2017.10.14(土)
あ、その前に、この部屋の説明をしなければなりませんでした。
ベッドの写真で見たとおり、シングルベッドのシングルルームです。
このホテルの部屋タイプは、シングル、セミダブル、ダブル、ツインに分かれてます。
↑このほかに、和室もあります。
実にわかりやすいです。
ベッドのサイズ別ですね。
でも、昨年までの部屋では、シングルルームに、セミダブルベッドが入ってました。
↑「み」。昨年泊まった『ホテルリブマックス日暮里』。
『松戸シティホテル』は、シングルルームにはシングルベッドです。
一見、低ポイントのように思えますが……。
わたしは、そうは思いませんでした。
なぜなら、シングルルームにセミダブルベッドが入った部屋は……。
超絶狭く、床がほとんど見えないほどでした。
↑「み」。おととし泊まった『スーパーホテル東京・亀戸』。
わたしは、それほど寝相が悪くないので、シングルベッドでも十分です。
むしろ、床が広くて使いやすかったです。
なので、シングルベッドは、低ポイントにはなりません。
ただ、1点、妙だったのは、ライティングデスクに付いたラジオと時計の位置。
↑「み」
↓デスクの左側、テレビの下にあるのが、ラジオと目覚まし時計の操作パネルです。
↑「み」
↓ベッドの画像を、もう1度ご覧ください。
↑「み」
左下に写ってるのが、冷蔵庫です。
つまり、ベッドの脚元に、目覚まし時計があるわけです。
これは、どうしたわけですかね?
夜中に目を覚ましたときも……。
時刻を確認するためには、ベッドを降りて見に行かなくてはなりません。
でも、目覚まし時計を止めるためには、必ず起きなければなりませんから……。
2度寝防止にはなります。
↑二度寝すると、どうしてあんなに深い眠りになるのでしょう?
といって、設計段階でこの位置関係にするというのは、考えづらいです。
やっぱり、ベッドとデスクの位置を変えたんでしょうね。
これは、ちょっと低ポイントですね。
でも、わたしはラジオを聞きませんし、時計は枕元の棚に腕時計を置いたので……。
不便さは感じませんでした。
実は、このシングルルームに決めるとき、少し迷いました。
シングルルームには、「禁煙」と「禁煙指定なし」があったんです。
同じ部屋なら、文句なしに「禁煙」を選ぶのですが……。
このホテルでは、同じシングルでも、部屋のタイプが違ってました。
「禁煙」のシングルルームは、「エコシングル」という部屋でした。
何が「エコ」かと云うと、バスタブのないシャワー室なんです。
水の使用量が少なくなるから、「エコ」ということなんでしょう。
でも、シャワーを15分使うと、バスタブ1杯分になるそうです。
確かに、蛇口からなら、バスタブを満タンにするのに、数分ですよね。
わたしは、特にバスタブにはこだわりはありませんでした。
東京に住んでたときは、バスタブはありましたが、シャワーしか使いませんでしたから。
でも、わたしが「エコシングル」にしなかったのは……。
別の理由でした。
↓テレビの位置です。
どう考えても、天井に付いてるのがテレビですよね。
寝ながら見るには、この位置がいいのかも知れません。
でも、わたしは、寝転んでテレビを見ることはないのです。
お酒を飲みながら見ます。
こんな天井にテレビがあったら、首が疲れてしまうでしょう。
ということで、「禁煙指定なし」の部屋にしました。
予約した『楽天トラベル』の注釈には……。
「既存の部屋でもご予約の際に禁煙希望をお伝えいただければ匂い除去の作業等を行っております」とあったので、お願いすることにしました。
おそらく「匂い除去の作業」というのは、消臭スプレーを振るだけだと思います。
↓部屋にも、消臭スプレーが置いてありました。
↑「み」
でも、タバコ臭さはまったく感じませんでしたので、効いてたんですかね?
↑「み」
LANケーブルのアダプタがあります。
ここにケーブルを挿せば、無料でインターネットが出来ます。
でも、部屋にケーブルは見当たりませんでした。
わたしは、ケーブルを持って行ったので繋げましたけど。
これはちょっと、ポイントダウンです。
なお、無線LANも備わっています。
↓無線子機の備わったPCなら、この方法でも繋げます。
↑「み」
↑「み」
バスルームです。
サイズは、ごく標準的。
特筆すべきは、水圧でした。
凄い勢いで出ます。
シャワーを全開にして顔に当てたら、顔が取れるんじゃないでしょうか。
↑『ドラえもんショー』で、ジャイアンの頭が取れる事件。
この勢いで出しっぱなしにしたら、数分でバスタブが一杯になる水量だと思います。
「エコシングル」の部屋は、シャワーの水圧が低いんですかね?
↑「み」
トイレ全景。
とても清潔でした。
もちろん、ウォシュレットです。
↑日本でウォシュレットを初めて使った外国人の反応。欧米は硬水の地域が多く、ノズルが詰まるなどメンテが大変なのと、そもそもバスルームにコンセントが無いため普及しないそうです。
さて、いよいよ夕食です。
↓じゃーん。
↑「み」
↑の写真を撮った時刻は、18:11分。
ホテル前に着いて、外観を撮った時刻は、16:40分。
その間、1時間半もかかってます。
わたしは、長風呂の方じゃ無いので……。
お風呂に、さほどの時間はかかってないはず。
満々の湯船に、ゆっくりとは浸かりはしましたが。
リュックから出した荷物を、ひとつひとつ考えながら置き場所を決めてたりしてたからですからね。
やっぱり、予定を省略して早めに着いて良かったです。
予定どおりに着いてたら、夕食が20時過ぎになるところでした。
夕食メニューは、見ればわかると思いますが……。
一応説明しておきます。
大豪華版です。
朝食を摂ったのが、6:20分過ぎでしたので……。
12時間ぶりの食事になります。
お腹が空いてるときに買い物をすると、こういうことになるという典型。
油ものと炭水化物、満載です。
↓下の2つは、ミニカツ丼とうどんですね。
↑「み」
うどんには、揚げ玉まで載ってます。
ここで、カツ丼について、ちょっと書いておきたいことがあります。
新潟に来て、「カツ丼」を注文されるときは注意が必要です。
「タレカツ丼」というのが出てくる確率が大きいのです。
これは、タレに漬けたカツが、何枚か載ってるだけで、卵で閉じてません。
↑こいつです。
知らずに注文した場合……。
蓋を開けた途端、「なんじゃこりゃー」となること必定です。
お店によっては、普通のカツ丼とタレカツ丼、両方がある場合もあります。
↓こちらは、『新潟駅』構内の食堂『ちゃぶぜん新潟店』のショーウィンドー。
↑「み」。
このお店には、「タレカツ丼」と、一般的な「カツ丼」の2種類のメニューがあります。
駅構内ですから、県外旅行者も利用するからでしょう。
逆に、新潟県民の「なんじゃこりゃー」を防ぐため……。
ショーウィンドーでも、わざわざ「玉子とじ」と書いてあるんだと思います。
わたしは、実は「タレカツ丼」を食べたことがありません。
ていうか、新潟では、「カツ丼」自体、食べたことが無いと思います。
でも、もし注文するとしたら、断然、卵で閉じた「カツ丼」にします。
もし、「タレカツ丼」しかない店だったら、「親子丼」にします。
とにかく、蓋が付いた丼料理では……。
蓋を開けたときの卵の香りが命です。
そして、目に飛びこんでくるのは……。
カツの大陸の上を、白身と黄身が混ざった雲が覆ってる光景です。
↑これこれ。
しかるに、「タレカツ丼」では、茶色のカツしか見えません。
不毛の荒野です。
↑アメリカ『レッドロックキャニオン』。
ま、好き好きですけどね。
ここで、どうしても「タレカツ丼」を食べたいという方に、その食べ方をお教えします。
といってもこれ、『秘密のケンミンショー』だかで見たんですけど。
「タレカツ丼」は新潟県の特産ではなく……。
様々な地方に存在するようです(「ソースカツ丼」と呼ばれてる地域もあります)。
わたしが番組で見たのは、福井県だったと思います。
「タレカツ丼」の蓋を取ると、何枚かのカツが折り重なってます。
↑新潟市中央区古町『とんかつ太郎』さんのタレカツ丼。
中には、蓋が持ちあがるほどカツが載ってる店もあります。
卵で閉じる必要がないので、蓋が密着しなくてもいいんでしょうね。
で、このまま食べようとすると、ものすごく食べづらいです。
カツを一口食べたら、ご飯も一口食べたいです。
でも、ご飯は、折り重なったカツの下です。
どうします?
まず、丼の蓋を取ったら……。
その蓋を裏返してテーブルに置きます。
すると……。
何と言うことでしょう♪
お皿が一枚、出現したではありませんか。
↑福島県会津若松市『ハトヤ食堂 本店』。会津若松では「ソースカツ丼」と称するようです。
で、このお皿に、丼のカツを、1枚だけ残して移動するのです。
ただし、丼を裏返したお皿は安定が悪いので……。
バランスを崩さないよう注意が必要です。
すると丼には、カツ1枚と白いご飯が残ります。
↑群馬県渋川市『ニコニコ亭』。ここでも「ソースカツ丼」のようです。これ、ぜったい、胸焼けします。
で、あとは、カツを一口、ご飯を一口ずつ食べてって……。
カツが無くなったら、蓋に待避した1枚を丼に移すわけです。
こうして、カツとご飯の消費量を計算しながら食事を進めていくのです。
こんなこと書いてたら、なんだか「タレカツ丼」が食べたくなってきました。
長々と、いらんことを書いてしまいました。
夕食の話に戻ります。
あ、その前に忘れてました。
この部屋の料金です。
予約したのは、『楽天トラベル』。
『松戸シティホテル』のホームページからも予約できますが……。
『楽天トラベル』からの方が安かったのです。
「14日前までにご予約で特別料金」というプラン。
6,400円(税込)でした。
ホームページでの料金表示は、6,800円になってます。
支払いは、クレジットカードで済ましておくことも出来ましたが……。
キャンセルすることも考え、当日、現金で支払うことにしました。
予約したのは、4月25日で、宿泊の1ヶ月以上前でしたので……。
突発的に行けなくなることが、無いとは限りません。
一旦、クレジットで払っても、キャンセルでの払い戻しは可能でしょうが……。
手続きが小面倒くさい可能性もありますから。
それじゃ、14日前ギリギリに予約すればいいかと思われるかも知れませんが……。
おそらくそのころには、「特別料金」プランは売り切れてしまってると思います。
↓さて、もう一度、夕食の写真に戻りましょう。
↑「み」
上方、左側に鎮座するのは、天ぷらです。
↑「み」
左が、わたしの大好物「かき揚げ」ですね。
右は確か、「イカ天」だったと思います。
レシートも持ち帰りましたが、「惣菜」としか打たれてないのです。
腐ったダイエー、ポイント低いです。
家計簿を細かく付けてる人は、困るんじゃないですかね。
わたしも昔は、家計簿ソフトで小遣い帳を付けてましたが……。
↑こんな感じ。フリーソフトでした。
面倒くさくなって挫折しました。
この天ぷらには、天つゆが付属してません。
別に買う必要があります。
最近、小洒落た店などでは、天ぷらを塩で食べさせるようです。
わたしは、あれは好みません。
天つゆにどっぷりと浸けて、衣をブクブクに太らせて食べるのが好きです。
でも、旅先では、天つゆを使いません。
わざわざ買うのがもったいないということもありますが……。
もうひとつ、好きな食べ方があるのです。
それは、生醤油をかけ回して食べること。
醤油には、スティック状のものがあり、持ち運びに便利です。
↑わたしが持って行った商品です。
天ぷらに生醤油、美味しいですよ。
お試しあれ。
おかずの最後、右上は、ピリ辛キュウリですね。
↑「み」
青物は、必ず食べます。
ていうか、このオカズで青物が無かったら、バランス悪すぎですわな。
さて。
そして、一番右上に鎮座するのが、『スーパードライ』です。
↑「み」
わたしは普段、家では第3のビールを飲んでます。
それでいっこうに不満は感じません。
でも、旅に出たときくらいは、奢りたいじゃないですか。
わたしが、本物のビールを飲むのは、旅先のほか……。
会社の飲み会と、胃カメラのあとだけです。
胃カメラは、当然のことながら、朝食を抜いて受けます。
何ともありませんというお墨付きをいただき……。
帰宅して飲むビールは、何物にも代えがたいものがあります。
↑これこれ。
かかりつけのクリニックの胃カメラは……。
鼻から管を入れる「経鼻内視鏡」というやつです。
わたしは、口から入れた経験はありません。
でも、話を聞くと、とても苦しいそうです。
管が舌を刺激するので、嘔吐反射が起こるとか。
でも、鼻から入れると、管が舌にあたらず喉を下りていきます。
管を入れた状態で、先生と話が出来るのです。
したことはありませんが。
鼻から入れると聞くと、痛いように思われるかも知れませんが……。
麻酔をするので大丈夫です。
麻酔と云っても、注射ではなく、鼻からどろっとした液体を流しこまれるだけです。
「口に入ったら飲みこんでください」と言われます。
これで、鼻から喉までが麻酔されるわけです。
胃カメラが鼻を通るときは、コツコツとあたる感じはありますが、痛みは感じません。
ただ、検査が終わった後も、喉の麻酔がまだ残ってるので……。
すぐに食事を取るのは止めた方がいいそうです。
うまく飲みこめない恐れがあるとか。
食事を摂っていいのは、1時間くらいしてから。
わたしの場合、買い物をして家に着くと、だいたいそれくらい経ってるので……。
お腹が空いた状態で、麻酔が覚めるのを待つということはありません。
ただし、生検で組織を取った場合は、アルコールはダメと書いてあります。
胃カメラの先に組織を取る器具が付いており……。
↑「生検鉗子」と称するようです。
カメラ画像で、見た目が怪しい箇所があると、そこの組織を採って来るわけです。
わたしは、1度だけ、組織を採られたことがあります。
幸い、良性で問題ありませんでした。
胃壁に痛覚は無いので、痛みも感じません。
その日は、「アルコールと刺激物はダメ」と書かれた注意書きを渡されました。
↑わたしがもらったものではありませんが、こんな感じ。
でも……。
飲みました。
朝も食べてないのに、ビールを飲まずにお昼を食べるなんて、とーてー納得できません。
アルコールなら、消毒するんだからいいじゃんと開き直りました。
食後の痛みもまったくありませんでした。
さて。
何で、胃カメラの話になったのでしょう。
そうそう。
胃カメラの後は、本物のビールを奢るという流れでした。
あと、飲み会と旅先です。
で、この松戸の夜も、『スーパードライ』を堪能したわけです。
世の中、『スーパードライ』を貶すのがツウとう風潮があるようですが……。
わたしは、組しません。
エビスとか、プレミアムなんたらは、ベタベタしつこくて嫌いです。
『スーパードライ』が、一番すっきりしてて美味しいです。
実際、日本に来たドイツ人で、「『スーパードライ』が最高」と言う方はたくさんいるようです。
↑英国の国際ビール品評会で、『スーパードライ』が、「樽詰ラガー部門」の最高賞となる“チャンピオンビール”を受賞しました。
というわけで、松戸の夜は更けていきます。
ビールとかき揚げと、テレビのザッピング。
至福の時です。
オカズを食べ終わると、一旦、歯を磨きます。
ビールも、同時に無くなるよう、計算して飲んでます。
歯磨きで、口中をリセットしたら……。
持参の『いいちこ』で、水割りを作ります。
『いいちこ』は、とにかく飲みやすくていいです。
旅先で冒険して、知らない銘柄を買って不味かったら……。
せっかくの夜が台無しです。
ここは、ガチガチの保守本道を貫きます。
今年は、冷凍庫に氷が入ったので、解け具合を気にしなくていいです。
部屋に備え付けのグラスは、なんの飾り気もないものですが……。
↑わたしが泊まったホテルのものではありませんが、ほぼ同じです。
これがまた、旅の気分を盛りあげてくれます。
テレビは、BSも自由に見れるので、どこかに回せば、何か面白いのをやってます。
この夜は、藤田まことの『剣客商売』を楽しみました。
さて。
夜も更けました。
眠るとしましょう。
翌朝の目覚ましは、掛けません。
なので、ベッドの脚元に時計があっても、いっこうにかまわないわけです。
わたしは毎回、翌朝の目的地の近くに宿を取ります。
朝、ゆっくりしたいからです。
博物館などが開くのは、たいがい9時半過ぎです。
宿では、9時近くまでゴロゴロできます。
年のせいで、いつまでも寝てられるとなっても、7時前には目が覚めてしまいます。
なので、目覚ましはいらないのです。
さて、翌日。
2017年5月26日金曜日。
何時に起きたかは、記憶にありません。
『いいちこ』の水割りのいいところは……。
二日酔いをしないことです。
23時近くまで飲んだと思いましたが、すっきりと起きられました。
お風呂に入って、酒の気を抜きます。
さっぱりして、カーテンを開けてみました(もちろん、裸ではありません)。
↑「み」
雨が降ってます。
予報どおりだったので、想定内ですが。
さて。
朝食前に、することがあります。
『Mikiko's Room』の投稿です。
必要なファイルなどは、ノートPCに入れて持ってきてます。
普段は、デスクトップPCから投稿しますが……。
水曜日には、持って行くノートPCから投稿を行って、問題が生じないことを確認済みです。
ホテルのネット環境も、申し分なく高速で、ストレスなく作業できました。
↓さて、それでは朝食です。
↑「み」
シンプルイズベスト。
おにぎり2個に、キャベツの浅漬け、野菜ジューズ。
飲んだ翌朝は、これで十分。
毎日飲んでますけどね。
遅くまで飲んだ翌朝、ということです。
わざわざ着替えてホテルの食堂に行くより、よっぽど楽です。
それでは、2日目、出発です。
↑「み」。傘を差しての撮影が出来るのは、リュックならではです。
ホテルの前を、昨日と同じアングルで撮影。
雨の朝です。
少し残念ですが、お天気には勝てません。
この画像の撮影時間は、8:47分。
平日なら、とっくに会社に着いてる時間です。
目的地の近くに宿泊してるので、のんびり出発できます。
↑「み」
これは、『松戸駅』の新京成電鉄ホーム。
きのうはJR常磐線で来ましたが、今日は新京成電鉄の新京成線です。
『松戸駅』は、この2本の路線が乗り入れてます。
新京成電鉄の路線は、新京成線だけです。
『松戸』から『京成津田沼』まで、総延長26.5㎞。
駅数は、24あります。
わたしが今日下りるのは、『松戸』から4つめの『八柱(やはしら)』。
乗車時間は、わずか6分です。
キロ数は、3.8。
歩いても45分くらいですかね。
『八柱』で下り、さっそく「Google Map」を起動しました。
↑『八柱』周辺の画像ではありません。
しかし……。
これからが、大苦戦でした。
『八柱』の駅前は、なんか、ものすごくごちゃごちゃしてるんです。
道が直交してない。
ナビ画面がくるくる回り、何が何だかわかりません。
同じところをグルグル回ったような気もするのですが……。
ナビ画面ばっかり見てたので、さっきと同じ道を歩いてるかどうかすらわかりません。
片手に傘、片手にスマホですから、カメラを構えることも出来ません。
↓ようやく迷路を抜け出したところで、撮った写真です。
↑「み」
実は、この写真、決定的瞬間の直前を写してました。
前方に、信号の無い交差点があります。
左からミニバンが出て来てます。
向こうからは、セダンがこちらに向かってます。
↑「み」
なんと、この2台。
交差点で、出会い頭に衝突したんです。
まさか、衝突するなんて思ってませんでしたから、その瞬間は撮れませんでした。
↓これが、衝突後に改めて撮った写真。
↑「み」。右手の街路樹の右側に、セダンの鼻先が出てます。
衝突音を聞きつけて……。
わたしが立ってるあたりにあった事務所から、数人の男女が出てきました。
現場を指さして口々にしゃべってましたが……。
現場に駆けつけようとする人は、誰もいませんでした。
このあたり、東京だなぁと思いましたね(千葉県ですが)。
大阪なら、音を聞きつけた人は、すぐさま現場に飛んでったんじゃないでしょうか。
↑大阪人のイメージ。
ま、幸い、双方の運転手が怪我をするような衝突ではありませんでした。
ミニバンは、商用車みたいでしたね。
中からメガネを掛けたオヤジが出てきました。
↑遠目で見た限り、大竹まことに似てました。
セダンにもオヤジが乗ってました。
↑このオヤジも、なぜだか大竹まことに似てた気がします。
ミニバンオヤジが、運転席のセダンオヤジに何か言ってました。
当然のことながら、友好的な雰囲気ではありませんでした。
今思えば、わたしの歩いてた道路は、街路樹もあって広く……。
おそらく優先道路だったんじゃないでしょうか。
ミニバンオヤジの方に、一時停止の標識があった可能性が大きいと思います。
↑線から出てるんでないの?
その後、話し合いがどうなったかは知りません。
何も見なかった振りで、そそくさと通り過ぎたからです。
写真を撮ってたことなんかがわかると……。
面倒なことに巻きこまれるかも知れませんから。
↑「み」
目的地に近づきました。
ここまで来れば、ナビは必要ありません。
うっそうたる森です。
ここは、『21世紀の森と広場』という施設です。
でも、わたしの目的は、この森にはありません。
もしそうだったら、大ガッカリでしょう。
ザーザー降りでしたから。
↓わたしの目的地は、ここです。
↑「み」
『松戸市立博物館』。
もちろん、屋内施設です。
『21世紀の森と広場』の中にあるのです。
↑「み」
博物館入口です。
この写真を撮った時間は、9時32分。
『八柱』の駅前でナビを起動したときは、博物館まで17分という表示が出てました。
↑こんな駅だった記憶は、まったくありません。
でも、わたしが博物館にたどり着くまでに、30分かかりました。
明らかに、地図を見ながら来た方が早かったです。
とにかく、ナビの画面がくるくる回るので訳がわからなくなるのです。
方向を固定できる機能があるようなので、今度からそれを使いたいと思います。
ただ、現実の方角を把握するために、別に方位磁石を持ってこなくてはなりません。
↑腕時計に付けられるものがあるようです。
やっかいじゃ。
↑「み」
館内に入ったところ。
広くて綺麗です。
でも……。
観覧者は、だれもいません。
わたしだけです。
ま、お天気がお天気でしたからね。
当然のことながら、館内には、受付や警備員や学芸員はおられます。
どこに行っても、視線がわたしひとりに集中し、ちょっと居ずらかったです。
そうそう。
観覧料は、大人が300円です。
大学生と高校生は、150円。
中学生以下は無料です。
安い!
松戸市近郊の学生諸君!
ぜひ、行きましょう。
↑「み」
取りあえず、展示を順番にたどります。
松戸市の歴史が、古い順に展示されてます。
この写真は、縄文時代ですかね?
↑「み」
集落の様子です。
↓右上に、インディアンのテントみたいな住居が見えます。
↑「み」
見てのとおり、土器です。
シンプルイズベスト。
実用一辺倒。
こういうのを見ると、やっぱり新潟県で出土した火焔型土器ってのは凄いなと思います。
↑新潟県長岡市馬高遺跡より出土(『東京国立博物館蔵』)。
あの岡本太郎が、「なんだ、これは!」と仰天したってんですから。
こんなめちゃくちゃな余計な造形がくっつけてあれば……。
祭祀に使われたものだろうと思うのが普通です。
でも、ちゃんと煮炊に使った跡があるそうです。
内壁に、お焦げが残ってるとか。
信濃川上流の遺跡から出土した土器のお焦げの分析からは……。
海洋で大半を過ごした海産資源(サケなど)の脂質が検出されてるとか。
↑「み」。昨年行った『国立科学博物館』で撮影した写真。この場面では普通の土器ですが……。これが、火焔型土器だった地域もあったわけです。
縄文人は、こんなヘンテコな土器で、毎日、料理をしてたんです。
なに考えてたんでしょうね。
↑縄文系。
もし、出土したのが1棟だけからなら……。
ヘンテコなオヤジのいる家があって、その家でだけ使われたと考えることも出来ます。
もちろん、おカアちゃんは、文句タラタラだったでしょうね。
「使いづらい!」「普通の作って!」
↑「み」。これも、昨年行った『国立科学博物館』で撮影した写真。後ろに写ってるのは縄文人ではなく、見学の中学生です。
それに対し、おトウちゃんは、こう答えます。
「芸術は、爆発だ!」
縄文時代の岡本太郎です。
でも、そうじゃなかったんです。
集落のそこここから出土するんです。
すなわち、どの家も、このアホみたいな土器で煮炊きをしてたんです。
考えられることは、ひとつ。
オヤジは、ヒマだった。
縄文時代と云うと、その日暮らしで……。
その日の食物を得るために必死だったというイメージがあります。
でも、そうじゃなかったんじゃないでしょうか。
食料なんて、半日くらいの労働で手に入ったのでは?
獣を追いかけ回す必要はありません。
そこここに掘った落とし穴を一回りすれば、その日の肉は調達できます。
↑『国立科学博物館』の展示。去年行きましたが、見た記憶無し。
魚も、漁や釣りよりも、エサを入れた罠を仕掛けておいたんじゃないでしょうか。
↑こんなのを作るのは、縄文人なら、朝飯前のお茶の子さいさい、屁のかっぱでしょう。
それを引きあげれば、その日の魚もオッケー。
木の実なんかは、女子供が森で集めてきますし。
男の仕事は、昼で終わりです。
で、午後からは何をするか?
ヒマな男が集まれば、することはひとつです。
すなわち、酒盛りしかありません。
↑石焼きバーベキューだそうです。
縄文時代に、果たしてお酒があったかですが……。
これが、あったんですね。
三内丸山遺跡からは、大量のニワトコの種子が発見されてます。
ニワトコの実は不味く、とても生食は出来ません。
それでは、なぜそれほど大量の実が出土するのか?
同じ場所からは、ショウジョウバエの蛹もたくさん出土してます。
ショウジョウバエは、発酵した果実に集まる習性があるのです。
↑きちゃないので、画像は自粛。
すなわち、ニワトコの実を発酵させて、お酒を造ってたとしか考えられないのです。
捕ってきた肉や魚をアテに、ニワトコ酒の酒盛りは、日が暮れるまで続きます。
日が暮れたら、それぞれの住処に戻ります。
気が向けば、おカアちゃんにちょっかいを出し……。
あとは、寝てしまえばいいんです。
まさしく、「縄文人は、気楽な稼業ときたもんだ」です。
うらやましいですね。
↑「み」
柩のようです。
説明書きを読んでなかったので、今となってはまったくわかりません。
父と息子でしょうか?
服装からすると、弥生時代以降のようです。
父親らしき人物には、矢が添えられてます。
しかしこの矢は、獲物を射るためのものではなかったと思います。
人を射るための武器です。
↑武器として作られた弥生時代の矢尻(『吉野ヶ里遺跡』出土)。
弥生時代は、気候が寒冷化し……。
とても縄文時代のような、気楽なその日暮らしは出来なくなりました。
食料を蓄えておかなければ、食料の採れない期間を生き抜くことは出来ません。
当然、保存が難しい獣肉や魚より、農産物が重要になります。
収穫した作物は蔵に保管し、大事に消費しなければなりません。
↑高床式倉庫(『吉野ヶ里遺跡』復元)。
すなわち、富の蓄積が始まるわけです。
すると当然、よその富を奪おうとする集団が現れます。
ベッドの写真で見たとおり、シングルベッドのシングルルームです。
このホテルの部屋タイプは、シングル、セミダブル、ダブル、ツインに分かれてます。
↑このほかに、和室もあります。
実にわかりやすいです。
ベッドのサイズ別ですね。
でも、昨年までの部屋では、シングルルームに、セミダブルベッドが入ってました。
↑「み」。昨年泊まった『ホテルリブマックス日暮里』。
『松戸シティホテル』は、シングルルームにはシングルベッドです。
一見、低ポイントのように思えますが……。
わたしは、そうは思いませんでした。
なぜなら、シングルルームにセミダブルベッドが入った部屋は……。
超絶狭く、床がほとんど見えないほどでした。
↑「み」。おととし泊まった『スーパーホテル東京・亀戸』。
わたしは、それほど寝相が悪くないので、シングルベッドでも十分です。
むしろ、床が広くて使いやすかったです。
なので、シングルベッドは、低ポイントにはなりません。
ただ、1点、妙だったのは、ライティングデスクに付いたラジオと時計の位置。
↑「み」
↓デスクの左側、テレビの下にあるのが、ラジオと目覚まし時計の操作パネルです。
↑「み」
↓ベッドの画像を、もう1度ご覧ください。
↑「み」
左下に写ってるのが、冷蔵庫です。
つまり、ベッドの脚元に、目覚まし時計があるわけです。
これは、どうしたわけですかね?
夜中に目を覚ましたときも……。
時刻を確認するためには、ベッドを降りて見に行かなくてはなりません。
でも、目覚まし時計を止めるためには、必ず起きなければなりませんから……。
2度寝防止にはなります。
↑二度寝すると、どうしてあんなに深い眠りになるのでしょう?
といって、設計段階でこの位置関係にするというのは、考えづらいです。
やっぱり、ベッドとデスクの位置を変えたんでしょうね。
これは、ちょっと低ポイントですね。
でも、わたしはラジオを聞きませんし、時計は枕元の棚に腕時計を置いたので……。
不便さは感じませんでした。
実は、このシングルルームに決めるとき、少し迷いました。
シングルルームには、「禁煙」と「禁煙指定なし」があったんです。
同じ部屋なら、文句なしに「禁煙」を選ぶのですが……。
このホテルでは、同じシングルでも、部屋のタイプが違ってました。
「禁煙」のシングルルームは、「エコシングル」という部屋でした。
何が「エコ」かと云うと、バスタブのないシャワー室なんです。
水の使用量が少なくなるから、「エコ」ということなんでしょう。
でも、シャワーを15分使うと、バスタブ1杯分になるそうです。
確かに、蛇口からなら、バスタブを満タンにするのに、数分ですよね。
わたしは、特にバスタブにはこだわりはありませんでした。
東京に住んでたときは、バスタブはありましたが、シャワーしか使いませんでしたから。
でも、わたしが「エコシングル」にしなかったのは……。
別の理由でした。
↓テレビの位置です。
どう考えても、天井に付いてるのがテレビですよね。
寝ながら見るには、この位置がいいのかも知れません。
でも、わたしは、寝転んでテレビを見ることはないのです。
お酒を飲みながら見ます。
こんな天井にテレビがあったら、首が疲れてしまうでしょう。
ということで、「禁煙指定なし」の部屋にしました。
予約した『楽天トラベル』の注釈には……。
「既存の部屋でもご予約の際に禁煙希望をお伝えいただければ匂い除去の作業等を行っております」とあったので、お願いすることにしました。
おそらく「匂い除去の作業」というのは、消臭スプレーを振るだけだと思います。
↓部屋にも、消臭スプレーが置いてありました。
↑「み」
でも、タバコ臭さはまったく感じませんでしたので、効いてたんですかね?
↑「み」
LANケーブルのアダプタがあります。
ここにケーブルを挿せば、無料でインターネットが出来ます。
でも、部屋にケーブルは見当たりませんでした。
わたしは、ケーブルを持って行ったので繋げましたけど。
これはちょっと、ポイントダウンです。
なお、無線LANも備わっています。
↓無線子機の備わったPCなら、この方法でも繋げます。
↑「み」
↑「み」
バスルームです。
サイズは、ごく標準的。
特筆すべきは、水圧でした。
凄い勢いで出ます。
シャワーを全開にして顔に当てたら、顔が取れるんじゃないでしょうか。
↑『ドラえもんショー』で、ジャイアンの頭が取れる事件。
この勢いで出しっぱなしにしたら、数分でバスタブが一杯になる水量だと思います。
「エコシングル」の部屋は、シャワーの水圧が低いんですかね?
↑「み」
トイレ全景。
とても清潔でした。
もちろん、ウォシュレットです。
↑日本でウォシュレットを初めて使った外国人の反応。欧米は硬水の地域が多く、ノズルが詰まるなどメンテが大変なのと、そもそもバスルームにコンセントが無いため普及しないそうです。
さて、いよいよ夕食です。
↓じゃーん。
↑「み」
↑の写真を撮った時刻は、18:11分。
ホテル前に着いて、外観を撮った時刻は、16:40分。
その間、1時間半もかかってます。
わたしは、長風呂の方じゃ無いので……。
お風呂に、さほどの時間はかかってないはず。
満々の湯船に、ゆっくりとは浸かりはしましたが。
リュックから出した荷物を、ひとつひとつ考えながら置き場所を決めてたりしてたからですからね。
やっぱり、予定を省略して早めに着いて良かったです。
予定どおりに着いてたら、夕食が20時過ぎになるところでした。
夕食メニューは、見ればわかると思いますが……。
一応説明しておきます。
大豪華版です。
朝食を摂ったのが、6:20分過ぎでしたので……。
12時間ぶりの食事になります。
お腹が空いてるときに買い物をすると、こういうことになるという典型。
油ものと炭水化物、満載です。
↓下の2つは、ミニカツ丼とうどんですね。
↑「み」
うどんには、揚げ玉まで載ってます。
ここで、カツ丼について、ちょっと書いておきたいことがあります。
新潟に来て、「カツ丼」を注文されるときは注意が必要です。
「タレカツ丼」というのが出てくる確率が大きいのです。
これは、タレに漬けたカツが、何枚か載ってるだけで、卵で閉じてません。
↑こいつです。
知らずに注文した場合……。
蓋を開けた途端、「なんじゃこりゃー」となること必定です。
お店によっては、普通のカツ丼とタレカツ丼、両方がある場合もあります。
↓こちらは、『新潟駅』構内の食堂『ちゃぶぜん新潟店』のショーウィンドー。
↑「み」。
このお店には、「タレカツ丼」と、一般的な「カツ丼」の2種類のメニューがあります。
駅構内ですから、県外旅行者も利用するからでしょう。
逆に、新潟県民の「なんじゃこりゃー」を防ぐため……。
ショーウィンドーでも、わざわざ「玉子とじ」と書いてあるんだと思います。
わたしは、実は「タレカツ丼」を食べたことがありません。
ていうか、新潟では、「カツ丼」自体、食べたことが無いと思います。
でも、もし注文するとしたら、断然、卵で閉じた「カツ丼」にします。
もし、「タレカツ丼」しかない店だったら、「親子丼」にします。
とにかく、蓋が付いた丼料理では……。
蓋を開けたときの卵の香りが命です。
そして、目に飛びこんでくるのは……。
カツの大陸の上を、白身と黄身が混ざった雲が覆ってる光景です。
↑これこれ。
しかるに、「タレカツ丼」では、茶色のカツしか見えません。
不毛の荒野です。
↑アメリカ『レッドロックキャニオン』。
ま、好き好きですけどね。
ここで、どうしても「タレカツ丼」を食べたいという方に、その食べ方をお教えします。
といってもこれ、『秘密のケンミンショー』だかで見たんですけど。
「タレカツ丼」は新潟県の特産ではなく……。
様々な地方に存在するようです(「ソースカツ丼」と呼ばれてる地域もあります)。
わたしが番組で見たのは、福井県だったと思います。
「タレカツ丼」の蓋を取ると、何枚かのカツが折り重なってます。
↑新潟市中央区古町『とんかつ太郎』さんのタレカツ丼。
中には、蓋が持ちあがるほどカツが載ってる店もあります。
卵で閉じる必要がないので、蓋が密着しなくてもいいんでしょうね。
で、このまま食べようとすると、ものすごく食べづらいです。
カツを一口食べたら、ご飯も一口食べたいです。
でも、ご飯は、折り重なったカツの下です。
どうします?
まず、丼の蓋を取ったら……。
その蓋を裏返してテーブルに置きます。
すると……。
何と言うことでしょう♪
お皿が一枚、出現したではありませんか。
↑福島県会津若松市『ハトヤ食堂 本店』。会津若松では「ソースカツ丼」と称するようです。
で、このお皿に、丼のカツを、1枚だけ残して移動するのです。
ただし、丼を裏返したお皿は安定が悪いので……。
バランスを崩さないよう注意が必要です。
すると丼には、カツ1枚と白いご飯が残ります。
↑群馬県渋川市『ニコニコ亭』。ここでも「ソースカツ丼」のようです。これ、ぜったい、胸焼けします。
で、あとは、カツを一口、ご飯を一口ずつ食べてって……。
カツが無くなったら、蓋に待避した1枚を丼に移すわけです。
こうして、カツとご飯の消費量を計算しながら食事を進めていくのです。
こんなこと書いてたら、なんだか「タレカツ丼」が食べたくなってきました。
長々と、いらんことを書いてしまいました。
夕食の話に戻ります。
あ、その前に忘れてました。
この部屋の料金です。
予約したのは、『楽天トラベル』。
『松戸シティホテル』のホームページからも予約できますが……。
『楽天トラベル』からの方が安かったのです。
「14日前までにご予約で特別料金」というプラン。
6,400円(税込)でした。
ホームページでの料金表示は、6,800円になってます。
支払いは、クレジットカードで済ましておくことも出来ましたが……。
キャンセルすることも考え、当日、現金で支払うことにしました。
予約したのは、4月25日で、宿泊の1ヶ月以上前でしたので……。
突発的に行けなくなることが、無いとは限りません。
一旦、クレジットで払っても、キャンセルでの払い戻しは可能でしょうが……。
手続きが小面倒くさい可能性もありますから。
それじゃ、14日前ギリギリに予約すればいいかと思われるかも知れませんが……。
おそらくそのころには、「特別料金」プランは売り切れてしまってると思います。
↓さて、もう一度、夕食の写真に戻りましょう。
↑「み」
上方、左側に鎮座するのは、天ぷらです。
↑「み」
左が、わたしの大好物「かき揚げ」ですね。
右は確か、「イカ天」だったと思います。
レシートも持ち帰りましたが、「惣菜」としか打たれてないのです。
腐ったダイエー、ポイント低いです。
家計簿を細かく付けてる人は、困るんじゃないですかね。
わたしも昔は、家計簿ソフトで小遣い帳を付けてましたが……。
↑こんな感じ。フリーソフトでした。
面倒くさくなって挫折しました。
この天ぷらには、天つゆが付属してません。
別に買う必要があります。
最近、小洒落た店などでは、天ぷらを塩で食べさせるようです。
わたしは、あれは好みません。
天つゆにどっぷりと浸けて、衣をブクブクに太らせて食べるのが好きです。
でも、旅先では、天つゆを使いません。
わざわざ買うのがもったいないということもありますが……。
もうひとつ、好きな食べ方があるのです。
それは、生醤油をかけ回して食べること。
醤油には、スティック状のものがあり、持ち運びに便利です。
↑わたしが持って行った商品です。
天ぷらに生醤油、美味しいですよ。
お試しあれ。
おかずの最後、右上は、ピリ辛キュウリですね。
↑「み」
青物は、必ず食べます。
ていうか、このオカズで青物が無かったら、バランス悪すぎですわな。
さて。
そして、一番右上に鎮座するのが、『スーパードライ』です。
↑「み」
わたしは普段、家では第3のビールを飲んでます。
それでいっこうに不満は感じません。
でも、旅に出たときくらいは、奢りたいじゃないですか。
わたしが、本物のビールを飲むのは、旅先のほか……。
会社の飲み会と、胃カメラのあとだけです。
胃カメラは、当然のことながら、朝食を抜いて受けます。
何ともありませんというお墨付きをいただき……。
帰宅して飲むビールは、何物にも代えがたいものがあります。
↑これこれ。
かかりつけのクリニックの胃カメラは……。
鼻から管を入れる「経鼻内視鏡」というやつです。
わたしは、口から入れた経験はありません。
でも、話を聞くと、とても苦しいそうです。
管が舌を刺激するので、嘔吐反射が起こるとか。
でも、鼻から入れると、管が舌にあたらず喉を下りていきます。
管を入れた状態で、先生と話が出来るのです。
したことはありませんが。
鼻から入れると聞くと、痛いように思われるかも知れませんが……。
麻酔をするので大丈夫です。
麻酔と云っても、注射ではなく、鼻からどろっとした液体を流しこまれるだけです。
「口に入ったら飲みこんでください」と言われます。
これで、鼻から喉までが麻酔されるわけです。
胃カメラが鼻を通るときは、コツコツとあたる感じはありますが、痛みは感じません。
ただ、検査が終わった後も、喉の麻酔がまだ残ってるので……。
すぐに食事を取るのは止めた方がいいそうです。
うまく飲みこめない恐れがあるとか。
食事を摂っていいのは、1時間くらいしてから。
わたしの場合、買い物をして家に着くと、だいたいそれくらい経ってるので……。
お腹が空いた状態で、麻酔が覚めるのを待つということはありません。
ただし、生検で組織を取った場合は、アルコールはダメと書いてあります。
胃カメラの先に組織を取る器具が付いており……。
↑「生検鉗子」と称するようです。
カメラ画像で、見た目が怪しい箇所があると、そこの組織を採って来るわけです。
わたしは、1度だけ、組織を採られたことがあります。
幸い、良性で問題ありませんでした。
胃壁に痛覚は無いので、痛みも感じません。
その日は、「アルコールと刺激物はダメ」と書かれた注意書きを渡されました。
↑わたしがもらったものではありませんが、こんな感じ。
でも……。
飲みました。
朝も食べてないのに、ビールを飲まずにお昼を食べるなんて、とーてー納得できません。
アルコールなら、消毒するんだからいいじゃんと開き直りました。
食後の痛みもまったくありませんでした。
さて。
何で、胃カメラの話になったのでしょう。
そうそう。
胃カメラの後は、本物のビールを奢るという流れでした。
あと、飲み会と旅先です。
で、この松戸の夜も、『スーパードライ』を堪能したわけです。
世の中、『スーパードライ』を貶すのがツウとう風潮があるようですが……。
わたしは、組しません。
エビスとか、プレミアムなんたらは、ベタベタしつこくて嫌いです。
『スーパードライ』が、一番すっきりしてて美味しいです。
実際、日本に来たドイツ人で、「『スーパードライ』が最高」と言う方はたくさんいるようです。
↑英国の国際ビール品評会で、『スーパードライ』が、「樽詰ラガー部門」の最高賞となる“チャンピオンビール”を受賞しました。
というわけで、松戸の夜は更けていきます。
ビールとかき揚げと、テレビのザッピング。
至福の時です。
オカズを食べ終わると、一旦、歯を磨きます。
ビールも、同時に無くなるよう、計算して飲んでます。
歯磨きで、口中をリセットしたら……。
持参の『いいちこ』で、水割りを作ります。
『いいちこ』は、とにかく飲みやすくていいです。
旅先で冒険して、知らない銘柄を買って不味かったら……。
せっかくの夜が台無しです。
ここは、ガチガチの保守本道を貫きます。
今年は、冷凍庫に氷が入ったので、解け具合を気にしなくていいです。
部屋に備え付けのグラスは、なんの飾り気もないものですが……。
↑わたしが泊まったホテルのものではありませんが、ほぼ同じです。
これがまた、旅の気分を盛りあげてくれます。
テレビは、BSも自由に見れるので、どこかに回せば、何か面白いのをやってます。
この夜は、藤田まことの『剣客商売』を楽しみました。
さて。
夜も更けました。
眠るとしましょう。
翌朝の目覚ましは、掛けません。
なので、ベッドの脚元に時計があっても、いっこうにかまわないわけです。
わたしは毎回、翌朝の目的地の近くに宿を取ります。
朝、ゆっくりしたいからです。
博物館などが開くのは、たいがい9時半過ぎです。
宿では、9時近くまでゴロゴロできます。
年のせいで、いつまでも寝てられるとなっても、7時前には目が覚めてしまいます。
なので、目覚ましはいらないのです。
さて、翌日。
2017年5月26日金曜日。
何時に起きたかは、記憶にありません。
『いいちこ』の水割りのいいところは……。
二日酔いをしないことです。
23時近くまで飲んだと思いましたが、すっきりと起きられました。
お風呂に入って、酒の気を抜きます。
さっぱりして、カーテンを開けてみました(もちろん、裸ではありません)。
↑「み」
雨が降ってます。
予報どおりだったので、想定内ですが。
さて。
朝食前に、することがあります。
『Mikiko's Room』の投稿です。
必要なファイルなどは、ノートPCに入れて持ってきてます。
普段は、デスクトップPCから投稿しますが……。
水曜日には、持って行くノートPCから投稿を行って、問題が生じないことを確認済みです。
ホテルのネット環境も、申し分なく高速で、ストレスなく作業できました。
↓さて、それでは朝食です。
↑「み」
シンプルイズベスト。
おにぎり2個に、キャベツの浅漬け、野菜ジューズ。
飲んだ翌朝は、これで十分。
毎日飲んでますけどね。
遅くまで飲んだ翌朝、ということです。
わざわざ着替えてホテルの食堂に行くより、よっぽど楽です。
それでは、2日目、出発です。
↑「み」。傘を差しての撮影が出来るのは、リュックならではです。
ホテルの前を、昨日と同じアングルで撮影。
雨の朝です。
少し残念ですが、お天気には勝てません。
この画像の撮影時間は、8:47分。
平日なら、とっくに会社に着いてる時間です。
目的地の近くに宿泊してるので、のんびり出発できます。
↑「み」
これは、『松戸駅』の新京成電鉄ホーム。
きのうはJR常磐線で来ましたが、今日は新京成電鉄の新京成線です。
『松戸駅』は、この2本の路線が乗り入れてます。
新京成電鉄の路線は、新京成線だけです。
『松戸』から『京成津田沼』まで、総延長26.5㎞。
駅数は、24あります。
わたしが今日下りるのは、『松戸』から4つめの『八柱(やはしら)』。
乗車時間は、わずか6分です。
キロ数は、3.8。
歩いても45分くらいですかね。
『八柱』で下り、さっそく「Google Map」を起動しました。
↑『八柱』周辺の画像ではありません。
しかし……。
これからが、大苦戦でした。
『八柱』の駅前は、なんか、ものすごくごちゃごちゃしてるんです。
道が直交してない。
ナビ画面がくるくる回り、何が何だかわかりません。
同じところをグルグル回ったような気もするのですが……。
ナビ画面ばっかり見てたので、さっきと同じ道を歩いてるかどうかすらわかりません。
片手に傘、片手にスマホですから、カメラを構えることも出来ません。
↓ようやく迷路を抜け出したところで、撮った写真です。
↑「み」
実は、この写真、決定的瞬間の直前を写してました。
前方に、信号の無い交差点があります。
左からミニバンが出て来てます。
向こうからは、セダンがこちらに向かってます。
↑「み」
なんと、この2台。
交差点で、出会い頭に衝突したんです。
まさか、衝突するなんて思ってませんでしたから、その瞬間は撮れませんでした。
↓これが、衝突後に改めて撮った写真。
↑「み」。右手の街路樹の右側に、セダンの鼻先が出てます。
衝突音を聞きつけて……。
わたしが立ってるあたりにあった事務所から、数人の男女が出てきました。
現場を指さして口々にしゃべってましたが……。
現場に駆けつけようとする人は、誰もいませんでした。
このあたり、東京だなぁと思いましたね(千葉県ですが)。
大阪なら、音を聞きつけた人は、すぐさま現場に飛んでったんじゃないでしょうか。
↑大阪人のイメージ。
ま、幸い、双方の運転手が怪我をするような衝突ではありませんでした。
ミニバンは、商用車みたいでしたね。
中からメガネを掛けたオヤジが出てきました。
↑遠目で見た限り、大竹まことに似てました。
セダンにもオヤジが乗ってました。
↑このオヤジも、なぜだか大竹まことに似てた気がします。
ミニバンオヤジが、運転席のセダンオヤジに何か言ってました。
当然のことながら、友好的な雰囲気ではありませんでした。
今思えば、わたしの歩いてた道路は、街路樹もあって広く……。
おそらく優先道路だったんじゃないでしょうか。
ミニバンオヤジの方に、一時停止の標識があった可能性が大きいと思います。
↑線から出てるんでないの?
その後、話し合いがどうなったかは知りません。
何も見なかった振りで、そそくさと通り過ぎたからです。
写真を撮ってたことなんかがわかると……。
面倒なことに巻きこまれるかも知れませんから。
↑「み」
目的地に近づきました。
ここまで来れば、ナビは必要ありません。
うっそうたる森です。
ここは、『21世紀の森と広場』という施設です。
でも、わたしの目的は、この森にはありません。
もしそうだったら、大ガッカリでしょう。
ザーザー降りでしたから。
↓わたしの目的地は、ここです。
↑「み」
『松戸市立博物館』。
もちろん、屋内施設です。
『21世紀の森と広場』の中にあるのです。
↑「み」
博物館入口です。
この写真を撮った時間は、9時32分。
『八柱』の駅前でナビを起動したときは、博物館まで17分という表示が出てました。
↑こんな駅だった記憶は、まったくありません。
でも、わたしが博物館にたどり着くまでに、30分かかりました。
明らかに、地図を見ながら来た方が早かったです。
とにかく、ナビの画面がくるくる回るので訳がわからなくなるのです。
方向を固定できる機能があるようなので、今度からそれを使いたいと思います。
ただ、現実の方角を把握するために、別に方位磁石を持ってこなくてはなりません。
↑腕時計に付けられるものがあるようです。
やっかいじゃ。
↑「み」
館内に入ったところ。
広くて綺麗です。
でも……。
観覧者は、だれもいません。
わたしだけです。
ま、お天気がお天気でしたからね。
当然のことながら、館内には、受付や警備員や学芸員はおられます。
どこに行っても、視線がわたしひとりに集中し、ちょっと居ずらかったです。
そうそう。
観覧料は、大人が300円です。
大学生と高校生は、150円。
中学生以下は無料です。
安い!
松戸市近郊の学生諸君!
ぜひ、行きましょう。
↑「み」
取りあえず、展示を順番にたどります。
松戸市の歴史が、古い順に展示されてます。
この写真は、縄文時代ですかね?
↑「み」
集落の様子です。
↓右上に、インディアンのテントみたいな住居が見えます。
↑「み」
見てのとおり、土器です。
シンプルイズベスト。
実用一辺倒。
こういうのを見ると、やっぱり新潟県で出土した火焔型土器ってのは凄いなと思います。
↑新潟県長岡市馬高遺跡より出土(『東京国立博物館蔵』)。
あの岡本太郎が、「なんだ、これは!」と仰天したってんですから。
こんなめちゃくちゃな余計な造形がくっつけてあれば……。
祭祀に使われたものだろうと思うのが普通です。
でも、ちゃんと煮炊に使った跡があるそうです。
内壁に、お焦げが残ってるとか。
信濃川上流の遺跡から出土した土器のお焦げの分析からは……。
海洋で大半を過ごした海産資源(サケなど)の脂質が検出されてるとか。
↑「み」。昨年行った『国立科学博物館』で撮影した写真。この場面では普通の土器ですが……。これが、火焔型土器だった地域もあったわけです。
縄文人は、こんなヘンテコな土器で、毎日、料理をしてたんです。
なに考えてたんでしょうね。
↑縄文系。
もし、出土したのが1棟だけからなら……。
ヘンテコなオヤジのいる家があって、その家でだけ使われたと考えることも出来ます。
もちろん、おカアちゃんは、文句タラタラだったでしょうね。
「使いづらい!」「普通の作って!」
↑「み」。これも、昨年行った『国立科学博物館』で撮影した写真。後ろに写ってるのは縄文人ではなく、見学の中学生です。
それに対し、おトウちゃんは、こう答えます。
「芸術は、爆発だ!」
縄文時代の岡本太郎です。
でも、そうじゃなかったんです。
集落のそこここから出土するんです。
すなわち、どの家も、このアホみたいな土器で煮炊きをしてたんです。
考えられることは、ひとつ。
オヤジは、ヒマだった。
縄文時代と云うと、その日暮らしで……。
その日の食物を得るために必死だったというイメージがあります。
でも、そうじゃなかったんじゃないでしょうか。
食料なんて、半日くらいの労働で手に入ったのでは?
獣を追いかけ回す必要はありません。
そこここに掘った落とし穴を一回りすれば、その日の肉は調達できます。
↑『国立科学博物館』の展示。去年行きましたが、見た記憶無し。
魚も、漁や釣りよりも、エサを入れた罠を仕掛けておいたんじゃないでしょうか。
↑こんなのを作るのは、縄文人なら、朝飯前のお茶の子さいさい、屁のかっぱでしょう。
それを引きあげれば、その日の魚もオッケー。
木の実なんかは、女子供が森で集めてきますし。
男の仕事は、昼で終わりです。
で、午後からは何をするか?
ヒマな男が集まれば、することはひとつです。
すなわち、酒盛りしかありません。
↑石焼きバーベキューだそうです。
縄文時代に、果たしてお酒があったかですが……。
これが、あったんですね。
三内丸山遺跡からは、大量のニワトコの種子が発見されてます。
ニワトコの実は不味く、とても生食は出来ません。
それでは、なぜそれほど大量の実が出土するのか?
同じ場所からは、ショウジョウバエの蛹もたくさん出土してます。
ショウジョウバエは、発酵した果実に集まる習性があるのです。
↑きちゃないので、画像は自粛。
すなわち、ニワトコの実を発酵させて、お酒を造ってたとしか考えられないのです。
捕ってきた肉や魚をアテに、ニワトコ酒の酒盛りは、日が暮れるまで続きます。
日が暮れたら、それぞれの住処に戻ります。
気が向けば、おカアちゃんにちょっかいを出し……。
あとは、寝てしまえばいいんです。
まさしく、「縄文人は、気楽な稼業ときたもんだ」です。
うらやましいですね。
↑「み」
柩のようです。
説明書きを読んでなかったので、今となってはまったくわかりません。
父と息子でしょうか?
服装からすると、弥生時代以降のようです。
父親らしき人物には、矢が添えられてます。
しかしこの矢は、獲物を射るためのものではなかったと思います。
人を射るための武器です。
↑武器として作られた弥生時代の矢尻(『吉野ヶ里遺跡』出土)。
弥生時代は、気候が寒冷化し……。
とても縄文時代のような、気楽なその日暮らしは出来なくなりました。
食料を蓄えておかなければ、食料の採れない期間を生き抜くことは出来ません。
当然、保存が難しい獣肉や魚より、農産物が重要になります。
収穫した作物は蔵に保管し、大事に消費しなければなりません。
↑高床式倉庫(『吉野ヶ里遺跡』復元)。
すなわち、富の蓄積が始まるわけです。
すると当然、よその富を奪おうとする集団が現れます。