Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 463
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 由美は、テーブルを回りこんだ。
 膝裏でテーブルを押しやり、ソファー前の空間を広げる。
 叔母の正面に立った。

 叔母の顔は、ソファーに凭れるように横倒しになっていた。
 まだ、瞼が細く開いている。
 瞳は戻ってなかった。
 白い眼球が、フローリングを見つめていた。

 由美は叔母の手を持ち上げ、股間から外した。
 陰唇は、開いたままだった。

 膣口から零れた液体が、おびただしく座面を汚している。
 由美の指が伸び、薄白い液体を掬った。
 指先に絡め、擦り合わせる。
 束ねた指を、口中に収めた。
 舌に塗り立てる。

 狂いそうだった。
 自分が何をするか判らない。
 よろめいた脚が、テーブルの角を打った。
 縁に載っていたアイスペールが落ち、大きな音を立てた。
 無数の氷が、フローリングを放射状に拡がった。

 氷を拾い集める気にはならなかった。
 由美はふらつきながら、転がったアイスペールを拾い上げた。
 テーブルに片脚を載せる。

「叔母ちゃん。
 律子叔母ちゃん、見て……。
 由美は、叔母ちゃんと同じなの……。
 同じ……。
 変態なのよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」

 絶叫が途切れると同時に、由美の性器から尿が噴き出した。
 股間に宛がったアイスペールを、尿が激しく叩く。
 冷えたアイスペールに熱い尿が反応し、跳ね散るしぶきから芳香が立ちあがった。

 排尿を終えると、胸にアイスペールを捧げたまま叔母の前に立つ。

「叔母ちゃん、見ててね……」

 由美は、アイスペールを持ち上げた。
 縁を口元に付ける。
 一気に傾けた。
 ペールで冷えた尿が、口中に流れこむ。
 咽喉を鳴らして飲んだ。
 底を天に向け、一滴残らず飲み干した。
 零れた尿が、胸前を伝い落ちるのが判った。

 アイスペールをテーブルに戻す。
 自由になった両手で、胸の尿を塗り拡げる。
 もはや、股間に伸びる指を止めることは出来なかった。
 指先が、尿と膣液を捏ね始めた。

「あぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
由美と美弥子 462目次由美と美弥子 464





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2010/05/30 07:35
    •  またしても、脱線してますが……。
       もう少し、百についてお話させてください。
       『阿房列車』に描かれた風景は、見たことがないはずなのに、妙に懐かしいんです。
       シリーズの最初となった『特別阿房列車』の冒頭の一節は有名。
      『なんにも用事がないけれど、汽車に乗つて大阪へ行つて来ようと思ふ。
       用事がないのに出かけるのだから、三等や二等には乗りたくない』
       というわけで、何の用事もない大阪に行くため、一等車に乗り込みます。
       この随筆が書かれた昭和25年ころは、車両が、一等、二等、三等に分かれてたんですね。
       料金も、大違いでした。
       二等は、三等の2倍。
       一等は、3倍したそうです。
       割り増しどころじゃありません。
       3倍ですからね。
       私用で一等に乗れる人は、限られてたと思います。
       しかしながら、百が裕福だと思ったら大間違いです。
       真逆です。
       貧乏で有名な人でした。
       裕福な造り酒屋“志保屋”に生まれましたが……。
       旧制岡山中学(現・岡山朝日高校)に通う16歳のとき、その志保屋が倒産。
       以来、ずっと貧乏生活。
       旧制第六高等学校(現・岡山大学)に入りましたが……。
       寮費が払えず、自宅から通学してたとか。
       でも、東京帝国大学独文科を卒業してますから……。
       貧乏と云っても……。
       いきなりホームレスになるような今時の貧乏とは、違ってたんでしょうけど。
       しかしながら、一等車の切符を、自腹で買えるような内情では無かったようで……。
       切符は、借金して買ったんです。
       堂々と、「何の用事も無いが、一等車で大阪まで行ってこようと思うので」と言って、お金を借りたそうです。
       借りる方も借りる方ですが……。
       貸す方も貸す方ですよね。
       でも、何となく貸してしまう雰囲気が、百にはあったみたいです。
       と言って、百が好人物だったってわけじゃありません。
       人当たりは、はなはだ悪かったそうです。
       天の邪鬼な上に、頑固で偏屈、我が儘な人だったとのこと。
       普通なら、嫌われるとこですが……。
       不思議なことに、そうではありませんでした。
       法政大学の教授をしてたころの教え子たちは……。
       還暦を過ぎた百の誕生会を、毎年祝ってくれました。
       誕生会の名称は、「摩阿陀会(まあだかい)」。
       百先生は“まあだ生きてるのかい”って洒落ですね。
       この時期の百と教え子たちの交流は、黒澤明の遺作映画になってます(「まあだだよ」)。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2010052820225037e.jpg
      楽天市場の販売サイト→http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/025ceb89.3859455a/?url=http%3a%2f%2fitem.rakuten.co.jp%2fguruguru2%2fdaba-521%2f
       百を松村達雄が演じ……。
       教え子役に、所ジョージ。
       百の妻を演じた香川京子の演技が、あまりにも見事で……。
       黒澤監督は、彼女にはまったく注文を付けなかったそうです。
       それどころか、彼女の演技シーンは、見てさえいなかったとか。
       完全に信頼しきってたんですね。
       わたしが百を知ったのは、随筆よりも小説が先でした。
       初めて読んだのは、『冥途』という掌編集。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100528202248222.jpg
      楽天ブックス→http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/025ceb89.3859455a/?url=http%3a%2f%2fbooks.rakuten.co.jp%2frb%2f%25E5%2586%25A5%25E9%2580%2594-%25E5%2586%2585%25E7%2594%25B0%25E7%2599%25BE%25E9%2596%2593-9784480037633%2fitem%2f1512143%2f
       わたしは昔、夜見る夢を表現する手法に興味を持ってて……。
       そういう小説を読みあさってたことがあるんです。
       “夢”を描いた小説では、夏目漱石の『夢十夜』が有名ですよね。
       確か、現国の教科書で読んだんじゃなかったかな。
       百は、その漱石の弟子でした。
       で、師の『夢十夜』に、一番影響を受けた弟子が百。
       弟弟子の芥川龍之介は、『冥途』を、「戞々(かつかつ)たる独創造の作品なり」と評しています。
       『夢十夜』は、理に落ちるようなところがありますが……。
       『冥途』には、それがまったくありません。
       異様な夢の気配だけが描かれてます。
       夢の気分を表現しているという点では、『夢十夜』を凌ぐと云ってもいいでしょう。
       続きは、次回。

    • ––––––
      2. フェムリバ
    • 2010/05/30 12:29
    • おしっこ独り占めして・・・
      律子さんにも、かけてあげて欲しかったな~
      ふらりと出かけるために、借金してでも一等車に乗る・・・
      なるほど
      自分に正直ですね。
      嫌う人も多いけど、「摩阿陀会(まあだかい)」なんてのを教え子にしてもらえるのですから、慕ってくれる者には面倒見が良かったのでしょう。
      もしかしたら
      「天の邪鬼な上に、頑固で偏屈、我が儘な人」というのは、年上の方からの評価なのかもしれませんね。
      夢って、訳分からないのが多いですよね。
      しっくりくる夢なんて、私、見たことないですもん。
      そういえば、公園じゃないですけど・・・
      高校の時、近くのコンビニで、エロ雑誌片手にオナニーしてる男の人(大学生くらいかな)がいるって、噂になってた事がありました。
      意地の悪い人達は、ちょっかいかけたり、写メ撮ったりして他の高校の人と笑いものにしてました(汗)
      ちょっと可哀想でした・・・

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2010/05/30 13:09
    •  自分のおしっこを飲むという健康法、ありませんでした?
       ちょっと、やってみる気にはならんが……。
       「まあだだよ」は、興行的には大コケだったようです。
       百の魅力は、何と言っても文章のうまさにあります。
       内田百と岡本綺堂。
       わたしにとっては、この2人が文章の先生です。
       コンビニのオナニーオトコは……。
       変態ではなく、本物の異常者だと思う。
       完全に向こう側の人って感じですね。
       変態ってのは、ボーダーラインを綱渡りしてる人なんじゃないかな。
       完全に向こうに渡ってしまったら、ただの異常者だと思う。
       まあ、線引きは難しいけどね。
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