Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
センセイのリュック/幕間 アイリスの匣 #216
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戯曲『センセイのリュック』作:ハーレクイン



幕間(小説形式)アイリスの匣#216



 仰臥位、軽く寝息を立てる兵部。
 北の兵部卿宮(ひょうぶのきょうのみや)。
 その股間に屹立する男根は、野太いをのこ(男)の茎。
 兵部の姿態は未だ少年の趣を色濃く残してはいるが、その男根は歴戦の剛の者の如く、隆々と聳(そそ)り立っていた。仰け反るばかりのその様は強弓の如く、その先は天を逸れ、兵部自身の顔を指していた。
 兵部に同じく仰臥位の笹津由は、その顔を横に、兵部に向けながら言葉を継いだ。

「をのこ(男)の玉茎(はせ)を、をみな(女)が洞(うろ)に収め、しかして精の液をばをみな(女)が体内に注ぎ入るる……この振る舞いを媾合(こうごう)と、媾合為すを媾(まぐは)ふ、と申す」

「こうごう……まぐ、はふ……」

 文字は分らず、恭子は唯(ただ)に呟いた。
 その恭子の視線は、兵部の一物、弓なりに反り返る男根に視線を絡め取られていた。目が離せない。いや、離そうとする意志すら今の恭子には無かった。
 幼き折、御所の庭の片隅で恭子が垣間見た兵部の男根は、これは齢相応に幼いものであった。その幼児の茎は、太さも長さも、さらに色合いも、兵部自身の指ほどのものであった。茎の先、亀頭は包皮に覆われていた。
 その幼い男根の先端、包皮を掻き分けて迸った兵部の尿(ゆまり)。音もなく、陽に煌いて草叢に吸い込まれてゆく一筋の尿から飛び散る飛沫の様を、恭子は鮮明に記憶していた。しかしいまが今、恭子が目にする兵部の男根、屹立する男の茎は、玉茎(はせ)なる言の葉には全く似つかわしくなかった。恭子には、それはをのこ(男)そのものに、猛々しくも荒々しい武者とも思われた。
 恭子は、禁裏を警護する衛士はほとんど見かけたことは無い。だが、恭子付きの女官などの語る御伽噺や民話、説話などには鬼や盗賊、都を徘徊する妖(あやかし)などと戦う武者が登場することがある。猛々しく、荒々しく、恐れを知らぬ強者(つわもの)。息を詰め、話に聞き入る恭子にとって、武者とは鬼・妖と異なるものでは無かった。
 我らと同じき人とも思えぬ……。
 そのような存在が恭子にとっての武者であった。
 幼い頃の兵部の男根が人であるならば、今目にするこのをのこ(男)の茎の異様さは……恭子には武者とも鬼とも見えた。

(兵部、さま)

 息を詰め、魅入られたように兵部の男根を凝視する恭子は、その心中で兵部に、いや、兵部自身であるかのように、猛々しく聳(そそ)り立つ男根に呼び掛けた。語り掛けた。

(おお、兵部さま)
(なんと……)
(なんと逞しき玉の茎)
(あの折の)
(あの愛らしき)
(あの様とは)
(似ても似つかぬ……)
(この)
(この玉茎〔はせ〕が)
(兵部さまのをのこ〔男〕の茎が)
(もしや)
(もしや我が、体内に……)

 恭子は心中、狼狽(うろた)えた。
 狼狽えながら、改めて笹津由の股間を見遣った。
 剥き出しの女陰。
 そのをみな(女)のうろ(洞)は未だ黒々と開き、恭子に語り掛けると見えた。

(姫よ)
(恭子よ)
(我〔われ〕がをみな〔女〕ぞ)
(これがをみなぞ)
(これがお主ぞ)
(これが其方〔そなた〕ぞ)
(其方にも)
(其方が股間にも)
(あるのじゃ)
(これがあるのじゃ)
(我があるのじゃ)
(我がおるのじゃ)
(開いておるのじゃ)
(我に)
(ここに)
(入るるのじゃ)
(この洞〔うろ〕に)
(をのこ〔男〕を)
(をのこが茎を)
(男の茎を)
(玉茎〔はせ〕を)
(入るるのじゃ)
(入るるのじゃ)
(いるるのじゃあ)

「おおおおお」

 恭子は喚(おめ)いた。
 その喚きは恭子の花の紅唇を割り、中空射(さ)して吹き上がった。
 をみな〔女〕恭子の喚きであった。
 恭子の脳裡に、先ほどの兵部と笹津由の絡みが鮮やかに蘇った。屹立する兵部の男根、その玉茎を深々と咥え込む笹津由の唇……。
 恭子は、喚いた口をそのままに大きく開き、身を、笹津由の股間から兵部のそれに移した。全裸の恭子は、全裸の兵部の股間に身を折った。上体を倒す。詫びるように、祈るように、恭子はひれ伏した。
 恭子の顔の前に兵部の男があった。誘うか、睥睨するか。兵部の男根は変わらず高々と屹立していた。恭子は寸時の躊躇いもなく、大きく開いた唇を、今や盛りと咲き誇る花の唇を、兵部の玉の茎に被せた。その恭子の脳裡を、ふと兵部への思いが掠めたか。その思いの片隅に、笹津由への妬心があったろうか。

(ひょうぶさま)
(わたくしの)
(兵部、さま……)
(愛しや……)

「ごぶ」
「ぐぶ」
「げぶ」

 慣れぬ恭子は苦悶した。
 屹立する男根はあまりに太く、長く……このように大きく開くなど為したことのない恭子の口は、兵部を持て余し狼狽(うろた)えた。

「ぐご」
「うご」
「うぐぁ」

 兵部の茎の先が恭子の咽頭を突いた。
 伏せた顔を思わず引く恭子。

「かはああああ」

 恭子は男根を口から外した。それは自らの意思ではなく、恭子の体が行った、自己防衛の動きだった。
 恭子の唇、下の唇の半ばあたりから、泡(あぶく)混じりの液が漏れ零れ、既に液に塗れている兵部の男根に滴った。恭子の唾液であった。このように唾液を垂れ流すなど、恭子には初めての事であった。
 己の唾液塗れの兵部の男を見遣り、恭子は心中に呟いた。

(なんと……)
(なんと、はしたなき)
(慎みなきことよ)
(これは)
(これはあまりに……)

 恭子の思いは、笹津由の手の内にあるのであろうか。
 笹津由は、軽く恭子に声を掛けた。

「姫よ」

 笹津由は既に起き直り、恭子の傍らに胡座していた。
 寸時、恭子は動きを止めた。構えるように身を固め、全身を耳にする。

「恥じらるるには及ばぬことぞ」
「…………」
「をみな(女)とをのこ(男)とにて為す振る舞いに、恥や遠慮は無用の事」
「…………」
「我が心の赴くままに為せば宜しいのじゃ」
「!!」

 恭子の視界が開けた。
 恭子の心が大きく開いた。
 歓喜の頌歌(しょうか)が、祝歌(ほぎうた)が恭子の内に鳴り渡った。

(さようか)
(宜しいのか)
(それで、よろしいのか)
(それで……)
(おお)
(おお、ひょうぶ)
(ひょうぶ、さま)
(愛しや)
(おお、愛しや)
(わが、ひょうぶ……)

 恭子は、再び上体を伏せた。
 再び大きく紅の唇を割り開き、再び深々と、猛り立つ男根、をのこ(男)の茎を口中いっぱいに咥え込んだ。
センセイのリュック【幕間 アイリスの匣 #215】目次センセイのリュック【幕間 アイリスの匣 #217】

コメント一覧
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    • ––––––
      1. ハーレクイン
    • 2017/10/10 08:48
    • なんぼなんでも
       やりすぎです。
       反省しております。
       何をって……。
       なんと~申しましょうか(誰のギャグだっけ)今回の兵部のちんちん、それと恭子初フェラの描写、あまりに美辞麗句と申しましょうか、お定まりのような表現を並べ過ぎたようです。
       これは姦通斎王、恭子の呪いなのかもしれません。
       今さらですが、神に仕える身の斎王は処女、生娘、男を知らぬ清い身(男とやったからって汚れたとは、さらさら思いませんが)が絶対条件。
       それを百も承知の恭子の葛藤が、作者を狂わせたようです(もともと普通やないやろがよ)。
       まあ、いずれにしましても『アイリス』平安京編。
       作者自身も、あまりの場面転換の無さに呆れ返っております。そろそろ切り上げ時でしょう。
       今後の展開を乞う!ご期待。

    • ––––––
      2. 手羽崎 鶏造
    • 2017/10/10 09:53
    • 別に、ええんじゃないですか。
      お気になさらなくとも、我が心の赴くままに為せば。
      続きを楽しみにしております。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2017/10/10 19:51
    • 場面転換方法
       キリのいいところまで書く必要はありません。
       道代が我に返ればいいだけの話です。
      〽平安時代の真ん中は、道に迷っているばかり~

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2017/10/10 23:36
    • 手羽崎 鶏造さん&Mikikoさん
      >手羽崎 鶏造さん
      >代打、オレっ
       じゃあ、村山や星野は「リリーフ、オレっ」ですね。
      >Mikikoさん

      >わたしは、何のギモンも抱きませんでした
       って……、
       前コメで「野球ならではの奇っ怪なこと」
      と書いておるのはどういうわけのもんじゃらほい。
       早くも健忘症か

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2017/10/10 23:48
    • 前コメ、無しっ、取り消し! 
      投稿場所、間違えちゃいました。
      正しくは↓これ!!
      手羽崎 鶏造さん&Mikikoさん
      >手羽崎 鶏造さん
      >わが心の赴くままに
       ありがとうございます。
       ↓こんなの、思い出しちゃいました。
       ♪ふとたたずみ私は振りかえる
        遠く旅して歩いた若い日を
        すべて心の決めたままに
              (『マイ・ウェイ』)
       今後ともご贔屓の程を。
      >Mikikoさん
      >道代が我に返れば……
       そのシーンは、もう考えてあるんですよ。
       先に歩き出した秀男と志摩子。
       黒木鳥居をくぐりながら、志摩子が振り向き呼び掛ける。
       「何してんのん、道、早よ来(こ)んかいな。
       慌てて立ち上がり、後を追う道代。
       「す、すんまへん、姐さん」
       まあ、次の次の回くらいですかね。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2017/10/11 07:26
    • 「取り消し」なんて書かなければ……
       黙って消してやったのに。
      > もう考えてある
       こりゃまた失礼いたしました!

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2017/10/11 15:50
    • >黙って消してやった
       そうは思えませんがのう。
      しっつれいしました
       若いぼん・はやとのギャグかもしれません。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2017/10/11 19:44
    • > そうは思えませんがのう
       失敬やな君は!
       はやとさんは、残念ながらお亡くなりになってました。
       若手時代は、横山やすし・西川きよしのライバル的存在だったそうです。

    • ––––––
      9. ハーレクイン
    • 2017/10/11 21:32
    • >失敬やな君は!
       しっつれいしました。
      >やす・きよのライバル
       重ねてしっつれいしました。
       しかし、ぼん・はやとって、記憶にないなあ。

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2017/10/12 07:12
    • 記憶にないのに……
       なんで、ギャグだけ知ってたんですか。

    • ––––––
      11. ハーレクイン
    • 2017/10/12 08:16
    • どっかで……
       聞き覚えたんでしょうね。
       ギャグとは、そういうものです。
       それを勝手に引用するのは……パロというよりパクリかもしれませんが、ギャグの普及と繁栄には結構な事か、と。
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