2017.7.10(月)
美弥子は、出来るだけ淡々とした仕草で、着ているものを脱いでいった。
まるで、バスルームの脱衣室での仕草だった。
しかしそこは、脱衣のための部屋ではなく……。
リビングルームだった。
着衣を1枚剥ぐごとに、はらわたが捩られるような興奮を覚えた。
焦げ茶色の革張りのソファーに、水色のブラが投げ出された。
その色彩のコントラストを目にしたとき……。
美弥子は、すでにスイッチが入ってしまっていることを、認めないわけにはいかなかった。
大人しいオナニーだけでは、この場は納められない。
美弥子は、ショーツ1枚の姿で、壁に造りつけられた姿見の前に立った。
この居室の以前の住人は、老いた女性ピアニストだったと云う。
認知症が進んだ女性は、老人ホームに移った。
もう、この部屋での一人住まいには戻れない症状だった。
女性の家族は、高額な老人ホームの入居費用を賄うため、このマンションを売りに出したのだ。
それを購入したのが、美弥子の父だった。
ピアニストは潔癖症だったようで、部屋は綺麗に使われていた。
水回りなどは新しくしたが、居室はほぼそのままだった。
生涯独身だったピアニストは、ナルシストだったのかも知れない。
至る所に、鏡が設えられていた。
もちろん、ステージドレスを着た自分を映すこともあっただろうが……。
美弥子の脳裏には、ピアニストの別の姿が映っていた。
この鏡の前に立つピアニストは、全裸だったのではないかと。
そして、裸の自分を映すだけでは納まらなかったはずだと。
彼女は、細く器用な指先を操り、この鏡の前で手淫したに違いないのだ。
細長い姿見は、美弥子の全身を映していた。
小さな頭。
砲弾のごとく突き出た乳房。
鼓のように括れる体幹。
そして、豊かに広がる腰。
そこだけが、布地で覆われていた。
どこから見ても女性のフォルムだったが、一点だけ違和感があった。
今の美弥子の姿を、誰が見たとしても……。
おそらくはその一点に、視線が奪われるだろう。
それは、布地の中心部にあった。
布地が膨れているのだ。
むろん、膨らみは、パンティを穿いたニューハーフほどではない。
美弥子の腰を覆うのは、股上の浅いショーツだった。
ニューハーフが勃起したら、ウェストから陰茎が突き出てしまうだろう。
しかし、美弥子の膨らみは、ショーツ中央に納まっていた。
まるで、バスルームの脱衣室での仕草だった。
しかしそこは、脱衣のための部屋ではなく……。
リビングルームだった。
着衣を1枚剥ぐごとに、はらわたが捩られるような興奮を覚えた。
焦げ茶色の革張りのソファーに、水色のブラが投げ出された。
その色彩のコントラストを目にしたとき……。
美弥子は、すでにスイッチが入ってしまっていることを、認めないわけにはいかなかった。
大人しいオナニーだけでは、この場は納められない。
美弥子は、ショーツ1枚の姿で、壁に造りつけられた姿見の前に立った。
この居室の以前の住人は、老いた女性ピアニストだったと云う。
認知症が進んだ女性は、老人ホームに移った。
もう、この部屋での一人住まいには戻れない症状だった。
女性の家族は、高額な老人ホームの入居費用を賄うため、このマンションを売りに出したのだ。
それを購入したのが、美弥子の父だった。
ピアニストは潔癖症だったようで、部屋は綺麗に使われていた。
水回りなどは新しくしたが、居室はほぼそのままだった。
生涯独身だったピアニストは、ナルシストだったのかも知れない。
至る所に、鏡が設えられていた。
もちろん、ステージドレスを着た自分を映すこともあっただろうが……。
美弥子の脳裏には、ピアニストの別の姿が映っていた。
この鏡の前に立つピアニストは、全裸だったのではないかと。
そして、裸の自分を映すだけでは納まらなかったはずだと。
彼女は、細く器用な指先を操り、この鏡の前で手淫したに違いないのだ。
細長い姿見は、美弥子の全身を映していた。
小さな頭。
砲弾のごとく突き出た乳房。
鼓のように括れる体幹。
そして、豊かに広がる腰。
そこだけが、布地で覆われていた。
どこから見ても女性のフォルムだったが、一点だけ違和感があった。
今の美弥子の姿を、誰が見たとしても……。
おそらくはその一点に、視線が奪われるだろう。
それは、布地の中心部にあった。
布地が膨れているのだ。
むろん、膨らみは、パンティを穿いたニューハーフほどではない。
美弥子の腰を覆うのは、股上の浅いショーツだった。
ニューハーフが勃起したら、ウェストから陰茎が突き出てしまうだろう。
しかし、美弥子の膨らみは、ショーツ中央に納まっていた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2017/07/10 07:43
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大相撲夏場所初日
1横綱、3大関が敗れるという惨状。
特にヒドかったのは、稀勢の里、照ノ富士、豪栄道。
稀勢の里と照ノ富士は、本場所で相撲を取れる状態じゃないでしょう。
あんな相撲を見せるのは、お客さんに失礼です。
豪栄道は、もう大関の力はありません。
日馬富士は、よくあるポカでしょう。
高安は、何とも言えません。
顔に似合わず、気に病むタイプなんじゃないでしょうか。
福岡県の「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」が……。
世界文化遺産に登録されることになりました。
ユネスコの諮問機関は、構成資産8件のうち4件を除外するよう勧告してましたが……。
逆転で、8件が一括登録となりました。
福岡県にとっては、明るいニュースです。
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2. ハーレクイン- 2017/07/10 08:45
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美弥ちゃんオンステージ
いやあ、久しぶり。
いつ以来だろうね、美弥ちゃんオナニー。
で、とりあえずのステージは鏡ですか。
鏡の国のアリス、じゃなくて大室美弥子。
張り切ってどうぞ!
北の富士Mikiko
全く異論はありませんが、一つ訂正。
横綱大関で負けたのは、2横綱3大関です。勝ったのは白鵬、鶴竜の2横綱のみ。
大関は全て負けで0勝3敗、横綱は稀勢ちゃんと日馬富士が負けて2勝2敗です。4横綱3大関、豪華上位陣の成績はなんと2勝5敗。総崩れも同然でした。まさに「入場料返せ」ですね。
さらに……一つ付け加えますと、初日は白鵬の強さが際立っていました。やはり、明確な目標があると気合の入り方が違うのでしょうか。
ただまあ、相手が琴奨菊ですから、昨日の取り口だけでは何とも言えません。
残り14日、どう展開しますか。
稀勢ちゃんは、先場所に続き途中休場でしょうか。ただそうなると、いつになるかわかりませんが、次は進退をかける場所ということになります。大丈夫かなあ。
世界遺産登録
少し言いたいことがあるんですが、今朝は時間がありません。
後刻。
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3. Mikiko- 2017/07/10 19:55
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2横綱でしたね
まだ、稀勢の里の横綱には慣れないようです。
2横綱3大関が負けたのは、2000年九州場所14日目以来だそうです。
てことは、21世紀初ということです。
ちなみに、20世紀最後のときの5人は……。
横綱が、武蔵丸と貴乃花、大関が、千代大海、出島、雅山。
今日、稀勢の里は勝ちましたが……。
平幕と五分の突き合い。
前途多難です。
日馬富士は、引退するかも知れません。
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4. ハーレクイン- 2017/07/10 22:11
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引退
実は、白鵬はそろそろかなあ、と思ってました。
新横綱は誕生したし、もうやるべきことはやり尽した、てな心境かと……。
とんでもない、今日の相撲の若々しさ。いっときの、老獪な、悪く言えばごまかすような相撲は影を潜め、今場所も全勝優勝か、と思わせる力強さでした。
で、日馬富士。
引退はともかく、どうしちゃったんですかね。格闘技でバックを取られるというのは「死んだ、殺された」と同義です。典型的な「お株を奪われる」という相撲でした。
今日の正面の解説は舞の海修平。
勝った稀勢ちゃんのことをえらく心配してました。
「昇進前の、悪い頃の相撲に戻ってしまってる」てな事でしたが、あながち的外れでもない、と見ました。
まあ5人もいれば、全員が絶好調なんてのはまず無いわけで、毎日誰かが負けるのが通り相場ですが……。
白鵬と、あと鶴竜は久方ぶりに元気そうです。