Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 0290

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2009.9.30（水）

　明るい街灯が作る光の門を、2人はくぐった。

　この公園は、アベリアの公園より、少し規模が大きかった。
　滑り台とジャングルジムがあった。
　ベンチが3基。
　水飲み台がひとつ。
　しかし、それだけだった。
　トイレもない。

　ここも、歳月を経たらしい公園だ。
　外周は、鬱蒼とした常緑樹で囲まれていた。
　入り口が1カ所しかないので、人の通り抜けも無い。

「なんか、静かすぎるよね」

　ミサが手を握ってきた。
　由美はうなずいて、その手を握り返した。

　2人は、真っ直ぐ水飲み台に向かった。

　水飲み台は、公園によくあるタイプのものだった。
　御影石の台座の上に、丸い頭の水栓が載っていた。
　台座の側面には、手洗い用の蛇口も付いている。

「どうやって洗おうか……。
　手で擦るしかないの？」
「こうやれば？」

　手洗い用の蛇口の先は、可動式になっていた。
　由美は、それを上に向けた。
　栓を捻ると勢いよく水が噴き上がり、2人は声を上げて飛び退った。

「由美ちゃん、出し過ぎ！」

　由美は栓を絞り、水流を調節した。
　ミサが、ストレッチをするような姿勢で、放物線の下に腿裏を差し入れた。

「どう？
　取れてる」
「なかなか取れないね。
　乾いてたから」
「由美ちゃん。
　誰も来ないよね」
「来ないけど……。
　なんで？」
「スカート濡れちゃうから……」

　ミサは、デニムミニを捲り上げた。
　夜の公園に、真っ白な尻が生まれた。
　御影石の水飲み台と、その水流を受ける白い尻の少女は、一組のオブジェのようだった。

「あー、気持ちいい。
　終わったら代わるね」
「わたしは汚れてません」
「うそ。
　濡らしてたくせに。
　由美ちゃんもパンツ脱いじゃえば」
「いいから、早く洗って」
「これって、ウォシュレットになるよね。
　やっぱ、お尻も洗わなきゃ」

由美と美弥子 289 ＜目次＞由美と美弥子 291

コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2009/09/30 07:23
- 　ではなぜ、ピッチャーの投げるボールに、回転数の違いが生じるのでしょう？
  　もちろん、投げ方もあるでしょうが……。
  　ほとんどが、手の大きさ、指の長さの違いによるようです。
  　すなわち。
  　主人公は手が小さく、指も短いんですね。
  　なので、指先で切るようにボールをリリースする。
  　ボールには、強い上向き回転がかかります。
  　対するライバルは……。
  　手が大きく、指も長いんです。
  　とうぜん、指の腹で押し出すようなリリースになります。
  　ボールには、あまり回転がかかりません。
  　この違いによって、2人の投げたボールの回転数に、大きな差が出たわけです。
  　ならば。
  　回転数の多いボールは、不利なばっかりかというと。
  　そうでも無いみたいです。
  　強い上向き回転がかかっているため……。
  　揚力が生じてます。
  　バッターの近くに行っても失速しません。
  　いわゆる、手元で伸びるというボールになるわけですね。
  　朝のニュースで、大リーグの速報をやってますが……。
  　松坂投手が三振を取ったときなんか……。
  　バッターは、ボールの下を振ってますよね。
  　あれは、バッターが思い描いた軌道より、ボールが上を通過してる証拠だと思います。
  　バッターの思い描く軌道と、ボールの軌道が乖離するという意味から言うと……。
  　強烈なバックスピンのかかった直球は……。
  　一種の変化球と言えるかも知れません。
  　つまり、バックスピンの強くかかったボールは、バットに当てるのが難しいんです。
  　そのかわり、当たると良く飛ぶ。
  　松坂投手がヒットを打たれるシーンはあんまり見ないけど……。
  　ホームランを打たれるシーンはけっこう見ます。
  　回転数の多いボールを投げる投手の宿命でしょうね。
  　松坂投手は、指が短いんじゃないでしょうか？
  　つまり、回転数の多いボールは、当てにくいけど……。
  　当たれば良く飛ぶ。
  　逆に、回転数の少ないボールは、当てるのは比較的たやすい。
  　でも、当たっても飛ばない。
  　三振をバッタバッタと取ってたピッチャーが……。
  　1球の失投で、ホームランを打たれて負けるってこともあります。
  　でも、球の重いピッチャーも……。
  　当てることは難しくないんだから……。
  　次々と守備の間を抜かれてノックアウトってこともある。
  　どっちが有利ってことは無いんじゃないでしょうか。
  　強いて言えば、球場の広さでしょうかね。
  　狭い球場なら、球の重いピッチャーが有利かも。
  　で、結論。
  　「球が軽い」とか「球が重い」とかいう現象は、確かにある！
  　それはつまり、投げたボールの回転数に関係してる。
  　そしてボールの回転数は、ピッチャーの手の大きさ、指の長さから来る。
  　身体の大きいピッチャーは、手が大きく、指も長いことが多いので……。
  　ボールの回転数が少なくなりやすい。
  　したがって、「重い球」になりやすい。
  　そのため、身体の大きい人ほど「重い球」を投げる、ように思える。
  　よって、体重を乗せて投げると球が重くなる、などという珍説が生じたのではないでしょうか？
  　以上、何の責任感もなく、コメント3回分も書きました。
  　ぜんぜん違う！
  　ってとこがあったら、ぜひ教えてね。

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  2. 女王たま
- 2009/09/30 08:29
- ふと・・・球。。。。？
  そうそう、わたくし、最近使ってるハンドルは女王たまでしたね。

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  3. Mikiko
- 2009/09/30 20:07
- ＞女王たま
  　そう言えば、女王たまモード、長いですね。
  　さて、野球シーズンが終わると……。
  　次なる球は、秋植え球根でしょうか？
  　ここ何年か植えてないけど……。
  　久しぶりに植えてみようかな。
  　春の楽しみが増えるから。
  　そうだ！
  　ネタにもなるじゃん。
  　コメントまではムリとしても、掲示板ネタにはなる。
  　しかも！
  　秋に植えるときと……。
  　春に咲いたとき。
  　2回もネタに使える。
  　うーむ。
  　いいこと思いついたわい。
  　女王たま、ありがとう。
  ＞フェムリバさん
  　「Mikipedia」へのコメント、ありがとう。
  　今日の気温だと、もうお尻は出せないな……。
  　明日はもう衣替えだ。
  　現実世界の季節は、どんどん移っていくけど……。
  　「由美美弥」は、まだ梅雨明け前なんだよね。
  　300回間近ですけど……。
  　物語はまだ、始まったばかり。
  　これからも、長いお付きあい、お願いしますね。

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  4. 女王球
- 2009/09/30 20:21
- 秋植えは、そうねーーー。
  うえっぱーでいいようなのが、わたくしは好き。
  ムスカリ、を群植させて、等間隔でチューリップとか。
  咲く時期をずらすために水仙なんかも香りがよくって好きです。

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  5. Mikiko
- 2009/09/30 20:33
- 　掘り返して夏越しさせなきゃならないのは、性格的にムリ。
  　新潟の冬を露地で越せるのとなると、やっぱムスカリかスイセンだよな。
  　今日ちょっと、ネットで探したら……。
  　ムスカリにも、ピンクや黄色があるみたい。
  　そういえば、黄水仙が好きだって言ってたね。
  　何にしようかな？
  　アリウムなんかにも、興味があります。

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  6. Mikiko
- 2009/10/01 07:40
- 　ムスカリは、葡萄が逆さになったみたいなやつ。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091001073821e11.jpg
  　アリウムは、ネギ坊主。
  http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20091001073820146.jpg
  　いろいろ考えるのが楽しいんだよ。
  　でも、夢中になると眠れなくなるから、気をつけなくちゃね。