2009.1.18(日)
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この日も美弥子は匣の中だった。
女教師は、いつものように美弥子を物入れに押し込むと、メールを打ち始めた。
打ち終えた携帯をポケットに落とし、その白衣のボタンを外してゆく。
着物を脱ぐように肩を抜き、白衣を足もとに落とした
白のブラウスに黒のタイトスカート。
いつもと同じ姿だった。
今日も繰り返される、黒と白のバラード……。
女教師は、直立したままルーバーの奥を見つめていた。
やがて薄い腹部が、小刻みに起伏を始めた。
真下に下ろされた指先が、花びらを揉み潰すように擦り合わされた。
肩が上下し始めた。
同時に口元が割れ、長い溜め息が漏れた。
一度漏れた息は、連続する喘ぎに変わった。
蒸気機関のようだった。
昂まりが口から吹き出ていた。
両腕が、蜘蛛の脚のように体側を駆け上がった。
ブラウスの裾を、スカートから引きずり出す。
細い指先が、獲物を的確に処置するようにボタンを外してゆく。
開いたブラウスが肩を滑り、背中の後ろで一瞬羽根を広げ、そして床に沈んだ。
両腕は背中に回ったままだった。
後ろ手に拘束されているように見えた。
指先が何かを探っている気配が、両肩の動きで判った。
擦過音が立った。
背中に回った指が、スカートのファスナーを引き下ろしたのだ。
再び体側を這い戻った両指が、スカートのウェストに駆け上がる。
指先がウェストに掛かると、一気に引き下ろした。
膝頭を合わせるようにして、筒状のスカートを抜き落とす。
一連の動きは、マジシャンの手業のようだった。
ステージの早変わりのように、女教師は黒衣に変わっていた。
黒のブラに黒のスキャンティ。
黒のガーターストッキング。
今日も、不吉な黒鳥が舞い降りたのだ。
黒鳥は涙を流し始めていた。
『先生はね、興奮すると、身体中の粘膜から分泌物が漏れ出てくるの』
トイレで顔面を穢されたあの日、女教師は美弥子にこう言った。
匣の中を見つめる女教師の瞼が、赤く発色していた。
瞼の下、潤んだ瞳からは、絶え間なく涙が流れていた。
汲めども尽きない泉のように。
蜘蛛のような細い指先が薄い腹を這い、蜘蛛の巣を思わせるスキャンティに潜ろうとした……。
その時だった。
扉が叩かれた。
女教師の指先が、止まった。
自らを宥めるようにスキャンティの上から股間をひと撫ですると、その指は足元の白衣に伸びた。
黒鳥は姿を隠し、再び白鳥が戻った。
白衣のボタンを合わせると、足元のブラウスとスカートを拾い、女教師は匣の前から姿を消した。
この日も美弥子は匣の中だった。
女教師は、いつものように美弥子を物入れに押し込むと、メールを打ち始めた。
打ち終えた携帯をポケットに落とし、その白衣のボタンを外してゆく。
着物を脱ぐように肩を抜き、白衣を足もとに落とした
白のブラウスに黒のタイトスカート。
いつもと同じ姿だった。
今日も繰り返される、黒と白のバラード……。
女教師は、直立したままルーバーの奥を見つめていた。
やがて薄い腹部が、小刻みに起伏を始めた。
真下に下ろされた指先が、花びらを揉み潰すように擦り合わされた。
肩が上下し始めた。
同時に口元が割れ、長い溜め息が漏れた。
一度漏れた息は、連続する喘ぎに変わった。
蒸気機関のようだった。
昂まりが口から吹き出ていた。
両腕が、蜘蛛の脚のように体側を駆け上がった。
ブラウスの裾を、スカートから引きずり出す。
細い指先が、獲物を的確に処置するようにボタンを外してゆく。
開いたブラウスが肩を滑り、背中の後ろで一瞬羽根を広げ、そして床に沈んだ。
両腕は背中に回ったままだった。
後ろ手に拘束されているように見えた。
指先が何かを探っている気配が、両肩の動きで判った。
擦過音が立った。
背中に回った指が、スカートのファスナーを引き下ろしたのだ。
再び体側を這い戻った両指が、スカートのウェストに駆け上がる。
指先がウェストに掛かると、一気に引き下ろした。
膝頭を合わせるようにして、筒状のスカートを抜き落とす。
一連の動きは、マジシャンの手業のようだった。
ステージの早変わりのように、女教師は黒衣に変わっていた。
黒のブラに黒のスキャンティ。
黒のガーターストッキング。
今日も、不吉な黒鳥が舞い降りたのだ。
黒鳥は涙を流し始めていた。
『先生はね、興奮すると、身体中の粘膜から分泌物が漏れ出てくるの』
トイレで顔面を穢されたあの日、女教師は美弥子にこう言った。
匣の中を見つめる女教師の瞼が、赤く発色していた。
瞼の下、潤んだ瞳からは、絶え間なく涙が流れていた。
汲めども尽きない泉のように。
蜘蛛のような細い指先が薄い腹を這い、蜘蛛の巣を思わせるスキャンティに潜ろうとした……。
その時だった。
扉が叩かれた。
女教師の指先が、止まった。
自らを宥めるようにスキャンティの上から股間をひと撫ですると、その指は足元の白衣に伸びた。
黒鳥は姿を隠し、再び白鳥が戻った。
白衣のボタンを合わせると、足元のブラウスとスカートを拾い、女教師は匣の前から姿を消した。
コメント一覧
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1. もんぷち- 2009/01/18 07:35
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わーい\(^o^)/
Mikikoさんより早いコメント?!
今日も待ってました♪
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2. Mikiko- 2009/01/18 07:47
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また先越された……。
もんぷちさま、あなたも人の話を聞かないタイプみたいだね。
淡雪さんと同じB型じゃないの?
123のコメントに書いてあるでしょ。
ものすごーくエッチなコメントに限り、フライングを許可するって。
でも、久しぶりに来てくれて嬉しい。
マイペースなとこもB型っぽいなぁ。
また、ビアン体験のコメント入れてよ!
さて本題。
章題とした「ツインピークス」ですが、似たような(てゆうか同んなじ)名前の海外ドラマがありましたね。
でもこのシリーズ、そのドラマとは何の関係もありません(見てないし)。
「ツインピークス」は、文字どおり、二つの頂上という意味で使いました。
つまり、このシリーズの新しい登場人物は2人です。
次回から、さっそく1人目が登場します。
さて、これまでの「由美美弥」ですが、ブログ天井に「スカあり」と掲げながら、あんまりスカトロ味は濃くありませんでした(だよね?)。
でもこのシリーズ、かなり来ますのでご注意ください。
間違っても、お食事を摂りながらは読まないでね(そんなやつ、いないって)。
でも、スカトロつーても、塗ったり食ったりは無しです。
おしっこは浴びたり飲んだりもしますが、うんちは出すだけ。
スカトロマニアの人にとっては、逆に物足りないかもですが……。
わたし自身、そこまでは無理なんで……。
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3. 淡雪- 2009/01/18 10:17
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あっらーーー。
お仲間が出ていらっしゃったみたいですね。
もんぷちさま、はじめまして。[絵文字:v-22]
こちらでお会いしましたら、またよろしくお願いいたします。
Mikikoさま、わたしも巣か吐露は、ちょっと・・・・
お話は桜散る頃まで、だいたい決まっているのでしょうか。
由美たんがヒマだからバイト始めようかって言ってましたよ。^^
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4. Mikiko- 2009/01/18 11:26
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淡雪さん、もんぷちさんはプロのビアンでらっしゃいます。
マイペースなとこも似てるし、お二人気が合うかもね。
ひょっとして、そっちの手ほどきもしてもらえるかもよ。
大丈夫。
凄絶なまでに美しいスカトロ書きますから。
レズと同んなじで、そっちの気も芽生えたりして……。
由美ちゃんは、ヒマじゃありまっせーん。
だってMikikoは今、由美と美弥子のラブラブシーン書いてんだもん♪
主人公の2人が、連日連夜、ド変態愛欲シーンを繰り広げてます。
みなさんがそれ読めるのは、3ヶ月先になっちゃいますね。
Mikikoだけ楽しんでて、ごめんなさいね。
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5. 淡雪- 2009/01/18 13:39
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これで外出先からもここに来れます。
旅行しても大丈夫ね(笑)
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6. Mikiko- 2009/01/18 17:50
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みなさんもご存じですか?
「Mikiko's Room」は、同じURLで、PCからはPC用画面が、携帯からは携帯用画面が表示されます。
PCの方は、サイドバーにQRコードがありますので、試してみてね。
しかしこれで、外出先からも気まぐれ攻撃が来るのか……。
ほんとに携帯、パンツに入れててみようかな。
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7. もんぷち- 2009/01/18 19:30
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淡雪さま、はじめまして(^_^)こちらこそよろしくです~◎いつも淡雪さまのコメント、楽しく読ませていただいてます。ぜひぜひ淡雪さまもビアン仲間になってくださいませ♪
Mikikoさま、私もA型です。会社では私も「堅物で男性経験なんて数えるほどしかない真面目な女ですぅ」てな顔してますが、実際は家や外で女の子とイヤらしいことしてるのですよ…。今一番の愛読小説は由美美也だし。ビアンの18禁のサイト大好きだし。若い2人がイチャイチャするのも萌えますね!!超楽しみ。お互いの体にハマり始める頃って、本当に四六時中肌寄せ合っていたくなるんですよね。少しずつ相手の体を知っていくのがベールを剥ぐような楽しみがあって。
お互い知り尽くして安心できるHも捨てがたいけど、初めて聞く喘ぎ声はそれだけで後から思い出してオカズになるし。
あぁ、初々しいHしたいです…(>_<)
お相手募集中~!!
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8. Mikiko- 2009/01/18 19:54
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ほーら淡雪さん、もんぷちちゃんからお誘い入っちゃいましたよ。
どうです?
プロのビアンのご発言、リアルな迫力ありますよね。
若い子に、思うさまイタぶられながらイッちゃうってのも、極上の悦びかも……。
げ、もんぷちちゃん、A型だったの……。
しかも、S系。
なら、言葉なぶりなんかも得意なんじゃ?
Mikikoは小説でしか出来ないけど……。
あぁ、もんぷちちゃんに組み敷かれて、初々しい喘ぎ声あげたいよぉ。
コンタクト外しておくからさ、思いっきりビンタして!