Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 0397
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「いいよ、叔母ちゃん。
 イッていいよ」
「やだ……。
 まだ、イカない」

 宙を藻掻く両脚の爪先では、指先が強く折り畳まれていた。
 足裏に、幾本も皺が刻まれている。
 懸命に絶頂を耐えているようだ。

 叔母の指先が、陰核を離れた。
 再び陰核が、由美の視界に現れた。
 息づく宝珠のようだった。
 陰核と包皮のあわいには、薄白い膣液が溜まっていた。
 孵化間近の魚卵を思わせた。

 離れた指のうち、人差し指だけが陰核に伸びる。
 他の指は、内側に畳まれていた。
 指先が、陰核を叩く。
 叔母の尻が跳ね上がる。
 指先は、小刻みに陰核を叩いた。
 指先が陰核に触れる毎に、肛門が小刻みに絞られる。
 叔母の頸が、左右に振れだした。

「ダメ……。
 やっぱりダメ……。
 もうイッちゃう。
 イッちゃうよ」
「いいよ。
 叔母ちゃん、いいよ。
 見てるから。
 イッていいよ」
「あぁ……。
 出る……。
 おしっこ出る。
 おしっこが……。
 出るぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅ」

 叔母の指が止まった。
 下腹部の薄い肉が、ぷるぷると震えた。

「あぁっ」

 声と同時に、尿道口が膨れた。
 一瞬、溢れるように膣前庭を満たした尿は、次の刹那、激しい勢いで噴き出した。
 水流は、叔母の顔を直撃した。
 叔母は大きく口を開け、頸をうねらせながら尿を浴びた。
 ケーキの残滓はたちまち洗い流され、つやつやとした顔が現れた。

 叔母の左手が、再び陰核を押さえた。
 押さえた指が、楕円を描き始めた。
 排尿はまだ続いていた。
 飛沫の軌跡も、楕円に振れ始めた。
 指揮者がタクトを振るような曲線が、宙に躍った。
 尿は、叔母の顔を真横に、あるいは斜めによぎった。
 水流の鞭を受けるたび、叔母の頬は喜悦に歪んだ。
由美と美弥子 396目次由美と美弥子 398





コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2010/02/27 07:47
    • ●初蝶や吾が三十の袖袂
       昭和17年の作。
       波郷は、満29歳ですが……。
       当時は、「数え年」で年齢を表すのが一般的でした。
       この年の3月、波郷はお見合いをしてます。
       6月には、その人と結婚。
       縁談が進行してるときの句だと思います。
       所帯を構えようとする男性の、初々しい気負いが感じられます。
       三好達治が、この句を「可憐」と評したのは有名。
       三好達治と云えば、わたしの大好きな詩があります。
       みなさんも、現国の教科書で読んだこと、おありなんじゃないでしょうか?
      ------------------------------------
        甃のうへ(いしのうへ)
        あはれ花びらながれ
        をみなごに花びらながれ
        をみなごしめやかに語らひあゆみ
        うららかの跫音(あしおと)空にながれ
        をりふしに瞳をあげて
        翳りなきみ寺の春をすぎゆくなり
        み寺の甍みどりにうるほひ
        廂々(ひさしひさし)に
        風鐸のすがたしづかなれば
        ひとりなる
        わが身の影をあゆまする甃のうへ
      ------------------------------------
       この詩は、東大仏文科在籍中に書かれたものだとか。
       昔の学生の、教養の高さがうかがわれますね。
      ●立春の米こぼれをり葛西橋
       これは、終戦直後、昭和21年の作。
       病を得て戦地から帰ってきた波郷は、33歳になってました。
       食糧難の時代ですから……。
       つい、橋にこぼれたお米に、目が行ってしまったのでしょうか?
       でも不思議と、貧しさや卑しさを感じさせません。
       むしろ、清々しい映像が浮かびます。
       立春の朝……。
       真っ白いお米が、橋の上にこぼれてる風景。
       このころの葛西橋は、まだ木橋でした。
       茶色の板の上にこぼれたお米。
       欄干には、もう雀が集まってたかも知れません。
       波郷が通り過ぎた後ろでは、もう競争でお米を啄んでたかも……。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100221195543461.jpg
       戦争が終わって初めての春。
       生き残った者だけに巡って来た春です。
       そんな人たちにとって……。
       新しい日々は、真っ白いお米のようなものだったかも知れませんね。
       そういえば、波郷には、有名な雀の句があります。
       同じく、昭和21年の作。
      ●はこべらや焦土のいろの雀ども
       前の句と同じころの句。
       「はこべら」は、「はこべ」のこと。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100221195544799.jpg
       春の七草です。
       雀の羽を、焦土の色と言ってるのですが……。
       ネガティブなイメージはありません。
       焼け跡に、いっせいに萌えだした「はこべら」……。
       それを、一心に啄む雀たち。
       可憐でありながら逞しい、小さな生き物たちへの賛歌のようです。
       砂町の妙久寺に、句碑があります。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100221195544f4a.jpg
       ついでにもう一つ、雀の句をご紹介します。
       ただし、季節は初夏。
      ●雀らも海かけて飛べ吹流し
       波郷の句に出てくる雀は、ほんとに元気です。
       この頃は、波郷も元気でした。
       昭和18年、波郷、30歳。
       5月に長男が生まれてます。
       吹き流しは、順風をいっぱいに孕んで泳いでました。
      http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100221195544aa2.jpg
       しかし……。
       この年の9月、召集令状が届くことになります。
       以上、駆け足でしたが、大好きな石田波郷の句をご紹介しました。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2010/02/27 10:13
    •  『Mikikoのひとりごと』に、「鈴木牧之のこと(https://mikikosroom.com/archives/2697998.html)」を、再録しました。
       ぜひもう一度、読んでみてくださいね♪

    • ––––––
      3. フェムリバ
    • 2010/02/27 11:19
    • 感激です!
      ありがとうございました♪
      あと
      由美ちゃんが左利きである事は、ちゃんとメモしときました!
      「甃のうへ」・・・
      全く覚えが・・・
      お恥ずかしいかぎりです・・・(泣)
      こんなにも初々しい波郷さんを、「養療俳句の波郷さん」にしてしまった結核(当時の不治の病)、恐ろしいですね・・・
      (戦争で、多くの死を見たことも関係してるのかな)
      しかし
      不治の病に罹っても、なお俳句を続けるなんて凄い方だ・・・

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2010/02/27 12:19
    •  わたしは、創作ノートのようなものを一切作ってないので……。
       記憶だけが頼りなんです。
       読者にメモなんか取られたら……。
       突っこまれそうで、怖いです。
       「甃のうへ」は、載ってない教科書もあったと思うよ。
       明るい春の教室で、あの詩を読んだこと、今でも覚えてます。
       教科書の上に、陽の光が踊ってました。
       波郷。
       むしろ、俳句があったからこそ……。
       辛い闘病にも耐えられたんじゃないかな?
      > みなさん
       今日は、ちょっと嬉しい発見がありました。
       掲示板をごらんください。
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