Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
単独旅行記Ⅳ・総集編(4)
コメント一覧へジャンプ    コメント投稿へジャンプ
出発前の車内です
↑「み」

 出発前の車内です。
 気持ちいいほど空いてます。
 確か、おじいさんが、バス停のベンチに座ってたと思ったんですが、乗らなかったんですかね?

『青梅駅』付近
↑「み」

 出発して3分後。
 『青梅駅』付近だと思います。
 なぜ『魚民』の写真を撮ったのかは、記憶にありません。
 あまりにも寂れたイメージが強かったので……。
 こうした、今風の居酒屋もあることを訴えたかったんでしょうか?
 訴えても仕方ありませんが。

青梅ペット
↑「み」

 『魚民』から9分後の写真。
 こういう店が存続できてることに感心します。
 ホームセンターとかとの競合が、厳しいと思うんですが。
 店先にあるのは、金魚系の水槽ですね。
 ↓水草を売ってます。
ホテイ草
↑「み」

 「ホテイ草」と書いてありますが、正式名称は『ホテイアオイ』です。
 安いように思われますが、これ、無限に増えるんです。
 わたしは以前、ベランダのプランターでメダカを飼ってたことがあります。
 普通の植栽用のプランターです。
 半分くらい泥を入れて、稲を育ててました。
 玄米を撒くと、簡単に芽が出てきます。
 玄米を撒くと、簡単に芽が出てきます
↑拝借画像です。「稲作」という農業は大事業ですが、玄米から芽を出させて、こんなふうに育てるのは、思いのほか簡単です。

 で、稲を浸す水の中で、メダカを飼ってたんです。
 そのとき、ホテイアオイも入れてました。
ホテイアオイとメダカ

 “ホテイ”という名前の由来は……。
 葉柄が布袋様のお腹みたいに膨らんでることです。
浮き袋の役目をしています
↑浮き袋の役目をしています。

 “アオイ”は、ミズアオイ科に属するためです。
 名前に誤魔化されますが、列記とした外来植物です。
 南アフリカ原産。
 花が綺麗で、ウォーターヒヤシンスとも呼ばれます。
ウォーターヒヤシンス

 しかしながら、とにかく強健で繁殖力旺盛。
 株の根元から水平にランナーを伸ばし、その先が新しい株になります。
株の根元から水平にランナーを伸ばし、その先が新しい株に

 メダカのプランターなんか、あっという間に株で一杯になります。
 繁茂に苦しめられている国では、『青い悪魔』とまで呼ばれてるそうです。
 わたしのメダカプランターでも、毎日のように株を切り取って、庭に捨ててました。
 水面に浮いて育ちますが、根が泥に届くと、さらにデカくなるそうです。
 最大、1.5メートルになるとか。
左右の鉢のホテイアオイは、違う品種ではありません
↑左右の鉢のホテイアオイは、違う品種ではありません。環境に応じたサイズになるのです。

 増えすぎて困っても、ぜったい、池などに捨ててはいけません。
 小さな池など、あっという間に水面が見えなくなります。
水面を覆い尽くしたホテイアオイ
↑水面を覆い尽くしたホテイアオイ。花の時期は、確かに綺麗ですが……。

これは、お茶畑
↑「み」

 そこここに農地が残ってます。
 これは、お茶畑じゃないでしょうか。
 だとしたら、間違いなく、狭山茶だと思われます。
 東京の多摩地区で生産されるお茶で、静岡茶、宇治茶と並ぶ、日本三大茶のひとつです。
 「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と謳われてるとか。
色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす

 『東村山音頭』の歌詞にも、「狭山 茶どころ 情けにあつい」とあります。


 埼玉県西部に狭山市がありますが、狭山茶の“狭山”は、狭山丘陵の狭山だと思われます。
狭山丘陵
↑武蔵野台地の上に、緑の島のように残された丘陵地です。

また車内を撮ってます
↑「み」

 また車内を撮ってます。
 意図不明です。
 間違ってシャッターを押したのかも知れません。
 時刻的には、『青梅警察署前』あたりです。
 何か動揺することでもあったのでしょうか。
青梅警察署にとっ捕まった坂本龍馬容疑者
↑青梅警察署にとっ捕まった坂本龍馬容疑者。リベンジポルノだそうです。こんな名前を子供に付けてはいけませんね。辛い半生だったんじゃないでしょうか。

 そう言えば、ここの10分くらい前の停留所に、『青梅総合高校』というのがありました。
青梅総合高校
↑都立農林高校と都立青梅東高校が統合して出来たそうです。この画像からはわかりませんが、敷地が都立高で一番広いとか(東京ディズニーランドの2倍)。

 ↓総合高校(総合学科)とは、科目を自分で選択できる学校のようです。
総合高校(総合学科)とは、科目を自分で選択できる学校
↑ある高校の2年次の時間割。紫が選択科目。3年次は、ほぼ紫一色でした。

 バスが、そのバス停に近づいたとき、1人の女子高生が走ってきました。
 平日のお昼過ぎですが、早退でもしたのでしょうか?
 停留所には誰もおらず、降車ボタンも押されてませんでしたが……。
 バスは停留所に止まり、ドアを開いて女子高生を待ちました。
 彼女が、このバスに乗りたいことが分かっていたのでしょう。
 なんだか、田舎のバスのようで、ほっこりしました。
『青梅総合高校前』の時刻表
↑『青梅総合高校前』の時刻表。確かにこの時間、1本逃したら、1時間待ちです。「喫煙はご遠慮下さい」は、高校生向けじゃないですよね?

また畑
↑「み」

 また畑です。
 一列に植わってるのはネギのようです。
 いい匂いのしそうな土ですね。
 背後には小山も見えます。
 柵で囲われてますから、私有地なんでしょうね。
柵で囲われてますから、私有地
↑「み」

手入れされた生け垣
↑「み」

 手入れされた生け垣です。
 その向こうには大きな木も見えます。
 一般住宅でしょうか。
 維持管理には、そうとうなお金がかかるはずです。
 代替わりしても、この庭が維持されるか、難しいところだと思います。

踏切です
↑「み」

 踏切です。
 単線ですよね。
 写真の時間と地図を照らし合わせたところ、西武国分寺線であることが判明。
 バスは青梅街道を走ってます。
 『小川駅』と『鷹の台駅』の間です。
『小川駅』と『鷹の台駅』の間

 西武国分寺線は、わずか5駅の路線です。
西武国分寺線

 全長、7.8キロ。
 このうち、複線区間は『国分寺駅』を出てすぐの『羽根沢信号場』から隣の『恋ヶ窪駅』までです。
 わずか、1.2キロ。
 『恋ヶ窪駅』から『東村山駅』までの6.6キロは単線になります。

青梅街道駅
↑「み」

 駅です。

 でも、画像情報を見ると、踏切の写真からは、7分後でした。
 ということは、同じ単線ですが、別の路線です。
 地図を見ると、バス路線は次にJR武蔵野線と交差します。
JR武蔵野線

 しかし、当然のことながら、JR武蔵野線は複線で……。
 しかも、『新小平駅』は地下駅のようです。
『新小平駅』は地下駅
↑『新小平駅』地下ホーム。駅舎だけ、地上にあるようです。

 どうやら写真の駅は……。
 さらにその先で交差する西武多摩湖線の『青梅街道駅』のようです。
西武多摩湖線の『青梅街道駅』

 西武多摩湖線は、『国分寺駅』と『西武遊園地駅』を結ぶ路線です。
『国分寺駅』と『西武遊園地駅』を結ぶ路線

 全長9.2キロ、駅数7。
 全区間が単線です。

お屋敷が、ところどころ点在します
↑「み」

 このようなお屋敷が、ところどころ点在します。
 古くからの農家でしょうか?
 庭木は、綺麗に剪定されてます。
 植木屋さんに頼んだら、維持管理費は、そうとうな額になるはず。
 ひょっとしたらご主人は、元お茶農家で……。
 お茶畑を止めた後も、木を刈り込みたくてしょうがないのかも知れません。
木を刈り込みたくてしょうがない

西武新宿線
↑「み」

 また、線路です。
 今度は、立派な複線です。
 これは、西武新宿線ですね。
 駅で云うと、『小平駅』と『花小金井駅』の間。
『小平駅』と『花小金井駅』の間

 線路の向こうの黄色い看板に『小平典礼』という文字が見えます。
 葬儀屋さんですね。

 今回、バスや電車の窓からの景色を見て気づいたことがあります。
 葬儀屋さんの看板が、すごく多かったんです。
 それも、小さな葬儀、特に「家族葬」を打ち出した看板が目に付きました。
 地方から上京して働き、戸建てを買い……。
 そして、その家から今、初めての葬儀を出す。
 おそらく、檀那寺もなく、お墓も持たない人たちでしょう。
 葬儀なんか、どうしていいかわからないと思います。
 お寺さんも呼ばず、身内だけで葬儀を済ませたいという需要が増えてるんでしょうね。
家族葬

 もう、終点近くです。
 西武新宿線を渡る写真の時刻は、14:18分。
 バス停では、線路を渡ったところが『昭和病院前』です。
 時刻表では、『昭和病院前』が、14:06分になってます。
 すなわち、12分も遅れてるのです。
 実際、途中、かなりの渋滞で遅々として進まない区間がありました。
 時刻表での『花小金井駅北口』着は、14:09分。
 『花小金井』駅からは、14:23分発の西武新宿線【急行】に乗るつもりです。
 このままの遅れだと、『花小金井駅北口』着は、14:21分ころ。
 ちょっと、厳しくなってきました。
 しかも、その後も遅れは拡大する一方。

『花小金井駅北口』で、バスを降りたところ
↑「み」

 『花小金井駅北口』で、バスを降りたところ。
 写真の時刻は、14:27分です。
 やっぱり、間に合いませんでした。

『花小金井駅』の北口に到着
↑「み」

 『花小金井駅』の北口に到着。
 時刻は、14:28分。
 遅かりし由良之助……。
遅かりし由良之助
↑左、松本幸四郎の大星由良之助、右、中村梅玉の塩冶判官。

 これで、この日の午後の予定は“おじゃん”となりました。
おじゃん

 ちなみに、この後の予定は、↓のとおりでした。

【西武新宿線・急行】『花小金井』 14:23 → 14:44 『高田馬場』
【JR山手線】『高田馬場』 14:50 → 14:55 『池袋』
【都営バス[草64]】『池袋駅東口』 → 16:20 『浅草雷門南』
【京成タウンバス[有01]】『浅草寿町』 16:30 → 17:20 『亀有』
【JR常磐線】『亀有』 17:29 → 17:36 『松戸』

 どこにも寄らず、ただひたすら電車とバスを乗り継いで松戸まで。

 この計画で、もっともキケンなのは……。
 【都営バス[草64]】から【京成タウンバス[有01]】への乗り継ぎです。
 『浅草雷門南』と『浅草寿町』の停留所が、離れてるんです。
『浅草雷門南』と『浅草寿町』

 地図で見る限り、徒歩7分くらいかかりそうでした。
 乗り換え時間は10分。
 迷わなければ大丈夫な時間です。
 でも、迷わないで真っ直ぐ行き着く自信は……。
 毛頭ありませんでした。
 それ以前に、【都営バス[草64]】が延着したらそれっきりです。
【都営バス[草64]】

 離れた停留所で、会社も違いますから、接続なんか取ってないはず。
 【京成タウンバス[有01]】は、時間通りに発車してしまうでしょう。
【京成タウンバス[有01]】

 『川越駅』での、川越線から八高線への1分での乗り移りに続き……。
 またもや、乗り換えのスリルを味わうことは叶いませんでした。

 バスの最後の方で、写真が少なかったのは、『花小金井駅』着が遅れそうだったので……。
 その後の計画を練ってたからです。
 これまた、昨年までとは違うところ。
 すなわち、スマホをWiFiの親機にして、ノートPCをネットに繋げるわけです。
 膝にノートPCを載せ、ネット検索しながら、この先の計画を考えました。
スマホをWiFiの親機にして、ノートPCをネットに繋げるわけです

 実を云うと、バスの乗り継ぎには、ほぼ未練が無くなってました。
 早い話、【都営バス[梅70]】で満腹になってしまったのです。
蛭子さんの気持ちがわかりました
↑蛭子さんの気持ちがわかりました。

 正直、途中の景色には、あまり面白みがありませんでした。
 やっぱり、ビルの谷間を走る方が楽しいです。
銀座ですね。この路線は乗ったことがないです。
↑銀座ですね。この路線は乗ったことがないです。

 この後の【都営バス[草64]】や【京成タウンバス[有01]】の方なら、それは期待できます。
 しかし、バス満腹状態です。

 この後は、メモも無く、写真もほとんど撮ってません。
 バスに乗り疲れ、抜け殻状態だったようです。
 ↓どこぞのホームドアを撮ってます。
『高田馬場駅』の山手線ホーム
↑「み」

 おそらく、『高田馬場駅』の山手線ホームだと思います。
 ↓ホームから撮った写真。
『高田馬場駅』の山手線ホームから撮った写真
↑「み」

 ホームドアの写真と、ほぼ同時刻です。
 ビルの斜面を水が流れてるビルがあります。
 それで撮ったんだと思います。
 ビルのてっぺんに、『スズヤ』の文字看板があります。
ビルのてっぺんに、『スズヤ』

 『高田馬場 スズヤ』で検索したら、ヒットしました。
 質屋さんでした。
『高田馬場 スズヤ』
↑これは、線路の裏側ですかね?

 『スズヤ』という店名で、思い出しました。

 ↓かつて、このビルには、ものすごいオブジェがあったんです。
ポルノ噴水

 裸の男女が向かい合ってます。
 しかもこのオブジェ、ぐるぐる回るんです。
 男女のモデルは、初代貴ノ花と……。
初代貴ノ花
↑初代貴ノ花。最高位は大関。若貴のお父さんです。

 マリリン・モンローだそうです。
マリリン・モンロー

 さらになんと、噴水でした。
 『ポルノ噴水』と呼ばれてたそうです。
 ビルが建て替えられた際、オブジェも代替わりしたとのこと。
 今のオブジェが流れる滝なのは、水関係の繋がりなんですかね?
 しかし、質屋で流れるのは縁起が悪いように思うのですが。
流れた方が、質屋にとっては得なのか!
↑あ、流れた方が、質屋にとっては得なのか!

 なお、『ポルノ噴水』を設置させた社長は女性で……。
 なんと、花登筺脚本の『細腕一代記』のモデルだそうです(新珠三千代の『細腕繁盛記』ではありません)。

 次に、高田馬場という地名で連想するのは……。
 やはり、『高田馬場の決闘』ですね。
主演は、阪東妻三郎
↑主演は、阪東妻三郎(田村高廣、田村正和、田村亮の父)。

 主人公は、後に赤穂浪士となった堀部安兵衛。
 当時は、中山安兵衛でした。
 決闘自体はほんとうにあったことで、史実です。

 中山安兵衛は、越後国新発田(しばた)藩家臣の長男として生まれます。
越後国新発田(しばた)藩
↑デカい藩だったんですね。一番南部の与板は、現在、長岡市です。

 13歳のとき、父が藩を追われ、自らも浪人となります。
 ほどなく、父は死去。
 その後、親類縁者の元を転々としたのち……。
 19歳で江戸に出て、小石川の堀内正春の道場に入門。
 たちまち頭角を現し、免許皆伝を得……。
麺許皆伝
↑山梨県富士吉田市のうどん屋です(こちら)。営業時間が11:00から14:00。値段も安いです。これでやっていけるんなら、うどん屋になるかな。

 堀内道場の四天王のひとりに数えられます。
 大名屋敷に呼ばれて出張稽古に赴くなどもし、収入も安定。
 一戸建ての自宅も持ちました。
パルコン
↑中山安兵衛の自宅ではありません。大成建設のコンクリート住宅『パルコン』です。竜巻で屋根瓦が飛ばされる被害は、これからさらに増えていくでしょう。これから建てるなら、鉄筋コンクリート住宅だと思います。

 そんなさなか、1694(元禄7)年のことです。
 堀内道場同門の菅野六郎左衛門が……。
 ひょんなことから、高田馬場で決闘をすることになったのです。

 菅野は、伊予国西条藩の藩士でした。
伊予国西条藩
↑現在の愛媛県西条市のあたり。

 発端は、江戸藩邸に詰めているとき、同僚の村上庄左衛門と口論になったことです。
 年始振舞で、お酒が入っていたらしいです。
 その場は、居合わせた藩士が止めに入り、一旦は杯を交わして互いに矛を収めます。
 しかし、その後また口論が再発し……。
 とうとう、高田馬場で決闘することになってしまったのです。

 1対1の決闘なら、問題は無いんですが……。
 村上には壮年の弟が2人おり、さらに家来も含め、すでに6,7人は集めたとの情報が入ってきました。
 一方の菅野は、家の若党と草履取りの2人しか集められませんでした。
 その2人に剣の心得はなく、まったく役に立たないことは菅野にもわかってました。

 それで、同門の堀部安兵衛に……。
 「自分が討たれた時には、妻子を引き受け、代わりに村上を討ってほしい」と頼みます。
 ずいぶんと虫のいい頼みですよね。
 さらに云うと……。
 おそらく菅野は、こう持ちかければ、安兵衛が助太刀してくれると読んだのではないでしょうか。
 同門とはいえ、2人の剣の腕前には雲泥の差があったようです。
 案の定、安兵衛は……。
 「後の仇討は受けがたい。お供させていただきたい」と申し出ます。
 菅野の思いどおりですが、愚直な越後人なら、何のためらいもなくこう応じたでしょう。

 さて。
 安兵衛が同道を承知したので、菅野と安兵衛は高田馬場へ一緒に向かいました。
 馬場に着くと、村上が1人で現れました。
 しかし、1人で立ち会うように見せかけておいて……。
 村上の弟が、兄の後ろから回りこんで斬りかかってきました。
 これは安兵衛が相手をしました。
 弟が振るう刀を、2度、鍔で受け……。
 相手の刀が引かれたところを、真っ向から両断します。

 10間(18メートル)ほど離れたところでは、決闘の当事者同士が斬り合ってました。
 菅野が眉間を斬られたので、安兵衛が駆けつけようとしましたが……。
 菅野も、懸命に村上の腕を斬り落としました。
 片腕を落とされながらも、村上はさらに菅野に斬りかかります。
 眉間を割られた菅野は、立っているのがやっとの状態でした。
 そこへ安兵衛が踏みこんで、村上を斬り伏せます。
 もう1人の弟も斬りかかって来ましたが、これも一刀のもとに斬り倒します。
 菅野は、その場で息を引き取ったそうです。
 村上兄弟以外の家来たちがどうなったかは、史実には書かれてないようです。
 おそらく、安兵衛の腕前を見て、逃げ帰ったんだと思います。

 後に、江戸の瓦版は「18人斬り」と書き立てますが……。
 実際に安兵衛が斬ったのは、さきほどの3人だけだったようです。
 そもそも、18人なんて、そんな大人数は現場にいなかったはずです。
 ともかく、話にどんどん尾鰭が付いていったわけです。
映画『決闘 高田馬場』
↑映画『決闘 高田馬場』。いっぱいいますね。

 しかし……。
 浪人が、仕官してる侍を斬って、何のおとがめもなしなんですかね?
映画『椿三十郎』の血しぶきシーン
↑映画『椿三十郎』の血しぶきシーン。

 この尾ひれが付いた『決闘』の評判を耳にした、赤穂藩士の堀部金丸が……。
瓦版屋は、編み笠で顔を隠して売ってた
↑時代劇の瓦版屋は、頭に手ぬぐいを載せてますが……。実際には、編み笠で顔を隠して売ってたそうです。

 中山安兵衛を娘婿にと懇願し、堀部安兵衛が誕生したわけです。
 堀部金丸、安兵衛親子は、この後、四十七士として、吉良邸への討ち入りに参加してます。
堀部金丸、安兵衛親子は、この後、四十七士として、吉良邸への討ち入りに参加

 さて。
 なんで、堀部安兵衛の話をしてたんでしたかね?
 あ、そうそう。
 『高田馬場』で西武新宿線からJR山手線に乗り換えたんでした。
『高田馬場』で西武新宿線からJR山手線に乗り換えた

 実は、この後、1時間以上、まったく写真を撮ってないのです。
 さらに、メモも残しておらず、何をしてたかは記憶をたどるしかないのですが……。
 ほぼ、忘却の彼方です。

 当初の予定では、JR山手線で『池袋駅』に行き、そこからバスに乗るつもりでした。
 しかし、それは叶わなかったので、『池袋駅』で降りても意味がありません。
 おそらく、JR山手線で『上野駅』まで行って……。
 お土産を探しつつ、浅草まで歩こうとしたんだと思います。
 当初計画の都営バス[草64(『池袋駅東口』→『浅草雷門南』)]は、所要時間が59分もかかります。
【都営バス[草64]】
↑しつこいですが。

 JR山手線なら、『高田馬場』から『上野』までは、20分です。
『高田馬場』から『上野』までは、20分

 『上野駅』から歩いても……。
 『浅草寿町』から、当初計画の16:30発の京成タウンバス[有01]に乗れると思ったんでしょうね。
『上野駅』から『浅草寿町』まで、約20分
↑『上野駅』から『浅草寿町』まで、約20分。合計40分です。

 で、予定どおり、山手線で『上野』まで行ったのですが……。
 ここから浅草まで歩いて、さらにバスに乗る気力が湧きませんでした。
気力が湧きませんでした
↑こんな状況。

 京成タウンバスは、JR常磐線の『亀有』が終点です。
 そこから、JR常磐線で『松戸』まで行くのが、本日の行程でした。
 しかし……。
 JR常磐線なら、『上野』から乗れます。
 『松戸』まで、真っ直ぐ行けます。
JR常磐線
↑『松戸』の「15」分は、急行の場合です。各停では、20分かかります。

 てなわけで、本日の行軍はこれにて終了することに。

 『路線バスと昭和を巡る旅』を掲げた旅ではありましたが……。
 結局、この日は、バスには1本しか乗らず……。
バスには1本しか乗らず
↑「み」

 昭和も『昭和レトロ商品博物館』の1カ所のみという結果です。
昭和レトロ商品博物館

 しかも、まだ母へのお土産をひとつも買ってません。
 このままホテルに直行してしまったのでは、初日は惨敗ということになります。
 かといって、『松戸』に土産物が売ってるとも思えません。

 ということで、気力を振り絞り、『上野駅』構内を探索。
 お弁当屋さんの店頭に、土産物が少し並んでるのを発見。
『膳まい』という店名
↑レシートを見ると『膳まい』という店名でした。このお店だと思うのですが……。

 ↓昔の列車のヘッドマークをあしらった栞がありました。
昔の列車のヘッドマークをあしらった栞
↑「み」

 648円(税込み)という結構なお値段でしたが、ほかには無さそうなので、購入しました。
648円(税込み)という結構なお値段
↑「み」

 わたしが買ったのは『あけぼの』という列車のもの。
『あけぼの』栞
↑「み」

 色合いが渋くて気に入りました。
 『あけぼの』という列車名は聞いたことがある気がしましたが……。
 購入時には、知識は皆無でした。
 今調べたら、『上野』から『青森』まで行く寝台特急でした。
『上野』から『青森』まで行く寝台特急

 意外なことに、2015年まで運行されてたようです。
 時刻表を見ると、所要時間は12時間40分。
 上野を21:15分に出て、青森には翌朝9:55分に着きます。
上野を21:15分に出て、青森には翌朝9:55分に着きます

 上野で飲んでから乗っても、ゆっくり眠れますね。
 翌朝、起きれば、青森です。
 寝てる間に着くんですから、所要時間なんて関係ないですよね。
 ホテル代もかからないわけだし。
A寝台個室「シングルデラックス」
↑A寝台個室「シングルデラックス」。これは楽しそうですね。

 いい列車だったのに。
 残念なことです。

 ↓『松戸駅』です。
『松戸駅』
↑「み」

 撮影時刻は、16:04分。
 『上野』から『松戸』までは、常磐線で、20分くらい。
 『松戸市』は、千葉県になります。
 常磐線では、葛飾区の『金町駅』の次。
常磐線では、葛飾区の『金町駅』の次

 千葉県に入って初めての駅です。
 『上野』まで20分(急行だと15分)ですから、東京都の西の郊外より、はるかに都心に近いです。
 『松戸市』の面積は、61.38Km2しかありませんが……。
 人口は、49万人。
 これだけ便利なら、当然ですよね。
『松戸市』便利
↑『東京駅』まで24分。

『松戸駅』を出て、歩き始めたところ
↑「み」

 『松戸駅』を出て、歩き始めたところ。
 ビルの並ぶ景色は、小平市の『花小金井』などより、ずっと都心っぽいです。

 当初の予定では、『松戸駅』に着くのは、17:36分でした。
 途中の工程を大幅にカットしてしまったので……。
 1時間半も早く着いてしまいました。
 少々後ろめたいですが、早くホテルに入ってお風呂に入りたかったです。
 ホテルは、『松戸駅』から徒歩で行ける距離です。
 しかし、ホテルに入る前に、重要な任務があります。

 それはもちろん……。
 夕食を仕入れることです。
 夕食だけじゃありません。
 翌朝の朝食も必要です。
 今回のホテルには食堂があり、朝食付きも選べましたが……。
 あえて素泊まりにしました。
 昨年の旅行で、初めて部屋で朝食を取りました。
 ホテル自体に、朝食を取る施設が無かったからです。
 朝食付きのコースもありましたが、食事場所は、ホテルの外の『松屋』でした。
 そこまでして朝食付きにする気にはなれず……。
 前日、スーパーで朝食のおにぎりを仕入れました。
朝食のおにぎり""
↑昨年は、『スーパー・サミット』でした。

 ところが、これがあまりにも気楽で良かったので……。
 その後の旅行のスタンダードにすることにしたのです。
 ホテルの食堂に行くには、すっぴんで浴衣というわけにはいきません(浴衣禁止のところがほとんどでしょう)。
浴衣ですっぴんというわけにはいきません

 こめんどくさいです。
 今まで、よくそんなことしてたなと、逆に感心します。

 てなわけで、今回も夕食と朝食の仕入れになります。
 さらに、夕食にはお酒も買わなくてはなりません。
 「いいちこ」を入れた500mlのペットボトルは持って来てますが……。
なんとしてもビールが飲みたい

 これは、食事が終わり、歯を磨いてから寝るまでの間に飲むものです。
 食事中は、なんとしてもビールが飲みたいです。
なんとしてもビールが飲みたい

 惣菜とお酒が買えるスーパーが近くにあることは……。
 ホテルを選ぶときの重要なポイントです。
 今回のホテルまでの途上には、『ダイエー松戸西口店』がありました。
 腐っても『ダイエー』なら、間違いないでしょう。
 「Google map」のマイプレイスにも、登録しておきました。
 さっそく駅からナビを始動。

 あ、そうそう。
 このナビの使用で、気づいたことがあります。
 当然のことながら、長時間駆動し続けることになります。
 しかも、画面はリアルタイムで表示が動きます。
 そうとうに電池を消耗するようです。
 わたしは普段、スマホの充電残量を気にしたことはありません。
 それがこの日は、あっという間に半分以下になってました。
 ナビを長時間使う場合は……。
 充電の手立てか、替えの充電池を用意しておいた方がいいと思います。


↑こいうのを持ってると便利です。わたしも持ってますが、今回は忘れて来ました。

 『ダイエー松戸西口店』には、迷うことなく到着。
 ものすごくわかりやすい位置にありましたから、ナビの必要もなかったのです。
『ダイエー松戸西口店』には、迷うことなく到着
↑アホでも着きます。

 このときは、翌日にずっとナビを使う予定だったので、予行演習のつもりでした。
 どんなアテを買ったかは、夕食タイムでご紹介します。
 てなわけで、無事、ホテルに到着。
ホテルに到着
↑「み」

 『松戸シティホテル SENDAN-YA(センダンヤ)』です。
 “シティホテル”と銘打ってますが、普通のビジネスホテルです。
 真っ直ぐ歩けば、『松戸駅』西口から、徒歩7分です。
『松戸駅』西口から、徒歩7分

 この画像の撮影時間は、16:40分。
 『松戸駅』の写真は、16:04分でした。
 スーパーに寄ったので、36分かかってます。
 スーパーでの買い物時間は、25分くらいでしょうかね。
 わたしとしては、手際が良かったです。
 お腹が空いてたんでしょうね。

 ↓別の角度から、もう1枚。
松戸シティホテル
↑「み」

 通りに面した表玄関ですが、人通りもあまりなく、静かな一角でした。

 ここは、フロントを通らないと、部屋に行けない造りでした。
フロント
↑ネットで探した画像です。フロントのようですが、こんなだったか、まったく記憶に無いのです。もっと、薄暗かったと思います。

 いずれにしろ、デリヘルは呼びにくいでしょう。
デリヘルは呼びにくいでしょう

 ↓ホテル内の廊下です。
ホテル内の廊下
↑「み」

 何の変哲もない、普通のビジネスホテルです。

 ↓ついでに、反対側から、もう1枚。
ホテル内の廊下
↑「み」

 時間が早かったせいか、人の気配がしませんでした。

 ↓わたしの部屋のドアです。
部屋のドア
↑「み」

 ここは、カードや暗証番号ではなく、差し込んで回す普通の鍵でした。
カードや暗証番号ではなく、差し込んで回す普通の鍵
↑「み」

 このあたりが、松戸的です。
 ↓でも、こういうキーの方が、操作の不安もなくて、一番いいですよね。
こういうキーの方が、操作の不安もなく、一番いいですよね
↑「み」。わたしの部屋の鍵です。

 ↓ドアを入った内側です。
ドアを入った内側
↑「み」

 すべて何も考えずに操作できる、スタンダードな仕組み。
 鍵もオートロックではないので、安心でした。

 ↓靴置き場(たぶん)と、使い捨てのスリッパ。
靴置き場(たぶん)と、使い捨てのスリッパ
↑「み」

 スリッパは清潔でいいですが……。
 ぺちゃんこなので、ちょっと履きづらかったかも。
スリッパは清潔
↑「み」。保護色になってて、よく見えませんね。

 でも、清潔な安心感の方が、ポイントが高かったです

 ↓窓からの眺め。
窓からの眺め
↑「み」

 通りを隔てた向かいが、マンションのベランダです。
 眺望ポイントは、ゼロ。
 というより、マイナスですね。
 カーテンを開けた状態では、着替えも出来ません。

 ↓そしてこれが、シングルベッド。
これが、シングルベッド
↑「み」

 ↓浴衣と帯が、なんとも昭和です。
浴衣と帯が、なんとも昭和
↑「み」

 とーてー、“シティホテル”の備品とは思えませんね。
 茶色の袋は、わたしの買い物袋です。
 スーパーで仕入れた食材で満タンだったはずですが……。
 中身は、部屋に入ってすぐに冷蔵庫に移してたみたいです。

ライティングデスク
↑「み」

 ライティングデスクです。
 右下の白い箱が、冷蔵庫です。

冷蔵庫に、買ってきた惣菜とビールを詰めたところ
↑「み」

 冷蔵庫に、買ってきた惣菜とビールを詰めたところです。
 ここの冷凍庫は大きめで、ロックアイスがすっぽり入りました。
ロックアイス

 昨年までの部屋の冷凍庫では、この袋が入らず……。
 ロックアイスは、バスルームの洗面ボウルに置いてました。
ロックアイスは、バスルームの洗面ボウルに置いてました
↑「み」。昨年泊まった『ホテルリブマックス日暮里』です。ちなみに現在、『ホテルリブマックス新潟駅前(仮称)』が建築中(泊まる用はありませんが)。

 もちろん、洗面ボウルでは氷は解けていきますが、寝るまでの間なら残ってくれます。
 冷凍庫に入れれば、無敵ですね。
 これ、ポイント高いです。

 さらに、もうひとつ、高ポイントがありました。
 冷蔵庫のスイッチが入ってたんです。
 昨年までの部屋では、スイッチが入ってませんでした。
 使わない人もいるでしょうから、これは一概には非難できません。
 でも、スーパーで買ったビールを、もう一度冷やし直す必要があったわたしにとって……。
 冷蔵庫のスイッチが入ってたことは大きかったです。
 高ポイント!
高ポイント!
単独旅行記Ⅳ・総集編(3)目次単独旅行記Ⅳ・総集編(5)


コメント一覧
コメント投稿へジャンプ    ページトップへ
    コメントする   【単独旅行記Ⅳ・総集編(4)】
コメント一覧へジャンプ    ページトップへ


Comment:本文 絵文字  ※入力できるのは、全角で800字までです。

↓お帰りのさいには↓
愛のワンクリ お願いします
新しいウィンドウは開きません

相互リンクサイトのみなさま(Ⅰ)
熟女・おばさんの性体験談 新・SM小説書庫2 問答無用の吸血鬼R18 知佳の美貌録
熟女と人妻エロンガ 官能文書わーるど 未知の星 Japanese-wifeblog
赤星直也のエロ小説 愛と官能の美学 [官能小説] 熟女の園 只野課長の調教日記
電脳女学園 西園寺京太郎のSM官能小説 都会の鳥 変態小説

相互リンクサイトのみなさま(Ⅱ)
人妻の浮気話 艶みるく 人に言えない秘密の性愛話 ちょっとHな小説 Playing Archives
Mikiko's Roomの仮設テント 女性のための官能小説 性小説 潤文学ブログ 官能の本棚
HAKASEの第二読み物ブログ ぺたの横書き かおるの体験・妄想 黒い教室
被虐願望 性転換・TS・女体化劇場 羞恥の風 女の陰影
女性のH体験告白集 むね☆きゅんファンサイト 週刊リビドー あおいつぼみ 葵蕾
最低のオリ 魔法の鍵 恥ずかしがりたがり。 官能的なエロ小説

相互リンクサイトのみなさま(Ⅲ)
SMX工房 淫芯 お姫様倶楽部.com 被支配中毒
出羽健書蔵庫 かめべや 女教師と遊ぼう 平成な美少女ライトノベル
禁断の体験 エッチな告白集 おとなの淫文ファイル エッチのあとさき 恥と屈辱の交差点 潤文学
ましゅまろくらぶ 空想地帯 恍惚團 ~ドライ・オーガズムの深淵~ Angel Pussy 週刊創作官能小説
ろま中男3 渡硝子の性感快楽駆け込み寺 漂浪の果てに アダルト検索一発サーチ

快感小説 SM・お仕置き小説ブログ 官能秘宝園 制服美少女快楽地獄
秘密のエッチ体験談まとめ 18's Summer 淫鬼の棲む地下室 被虐のハイパーヒロインズ
ひめ魅、ゴコロ。 おしっこ我慢NAVI 妄想ココット ライトHノベルの部屋
レズ画像・きれいな画像倉庫 riccia 調教倶楽部 ちょっとHなおとなのための…
緊縛新聞 Eros'Entertainment オシッコオモラシオムツシーン収集所 エピソードセックス
マルガリテの部屋 アダルト官能小説快楽機姦研究所 渋谷子宮 RE:BIRTH 羞恥集
黒塚工房 プライド 女性作家専門官能小説 官能小説 レイプ嗜好
人妻!人妻!人妻! wombatの官能小説 黒イ都 羊頭狗肉
ひよこの家 美里のオナニー日記 エロショッカー軍団 相互リンク、募集してます!
★相互リンク募集中!(メールしてね)★

ランキング/画像・動画(1~10)
シンプルアダルト動画サーチ 人気ブログランキング
にほんブログ村 ライブドアブログ
官能小説アンテナ エログちゃんねる
官能文章アンテナ アダルトブログランキング


ランキング/画像・動画(11~30)
GL Search Adult Novels Search オンライン小説検索・R小説の栞 おたりんく
△Top