Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
元禄江戸異聞 根来(四十)
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「元禄江戸異聞 根来」 作:八十八十郎(はちじゅう はちじゅうろう)


(四十)


 蔵の床板から覗き上がった目が辺りを窺う。
 そのまま身を乗り出した伊織の後から鶴千代の顔が現れた。
「さあ鶴千代様……」
 小走りに出口まで進むと、二人は息を殺して戸口脇に身を低めた。
「私は外の様子を見て参ります。じっと動かずに暫時ここでお待ちください。よろしゅうございますか?」
 伊織の顔を見つめながら鶴千代は唇を噛んで頷いた。
 地下牢での日の当たらぬ暮らしのせいか、青白い顔が強ばって見える。
「若、怖うございますか……?」
 途端に目を怒らせた鶴千代が首を横に振った。
「怖くはない。お前も外で気を付けよ」
 伊織はその健気な顔に優しく微笑む。
 懐から白い布を取り出すと、一端を口に噛んでたすき掛けに両袖を収めた。
 引き上げた着物の裾を帯に挟んで、襦袢の捌きを緩める。
「では……」
 頷く鶴千代を残して、伊織は蔵の中から西日の射す表へと出ていく。

「だから何とも返事は出来ねえんだよ、今親分もいねえんだから……。また改めて出直してきな」
 上り段に腰を降ろしたお蝶は、面倒くさそうな代貸しを斜に見上げる。
 ふくよかな唇から白い歯を覗かせると、年増の顔に愛嬌のある笑みが浮かんだ。
「そんなこと言わないでさあ……。小手調べに手際だけでも見ておくんなさいよ……ね?」
「えへん……。手際……?」
 艶やかな流し目に射すくめられて、思わず代貸しは頼りない声を出した。
「ふふ、縁台を拝借……」
 お蝶は上り段の手前に縁台を持ち込む。
「ちょっと失礼……」
 お蝶は代貸しの顔を見ながら着物の裾を開いた。
「あ……」
 思わず代貸しは小さな声を漏らした。
 縁台を跨いだ途端、一瞬開いた両足の狭間にふくらはぎから太ももの白い肌が光ったからである。
 そのまま縁台に腰を降ろしたお蝶は、懐から取り出した壺を台の上に伏せる。
「うっふふふ……」
 含み笑いと共にお蝶が耳の後ろから取り出したものは、一つの小さなサイコロであった。
「ねえ代貸し……。ひとつ、あたしと勝負といきましょうよ」
 悪戯っぽい笑みを代貸しに向けると、お蝶はそのサイコロを壺の上に置く。
「さあ、丁半どっち……?」
「おめえ、こっからサイが振れるっていうのか? ううん……、俺はおめえと遊んでる暇なんかねえんだが。し、仕方ねえな……」
 見上げるお蝶の目が鋭い輝きを宿す。
「さあ、どっちなんだよ」
「ようし、じゃあ……半だ」
 目にも止まらぬ速さで、お蝶の右手が伏せた壺を払った。
 返す動きで宙に浮いたサイコロが壺に隠れる。
 再び音を立てて伏せられた壺から、お蝶はゆっくりと手を離した。
「さあ代貸し、どっちだって?」
「半だよ!」
 じれったそうな顔を鼻で笑いながら、お蝶は壺をずらし上げる。
「あ!」
 縁台の上にサイコロはなかった。
「あっははは、これじゃあ丁も半もない。どこ行ったのかねえサイは? あ、ちょっとごめんよ……」
 そう言って立ち上がったお蝶は、右手を代貸しの懐に差し込む。
「お、おい……」
 色っぽい笑みが鼻先に迫って、しなやかな指で胸を撫でられた代貸しはその大柄な身体を震わせた。
「やっぱり、こんなとこにあった……」
 再び引き抜かれたお蝶の指が小さなサイコロを摘まんでいた。
「おめえ、どこでこんな技を……?」
「ふふ、ちょっとしたもんでしょ? 他にも見せてあげるから、若い衆を呼んで来なよ」
「いや、今置屋の世話で皆出払ってるんだ」
「ふ~ん……」
 ふと真顔に戻ったお蝶の目が代貸しの後方を見つめた。
 奥の廊下から一人の奥方がこちらを窺っている。
「それじゃあ、親分たちはいつ帰って来るんだい?」
「もうそろそろだと思うんだが、おめえほどの腕なら口を利いてやってもいいな……」
「そりゃ、有り難いね」
 満面に笑みを浮かべたお蝶は、奥からの視線に小さく頷く。
「じゃあ、あたしはもう少しここで待たせてもらうとしますよ」
 伊織の姿が奥へ消えるのを見届けると、お蝶は再び着物の裾を直して縁台に座り直した。

 “あ……”
 帯刀紫乃は藁筒を切ろうと振り上げた刀の動きを止めた。
 港の方角から近づいてくる、目を見張るほど大柄な女が目に入ったからである。
 重そうな錫杖を片手で担いだ背後に、色浅黒く眼光鋭い女の姿も見え隠れしている。
 ただならぬ気配を感じた紫乃は、その二人が根来の一味に違いないと直感した。
「失礼。今日はこれにて」
 慌てて箱の小銭を皮袋に収めると、お竜一家の門口へ向かう。
「しばし、しばしお待ちください!」
 脇から走り寄る武芸者に、蓬莱は錫杖を握り直して身構えた。
「なんだお前は!」
 明王さながらに目を怒らせた蓬莱を紫乃は見上げる。
「お竜一家のお身内と拝見しましたが……?」
 蓬莱の後ろから姿を現わした沙月女がじっと紫乃を見据える。
「ふうん、女か……。もしお竜一家なら何だって言うんだい……?」
 紫乃は大きく息を吐くと、沙月女の眼光をじっと見返した。
「若狭きっての女親分に、私の腕を買っていただきたいと……」
 途端に蓬莱の仏頂面が崩れた。
「ふ、……あっははは……。沙月女、この女、あたしたちに腕を買ってくれだってさ、あっはははは……」
 腹を抱えた蓬莱の前で、紫乃は背に負うた短尺の長刀を引き抜いた。
 身体の前で間一文字に捧げた長刀が、ゆっくり右回りに回転していく。
 右下に刃先が収まった時、紫乃はその左足を後ろに引いて身構えた。
 蓬莱の顔から潮が引く様に笑みが消えると、今度は沙月女の片頬が緩む。
「なるほど……」
 沙月女は腕を組んでそうつぶやいた。
「では、お話だけでも聞いていただけますか?」
 西日に長い黒髪を輝かせた女武芸者の前で、思わず根来の二人は顔を見合わせたのである。

「今です。鶴千代様、参りましょう」
 立ち上がった若の肩を掴んだまま、伊織はもう一度外を窺った。
「さあ!」
 支え合って外へ飛び出すと、そのまま蔵の裏手へと走る。
 陰になった蔵の奥へ廻り込むと、高い塀の上に林が迫るあたりへと若の手を引く。
 足元から手頃な石ころを拾い上げて、二度三度と林に向かって投げ入れた。
 伊織は若の顔の高さにしゃがみ込むと、じっとその顔を見つめる。
「若、どうかご無事で……、お母様の元へ……」
 鶴千代は伊織の顔から目が離せなかった。
 紀伊山中で聞いた鷹の言葉が脳裏をよぎる。
 “羅紗はお前の本当の母ではない。本当の母は他にいるのだ………”
 何故か胸の内に切ないものを感じて、鶴千代は伊織に口を開く。
「お前は一緒に参らぬのか?」
 伊織は鶴千代の肩を抱いた。
「若は大石と共にお国元へお急ぎください。私は追っ手を防ぎます。よろしいですね?」
 そう言うと伊織は鶴千代に背を向ける。
「若、さあこれへ!」
「お前もきっと無事で後を追うのだぞ」
 伊織は振り返って鶴千代に微笑んだ。
「分かっております。さあ早く!」
 背中を踏んで我が子の重みが肩の上に乗る。
「立ち上がります。前の壁に両手をついて肩から落ちぬように」
 両肩に鶴千代を乗せた伊織は、唇を噛んでゆっくりと立ち上がった。

「あ! あそこだ!」
 二三間先の塀の上に若を見つけて、大石桔梗は囁いた。
 竹を組んだウマを抱えて蔓が走り寄る。
「私が上で受け取ります。桔梗様は下で構えて」
「分かった」
 ウマに乗って伸ばした蔓の両手と、塀に乗った鶴千代の両手が辛うじて握り合う。
「若、そのまま両足から滑り下りてください」
 蔓が若を抱き下ろそうとした時、姿勢を崩した二人の身体が不安定なウマの上で揺らいだ。
「桔梗様、若を受け取って!」
「よし、もらった!」
 ウマの脇に落ちる若の身体を桔梗は両手を広げて受け止める。
 同じく横に飛び降りた蔓の目の前で、若を抱きとめたまま勢い余って尻餅をついた桔梗の身体が地面に転がった。
「だいじょうぶですか!」
 塀の向こうの伊織の声に、桔梗は急いで若を抱き起こす。
「私なら大丈夫」
 しっかりと頷いた若の様子に、桔梗と蔓もその表情を緩めた。
「鶴千代様は、大丈夫です」
「では桔梗様……」
「はい」
「若をお願いいたします」
 一瞬胸を詰まらせた大石桔梗だったが、眉を吊り上げて口を開く。
「はい。大石桔梗、命に代えても鶴千代様をお国元までお送りいたします」
 塀の向こうからは、もう伊織の返事は返って来なかった。
「さあ若様、林の中でお着換え遊ばして、これからは私共と丹波へと向かいましょう」
「うん」
 二度三度と屋敷を振り返りながら、鶴千代は桔梗と蔓と共に林の中へと消えて行った。

「では日を改めてお竜一家に口を利いていただけるんですね?」
 紫乃の言葉に沙月女は頷いた。
「いいだろう。どうやらかなり使えそうな腕前だ。それにあんたみたいな女を口利きすると、親分から沢山余禄をいただけそうなんでね」
「うふふふ……」
 思わず意味深な笑みを交わす沙月女と蓬莱を、紫乃は訝し気な表情で見つめた。
「あっははは。春蘭の奴、あたしをあんただと思って本気で怒ってやがった。面白かったね」
「もう、余計な事するんじゃないよ。そのうち二人ともまとめて嫌われちまうじゃないか」
 紫乃は大きな声がする方に目を向けた。
 若い女の双子が笑いさざめきながら蓬莱の後ろを通り過ぎて行く。
 しかし残念なことに、紫乃はその双子までその場に引き留めることは出来そうになかったのである。

 桔梗たちの足音が聞こえなくなると、伊織は蔵へ取って返した。
 再び蔵の入り口に錠を降ろして帳場へと向かう。
 若を逃がした上は、早くお蝶を外に逃がす合図をしなくてはならない。
 母屋に入って廊下から帳場を窺うと、縁台に陣取ったお蝶がまだ何やら代貸し相手に話し込んでいる。
 廊下からじっと視線を送ると、ふとお蝶の眼差しが伊織を捉えた。
 伊織が小さく頷くと、お蝶は大きなため息をついて縁台から立ち上がる。
「あ~あ、遅いね親分は。一杯やりたくなっちまった。売り込みはまた明日出直すとして、ねえ代貸し、あたしゃ街道筋の福屋に泊ってるから、後で一杯付き合っておくれよ」
「帰るのか……?」
 出口を向いたお蝶の顔は、色っぽい笑みと共に代貸しを振り返る。
「肴を用意して先にやってるからね……」
「う、ああ……えへん。じゃあ、気を付けて帰んな」
「うふふ、それじゃ……」
 余裕の笑みを浮かべて表に向き直った時、出口の引き開け戸が音もなく締まってお蝶を遮った。

「おっと、そんなに急いで帰らなくてもいいじゃないか……」
 戸口脇の西日の陰から若い女が姿を現わす。
 悪戯っぽい笑みを浮かべたその女をお蝶はじっと見つめた。
「あんたは……?」
「あっははは、分からないのかい?」
 締まった引き戸が再び開いて、外からもう一人若い女が入って来る。
 二人の女は腰のくびれに両手をあてて、その寸分違わぬ顔を横に並べた。
「は! ……お、お前たちは!!」
 息を呑んだお蝶の顔からみるみると血の気が引いていく。
「ふふふ、そうだよう。手に手を取って千尋の谷を落ちたあたしを忘れるなんて、冷たいんじゃないかい?」
 春花がそう言ったとたん、お蝶の身体が小屋梁の上に飛び上がった。
 しかしお蝶が梁の上で身構えた時には、もう両脇の梁に金串の冷たい輝きを持った春秋花姉妹の姿があった。
「あれえ、少し動きが遅くなったんじゃないの? それともあたしたちが上達したのか。あっははは、たぶんその両方かもね」
 戸口から相次いで姿を現わした蓬莱と沙月女が、何事かと上を見上げる。
「あん時みたいに一緒に落ちてみるかい? もっとも今度は、蓬莱がちゃあんと下で受け止めてくれるよ。あっはははは……」
 お蝶は悔し気に唇を噛んで下を見回した。
 廊下の奥から今にも身を乗り出そうとする伊織を見つけると、お蝶は鋭い眼差しでそれを制する。
「おや、あれが新しい親分の遊び相手か。うん……と、どっかで………?」
 お蝶の視線の先をたどった春花がじっと伊織を見つめる。
「ちくしょう!」
 それに気づいたお蝶は、無謀にも素手のまま春花に飛びかかった。
「あ!」
 不意を突かれた春花は、再び10年前と同じようにお蝶ともつれ合って下へ落ちる。
 だが今回は谷川の水に白い飛沫を上げることなく、二人の身体は易々と蓬莱の腕に受け止められた。
「ちくしょう! 離しやがれ!」
 後ろ手に掴まれたままお蝶は激しくその身を抗わせる。
 しかしまるで重い鉄枷でも嵌められたように、お蝶は蓬莱の身体を揺るがすことさえ出来なかった。
「こいつが因縁のお蝶さ。こんなとこまで乗り込んで来やがって……」
 そう呟いた秋花に沙月女が目を向ける。
「ふうん、鷹はやり方次第じゃ役に立つ奴だと言ってたけど……。うん? いや、念のため蔵の中を確かめるんだ」
 互いの顔を見合わせた春花秋花が、慌てて廊下の奥へと走る。
 帳場の隅にひっそりと控えていた伊織は、壁伝いに出口の方へ動き始める。
 目の動きだけで外を促すお蝶を残して、ようやく伊織は暖簾から外へ出た。
 “お蝶さん。きっと、きっと助けに来ますからね”
 暖簾の隙間から垣間見えるお蝶に心の中で呟くと、伊織は目をつぶって踵を返す。
 四辻の向こうで帯刀紫乃と落ち合った伊織は、そのままもう日の影り始めた路地の奥へと姿を消したのである。
元禄江戸異聞 根来(三十九)目次元禄江戸異聞 根来(四十一)


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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2017/08/17 07:56
    • どうもこういうシーンは……
       ドキドキしてしまって、まともに読めません。
       壺振り師。
       時代劇で見る男の壺振り師は、上半身裸で、さらしに半股引といったスタイルです。
       これは、着物を着ていると、別のサイコロを隠したりのイカサマがしやすくなるからです。
       裸で壺を振ることにより、「イカサマはありません」というアピールをしてるわけです。
       で、女の壺振り師。
       これもまた片肌を脱ぐのは……。
       格好付けではなく、イカサマはありませんというアピールなわけです。
       でも、片肌では、いかにも中途半端です。
       やっぱり、両肌脱いだのでは?
       ↓ゲームソフトのようですが、両肌を脱いだ女壺振り師が出てきます。
      http://darage.com/ryu/index.php?%E4%B8%81%E5%8D%8A%E5%8D%9A%E6%89%93%20-%20%E3%83%9F%E3%83%8B%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0
       それでは実際に、女壺振り師はいたのかということですが……。
       どうやらいたようです。
       でも、腕がどうのというより……。
       早い話、客寄せですね。
       賭場の客は男ばっかりですから。
       賭場に留まる時間も長くなったみたいです。
       裾チラなどのサービスもあったのかも?
       昔は、下着を着けてませんからね。

    • ––––––
      2. ハーレクイン
    • 2017/08/17 18:22
    • ノーいかさまアピール
       ですか、もろ肌脱ぎ。
       大相撲の仕切り。
       まず東西に分かれて蹲踞。塵を切って左右に大きく両腕を開きます。
       この時、両手はまず掌を上に向け、半呼吸置いたのち腕をひねって掌を下に向け直します
       この、掌を返す動作は「わしゃ空手やで~、武器はなんも持ってへんで~」というアピールだそうです。
       で、女壺振り師ときますと、何と云いましても江波杏子姐さんでしょう。
      甲子園
       日本文理0-1仙台育英。残念ながら日本文理の敗退でした。
       さすがに0点では勝てません。
       仙台育英もヒットじゃなく「内野ゴロの間の1点」だけでした。
       貧打戦、というより守備の好プレーが互いに出たいい試合でした。まさに、勝負は時の運です。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2017/08/17 20:04
    • イカサマ
       これはもちろん、「烏賊様」ではありません。
       “さもその様に”という意味の、「如何様」です。
       半七捕物帳で読んだのですが……。
       旗本と御家人の子供同士は仲が悪く、互いにつるんでは敵対してたそうです。
       御家人というのは、「お目見え以下」ですから……。
       旗本の子供は、「烏賊」と罵ります。
       それに対し、御家人の子供は、「蛸」と返したそうです。
       実に不毛な争いですね。

    • ––––––
      4. ハーレクイン
    • 2017/08/17 21:07
    • 烏賊
       はともかく、蛸には説得力がありません。
       よって旗本の勝ち。
       まあ、どちらにしてもガキのけんか、到底武家の子弟とは思えません。
       まあ、二本差していてもこの程度(ガキは二本差さんか)ということでしょうか。
      ♪野暮な大小落とし差し~

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2017/08/18 07:27
    • 親の身分で威張るのは……
       馬鹿らしいことに思えますが……。
       当時は、ほとんど世襲ですからね。
       つまり、家の身分なわけです。
       よほどのバカか天才でない限り、親と同じ職に就きます。
       『半七捕物帳』、原典がわかりました。
       ↓『朝顔屋敷』です。
      http://www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/959_14988.html

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2017/08/18 10:19
    • >ほとんど世襲
      >家の身分
       親の威を借る狐、というやつだな(それは「虎」)。
    コメントする   【元禄江戸異聞 根来(四十)】
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