2009.8.28(金)
「由美ちゃん、めちゃめちゃ興奮してるでしょ?
そうか。
縛られんの、好きだったんだ。
それってさ……。
マゾって言うんじゃない?」
由美は懸命に頸を振った。
しかし、尻が蠢き出すのを止めることは出来なかった。
「あぁっ」
今、雫が零れた。
熱い雫が、会陰を伝い肛門まで届いた。
性器が、熱い鑞のように溶け出している。
もう、止めようがない……。
「うわー。
すっげー。
温泉だよ。
湧き出てる。
掛け流しだね」
由美の唇から、嗚咽が漏れた。
「なに泣いてんのよ。
こんなにまんこ濡らしといて。
ほら、なんもしてないのに、クリちゃんが顔出してる。
へー。
クリって、こんなに起つんだね。
毛がないから、ほんとによくわかるよ。
こんにちは、クリちゃん」
由美の身体が、跳ね上がった。
ミサの指先が、陰核を叩いたのだ。
「あはは。
すっごい感じ方。
由美ちゃん、やっぱ変態だよ」
由美は強く瞼を閉じ、頸を振り続けた。
「由美ちゃん、こっち見て。
ほら、見てって。
見てないと、何されるかわからないよ」
由美は、改めて無防備な我が身に気づき、顔を振り上げた。
ミサは、真っ直ぐに由美を見ていた。
唇の端に笑みを溜めて。
ミサは、アルミ缶を由美の性器の上で傾けていた。
缶の傾きが増すにつれ、ミサの口角が上がっていった。
液体が零れた。
「あぁっ」
そうか。
縛られんの、好きだったんだ。
それってさ……。
マゾって言うんじゃない?」
由美は懸命に頸を振った。
しかし、尻が蠢き出すのを止めることは出来なかった。
「あぁっ」
今、雫が零れた。
熱い雫が、会陰を伝い肛門まで届いた。
性器が、熱い鑞のように溶け出している。
もう、止めようがない……。
「うわー。
すっげー。
温泉だよ。
湧き出てる。
掛け流しだね」
由美の唇から、嗚咽が漏れた。
「なに泣いてんのよ。
こんなにまんこ濡らしといて。
ほら、なんもしてないのに、クリちゃんが顔出してる。
へー。
クリって、こんなに起つんだね。
毛がないから、ほんとによくわかるよ。
こんにちは、クリちゃん」
由美の身体が、跳ね上がった。
ミサの指先が、陰核を叩いたのだ。
「あはは。
すっごい感じ方。
由美ちゃん、やっぱ変態だよ」
由美は強く瞼を閉じ、頸を振り続けた。
「由美ちゃん、こっち見て。
ほら、見てって。
見てないと、何されるかわからないよ」
由美は、改めて無防備な我が身に気づき、顔を振り上げた。
ミサは、真っ直ぐに由美を見ていた。
唇の端に笑みを溜めて。
ミサは、アルミ缶を由美の性器の上で傾けていた。
缶の傾きが増すにつれ、ミサの口角が上がっていった。
液体が零れた。
「あぁっ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2009/08/28 07:21
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はたして、人口の84%を失った鎌原村は、そのまま消滅してしまったのでしょうか?
鎌原村は交通の要所で、天領(幕府の直轄地)になってました。
鎌原村を管轄していた代官所は……。
生き残った人たちに、村を捨てて他所へ移るよう勧めました。
しかし、ほとんどの人が、村に残ることを選んだのです。
村と言うより、かつて村があった場所、ですよね。
村は土砂に埋め尽くされ、跡形も無くなってたんですから。
まさに、ゼロからの復興でした。
復興に先立って、村は思い切った施策をとりました。
家族の再編成です。
住民の84%が亡くなってるわけですから……。
ひと家族まるごと残ってるなんてことは、まずありませんでした。
家族の中で、たっとひとり生き残ったってケースが大半。
そこで……。
生き残った男女を組み合わせ、新しい夫婦としたのです。
そこへ、孤児となった子供や、ひとり残された老人が加えられ、新しい家族が作られました。
まったくの赤の他人が組み合わされて、ひとつの家族となったのです。
生き残った者がバラバラに暮らしていたのでは、村の再建などできないからです。
鎌原村は、こうして復興しました。
明治22年、鎌原村は周辺10ヶ村と共に合併し、嬬恋村(http://www.vill.tsumagoi.gunma.jp/)が出来ました。
奇しくも、天明の噴火で形成された「鬼押し出し」が、最大の観光名所となってます。
http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20090821201739011.jpg
なお、天明の噴火で被害を受けたのは、鎌原村だけではありません。
岩屑なだれは、吾妻川に鉄砲水を起こしました。
その死者は、2,000人といわれます。
さらに、被害はこうした直接的なものばかりではありませんでした。
成層圏まで達した火山灰が、太陽の光を遮ったのです。
東北地方を中心に、冷夏となりました。
それにより引き起こされたのが、近世以降で最大といわれる「天明の大飢饉」です。
各地で、一揆や打ちこわしが頻発し、田沼意次が失脚しました。
さらに、この噴火による天候の異変は日本だけにとどまりませんでした。
気候変動は、ヨーロッパにまで及び……。
結果、ヨーロッパでも大規模な飢饉が起きたのです。
この飢饉が、フランス革命に繋がったと言われてます。
つまり、浅間山の噴火が、マリー・アントワネットの首を刎ねた、とも言えるわけですね。
http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/2009082120173908a.jpg
最後に、噴火を題材にした小説で、抜群に面白かった本をご紹介します。
http://blog-imgs-24.fc2.com/m/i/k/mikikosroom/20090821201739328.jpg
『石黒耀「死都日本」(講談社文庫)』
九州の霧島火山が大噴火を起こすという筋立てです。
これほどの災害小説は、「日本沈没」以来と云われてます。
学術的な裏付けも確かで、火山学者が絶賛したとか。
わたしは読みながら、本が付箋だらけになりました。
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2. 淡雪- 2009/08/28 07:55
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そんなドラマがあったのですね。
そうか、ばらばらに暮らしていては、復興はなかったのね。
気持ちがどうこうって言ってられないわよね。
生きていくために。
なんだか、いまものすごく胸を揺さぶられてます。
本編、かけ流しにプププ♪
源泉かけ流し。。。って、よく温泉地に謳ってあるわよね。
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3. Mikiko- 2009/08/28 08:06
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わたしはハードカバーのとき読みました。
厚さ、3.5センチ。
仰向けで読んでたら、腕が痺れました。
今は文庫になってるし、図書館にも置いてあると思うので……。
ぜひ読んでみてください。
ぜったい面白いから!
揺さぶられるほど胸があって、うらやましいです。
温泉掛け流し!
北海道旅行、思い出すね。
そう言えば今日は、北海道から帰ってくるはずの日。
またどっか、行くかなぁ?
さて、行ってき~ます♪
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4. Mikiko- 2009/08/28 20:07
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もちろんパニック系だけど、そこに至るまでの書きこみがスゴい。
読み進めるのがもったいなく思える小説は、そうそうありません。
クリって、ほんと可愛いよね。
どんなに憎まれ口を利かれても、クリを見ると頬が緩みます。
思わず挨拶したくなっちゃうでしょ?
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5. Mikiko- 2009/08/29 06:55
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さっそくお買い上げ、ありがとうございます。
また、amazonだな。
夜読むと止められなくなるのでごちうい。