Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 493
コメント一覧へジャンプ    コメント投稿へジャンプ
 美弥子の傾きに引かれ、叔母の身体が持ち上がっていった。
 由美は、叔母を後ろから支えながら、叔母の意図に沿って力を加減した。
 叔母は、美弥子を静かに仰向けようとしているのだ。

 美弥子の背中が床に沈むと、叔母の身体は垂直に立ち上がった。
 叔母は、尻を真上に引き上げようとしていた。
 一緒に、美弥子の腰が浮き上がる。

「抜けない……」
「その方向じゃ、ムリだよ。
 美弥ちゃんに重なるみたいに、べったりと俯せてみて。
 そしたら、体を上にずり上げるようにするの」

 叔母は、言われたとおり、美弥子の上に俯せた。
 小さな尻と、そのあわいに覗く肛門まで顕わになった。
 ふたつの陰唇が大きく開き、1本の男根を口一杯に頬張っていた。

 叔母が、美弥子の両肩を掬い上げるようにしながら、身体をずり上げる。
 叔母の陰唇から、男根が伸び始めた。
 男根は、真っ赤に血塗られていた。
 分娩の瞬間に立ち会ったことなどなかったが……。
 叔母の陰唇を捲り上げながら伸びる陰茎は、叔母が産み落としているようにも見えた。

 叔母の腰が、美弥子の鳩尾まで上がると、ようやく亀頭部が抜け落ちた。
 叔母は美弥子の上から降り、傍らにうずくまった。
 美弥子の腹に貼りつく陰茎を、まじまじと見ていた。
 陰茎は、叔母の血に塗れながら、湯気を上げていた。

 陰茎の肌に、雫が落ちた。
 叔母の涙だった。
 雫は、春の恵みのように、次々と落ちた。
 まだ乾かない血筋が、解けて流れた。

「叔母ちゃん……。
 良かったね」

 雫が振れた。
 叔母がうなずいたのだ。

 叔母は表情を崩すと、そのまま男根に頬を落とした。
 顔面を巡らせながら、自らの血と涙で、男根を彩っていた。
 叔母の口からは、嗚咽が漏れ始めていた。
 叔母の顔が、男根と同じ彩りに変わっても、叔母の嗚咽は止もうとはしなかった。
由美と美弥子 492目次由美と美弥子 494





コメント一覧
コメント投稿へジャンプ    ページトップへ

    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2010/07/11 07:23
    •  階段を上って2階にあがると……。
       ちゃんとお座敷がありました。
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100709200846da5.jpg
       佐伯の“レストランフェリー”を思い出しますね。
       レストランを名乗りながら、上がり座敷がありました。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100411115458e7c.jpg
      「たぶん……。
       おしゃれになる前の由布院って、どこもこんな感じだったんだろうね。
       せっかくだから、お座敷に上がろう」
       和食の朝定食もあるみたいですが……。
       あえて、モーニングセットを注文します。
       お座敷でモーニング食べることなんて、滅多に出来ませんから。
       モーニングセットを注文した後、お店の人に“やせうま”のことを聞いてみました。
       大分名物だとか。
       お八つとして食べるようです。
       だんご汁のだんごに、きな粉と砂糖をまぶしてあるそうです。
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100709200846fc6.jpg
       お店の人から、“やせうま”の語源が聞けました。
       それによると……。
       話は、平安時代に遡ります。
       豊後の国に都落ちしてきた貴族がありました。
       幼い若君には、乳母が付いて来ました。
       乳母は、ときおり若君に、茹でた小麦粉にきな粉をまぶしたものを食べさせてました。
       乳母は、京都の八瀬の出身で、若君からは、“八瀬”と呼ばれてました。
       で、乳母にこの食べ物をねだるとき、若君は……。
       「八瀬、ウマ(“美味しいもの”の幼児語)」と言ってたとか。
       つまり、“痩せ”でも“馬”でも無かったわけですね。
       ほんとかしらん?
       さて、程なくモーニングの登場です。
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100709200845856.jpg
       パンに、オムレツ、ミニサラダ。
       あとはコーヒー。
       フツーでしたね。
       “やせうま”でも付いてくるかと思ってたけど。
       さて、お腹を満たしたら、駅に戻りましょう。
      「10時半の便は、出た後みたいだね」
      「やっぱり、11時にして良かったんですよ」
       でも、出発までは、30分近くあります。
      「なんだあのオンボロ車?」
      「オンボロなんじゃありませんよ。
       クラシックカーじゃないですか」
       歴史物の海外ドラマでしか見ないような、レトロ調の乗り合いバスです。
      http://blog-imgs-46.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2010070920084750c.jpg
       バスと云っても、乗車定員は、馬車と同じくらいみたいですね。
       どうやらこれも、観光用の乗り物らしいです。
      「ほら、この名前。
       やっぱりボロだったじゃないか」
       停留所に出てた名称は、スカーボロ。
       料金は、50分で1,200円。
       馬車より、300円安いですね。
       やっぱり、生きた馬の方が、維持費がかかるんでしょうかね?
       そうこうするうちに、またあの音が聞こえてきました。
       ぱっか、ぱっか、ぱっか。
       11時には間がありますが、どうやらわたしたちの乗る便のようです。
       同じ便に乗るらしい人たちからは、かすかなどよめきが起こりました。
       小さな子供なんか、うれしくてしょうがない様子。
       子供にとっては、普通のバスもスカーボロも変わりないんじゃないかな?
       そこへいくと、やっぱり馬車は、ぜんぜん別物ですよね。
       300円高くても、子供連れの方は、馬車を選ぶでしょうね。
       続きは、次回。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2010/07/11 08:41
    •  「【特選】相互リンクのお部屋(https://mikikosroom.com/archives/2574561.html)」に……。
       「【レズ画像】きれいな画像倉庫(http://homepage2.nifty.com/lezkiss/index2.html)」さんをお招きしました。
       新しいお客さまは、3ヶ月ぶりくらいですね。
       みなさま、ぜひぜひご訪問しましょ~。

    • ––––––
      3. 淡雪
    • 2010/07/11 10:40
    • 冷房のききが悪そうなので、真夏はNGですね。
      ほんとうに、湯布院いっちゃおうかな。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2010/07/11 12:31
    •  そもそも、冷房というものが付いてるのか、はなはだギモンですね。
       由布院は盆地だから、夏は暑いのかな?
       でも、標高500メートルくらいのとこだから、朝晩は凌ぎやすいかも。
       由布院、ぜひ行ってみてください。
       “とくなが荘”に泊まれとは言いません。
       御三家のどこかで、レポート頼んます。

    • ––––––
      5. フェムリバ
    • 2010/07/11 16:26
    • 私にはよく分からなかったけど、めでたしめでたしですね!
      律子さん、良かったね♪
      オシャレな雰囲気も好きだけど・・・
      オシャレじゃない雰囲気も、好き!
      おぉ~
      「やせうま」の正体は、この八橋系生菓子だったのですか~
      このままでも美味しそうですけど、きな粉の上からメープルシロップかけたいな♪
      でもって
      なるへそ、これが大分のモーニング!
      う~ん・・・
      値段のわりには、確かにパッとしませんねぇ。
      まぁ、このパンとミニオムレツが手作りかどうかによりますけど(美味しかったら納得)。
      わぉ♪
      クラシックカーもいいですな~
      でも
      今回は、断然お馬さん!
      早く乗りたぁ~い♪

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2010/07/11 19:55
    •  今回で終了。
       次回から、新たな章が始まります。
       律子叔母ちゃんは、また別の章で登場します。
       “ぎょうざ定食”出してる店で……。
       パンを手作りしてるわけないと思うぞ。
       確かに、あれで650円は高けーよな。
       たぶん、競合店が無いからだと思う。
       泊まり客は、旅館で朝食べるだろうし……。
       日帰り客は、そんなに早く来ないだろうから。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2010/07/11 20:00
    •  いよいよ開票速報が始まりますね。
       前にも書いたと思うけど……。
       わたしは、開票速報が大好きなんです。
       今回も、昨日の土曜、半日出勤して仕事をこなし……。
       明日の月曜は、有給を取りました。
       夜遅くまで、開票速報に付き合うためです。
       なので今日は、コメレスが出来ません。
       ご了承ください。
    コメントする   【由美と美弥子 493】
コメント一覧へジャンプ    ページトップへ


Comment:本文 絵文字  ※入力できるのは、全角で800字までです。

↓お帰りのさいには↓
愛のワンクリ お願いします
新しいウィンドウは開きません

相互リンクサイトのみなさま(Ⅰ)
問答無用の吸血鬼R18 新・SM小説書庫2 Japanese-wifeblog 愛と官能の美学
知佳の美貌録 未知の星 熟女と人妻エロンガ 赤星直也のエロ小説
[官能小説] 熟女の園 電脳女学園 官能文書わーるど 只野課長の調教日記
ちょっとHな小説 都会の鳥 人妻の浮気話 艶みるく 西園寺京太郎のSM官能小説

相互リンクサイトのみなさま(Ⅱ)
熟女・おばさんの性体験談 黒い教室 人に言えない秘密の性愛話 Playing Archives
被虐願望 女性のための官能小説 性転換・TS・女体化劇場 性小説 潤文学ブログ
羞恥の風 女の陰影 女性のH体験告白集 変態小説
むね☆きゅんファンサイト 週刊リビドー かおるの体験・妄想 ぺたの横書き
あおいつぼみ 葵蕾 最低のオリ 魔法の鍵 Mikiko's Roomの仮設テント
恥ずかしがりたがり。 官能的なエロ小説 濠門長恭の過激SM小説 淫芯

相互リンクサイトのみなさま(Ⅲ)
お姫様倶楽部.com 被支配中毒 出羽健書蔵庫 かめべや
HAKASEの第二読み物ブログ 女教師と遊ぼう 平成な美少女ライトノベル 官能の本棚
禁断の体験 エッチな告白集 おとなの淫文ファイル エッチのあとさき 恥と屈辱の交差点 潤文学
ましゅまろくらぶ 空想地帯 恍惚團 ~ドライ・オーガズムの深淵~ Angel Pussy 週刊創作官能小説
ろま中男3 渡硝子の性感快楽駆け込み寺 漂浪の果てに アダルト検索一発サーチ

快感小説 SM・お仕置き小説ブログ 官能秘宝園 制服美少女快楽地獄
秘密のエッチ体験談まとめ 18's Summer 淫鬼の棲む地下室 被虐のハイパーヒロインズ
ひめ魅、ゴコロ。 おしっこ我慢NAVI 妄想ココット ライトHノベルの部屋
レズ画像・きれいな画像倉庫 riccia 調教倶楽部 ちょっとHなおとなのための…
緊縛新聞 Eros'Entertainment オシッコオモラシオムツシーン収集所 エピソードセックス
マルガリテの部屋 アダルト官能小説快楽機姦研究所 渋谷子宮 RE:BIRTH 羞恥集
黒塚工房 プライド 女性作家専門官能小説 官能小説 レイプ嗜好
人妻!人妻!人妻! wombatの官能小説 黒イ都 羊頭狗肉
ひよこの家 美里のオナニー日記 エロショッカー軍団 相互リンク、募集してます!
★相互リンク募集中!(メールしてね)★

ランキング/画像・動画(1~10)
シンプルアダルト動画サーチ 人気ブログランキング
にほんブログ村 ライブドアブログ
官能小説アンテナ エログちゃんねる
官能文章アンテナ アダルトブログランキング


ランキング/画像・動画(11~30)
GL Search Adult Novels Search オンライン小説検索・R小説の栞 おたりんく








<ランキング/画像・動画(31~50)ここまで-->
△Top