2017.4.23(日)
由美は、屍となって静かに横たわっているだけだ。
美弥子も動いていない。
美弥子の視線は、シートの皺を遡った。
そこには、未だ物干し台に縛られたままの少年がいた。
視線が合った。
少年は、意識を取り戻していた。
いったい、いつから気がついていたのだろう。
美弥子は、由美の身体から身を起こした。
少年は両脚を折りたたみ、胸前に密着させた。
両膝がくっつき、脛はハの字に開いている。
こういう所作を見ると……。
数か月前まで女性だったという話も、あながちデタラメではないのかもという気さえする。
おそらくその姿勢は、自らの股間を隠そうとしたのだろうが……。
見事に失敗していた。
持ちあがった尻の間と云おうか、太腿の付け根と云ったほうがいいのかも知れないが……。
そこから、男根が覗いているのだ。
再び勃起していた。
どうやら、気がついたのは、つい今ほどではないようだ。
おそらく、由美と美弥子の交合を、ずっと見ていたのだろう。
不思議なことに、恥ずかしさは感じなかった。
むしろ、由美との交わりを見せつけたことに、誇らかな昂ぶりを覚えた。
美弥子はブルーシートに両手を突き、ゆっくりと起ちあがる。
美弥子の視角が高度を増すに連れ、少年の視線の仰角もあがった。
美弥子は、由美の脚を跨ぎ越し、少年の前に仁王立ちになった。
少年の視線は、すでに美弥子の顔を見あげてはいなかった。
しかし、横に逸したわけではない。
眼前の美弥子の股間に釘付けになっているのだ。
そう。
そこには、勃起したままの陰核が、少年を指弾するように突き出ていた。
少年の瞳は、惑乱に溺れていた。
目の前のものを、どう解釈していいのかわからないのだろう。
美弥子は、我知らず頬肉が吊りあがるのを感じた。
自分は、笑っているのだろうか。
もしそうなら、この少年は、この上ない恐怖を覚えるはずだ。
美弥子の気配の変化を感じたのだろうか、少年の視線があがった。
しかし、美弥子の眼差しに触れると同時に、少年の視線は撃ち落とされた。
今度は顔を逸したが、瞳だけはまだ、立ち迷うように、美弥子の陰核にまとわりついている。
美弥子も動いていない。
美弥子の視線は、シートの皺を遡った。
そこには、未だ物干し台に縛られたままの少年がいた。
視線が合った。
少年は、意識を取り戻していた。
いったい、いつから気がついていたのだろう。
美弥子は、由美の身体から身を起こした。
少年は両脚を折りたたみ、胸前に密着させた。
両膝がくっつき、脛はハの字に開いている。
こういう所作を見ると……。
数か月前まで女性だったという話も、あながちデタラメではないのかもという気さえする。
おそらくその姿勢は、自らの股間を隠そうとしたのだろうが……。
見事に失敗していた。
持ちあがった尻の間と云おうか、太腿の付け根と云ったほうがいいのかも知れないが……。
そこから、男根が覗いているのだ。
再び勃起していた。
どうやら、気がついたのは、つい今ほどではないようだ。
おそらく、由美と美弥子の交合を、ずっと見ていたのだろう。
不思議なことに、恥ずかしさは感じなかった。
むしろ、由美との交わりを見せつけたことに、誇らかな昂ぶりを覚えた。
美弥子はブルーシートに両手を突き、ゆっくりと起ちあがる。
美弥子の視角が高度を増すに連れ、少年の視線の仰角もあがった。
美弥子は、由美の脚を跨ぎ越し、少年の前に仁王立ちになった。
少年の視線は、すでに美弥子の顔を見あげてはいなかった。
しかし、横に逸したわけではない。
眼前の美弥子の股間に釘付けになっているのだ。
そう。
そこには、勃起したままの陰核が、少年を指弾するように突き出ていた。
少年の瞳は、惑乱に溺れていた。
目の前のものを、どう解釈していいのかわからないのだろう。
美弥子は、我知らず頬肉が吊りあがるのを感じた。
自分は、笑っているのだろうか。
もしそうなら、この少年は、この上ない恐怖を覚えるはずだ。
美弥子の気配の変化を感じたのだろうか、少年の視線があがった。
しかし、美弥子の眼差しに触れると同時に、少年の視線は撃ち落とされた。
今度は顔を逸したが、瞳だけはまだ、立ち迷うように、美弥子の陰核にまとわりついている。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2017/04/23 07:47
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「もり」と「ざる」
もちろん、おそばの話です。
見た目の形態は、ほぼ同じ。
値段は……。
一般的に、「ざる」の方が高めになってます。
では、何が違うのか。
昔は、明確な違いがあったそうです。
つゆから違ってたのです。
「ざる」の方が、高級な鰹節から取った出汁を使ってたとか。
しかし現在では、つゆを使い分ける店は、ほとんど無くなったそうです。
理由は、鰹節の質が全体的に上がり、味に差が出なくなったからとのこと。
もちろん、作り分ける面倒さもあるでしょう。
では、現在の値段の違いは何なんでしょう?
どうやら、海苔がかかってるかどうかの違いが一般的なようです。
店によっては、「もり」にはワサビも付けないとか。
つまり「もり」は、そばとつゆだけ。
『神田まつや』では、「もり」の650円に対し、「ざる」は800円。
「ざる」には、本ワサビを下ろしたものと海苔を付けてるそうです。
「もり」にはどちらもなし。
しかし……。
600円出して、ワサビも海苔も無しってのはね。
わたしは、海苔は無くてもいいですが、ワサビはあってほしいです。
あと、ネギは要りません。
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2. 阿形・吽形HQ- 2017/04/23 11:04
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仁王立ち美弥ちゃん
物語開始当初の美弥ちゃんから、かなり変貌したなあと思いますがどうでしょう。
まあ、としても、あれから長い時間が……経ってはないんだよなあ。
ネギ無しでそばを食うな
はまあ好き好きですが、これと似たようなセリフを聞いたことある。なんだっけ。
しかし、ワサビ無しのそばを供する蕎麦屋があるんですか。犯罪だな。
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3. Mikiko- 2017/04/23 12:35
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薬味
新潟のへぎそばは、薬味がワサビではなく、辛子です。
大根おろしで食べる蕎麦もありますよね。
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4. あーらよ出前一丁HQ- 2017/04/23 14:45
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↑それはインスタントラーメン
日清だっけ?
>大根おろしで食べる……
『おろしそば』は知ってます。普通のかけそばに、大量の大根おろしを載せる、あれ。
つけそばの薬味に大根おろしは……つけつゆが水っぽくなってしまうのでは。
『へぎそば』は、量が多いのがウリですよね。食べたことないですが。辛子は……犯罪だな。
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5. Mikiko- 2017/04/23 18:32
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へぎそば
食べたことはあると思うのですが、辛子で食べたか記憶がおぼろです。
かつて、あの地方では、ワサビは手に入らなかったそうです。
ツナギに使う布海苔も、織物の糊付けに使われていた材料です。
庶民が、手に入るもので作っていたお蕎麦なのです。
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6. それでもわさびHQ- 2017/04/23 21:35
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なるほど
なければしょうがない。
もともとなければ、代用品という意識もありませんわな。
そばやうどんはしばらくご無沙汰です。
わたしは「かけ」より「もり」。
わたしにとっては夏の食べ物なんですね。
な~んでか。
無論、お手軽だからです。
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7. 手羽崎 鶏造- 2017/04/23 22:10
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都都逸(どどいつ)にありましたか。
♪あたしゃ、あなたのそばがいい♪
イエーイ、ご馳走さま。
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8. どドイツ修行HQ- 2017/04/24 08:46
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↑こう変換しよりました、わたしのパソ
>手羽崎 鶏造さん
〽信州信濃の新そばよりも……
ですね。
一度言われてみたいものですが、何度も言われると「ええい、うっとうしい」となるかならぬか、ならぬかなるか。ならぬは人の成さぬなりけり(何を言っておる)。
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9. Mikiko- 2017/04/24 19:50
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このフレーズは……
「わたしゃ、も少し背がほしい」の元ネタですか?
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10. 恋に焦がれてHQ- 2017/04/24 23:03
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↑鳴く蝉よりも 鳴かぬ蛍が身を焦がす
〽金もいらなきゃ女もいらぬ……
ですね。
〽信州信濃…… とは関係ないでしょう。
似てるのは、どちらも語調が七七七五。つまりは都都逸だからでしょう。