2017.6.4(日)
蛍光灯が灯ると同時に、スポットライトが消えた。
部屋は、白昼色の明かりに満たされた。
まさしく、日常世界に戻ったのだ。
「ほんとに、これでよろしいのですか?」
「はい」
友加里さんは、返事と共に、羽織の紐に手を掛けた。
「あ、笹川さん。
カラオケも切って」
「はい」
佳代ちゃんは、たどたどしい仕草でカラオケを操作した。
どうやら、成功したようだ。
BGMが消えた。
それを待っていたかのように、友加里さんが羽織を脱いだ。
風が立つほどの勢いだった。
だが、そこで一瞬、間が置かれた。
おそらく、羽織を畳むべきか迷ったのだろう。
本心は、投げ捨てたいところなのだろうが。
その友加里さんの傍らに、佳代ちゃんが回りこみ、膝を付いた。
両手を差し出す。
友加里さんも、相手がツアースタッフであることに自らを納得させたのか、素直に羽織を渡した。
それからは早かった。
あっという間に、浴衣の帯が解けた。
佳代ちゃんが絡め取る。
間髪を入れず、浴衣が肌を滑り落ちた。
佳代ちゃんが、手繰りこむ。
さすがに、ブラとショーツは身に着けていた。
薄いブルーのセットだった。
友加里さんは、たった一人で着替えをしているように無表情だった。
しかし、それが無感情では無いと云うことは、はっきりと見て取れた。
ショーツの股間で、陰毛の陰りが透けているのだ。
明らかに、ショーツを濡らしている。
それを見たわたしも、股間の浸潤を改めて自覚した。
おそらく、ほかの参加者たちも一緒だろう。
男性陣は、間違いなく、全員が勃起している。
わたしは太腿を摺り合わせ、股間を絞った。
部屋は、白昼色の明かりに満たされた。
まさしく、日常世界に戻ったのだ。
「ほんとに、これでよろしいのですか?」
「はい」
友加里さんは、返事と共に、羽織の紐に手を掛けた。
「あ、笹川さん。
カラオケも切って」
「はい」
佳代ちゃんは、たどたどしい仕草でカラオケを操作した。
どうやら、成功したようだ。
BGMが消えた。
それを待っていたかのように、友加里さんが羽織を脱いだ。
風が立つほどの勢いだった。
だが、そこで一瞬、間が置かれた。
おそらく、羽織を畳むべきか迷ったのだろう。
本心は、投げ捨てたいところなのだろうが。
その友加里さんの傍らに、佳代ちゃんが回りこみ、膝を付いた。
両手を差し出す。
友加里さんも、相手がツアースタッフであることに自らを納得させたのか、素直に羽織を渡した。
それからは早かった。
あっという間に、浴衣の帯が解けた。
佳代ちゃんが絡め取る。
間髪を入れず、浴衣が肌を滑り落ちた。
佳代ちゃんが、手繰りこむ。
さすがに、ブラとショーツは身に着けていた。
薄いブルーのセットだった。
友加里さんは、たった一人で着替えをしているように無表情だった。
しかし、それが無感情では無いと云うことは、はっきりと見て取れた。
ショーツの股間で、陰毛の陰りが透けているのだ。
明らかに、ショーツを濡らしている。
それを見たわたしも、股間の浸潤を改めて自覚した。
おそらく、ほかの参加者たちも一緒だろう。
男性陣は、間違いなく、全員が勃起している。
わたしは太腿を摺り合わせ、股間を絞った。
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2017/06/04 08:06
-
本日は……
虫の日。
もちろん、6月4日の語呂合わせ。
当然のごとく、日本だけの記念日です。
手塚治虫らの呼びかけで1988(昭和63)年に設立された日本昆虫クラブが、記念日として提唱しました。
手塚は、子供のころから昆虫好きで、特にオサムシがお気に入りだったとか。
ペンネームも最初は、治虫と書いて、“オサムシ”と読ませてたそうです。
オサムシという虫は知りませんでしたが、通称ゴミムシだそうです。
雑食性で、数年生きるとか。
『香川照之の昆虫すごいぜ!』で、ぜひ取りあげてもらいたいです。
-
––––––
2. ユスリカはーれくいん- 2017/06/04 11:06
-
>明らかに、ショーツを濡らしている
これなんだよなあ。
時代ものを書くときに困るといいますか、なんといいますか……。
かつてはむろんパンティなんて穿いてませんから、着物の前を捲ればすぐにおまんこです。つまり日常からいきなり非日常になるわけで、ワンクッション(つまりパンティ)がありません。
この点をどうつなぐか、工夫のいるところでしょう。まあ、たいがい「緋色の腰巻き」を用いるんですがね。
虫の日
あまりに工夫が無いなあ、純然たる語呂合わせ。
でもないか、そろそろトンボやチョウチョが動き出す……でもないか。やはりまだ少し早いよね。
でも、数日前にモンシロチョウを見ました。まあ、こ奴は動き出すのが早い方なんですが。
ゴキブリは年中ですが。
-
––––––
3. Mikiko- 2017/06/04 12:04
-
こちらでは……
先日、アゲハチョウを見ました。
あと、見るのはアリですね。
自転車小屋の土間の割れ目に、比較的大きなアリが巣食ったので、興味深く見守っていたのですが……。
先週、まったくいなくなりました。
おそらく母が、アリの巣コロリを撒いたに違いない。
どうして、アリなんか殺す必要があるんでしょうね。
地獄落ち決定です。
-
––––––
4. おつかいありさんHQ- 2017/06/04 13:58
-
なぜ殺す
ムシが好かないんでしょうね。
お母さんは、砂糖壺をアリに侵略された経験をお持ちなのでは。
わたし小学生のとき、庭のアリの行列をじっと見つめ続けたことがあります。で、家族内で「こいつは変わり者」という評価が定着しました。
♪ありさんと ありさんと こっつんこ
-
––––––
5. Mikiko- 2017/06/04 18:18
-
アリを殺す人間とは……
根本的なところで、意思の疎通が出来ないと思ってます。
母親が死ねば、この家はわたしの城です。
アリの行列は、見飽きませんよね。
必ず、サボってるのがいます。
今日は花壇に、ブルーサルビアを植えました。
-
––––––
6. モハメド・アリHQ- 2017/06/04 21:43
-
アリか母か
死ぬのはどっちだ! なーんちゃって。
やはり小学生のとき、飼育箱に土を詰め込んで、アリに巣を作らせようとしましたが、これは失敗。作ってくれませんでした。あり?
ブルーサルビア
やはりサルビアは……赤でしょ!
-
––––––
7. Mikiko- 2017/06/05 07:35
-
『赤いサルビア』
梓みちよの歌にあるようです。
赤いサルビアは、小学校の2学期の花壇を思い出すんですよ。
ブルーサルビアは、これからの季節、涼しげでいいです。
赤いサルビアは、ブラジル原産。
ブルーサルビアは、北アメリカです。
-
––––––
8. 猿beer HQ- 2017/06/05 08:22
-
↑やめろって
みちよ版『赤いサルビア』
これは知りませんでした。
早速調査……は後刻ですな。今日は忙しい。
しかし、あんなにいろいろなサルビアがあるとは、これも知りませんでした。が、まあ、花のことはほとんど知らないんですがね。
-
––––––
9. 千早振るハーレクイン- 2017/06/05 17:42
-
みちよのサルビア
ありました(そらあるやろ)。
『赤いサルビア』の↓出だしです。
♪あかいサルビア
逃げた恋の花びら……
↓こんなのありました
♪……そして君のベッドに
サルビアの紅い花をしきつめて……
(歌唱;井上陽水他『サルビアの花』)
振られる歌が多いようです、サルビア。