2017.5.7(日)
「今日は、女将さんにお願いして、精の付く料理を揃えていただきました」
それに応え、女将が料理の解説をしてくれた。
詳しくは覚えていないが、レバーに鰻に山芋などだった。
「あと、本日は特別な食材をご用意させていただきました。
このあたりでしか採れない、幻のキノコです。
多くは採れませんので、地域外には一切出ない品でございます。
これが採れると、奥さんは小躍りして喜びます。
なぜなら……。
これを旦那さんに食べさせると、素晴らしい効き目があるからです。
もちろん、夜の効き目です。
まるで、新婚時代に戻ったみたいになります。
さらに不思議なことに……。
このキノコを、海の牡蠣と合わせると、たいへんな効果があることが、最近になってわかりました。
こんな山の中ですから、牡蠣は取り寄せなければ食べられません。
そのため、このキノコと牡蠣を合わせるという食べ方は、誰も思いつかなかったのです。
たまたま、うちの主人、いえ、支配人が……。
修業時代、鳥羽の方のホテルにおりましたときでした。
そこで、美味しい牡蠣が手に入ったので、実家、つまりこの旅館に送ったんです。
山の人間は、美味しい海の幸なんか知らないだろうって。
そのころは、先代、つまり主人の父がこの旅館をやっておりました。
さすがに、山の宿で牡蠣をお客様にお出しするのもはばかられ……。
夫婦で食べることにしたのです。
そのときたまたま、このキノコが採れておりました。
で、何の気なしに、牡蠣と合わせて、ガーリックバターで、ソテーにしてみました。
味はまさしく絶品で、夫婦の箸は止まらなかったそうです。
ところが、その夜、異変が起こりました。
主人の父は、ある感触に気づき、跳ね起きたそうです。
ちょっと言いにくいのですけど……。
男性自身の方が元気になっていたのです」
「女将、こういう会なんだから、はっきり言っちゃって」
史恵さんの茶々に、女将も笑ってうなずいた。
「そうですね。
はっきり言ってしまいましょう。
主人の父は、それまで長いこと、男性機能が、まったく役立たずになっていたのです。
今で言う、EDでしょうね。
それが、その夜、突然回復したわけです」
それに応え、女将が料理の解説をしてくれた。
詳しくは覚えていないが、レバーに鰻に山芋などだった。
「あと、本日は特別な食材をご用意させていただきました。
このあたりでしか採れない、幻のキノコです。
多くは採れませんので、地域外には一切出ない品でございます。
これが採れると、奥さんは小躍りして喜びます。
なぜなら……。
これを旦那さんに食べさせると、素晴らしい効き目があるからです。
もちろん、夜の効き目です。
まるで、新婚時代に戻ったみたいになります。
さらに不思議なことに……。
このキノコを、海の牡蠣と合わせると、たいへんな効果があることが、最近になってわかりました。
こんな山の中ですから、牡蠣は取り寄せなければ食べられません。
そのため、このキノコと牡蠣を合わせるという食べ方は、誰も思いつかなかったのです。
たまたま、うちの主人、いえ、支配人が……。
修業時代、鳥羽の方のホテルにおりましたときでした。
そこで、美味しい牡蠣が手に入ったので、実家、つまりこの旅館に送ったんです。
山の人間は、美味しい海の幸なんか知らないだろうって。
そのころは、先代、つまり主人の父がこの旅館をやっておりました。
さすがに、山の宿で牡蠣をお客様にお出しするのもはばかられ……。
夫婦で食べることにしたのです。
そのときたまたま、このキノコが採れておりました。
で、何の気なしに、牡蠣と合わせて、ガーリックバターで、ソテーにしてみました。
味はまさしく絶品で、夫婦の箸は止まらなかったそうです。
ところが、その夜、異変が起こりました。
主人の父は、ある感触に気づき、跳ね起きたそうです。
ちょっと言いにくいのですけど……。
男性自身の方が元気になっていたのです」
「女将、こういう会なんだから、はっきり言っちゃって」
史恵さんの茶々に、女将も笑ってうなずいた。
「そうですね。
はっきり言ってしまいましょう。
主人の父は、それまで長いこと、男性機能が、まったく役立たずになっていたのです。
今で言う、EDでしょうね。
それが、その夜、突然回復したわけです」
コメント一覧
-
––––––
1. Mikiko- 2017/05/07 07:56
-
フランス大統領選挙
日本時間で、本日午後3時から投票開始。
明日の朝には、大勢が判明しているそうです。
世論調査の支持率では中道のマクロン氏が優勢です。
投票に行くと答えた人のうち、63%がマクロン氏、37%がルペン氏に投票すると答えてます。
この数字だけ見ると、マクロン氏の圧勝ですが……。
これはあくまで、「投票に行く」と答えた人の割合。
さらに、イギリスのEU離脱、アメリカの大統領戦などを見ると……。
欧米人は、世論調査や出口調査で、ほんとのことを言わないという傾向もあるようです。
マクロン氏は既成2大政党の代表ではありませんし、氏に投票すると答えた人も、積極的な支持者というわけではなく……。
ルペン氏だけは大統領にさせたくないという票のようです。
と云っても、マクロン氏が勝利することは、まず間違いないところでしょうが……。
思いがけない接戦になった場合、政権運営は容易ではないと思われます。
本日、黄砂に要注意だそうです。
きのうは良い雨でしたが、車庫を出て、最初にワイパーをひとかきした水が、泥色でした。
こちら、今のところ空は澄んでます。
今朝のニュースでやってましたが、黄砂の粒は、花粉よりずっと小さいそうです。
マスクをしてても、抜けちゃうんじゃないでしょうか。
黄砂アレルギーって無いんですかね?
いずれにしろ、偵察に出てみるつもりです。
-
––––––
2. 香りマツタケHQ- 2017/05/07 10:02
-
↑味シメジ
キノコと牡蠣
食い合わせじゃないだろうね。
一つ提案。
この幻のキノコの名称ですが『ボッキノコ』はどうでしょう。
大統領選
韓国もありますね。
一つ思うのは、フランスも韓国も一般人の反対デモが目立ちます。時に暴力沙汰になりますが、反対勢力の言い分が気に入らないってんで実力行使に訴える。こういうのは、「成熟した民主主義社会」とは到底思えません。
「私はあなたの意見には反対だ、だが(私は)あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」
(↑ヴォルテールの言葉とされています)
黄砂
朝のニュースで、北京の通勤風景を中継してました。軍隊の毒ガスマスクみたいなのをしている女性がいましたが、「大げさな」とは思えませんでした。
♪黄砂に吹かれて彷徨う旅は
地下を深く流れる
澄んだ水に似ている 終わりのない旅……
-
––––––
3. Mikiko- 2017/05/07 12:18
-
ボッキノコ
品が無さ過ぎなので、没。
『舞茸』のような上品さが無いと。
黄砂。
自転車散歩に出てきましたが、砂が舞ってる実感はありませんでした。
北京はスゴいらしいですね。
冬は、PM2.5。
終わったと思ったら、今度は黄砂。
夏は猛暑で、40度近くなるそうです。
いいのは、秋くらいなんですかね?
前衛作家のボリス・ヴィアンに、『北京の秋』という小説がありますが……。
この小説には、北京も秋も出てきません。
-
––––––
4. キノコ鍋ハーレクイン- 2017/05/07 14:00
-
下品なキノコ
そうかのう。
『舞茸』がそんなに上品とも思えませんが。
曰く……「手の舞い足の踏む所を知らず」
北京
関係のない話は止めましょう、ヴィヴィアンさん。いや、ヴィアンさん。
映画『郵便配達は二度ベルを鳴らす』には郵便配達は出て来ませんし、もちろんベルも鳴らしません。
(ただし、「郵便配達」「二度」は暗喩だそうです。何の、かは内容を説明しないと不可能なので省略)