2010.1.17(日)
美弥子は、美里に向かって言葉を発した。
つもりだった……。
しかし、口から零れ出たのは、言葉では無かった。
獣の唸り声だった。
大型バイクのアイドリング音のような唸りが、空気を震わせていた。
鼻梁に深い皺が刻まれる感覚と同時に、口が大きく開いた。
咽喉奥から、雷鳴が迸った。
巨大な肉食獣の咆哮だった。
美里の顔から、表情が消えていた。
生真面目に唇を結び、教壇を見上げているような顔だった。
その顔で美弥子を見つめながら、美里は失禁を始めた。
死を覚悟した草食獣のようだった。
床を打つ尿の音が途絶えると、小さな破裂音が響いた。
脱糞が始まっていた。
不作法を咎めるように、美弥子の口が再び大きく開く。
雷鳴が轟いた。
美里の全身を痙攣が貫いた。
稲妻に打たれたようだった。
文楽人形のように瞳が裏返り、上瞼に隠れた。
美里の頭が床に転がる音と入れ違いに、尻の後ろの床が鳴り響き始めた。
女教師だった。
女教師は、全身の輪郭を消していた。
腰から発する微細な振動が、全身を震わせていた。
足裏から伝わる振動に、床が共鳴していた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
女教師の口から、空気を震わせて悲鳴が迸った。
「ぅわきゃ。
わきゃ。
わきゃ」
女教師が躍り上がった。
四肢を跳ね上げながら、全身が床に落ちた。
床に落ちても、四肢の跳梁は止まなかった。
肉体が床を打ち続けていた。
女教師の身体は、止むことなく放恣な痙攣を貪っていた。
美弥子の尻に、ディルドゥで繋ぎ止められたまま……。
「ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
美弥子の口から、咆哮が迸った。
鏡の中で、銀色の瞳が大きく膨らんだ。
刹那……。
美弥子の意識は、パラフィンのように燃え尽きた。
つもりだった……。
しかし、口から零れ出たのは、言葉では無かった。
獣の唸り声だった。
大型バイクのアイドリング音のような唸りが、空気を震わせていた。
鼻梁に深い皺が刻まれる感覚と同時に、口が大きく開いた。
咽喉奥から、雷鳴が迸った。
巨大な肉食獣の咆哮だった。
美里の顔から、表情が消えていた。
生真面目に唇を結び、教壇を見上げているような顔だった。
その顔で美弥子を見つめながら、美里は失禁を始めた。
死を覚悟した草食獣のようだった。
床を打つ尿の音が途絶えると、小さな破裂音が響いた。
脱糞が始まっていた。
不作法を咎めるように、美弥子の口が再び大きく開く。
雷鳴が轟いた。
美里の全身を痙攣が貫いた。
稲妻に打たれたようだった。
文楽人形のように瞳が裏返り、上瞼に隠れた。
美里の頭が床に転がる音と入れ違いに、尻の後ろの床が鳴り響き始めた。
女教師だった。
女教師は、全身の輪郭を消していた。
腰から発する微細な振動が、全身を震わせていた。
足裏から伝わる振動に、床が共鳴していた。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」
女教師の口から、空気を震わせて悲鳴が迸った。
「ぅわきゃ。
わきゃ。
わきゃ」
女教師が躍り上がった。
四肢を跳ね上げながら、全身が床に落ちた。
床に落ちても、四肢の跳梁は止まなかった。
肉体が床を打ち続けていた。
女教師の身体は、止むことなく放恣な痙攣を貪っていた。
美弥子の尻に、ディルドゥで繋ぎ止められたまま……。
「ぅおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
美弥子の口から、咆哮が迸った。
鏡の中で、銀色の瞳が大きく膨らんだ。
刹那……。
美弥子の意識は、パラフィンのように燃え尽きた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2010/01/17 07:24
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前回は、雪椿に脱線したまま終わっちゃいました。
話をもとに戻しましょう。
寒椿の冬囲いの話でした。
寒椿は、雪椿のように枝が柔らかくないので……。
雪の重みがかかると、枝が折れてしまいます。
ということで、冬囲いをするわけです。
前々回に載せた冬囲いの写真を、再掲します。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2010011110515202b.jpg
こういう冬囲いが出来るのは、よっぽど予算のあるところ。
その町の顔のような場所でしか出来ません。
街路では、駅前なんかだけでしょうね。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100111200802245.jpg
この屋根に使われる竹……。
夏の間、保管しておかなきゃならないんですよ。
毎年買い換えるわけにいきませんからね。
折りたためるものじゃないので、結構な場所を取ります。
かといって雨ざらしにしておいたら、すぐに腐っちゃいますので……。
屋内保管のようです。
倉庫代もバカにならない。
というわけで……。
街路に列植された寒椿に、全部屋根を掛けるなんて不可能なわけ。
で、どういう冬囲いをするかと云うと……。
単に、枝を縄で縛るだけです。
2,3カ所に縄を回して、ぎゅっと絞る。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/201001112008025d6.jpg
枝が雪を抱かないようにするわけね。
でね。
寒椿は、サザンカだから……。
冬囲いされてる時期に、花を咲かせるわけですよ。
つまり……。
縄で縛り上げられながら……。
真っ赤な花を咲かせてる。
これ……。
端から見ると、ちょっと無惨……。
だけど、異様にエロチックです。
SMの「縛り」に通じるものがあると思います。
「縄吉の羞恥責め」さんの世界ですよね。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100111200802208.png
縛られながら花を咲かせる寒椿を見るたび……。
胸騒ぎのような、ぞくぞく感を覚えたものです。
こういう感じ方をするのは……。
やっぱり、わたしが変態だからなんでしょうかね?
さてさて、話がヘンな方向に行っちゃいそうです……。
冬囲い風景が、めっきり減ったという話でした。
でも、この冬……。
「もったいない」という気持ちに打ち勝って、冬囲いを続けたお宅は……。
大正解でした。
12月は、24年ぶりの大雪が、新潟市を見舞いました。
まさに、わたしの子供のころの風景が戻ってきたんです。
農家の梨棚なんかも、そうとうな損害を被ったようです。
とっくに冬囲いを止めていたわが家の庭も……。
大被害。
雪を被る常緑樹が、そこここで潰れました。
でも、これも仕方ないこと。
四半世紀に1度の大雪に備えて、毎年冬囲いをするお金は……。
わが家にはありませんから。
でも……。
植木屋さんに頼む余裕はなくても……。
自分で縛るだけでもしておいたほうがいい樹種があります。
それは、コニファー類。
コニファーってのは、針葉樹の総称だけど……。
日本の松なんかを、コニファーとは呼びません。
主に外来の園芸品種を指すようです。
ゴールドクレストなんかが有名ですね。
http://blog-imgs-36.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20100111200803dbf.jpg
続きは、次回。
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2. フェムリバ- 2010/01/17 10:39
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ミサちゃん脱糞までしちゃって、相当怖かったんでしょうね。
私もあの場にいたら、間違いなく気絶です・・・
が、しかし!
それでも、私はロシアの娼婦が好きです♪
このモコモコ(ゴールドクレスト)、もの凄く柔らかい木ですよね。
昔、この木に、一輪車で突っ込んでしまった事があったんですけど、擦り傷さえしませんでした!
「縄吉の羞恥責め」・・・見たい♪
なるほど~
縛られると肌が赤くなりますし、外見的にも精神的にも咲くって感じで、寒椿と重なりますね。
あと・・・
この縛る冬囲いの絵、ミキコ様がお描きになったのですか?
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3. Mikiko- 2010/01/17 12:55
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3年ぶり、2度目の変身でした。
美弥子の視点から変身シーンを書くのは、かなり難しかったな。
ゴールドクレストは……。
園芸店で、観葉植物みたいに売られてますが……。
大きくなる木なので、鉢だと、植え替えがタイヘンです。
寒さに強いので、外に植えてやった方がいいでしょう。
一輪車で突っこまれたゴールドクレストは、さぞや驚いたことでしょうね。
「縄吉の羞恥責め」さんへは、サイドバーのランキングからどうぞ。
「【特選】相互リンクのお部屋(https://mikikosroom.com/archives/2574561.html)」にもお招きしてます。
冬囲いの絵は……。
残念ながら、わたしが描いたものではありません。
わたしは、まったく絵心が無いので……。
絵が描ける人は、うらやましいです。