2008.10.31(金)
美弥子の顔面に朱が昇った。
回転椅子に仰向けにされ、陰核を吸われたのだ。
浅ましく絶頂を貪ったあげく、おそらく大便を漏らした。
「やっと思い出したかい。
おまえは尻の始末までさせたんだよ、このあたしに。
これじゃまるで、おまえの快楽に奉仕する召使いじゃないか。
ごめんだね、そんなのは。
だから罰を与える。
もう快楽はあげない。
おまえには、苦痛だけを授ける。
ぶざまに呆けて気を遣る顔じゃなく、苦痛に歪む顔が見たいのさ、あたしは」
言い捨てると女教師は、デスクまで戻った。
天板下の平引出から鍵を取り出し、袖引出の最下段に挿し込む。
片手をデスクに突き、腰を折って引出を引いた。
薄い尻だった。
腰を屈めただけで肛門が見えた。
振り返った女教師は、奇怪な物を手にしていた。
「何だか判るかい?」
理解できなかった。
強いて似ている物を探せば、ベランダで使う布団挟みだった。
干した布団が風で捲れないように挟む、大きな洗濯鋏みみたいな道具だ。
実際、女教師はその大きな鋏みを両手で握り、開いて見せた。
付け根にはバネが内蔵されているらしく、きりきりと軋む音が聞こえた。
しかし、それがあまりにも奇怪に見えたのは、その形状のせいではなく、質感からだった。
布団挟みのような無機質なプラスチックではない。
それは、生々しい肉感を持っていた。
人の肌を思わせる彩色だった。
表面には、血管のような紋様まで盛り上がっている。
美弥子はようやく、それが何を模したものであるかを理解した。
勃起した男根である。
美弥子がこのような形状の男根を目にしたのは、ただ一度だけだ。
十歳の夜、両親の寝室で見た父の男根。
それは、母の膣内に深々と突き刺さっていた。
回転椅子に仰向けにされ、陰核を吸われたのだ。
浅ましく絶頂を貪ったあげく、おそらく大便を漏らした。
「やっと思い出したかい。
おまえは尻の始末までさせたんだよ、このあたしに。
これじゃまるで、おまえの快楽に奉仕する召使いじゃないか。
ごめんだね、そんなのは。
だから罰を与える。
もう快楽はあげない。
おまえには、苦痛だけを授ける。
ぶざまに呆けて気を遣る顔じゃなく、苦痛に歪む顔が見たいのさ、あたしは」
言い捨てると女教師は、デスクまで戻った。
天板下の平引出から鍵を取り出し、袖引出の最下段に挿し込む。
片手をデスクに突き、腰を折って引出を引いた。
薄い尻だった。
腰を屈めただけで肛門が見えた。
振り返った女教師は、奇怪な物を手にしていた。
「何だか判るかい?」
理解できなかった。
強いて似ている物を探せば、ベランダで使う布団挟みだった。
干した布団が風で捲れないように挟む、大きな洗濯鋏みみたいな道具だ。
実際、女教師はその大きな鋏みを両手で握り、開いて見せた。
付け根にはバネが内蔵されているらしく、きりきりと軋む音が聞こえた。
しかし、それがあまりにも奇怪に見えたのは、その形状のせいではなく、質感からだった。
布団挟みのような無機質なプラスチックではない。
それは、生々しい肉感を持っていた。
人の肌を思わせる彩色だった。
表面には、血管のような紋様まで盛り上がっている。
美弥子はようやく、それが何を模したものであるかを理解した。
勃起した男根である。
美弥子がこのような形状の男根を目にしたのは、ただ一度だけだ。
十歳の夜、両親の寝室で見た父の男根。
それは、母の膣内に深々と突き刺さっていた。