Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
単独旅行記Ⅲ(187)
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 本体の天頂は、天球儀部。
天球儀部

 太陽と月の運動を再現するプラネタリウムです。
 日本地図の上空を、太陽と月の小球が時刻に連動して日周運動を行います。
 京都から見た空だそうです。
 もちろん、2つの軌道は、季節によって高度も変わります。

 その下に、6面の時計や文字盤が付いてます。

 まず、第1面が、この時計のキモとも云うべき面。
 和時計表示部です。
 江戸時代の時刻は、不定時法です。
 昼夜の長さの変化に応じて、一刻(いっとき)の長さが変わります。
 この和時計は、文字盤の位置を自動で変化させることにより、不定時法に対応しているのです。
和時計表示部
↑文字盤の間隔が違ってます。

 これを実現したのが、久重自身が開発した、後に“虫歯車”と呼ばれる部品。
虫歯車

 この機構は、この万年時計のほかは、世界にひとつも使われておらず、まさに久重の独創によるもの。
 セイコーのカリスマ時計技師も、「こんな機構は考えたこともなかった」と感嘆したそうです。
虫歯車の動き
↑さっぱりわかりません。

 第2面が、二十四節気書きこみ部。
二十四節気書きこみ部

 その年の二十四節気を、旧暦の日付けで書き込むメモ板で、手で指針を回すようです。
 この文字盤自体に、たいした機能はありませんが……。
 実はこの面、パカッと手前に倒れるのです。
 で、内部を覗きながら、時打数などを調節するわけです。
 つまり、作業口となる面なわけです。

 第3面が、七曜・刻表示部。
七曜・刻表示部

 曜日と和時計と連動した時刻を示します。

 第4面が、十干(じっかん)・十二支表示部。
十干(じっかん)・十二支表示部

 十干(甲乙丙丁戊己庚辛壬癸)と十二支(子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥)の組み合わせで、日付けを表示します。
 内側の十二支の文字盤は動きません。
 針が1日に30度左へ動きながら、十二支の文字盤を指していきます。
 360度を、12日で回るわけです。
 外側の十干の文字盤は、1日に6度右へ回転します。
 針が左に30度動きますから……。
 針と十干の文字盤の位置関係は、1日に36度動くことになります。
 つまり、360度を10日で移動するわけです。
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コメント一覧
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    • ––––––
      1. 手羽崎 鶏造
    • 2017/03/24 10:43
    • からくりギエモンさんって、ひょっと
      すると未来人であったのかもしれませんね。
      何かの拍子でタイムスリップしてしまったのかも。

    • ––––––
      2. 未来少年コナンHQ
    • 2017/03/24 12:30
    • >本体の天頂は……
       なんじゃいいきなり、で、前回を確認。
       『本体』というのは、からくり儀右衛門の万年時計ですな。確かに、前回の時計画像のてっぺんには、ドーム様のものが乗っかってます。『天球儀』というのはこれのことだな。
       話の繋がりをわかりにくくさせた犯人は『茶運び人形』、黒幕はもちろんMikiko。
      『不定時法』
       ありゃ、フライング臭いなあ。
       江戸期の時計が登場した時点で予想すべきでしたが、まあ……いいや。済んだことです。
      >文字盤の間隔が違ってます
       季節によって間隔を変え、「不定時」に対応してるんですかね。
      『虫歯車』
       詳しく読みたいところですが、画像では無理。
       なんか、上野に行きたくなってきたぞ、と。あ、この企画はもう終わったのかな。
      二十四節気表示
       さすがに、これを自動にするのは無理ですか、儀右衛門はん。
      七曜表示
       えっ、江戸期にあったん七曜、と思えばなんと、平安の初期に中国から導入されたそうです。
       いやあ知らなんだ。てっきり明治の新暦導入とともに入ってきたと思ってました。
       でも、あまり利用されてなかったんじゃないかなあ。時代もので例えば「明日は日曜、休みだぜ」なあんて読んだことないもんなあ。
       なんか、↓歌いたくなっちゃうね。
      ♪月月火水木金金
      >外側の干支の文字盤は……
       まったくもって帆立貝。
      >手羽崎 鶏造さん
       未来人ギエモン、ですか。
       なんか、ドラえもんの親戚みたいですがしかし、過去の改変はタブーですぞ、ギエモンさん。
       がまあ、そんなこと言ってたらタイムトラベルもののSFは書けないですよね。    

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2017/03/24 19:43
    • 手羽崎鶏造さん&ハーレクインさん
      > 手羽崎鶏造さん
       平賀源内は、よくそう言われますよね。
       でも、2人がもし未来人なら……。
       まず、ウォシュレットを開発したと思います。
       現代人が、江戸時代に行った場合……。
       トイレ事情の悪さだけは、我慢できなかったのでは?
      > ハーレクインさん
       話の繋がりなんか考慮してませんがな。
       機械的に切ってます。
       どうせ、『総集編』で繋がるんですから。
       ↓万年時計の複製版は、川崎市の『東芝未来科学館』で見ることが出来ます。
      http://www.gakken.co.jp/kagakusouken/spread/oedo/03/haiken2.html
       実際に、動いてるようです。
       江戸時代は、曜日による休日などはありません。
       七曜は、占いに使われるくらいだったようです。

    • ––––––
      4. 毎日が日曜日HQ
    • 2017/03/24 21:45
    •  ↑3回目くらいかな
      月月火水木金金
       士農工商。
       「士」はまあ置いといて。
       「農」は相手が生き物、日曜休みがあるわけないよね。
       「工」も仕事の段取りはお得意さんの都合次第だろうから、これも日曜なんぞかんけーなし。
       「商」ですな、日曜を休んでいた可能性があるのは。零細企業はともかく、打ちこわしに合うような大商家は、自分とこの都合で休みを決めていたでしょう。
       しかしこれも「日曜だから」じゃなくて、その「自分とこの都合」がたまたま日曜だったと。そういうことじゃないかなあ。

    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2017/03/25 08:14
    • 士農工商犬猫プログラマー
       ↑わたしがプログラマーをやってたころ、自虐的にこう言われてました。
       月200時間くらい残業してましたね。
       「士」。
       勤務日は、月に10日くらいだったようです。
       例の酒井伴四郎なんか、1日も勤務しない月もありました。
       「農」。
       雨が降れば休みでしょう。
       晴耕雨読。
       「工」。
       これも、大工などの外働きは、雨で休みですね。
       居職の人は、毎日仕事してたのかな。
       でも、通勤も無しだし、「今日はもう終わり!」で、お酒を飲むことだって出来ます。
       「商」。
       たぶん、一番休みが無いのは、この人たちだったでしょうね。
       小僧さん(上方では丁稚)や女中なんか、早朝から夜遅くまで働きづめじゃないですか。
       労働基準法も無いですから……。
       休みは、年に「藪入り」の2日だけだったようです。

    • ––––––
      6. 江戸異聞ハーレクイン
    • 2017/03/25 12:00
    •  ↑おい
      犬猫以下
       ですか、プログラマーさん。
       200時間はともかく、出てたんですかね、残業代。
      酒井伴四郎
       毎日が日曜日、ですな。
      農家は……
       雨だろうが風だろうが野良仕事だったんじゃないですかね。
       曰く、
       雨ニモマケズ……
      居職
       の人はオロオロアルキ……
       じゃなくて、
       仕事量次第だったのでは。
       少ないときはそれこそ寝て暮らす、だったし、多いときは夜なべしてでも、だったのでは。
       江戸ビンボもの映画(どんなんや)では、乏しい灯り(もちろん魚油でしょう)の横で夜なべ仕事、なんてシーンを見かけます。
       無理に笑っていないとやってられません、てなところでしょうか。
      >小僧さん(上方では丁稚)
       で思い出すのは、毎日テレビ勃興期の看板番組『番頭はんと丁稚どん』。ドタバタコメディで、最高視聴率82%(Wiki)という怪物番組でした。
       脚本は、あの花登筺(はなとこばこ)。
       出演は茶川一郎、大村崑、芦屋雁之助、ミヤコ蝶々と、当時の錚々たるメンバー。いやあ、懐かしい。
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