mikiko- 2010/10/12 19:56
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独自の時間流の中におられます。
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9. 淡雪- 2010/10/12 23:15
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おっしゃってた回にご返事いたしました。