2017.9.16(土)

↑「み」
出発前の車内です。
気持ちいいほど空いてます。
確か、おじいさんが、バス停のベンチに座ってたと思ったんですが、乗らなかったんですかね?

↑「み」
出発して3分後。
『青梅駅』付近だと思います。
なぜ『魚民』の写真を撮ったのかは、記憶にありません。
あまりにも寂れたイメージが強かったので……。
こうした、今風の居酒屋もあることを訴えたかったんでしょうか?
訴えても仕方ありませんが。

↑「み」
『魚民』から9分後の写真。
こういう店が存続できてることに感心します。
ホームセンターとかとの競合が、厳しいと思うんですが。
店先にあるのは、金魚系の水槽ですね。
↓水草を売ってます。

↑「み」
「ホテイ草」と書いてありますが、正式名称は『ホテイアオイ』です。
安いように思われますが、これ、無限に増えるんです。
わたしは以前、ベランダのプランターでメダカを飼ってたことがあります。
普通の植栽用のプランターです。
半分くらい泥を入れて、稲を育ててました。
玄米を撒くと、簡単に芽が出てきます。

↑拝借画像です。「稲作」という農業は大事業ですが、玄米から芽を出させて、こんなふうに育てるのは、思いのほか簡単です。
で、稲を浸す水の中で、メダカを飼ってたんです。
そのとき、ホテイアオイも入れてました。

“ホテイ”という名前の由来は……。
葉柄が布袋様のお腹みたいに膨らんでることです。

↑浮き袋の役目をしています。
“アオイ”は、ミズアオイ科に属するためです。
名前に誤魔化されますが、列記とした外来植物です。
南アフリカ原産。
花が綺麗で、ウォーターヒヤシンスとも呼ばれます。

しかしながら、とにかく強健で繁殖力旺盛。
株の根元から水平にランナーを伸ばし、その先が新しい株になります。

メダカのプランターなんか、あっという間に株で一杯になります。
繁茂に苦しめられている国では、『青い悪魔』とまで呼ばれてるそうです。
わたしのメダカプランターでも、毎日のように株を切り取って、庭に捨ててました。
水面に浮いて育ちますが、根が泥に届くと、さらにデカくなるそうです。
最大、1.5メートルになるとか。

↑左右の鉢のホテイアオイは、違う品種ではありません。環境に応じたサイズになるのです。
増えすぎて困っても、ぜったい、池などに捨ててはいけません。
小さな池など、あっという間に水面が見えなくなります。

↑水面を覆い尽くしたホテイアオイ。花の時期は、確かに綺麗ですが……。

↑「み」
そこここに農地が残ってます。
これは、お茶畑じゃないでしょうか。
だとしたら、間違いなく、狭山茶だと思われます。
東京の多摩地区で生産されるお茶で、静岡茶、宇治茶と並ぶ、日本三大茶のひとつです。
「色は静岡、香りは宇治よ、味は狭山でとどめさす」と謳われてるとか。

『東村山音頭』の歌詞にも、「狭山 茶どころ 情けにあつい」とあります。
埼玉県西部に狭山市がありますが、狭山茶の“狭山”は、狭山丘陵の狭山だと思われます。

↑武蔵野台地の上に、緑の島のように残された丘陵地です。

↑「み」
また車内を撮ってます。
意図不明です。
間違ってシャッターを押したのかも知れません。
時刻的には、『青梅警察署前』あたりです。
何か動揺することでもあったのでしょうか。

↑青梅警察署にとっ捕まった坂本龍馬容疑者。リベンジポルノだそうです。こんな名前を子供に付けてはいけませんね。辛い半生だったんじゃないでしょうか。
そう言えば、ここの10分くらい前の停留所に、『青梅総合高校』というのがありました。

↑都立農林高校と都立青梅東高校が統合して出来たそうです。この画像からはわかりませんが、敷地が都立高で一番広いとか(東京ディズニーランドの2倍)。
↓総合高校(総合学科)とは、科目を自分で選択できる学校のようです。

↑ある高校の2年次の時間割。紫が選択科目。3年次は、ほぼ紫一色でした。
バスが、そのバス停に近づいたとき、1人の女子高生が走ってきました。
平日のお昼過ぎですが、早退でもしたのでしょうか?
停留所には誰もおらず、降車ボタンも押されてませんでしたが……。
バスは停留所に止まり、ドアを開いて女子高生を待ちました。
彼女が、このバスに乗りたいことが分かっていたのでしょう。
なんだか、田舎のバスのようで、ほっこりしました。

↑『青梅総合高校前』の時刻表。確かにこの時間、1本逃したら、1時間待ちです。「喫煙はご遠慮下さい」は、高校生向けじゃないですよね?

↑「み」
また畑です。
一列に植わってるのはネギのようです。
いい匂いのしそうな土ですね。
背後には小山も見えます。
柵で囲われてますから、私有地なんでしょうね。

↑「み」

↑「み」
手入れされた生け垣です。
その向こうには大きな木も見えます。
一般住宅でしょうか。
維持管理には、そうとうなお金がかかるはずです。
代替わりしても、この庭が維持されるか、難しいところだと思います。

↑「み」
踏切です。
単線ですよね。
写真の時間と地図を照らし合わせたところ、西武国分寺線であることが判明。
バスは青梅街道を走ってます。
『小川駅』と『鷹の台駅』の間です。

西武国分寺線は、わずか5駅の路線です。

全長、7.8キロ。
このうち、複線区間は『国分寺駅』を出てすぐの『羽根沢信号場』から隣の『恋ヶ窪駅』までです。
わずか、1.2キロ。
『恋ヶ窪駅』から『東村山駅』までの6.6キロは単線になります。

↑「み」
駅です。
でも、画像情報を見ると、踏切の写真からは、7分後でした。
ということは、同じ単線ですが、別の路線です。
地図を見ると、バス路線は次にJR武蔵野線と交差します。

しかし、当然のことながら、JR武蔵野線は複線で……。
しかも、『新小平駅』は地下駅のようです。

↑『新小平駅』地下ホーム。駅舎だけ、地上にあるようです。
どうやら写真の駅は……。
さらにその先で交差する西武多摩湖線の『青梅街道駅』のようです。

西武多摩湖線は、『国分寺駅』と『西武遊園地駅』を結ぶ路線です。

全長9.2キロ、駅数7。
全区間が単線です。

↑「み」
このようなお屋敷が、ところどころ点在します。
古くからの農家でしょうか?
庭木は、綺麗に剪定されてます。
植木屋さんに頼んだら、維持管理費は、そうとうな額になるはず。
ひょっとしたらご主人は、元お茶農家で……。
お茶畑を止めた後も、木を刈り込みたくてしょうがないのかも知れません。


↑「み」
また、線路です。
今度は、立派な複線です。
これは、西武新宿線ですね。
駅で云うと、『小平駅』と『花小金井駅』の間。

線路の向こうの黄色い看板に『小平典礼』という文字が見えます。
葬儀屋さんですね。
今回、バスや電車の窓からの景色を見て気づいたことがあります。
葬儀屋さんの看板が、すごく多かったんです。
それも、小さな葬儀、特に「家族葬」を打ち出した看板が目に付きました。
地方から上京して働き、戸建てを買い……。
そして、その家から今、初めての葬儀を出す。
おそらく、檀那寺もなく、お墓も持たない人たちでしょう。
葬儀なんか、どうしていいかわからないと思います。
お寺さんも呼ばず、身内だけで葬儀を済ませたいという需要が増えてるんでしょうね。

もう、終点近くです。
西武新宿線を渡る写真の時刻は、14:18分。
バス停では、線路を渡ったところが『昭和病院前』です。
時刻表では、『昭和病院前』が、14:06分になってます。
すなわち、12分も遅れてるのです。
実際、途中、かなりの渋滞で遅々として進まない区間がありました。
時刻表での『花小金井駅北口』着は、14:09分。
『花小金井』駅からは、14:23分発の西武新宿線【急行】に乗るつもりです。
このままの遅れだと、『花小金井駅北口』着は、14:21分ころ。
ちょっと、厳しくなってきました。
しかも、その後も遅れは拡大する一方。

↑「み」
『花小金井駅北口』で、バスを降りたところ。
写真の時刻は、14:27分です。
やっぱり、間に合いませんでした。

↑「み」
『花小金井駅』の北口に到着。
時刻は、14:28分。
遅かりし由良之助……。

↑左、松本幸四郎の大星由良之助、右、中村梅玉の塩冶判官。
これで、この日の午後の予定は“おじゃん”となりました。

ちなみに、この後の予定は、↓のとおりでした。
【西武新宿線・急行】『花小金井』 14:23 → 14:44 『高田馬場』
【JR山手線】『高田馬場』 14:50 → 14:55 『池袋』
【都営バス[草64]】『池袋駅東口』 → 16:20 『浅草雷門南』
【京成タウンバス[有01]】『浅草寿町』 16:30 → 17:20 『亀有』
【JR常磐線】『亀有』 17:29 → 17:36 『松戸』
どこにも寄らず、ただひたすら電車とバスを乗り継いで松戸まで。
この計画で、もっともキケンなのは……。
【都営バス[草64]】から【京成タウンバス[有01]】への乗り継ぎです。
『浅草雷門南』と『浅草寿町』の停留所が、離れてるんです。

地図で見る限り、徒歩7分くらいかかりそうでした。
乗り換え時間は10分。
迷わなければ大丈夫な時間です。
でも、迷わないで真っ直ぐ行き着く自信は……。
毛頭ありませんでした。
それ以前に、【都営バス[草64]】が延着したらそれっきりです。
![【都営バス[草64]】](https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/3/d/3d53fcb3.jpg)
離れた停留所で、会社も違いますから、接続なんか取ってないはず。
【京成タウンバス[有01]】は、時間通りに発車してしまうでしょう。
![【京成タウンバス[有01]】](https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/a/b/aba06e4a.jpg)
『川越駅』での、川越線から八高線への1分での乗り移りに続き……。
またもや、乗り換えのスリルを味わうことは叶いませんでした。
バスの最後の方で、写真が少なかったのは、『花小金井駅』着が遅れそうだったので……。
その後の計画を練ってたからです。
これまた、昨年までとは違うところ。
すなわち、スマホをWiFiの親機にして、ノートPCをネットに繋げるわけです。
膝にノートPCを載せ、ネット検索しながら、この先の計画を考えました。

実を云うと、バスの乗り継ぎには、ほぼ未練が無くなってました。
早い話、【都営バス[梅70]】で満腹になってしまったのです。

↑蛭子さんの気持ちがわかりました。
正直、途中の景色には、あまり面白みがありませんでした。
やっぱり、ビルの谷間を走る方が楽しいです。

↑銀座ですね。この路線は乗ったことがないです。
この後の【都営バス[草64]】や【京成タウンバス[有01]】の方なら、それは期待できます。
しかし、バス満腹状態です。
この後は、メモも無く、写真もほとんど撮ってません。
バスに乗り疲れ、抜け殻状態だったようです。
↓どこぞのホームドアを撮ってます。

↑「み」
おそらく、『高田馬場駅』の山手線ホームだと思います。
↓ホームから撮った写真。

↑「み」
ホームドアの写真と、ほぼ同時刻です。
ビルの斜面を水が流れてるビルがあります。
それで撮ったんだと思います。
ビルのてっぺんに、『スズヤ』の文字看板があります。

『高田馬場 スズヤ』で検索したら、ヒットしました。
質屋さんでした。

↑これは、線路の裏側ですかね?
『スズヤ』という店名で、思い出しました。
↓かつて、このビルには、ものすごいオブジェがあったんです。

裸の男女が向かい合ってます。
しかもこのオブジェ、ぐるぐる回るんです。
男女のモデルは、初代貴ノ花と……。

↑初代貴ノ花。最高位は大関。若貴のお父さんです。
マリリン・モンローだそうです。

さらになんと、噴水でした。
『ポルノ噴水』と呼ばれてたそうです。
ビルが建て替えられた際、オブジェも代替わりしたとのこと。
今のオブジェが流れる滝なのは、水関係の繋がりなんですかね?
しかし、質屋で流れるのは縁起が悪いように思うのですが。

↑あ、流れた方が、質屋にとっては得なのか!
なお、『ポルノ噴水』を設置させた社長は女性で……。
なんと、花登筺脚本の『細腕一代記』のモデルだそうです(新珠三千代の『細腕繁盛記』ではありません)。
次に、高田馬場という地名で連想するのは……。
やはり、『高田馬場の決闘』ですね。

↑主演は、阪東妻三郎(田村高廣、田村正和、田村亮の父)。
主人公は、後に赤穂浪士となった堀部安兵衛。
当時は、中山安兵衛でした。
決闘自体はほんとうにあったことで、史実です。
中山安兵衛は、越後国新発田(しばた)藩家臣の長男として生まれます。

↑デカい藩だったんですね。一番南部の与板は、現在、長岡市です。
13歳のとき、父が藩を追われ、自らも浪人となります。
ほどなく、父は死去。
その後、親類縁者の元を転々としたのち……。
19歳で江戸に出て、小石川の堀内正春の道場に入門。
たちまち頭角を現し、免許皆伝を得……。

↑山梨県富士吉田市のうどん屋です(こちら)。営業時間が11:00から14:00。値段も安いです。これでやっていけるんなら、うどん屋になるかな。
堀内道場の四天王のひとりに数えられます。
大名屋敷に呼ばれて出張稽古に赴くなどもし、収入も安定。
一戸建ての自宅も持ちました。

↑中山安兵衛の自宅ではありません。大成建設のコンクリート住宅『パルコン』です。竜巻で屋根瓦が飛ばされる被害は、これからさらに増えていくでしょう。これから建てるなら、鉄筋コンクリート住宅だと思います。
そんなさなか、1694(元禄7)年のことです。
堀内道場同門の菅野六郎左衛門が……。
ひょんなことから、高田馬場で決闘をすることになったのです。
菅野は、伊予国西条藩の藩士でした。

↑現在の愛媛県西条市のあたり。
発端は、江戸藩邸に詰めているとき、同僚の村上庄左衛門と口論になったことです。
年始振舞で、お酒が入っていたらしいです。
その場は、居合わせた藩士が止めに入り、一旦は杯を交わして互いに矛を収めます。
しかし、その後また口論が再発し……。
とうとう、高田馬場で決闘することになってしまったのです。
1対1の決闘なら、問題は無いんですが……。
村上には壮年の弟が2人おり、さらに家来も含め、すでに6,7人は集めたとの情報が入ってきました。
一方の菅野は、家の若党と草履取りの2人しか集められませんでした。
その2人に剣の心得はなく、まったく役に立たないことは菅野にもわかってました。
それで、同門の堀部安兵衛に……。
「自分が討たれた時には、妻子を引き受け、代わりに村上を討ってほしい」と頼みます。
ずいぶんと虫のいい頼みですよね。
さらに云うと……。
おそらく菅野は、こう持ちかければ、安兵衛が助太刀してくれると読んだのではないでしょうか。
同門とはいえ、2人の剣の腕前には雲泥の差があったようです。
案の定、安兵衛は……。
「後の仇討は受けがたい。お供させていただきたい」と申し出ます。
菅野の思いどおりですが、愚直な越後人なら、何のためらいもなくこう応じたでしょう。
さて。
安兵衛が同道を承知したので、菅野と安兵衛は高田馬場へ一緒に向かいました。
馬場に着くと、村上が1人で現れました。
しかし、1人で立ち会うように見せかけておいて……。
村上の弟が、兄の後ろから回りこんで斬りかかってきました。
これは安兵衛が相手をしました。
弟が振るう刀を、2度、鍔で受け……。
相手の刀が引かれたところを、真っ向から両断します。
10間(18メートル)ほど離れたところでは、決闘の当事者同士が斬り合ってました。
菅野が眉間を斬られたので、安兵衛が駆けつけようとしましたが……。
菅野も、懸命に村上の腕を斬り落としました。
片腕を落とされながらも、村上はさらに菅野に斬りかかります。
眉間を割られた菅野は、立っているのがやっとの状態でした。
そこへ安兵衛が踏みこんで、村上を斬り伏せます。
もう1人の弟も斬りかかって来ましたが、これも一刀のもとに斬り倒します。
菅野は、その場で息を引き取ったそうです。
村上兄弟以外の家来たちがどうなったかは、史実には書かれてないようです。
おそらく、安兵衛の腕前を見て、逃げ帰ったんだと思います。
後に、江戸の瓦版は「18人斬り」と書き立てますが……。
実際に安兵衛が斬ったのは、さきほどの3人だけだったようです。
そもそも、18人なんて、そんな大人数は現場にいなかったはずです。
ともかく、話にどんどん尾鰭が付いていったわけです。

↑映画『決闘 高田馬場』。いっぱいいますね。
しかし……。
浪人が、仕官してる侍を斬って、何のおとがめもなしなんですかね?

↑映画『椿三十郎』の血しぶきシーン。
この尾ひれが付いた『決闘』の評判を耳にした、赤穂藩士の堀部金丸が……。

↑時代劇の瓦版屋は、頭に手ぬぐいを載せてますが……。実際には、編み笠で顔を隠して売ってたそうです。
中山安兵衛を娘婿にと懇願し、堀部安兵衛が誕生したわけです。
堀部金丸、安兵衛親子は、この後、四十七士として、吉良邸への討ち入りに参加してます。

さて。
なんで、堀部安兵衛の話をしてたんでしたかね?
あ、そうそう。
『高田馬場』で西武新宿線からJR山手線に乗り換えたんでした。

実は、この後、1時間以上、まったく写真を撮ってないのです。
さらに、メモも残しておらず、何をしてたかは記憶をたどるしかないのですが……。
ほぼ、忘却の彼方です。
当初の予定では、JR山手線で『池袋駅』に行き、そこからバスに乗るつもりでした。
しかし、それは叶わなかったので、『池袋駅』で降りても意味がありません。
おそらく、JR山手線で『上野駅』まで行って……。
お土産を探しつつ、浅草まで歩こうとしたんだと思います。
当初計画の都営バス[草64(『池袋駅東口』→『浅草雷門南』)]は、所要時間が59分もかかります。
![【都営バス[草64]】](https://livedoor.blogimg.jp/mikikosroom2008/imgs/3/d/3d53fcb3.jpg)
↑しつこいですが。
JR山手線なら、『高田馬場』から『上野』までは、20分です。

『上野駅』から歩いても……。
『浅草寿町』から、当初計画の16:30発の京成タウンバス[有01]に乗れると思ったんでしょうね。

↑『上野駅』から『浅草寿町』まで、約20分。合計40分です。
で、予定どおり、山手線で『上野』まで行ったのですが……。
ここから浅草まで歩いて、さらにバスに乗る気力が湧きませんでした。

↑こんな状況。
京成タウンバスは、JR常磐線の『亀有』が終点です。
そこから、JR常磐線で『松戸』まで行くのが、本日の行程でした。
しかし……。
JR常磐線なら、『上野』から乗れます。
『松戸』まで、真っ直ぐ行けます。

↑『松戸』の「15」分は、急行の場合です。各停では、20分かかります。
てなわけで、本日の行軍はこれにて終了することに。
『路線バスと昭和を巡る旅』を掲げた旅ではありましたが……。
結局、この日は、バスには1本しか乗らず……。

↑「み」
昭和も『昭和レトロ商品博物館』の1カ所のみという結果です。

しかも、まだ母へのお土産をひとつも買ってません。
このままホテルに直行してしまったのでは、初日は惨敗ということになります。
かといって、『松戸』に土産物が売ってるとも思えません。
ということで、気力を振り絞り、『上野駅』構内を探索。
お弁当屋さんの店頭に、土産物が少し並んでるのを発見。

↑レシートを見ると『膳まい』という店名でした。このお店だと思うのですが……。
↓昔の列車のヘッドマークをあしらった栞がありました。

↑「み」
648円(税込み)という結構なお値段でしたが、ほかには無さそうなので、購入しました。

↑「み」
わたしが買ったのは『あけぼの』という列車のもの。

↑「み」
色合いが渋くて気に入りました。
『あけぼの』という列車名は聞いたことがある気がしましたが……。
購入時には、知識は皆無でした。
今調べたら、『上野』から『青森』まで行く寝台特急でした。

意外なことに、2015年まで運行されてたようです。
時刻表を見ると、所要時間は12時間40分。
上野を21:15分に出て、青森には翌朝9:55分に着きます。

上野で飲んでから乗っても、ゆっくり眠れますね。
翌朝、起きれば、青森です。
寝てる間に着くんですから、所要時間なんて関係ないですよね。
ホテル代もかからないわけだし。

↑A寝台個室「シングルデラックス」。これは楽しそうですね。
いい列車だったのに。
残念なことです。
↓『松戸駅』です。

↑「み」
撮影時刻は、16:04分。
『上野』から『松戸』までは、常磐線で、20分くらい。
『松戸市』は、千葉県になります。
常磐線では、葛飾区の『金町駅』の次。

千葉県に入って初めての駅です。
『上野』まで20分(急行だと15分)ですから、東京都の西の郊外より、はるかに都心に近いです。
『松戸市』の面積は、61.38Km2しかありませんが……。
人口は、49万人。
これだけ便利なら、当然ですよね。

↑『東京駅』まで24分。

↑「み」
『松戸駅』を出て、歩き始めたところ。
ビルの並ぶ景色は、小平市の『花小金井』などより、ずっと都心っぽいです。
当初の予定では、『松戸駅』に着くのは、17:36分でした。
途中の工程を大幅にカットしてしまったので……。
1時間半も早く着いてしまいました。
少々後ろめたいですが、早くホテルに入ってお風呂に入りたかったです。
ホテルは、『松戸駅』から徒歩で行ける距離です。
しかし、ホテルに入る前に、重要な任務があります。
それはもちろん……。
夕食を仕入れることです。
夕食だけじゃありません。
翌朝の朝食も必要です。
今回のホテルには食堂があり、朝食付きも選べましたが……。
あえて素泊まりにしました。
昨年の旅行で、初めて部屋で朝食を取りました。
ホテル自体に、朝食を取る施設が無かったからです。
朝食付きのコースもありましたが、食事場所は、ホテルの外の『松屋』でした。
そこまでして朝食付きにする気にはなれず……。
前日、スーパーで朝食のおにぎりを仕入れました。

↑昨年は、『スーパー・サミット』でした。
ところが、これがあまりにも気楽で良かったので……。
その後の旅行のスタンダードにすることにしたのです。
ホテルの食堂に行くには、すっぴんで浴衣というわけにはいきません(浴衣禁止のところがほとんどでしょう)。

こめんどくさいです。
今まで、よくそんなことしてたなと、逆に感心します。
てなわけで、今回も夕食と朝食の仕入れになります。
さらに、夕食にはお酒も買わなくてはなりません。
「いいちこ」を入れた500mlのペットボトルは持って来てますが……。

これは、食事が終わり、歯を磨いてから寝るまでの間に飲むものです。
食事中は、なんとしてもビールが飲みたいです。

惣菜とお酒が買えるスーパーが近くにあることは……。
ホテルを選ぶときの重要なポイントです。
今回のホテルまでの途上には、『ダイエー松戸西口店』がありました。
腐っても『ダイエー』なら、間違いないでしょう。
「Google map」のマイプレイスにも、登録しておきました。
さっそく駅からナビを始動。
あ、そうそう。
このナビの使用で、気づいたことがあります。
当然のことながら、長時間駆動し続けることになります。
しかも、画面はリアルタイムで表示が動きます。
そうとうに電池を消耗するようです。
わたしは普段、スマホの充電残量を気にしたことはありません。
それがこの日は、あっという間に半分以下になってました。
ナビを長時間使う場合は……。
充電の手立てか、替えの充電池を用意しておいた方がいいと思います。
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↑こいうのを持ってると便利です。わたしも持ってますが、今回は忘れて来ました。
『ダイエー松戸西口店』には、迷うことなく到着。
ものすごくわかりやすい位置にありましたから、ナビの必要もなかったのです。

↑アホでも着きます。
このときは、翌日にずっとナビを使う予定だったので、予行演習のつもりでした。
どんなアテを買ったかは、夕食タイムでご紹介します。
てなわけで、無事、ホテルに到着。

↑「み」
『松戸シティホテル SENDAN-YA(センダンヤ)』です。
“シティホテル”と銘打ってますが、普通のビジネスホテルです。
真っ直ぐ歩けば、『松戸駅』西口から、徒歩7分です。

この画像の撮影時間は、16:40分。
『松戸駅』の写真は、16:04分でした。
スーパーに寄ったので、36分かかってます。
スーパーでの買い物時間は、25分くらいでしょうかね。
わたしとしては、手際が良かったです。
お腹が空いてたんでしょうね。
↓別の角度から、もう1枚。

↑「み」
通りに面した表玄関ですが、人通りもあまりなく、静かな一角でした。
ここは、フロントを通らないと、部屋に行けない造りでした。

↑ネットで探した画像です。フロントのようですが、こんなだったか、まったく記憶に無いのです。もっと、薄暗かったと思います。
いずれにしろ、デリヘルは呼びにくいでしょう。

↓ホテル内の廊下です。

↑「み」
何の変哲もない、普通のビジネスホテルです。
↓ついでに、反対側から、もう1枚。

↑「み」
時間が早かったせいか、人の気配がしませんでした。
↓わたしの部屋のドアです。

↑「み」
ここは、カードや暗証番号ではなく、差し込んで回す普通の鍵でした。

↑「み」
このあたりが、松戸的です。
↓でも、こういうキーの方が、操作の不安もなくて、一番いいですよね。

↑「み」。わたしの部屋の鍵です。
↓ドアを入った内側です。

↑「み」
すべて何も考えずに操作できる、スタンダードな仕組み。
鍵もオートロックではないので、安心でした。
↓靴置き場(たぶん)と、使い捨てのスリッパ。

↑「み」
スリッパは清潔でいいですが……。
ぺちゃんこなので、ちょっと履きづらかったかも。

↑「み」。保護色になってて、よく見えませんね。
でも、清潔な安心感の方が、ポイントが高かったです
↓窓からの眺め。

↑「み」
通りを隔てた向かいが、マンションのベランダです。
眺望ポイントは、ゼロ。
というより、マイナスですね。
カーテンを開けた状態では、着替えも出来ません。
↓そしてこれが、シングルベッド。

↑「み」
↓浴衣と帯が、なんとも昭和です。

↑「み」
とーてー、“シティホテル”の備品とは思えませんね。
茶色の袋は、わたしの買い物袋です。
スーパーで仕入れた食材で満タンだったはずですが……。
中身は、部屋に入ってすぐに冷蔵庫に移してたみたいです。

↑「み」
ライティングデスクです。
右下の白い箱が、冷蔵庫です。

↑「み」
冷蔵庫に、買ってきた惣菜とビールを詰めたところです。
ここの冷凍庫は大きめで、ロックアイスがすっぽり入りました。

昨年までの部屋の冷凍庫では、この袋が入らず……。
ロックアイスは、バスルームの洗面ボウルに置いてました。

↑「み」。昨年泊まった『ホテルリブマックス日暮里』です。ちなみに現在、『ホテルリブマックス新潟駅前(仮称)』が建築中(泊まる用はありませんが)。
もちろん、洗面ボウルでは氷は解けていきますが、寝るまでの間なら残ってくれます。
冷凍庫に入れれば、無敵ですね。
これ、ポイント高いです。
さらに、もうひとつ、高ポイントがありました。
冷蔵庫のスイッチが入ってたんです。
昨年までの部屋では、スイッチが入ってませんでした。
使わない人もいるでしょうから、これは一概には非難できません。
でも、スーパーで買ったビールを、もう一度冷やし直す必要があったわたしにとって……。
冷蔵庫のスイッチが入ってたことは大きかったです。
高ポイント!
