2008.12.1(月)
「久しぶりだね、美弥子。
もう、痛みは引いたのかい?」
美弥子の顔が強ばった。
またあれで、咽喉や性器を突かれるのか。
「安心しなよ。
もう、おまえにディルドゥは使わない。
あの日自分がどうなったのか、おまえ、判ってるのかい?」
女教師は、立ちつくす美弥子の周りを、後ろ手を組んで巡っていた。
「まったく判ってないようだね、その顔じゃ。
おまえはね、男根をぶち込まれてケダモノに変わったんだよ。
いやらしいケダモノに。
まさしく性獣だったよ、あれは。
生まれついてのケダモノなんだよ、おまえは」
女教師は正面で立ち止まり、美弥子を見上げた。
「また化けられたんじゃ敵わないからね。
おまえにはこれから、観客の役目を与える。
どうだい、楽な役だろ。
大女優さんには、役不足かねえ」
観客の役とは何のことなのか、美弥子にはまるで理解出来なかった。
そんな美弥子を楽しそうに見上げながら、女教師は再び周りを巡り始めた。
「といっても、この劇場にはルールがある。
裸のショーを見ようってんだからね。
観客にも、身だしなみってのが求められるのさ。
さあ、脱ぎなさい。
何もかも。
この劇場の正装は、全裸なんだよ」
やはり何も変わっていなかった。
いつものとおり、自分はこの部屋にいるのだ。
いつもと変わらず……。
いや、今日は窓が閉まっている。
そこだけが少し違っている……。
風が窓枠を鳴らす音を聞きながら、美弥子はぼんやりとそんなことを考えた。
のろのろと服を脱ぎながら。
「やっぱり、いい身体してるよ。
ヴィーナス誕生、といったところだね。
ほんと、観客にはもったいないよ」
女教師は美弥子の乳房に手を触れた。
まだ膨れていない乳首に、人差し指をあてる。
指を、ワイパーのように左右に動かした。
美弥子は肛門を絞り、全身を強ばらせた。
力を抜いたら、乳首が起ってしまいそうだった。
「おっと、危ない危ない。
これじゃ観客サービスが過ぎるね。
こっちに来なさい」
女教師は、部屋の奥に美弥子を導いた。
壁際の大きな物入れの前に立たせる。
材質は木製のようだった。
白い塗料が塗られていた。
無機質な保健室には似合わない、暖かな質感があった。
観音開きらしい前面の扉は、細長い横板で覆われていた。
航空機のフラップを重ねたように並ぶ横板は、確かルーバーと呼ばれるものだ。
中庭にある百葉箱を思い起こさせた。
「おまえの観客席だよ。
貴賓席さ」
もう、痛みは引いたのかい?」
美弥子の顔が強ばった。
またあれで、咽喉や性器を突かれるのか。
「安心しなよ。
もう、おまえにディルドゥは使わない。
あの日自分がどうなったのか、おまえ、判ってるのかい?」
女教師は、立ちつくす美弥子の周りを、後ろ手を組んで巡っていた。
「まったく判ってないようだね、その顔じゃ。
おまえはね、男根をぶち込まれてケダモノに変わったんだよ。
いやらしいケダモノに。
まさしく性獣だったよ、あれは。
生まれついてのケダモノなんだよ、おまえは」
女教師は正面で立ち止まり、美弥子を見上げた。
「また化けられたんじゃ敵わないからね。
おまえにはこれから、観客の役目を与える。
どうだい、楽な役だろ。
大女優さんには、役不足かねえ」
観客の役とは何のことなのか、美弥子にはまるで理解出来なかった。
そんな美弥子を楽しそうに見上げながら、女教師は再び周りを巡り始めた。
「といっても、この劇場にはルールがある。
裸のショーを見ようってんだからね。
観客にも、身だしなみってのが求められるのさ。
さあ、脱ぎなさい。
何もかも。
この劇場の正装は、全裸なんだよ」
やはり何も変わっていなかった。
いつものとおり、自分はこの部屋にいるのだ。
いつもと変わらず……。
いや、今日は窓が閉まっている。
そこだけが少し違っている……。
風が窓枠を鳴らす音を聞きながら、美弥子はぼんやりとそんなことを考えた。
のろのろと服を脱ぎながら。
「やっぱり、いい身体してるよ。
ヴィーナス誕生、といったところだね。
ほんと、観客にはもったいないよ」
女教師は美弥子の乳房に手を触れた。
まだ膨れていない乳首に、人差し指をあてる。
指を、ワイパーのように左右に動かした。
美弥子は肛門を絞り、全身を強ばらせた。
力を抜いたら、乳首が起ってしまいそうだった。
「おっと、危ない危ない。
これじゃ観客サービスが過ぎるね。
こっちに来なさい」
女教師は、部屋の奥に美弥子を導いた。
壁際の大きな物入れの前に立たせる。
材質は木製のようだった。
白い塗料が塗られていた。
無機質な保健室には似合わない、暖かな質感があった。
観音開きらしい前面の扉は、細長い横板で覆われていた。
航空機のフラップを重ねたように並ぶ横板は、確かルーバーと呼ばれるものだ。
中庭にある百葉箱を思い起こさせた。
「おまえの観客席だよ。
貴賓席さ」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2008/12/01 07:21
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第87回のコメントで、googleの検索結果から「Mikiko's Room」が消えてしまったというお話をしました。
その後も、現れたり消えたりを繰り返して、本日まで至ってます。
先日、面白いことに気づきました。
「Mikiko's Room」で検索をかけ、このブログがヒットしてないことを確認。
その後、検索結果の最下位ページに移ります。
ページ下部には、このメッセージが表示されてます。
最も的確な結果を表示するために、上のXXX件と似たページは除外されています。
検索結果をすべて表示するには、ここから再検索してください。
で、「ここから再検索してください」をクリック。
すると、あーら不思議。
このブログが、検索結果のトップに表示されるのです。
つまり何ですな。
わが「Mikiko's Room」のページは、ことごとくが、「似たページ」として「除外」されちゃってるってわけ。
検索結果に表示されなくなったのは、11月上旬だと思います。
その頃、なんか悪さしたかなと首をひねりましたが、全然思い当たりません。
ページがだんだん増えていってただけです。
そんなら、ページが増えてったことしか原因が考えられませんよね。
つまり、ページが増えることによって、あることについてgoogle様がご容赦くださるラインを越えたということじゃないでしょうか。
で、思いついたのが、トップページの「目次」。
あそこには、ずらーっと各話へのリンクが並べてあります。
そのリンクテキストがマズかったんじゃないか。
「由美と美弥子 001」から、ずらーっと「由美と美弥子 XXX」が並んでたわけです。
目次をつくったころは、「由美と美弥子」以外の小説も書くかも知れないと思い、こういうリンクテキストにしたわけですが……。
これがどうもgoogle様には、「似たページ」ばっかり並べてる怪しいサイトに見えたんじゃないか……。
まあ、真相はわからんわけですから、想像するしかないんですが……。
てなわけで、急遽、「目次」の表示を変えました。
「由美と美弥子 001」を止めて、単に「001」に変えました。
なんか目次がスカスカになった気もするけど、仕方ありません。
すぐ見慣れるでしょう。
でも、これで結果が現れないと、原因がまた判らなくなっちゃいます……。
誰か、ご存じの方おられませんか?