2017.3.5(日)
「先生、ほんと柔らかいですね。
エクササイズとかしてます?」
先生の頬に、なぜか恥ずかしそうな笑みが浮かんだ。
小さく頷く。
思いがけず、可愛らしい表情だった。
この教師の顔に、こんな魅力を感じるのは……。
やはり、薫という男の生理が、わたしの感情も支配しつつあるからかも知れない。
わたしは、心の中で頭を振った。
この女を許すわけにはいかないのだ。
「もう片方の腕も、同じ形にしてください」
膝裏の手の平が、あっさり剥がれた。
支えを失った太腿だったが、その角度はまったく変わらない。
すなわち、自らの意志で太腿を持ちあげているということだ。
肘が内側から入り、膝裏を引っ掛ける。
わたしは、元の腕を押さえていた手を離した。
わたしの手が離れても、肘は外れなかった。
左右対称のフォルムが、見事に維持されていた。
「綺麗ですよ。
塑像みたいだ」
そう。
この上なく奇怪なフォルムの塑像。
両脚を高々と持ちあげ、屈折する膝には、両肘が引っかかっている。
もちろん、股間は丸出しだ。
こんな塑像は、どんな美術館にも飾れない。
あまりにも卑猥だった。
「先生、肘から先が自由になったでしょ。
乳首、いじってもいいですよ。
好きなんでしょ、乳首オナニー」
乳首は、怒張を維持し続けていた。
長年の自己愛が形となった乳首だ。
経産婦と見まごうばかりだった。
「ほら、始めて」
肘を固定したまま、先生の前腕が持ちあがった。
工業ロボットのようだった。
ロボットの指先は、正確に乳首を摘んだ。
「あぅぅ」
首が仰け反る。
細い首に、腱が隆起した。
指先が、乳首を転がし始める。
熟練の手わざだった。
エクササイズとかしてます?」
先生の頬に、なぜか恥ずかしそうな笑みが浮かんだ。
小さく頷く。
思いがけず、可愛らしい表情だった。
この教師の顔に、こんな魅力を感じるのは……。
やはり、薫という男の生理が、わたしの感情も支配しつつあるからかも知れない。
わたしは、心の中で頭を振った。
この女を許すわけにはいかないのだ。
「もう片方の腕も、同じ形にしてください」
膝裏の手の平が、あっさり剥がれた。
支えを失った太腿だったが、その角度はまったく変わらない。
すなわち、自らの意志で太腿を持ちあげているということだ。
肘が内側から入り、膝裏を引っ掛ける。
わたしは、元の腕を押さえていた手を離した。
わたしの手が離れても、肘は外れなかった。
左右対称のフォルムが、見事に維持されていた。
「綺麗ですよ。
塑像みたいだ」
そう。
この上なく奇怪なフォルムの塑像。
両脚を高々と持ちあげ、屈折する膝には、両肘が引っかかっている。
もちろん、股間は丸出しだ。
こんな塑像は、どんな美術館にも飾れない。
あまりにも卑猥だった。
「先生、肘から先が自由になったでしょ。
乳首、いじってもいいですよ。
好きなんでしょ、乳首オナニー」
乳首は、怒張を維持し続けていた。
長年の自己愛が形となった乳首だ。
経産婦と見まごうばかりだった。
「ほら、始めて」
肘を固定したまま、先生の前腕が持ちあがった。
工業ロボットのようだった。
ロボットの指先は、正確に乳首を摘んだ。
「あぅぅ」
首が仰け反る。
細い首に、腱が隆起した。
指先が、乳首を転がし始める。
熟練の手わざだった。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2017/03/05 08:03
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集団食い逃げ
場所は、スペイン。
ホテルのレストラン。
ここで宴会をしていた100人が、一斉に逃げたそうです。
たった1分で、100人が消えたとか。
100人の集団が、濁流となって出て行くわけですから……。
ホテルのスタッフも、止めようがなかったとのこと。
しかし、動機は何なんですかね。
宴会費用は、2,000ユーロ(24万2,000円)だそうです。
1人あたり、2,420円です。
もちろん、警察が捜査しています。
食い逃げ集団は、スペイン国籍ではなく、東欧出身者らしいとのこと。
いずれにしろ、タダで宴会することが目的じゃないはず。
鬱憤晴らしですかね。
しかし、前金も何も取らない商習慣なのでしょうか?
キケン過ぎるわな。
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2. 牛より豚ハーレクイン- 2017/03/05 11:49
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↑もちろん安いから
>男の生理が、わたしの感情も支配しつつある
おお、いよいよインナートリップものですか。
いや、やはりホラーか。
集団食い逃げ
知りませんでした。
スペインですから『牛追い祭り』をパクったパフォーマンスなのでは。
京都太秦(うずまさ;嵯峨野の手前、映画村があります)の広隆寺では『牛祭り』てのをやりますが、逃げたりはしないようです。
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3. Mikiko- 2017/03/05 12:46
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ホテルにとっては……
初めての客だったはずです。
どうして、前金を取らないんでしょう。
100人の宴会ってのは、滅多に無いことなんでしょうか。
前金なんか請求して、「そんならよそに行く」となるのが怖かったんですかね。
それが、食い逃げ集団の狙いだったのかも。
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4. レストラン支配人HQ- 2017/03/05 17:34
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100人の宴会
あ、団体客だったということ?
しかし100人規模の宴会を受けるとなると、それなりの準備はするでしょうし、代表者の連絡先なんかも確認するもんじゃないですかねえ。前日に確認の電話をこちらから入れたり。
「あ、お世話になっております。レストラン『スペイン』支配人、パブロ(スペイン人によくある名前)でございます。
テヴィエ(同東欧。『屋根の上のバイオリン弾き』の主人公)様、承っております明日のご予約100名様、ご予定通りでよろしゅうございましょうか。
は、は、かしこまりました。お待ち申し上げております」
てな感じでしょう。
それとも、連絡先もでたらめだったとか。なら、れっきとした詐欺罪ですね。死刑!
しかし、2000円かそこらの飲食費をシカトしてもなあ。やはり、「お遊び」でやったんじゃないですかね。
そういえば『食い逃げ本舗』って映画、あったよね(それは『夜逃げ屋』)。
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5. Mikiko- 2017/03/05 18:27
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しかし……
2,400円で、ホテルで宴会が出来るんですね。
スペインの失業率は30%近く、特に若者は6割近いそうです。
失業者は、失業保険で暮らしてるわけで……。
これじゃ、国は潰れますよ。
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6. ♪あめ雨ふれ降れHQ- 2017/03/06 00:56
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↑♪かあさんが 蛇の目でお迎えうれしいな
スペイン
で思い出すのは、スペインとは何の関係もないハリウッド映画『マイ・フェア・レディ』。主演はあの、鞍馬の料理屋『かわふ路』の花板、相良直(ただし)のごひいき、オードリー・ヘプバーン。
まあ相良はともかく、この映画の中でのオードリーのセリフ
“The rain in Spain stays mainly in the plain.”
直訳ですと「スペインの雨は主に広野に降る」ですが、この言葉自体には意味はない。
オードリーが演じたロンドンの下町(はっきり言って貧民街)の花売り娘(というと聞こえはいいが、はっきり言って育ちの悪いど貧民娘イライザ)。
この下町ど貧民娘イライザの、貴婦人に成り上がる特訓が、物語前半のネタになるわけで、彼女は↑これを↓こう発音します。
「シペインでゃあ、あみゃあおもに、しろのに降る」
そこで、勝手に彼女の教育係に就任した言語学者のヒギンズ博士。腕を撫してイライザの特訓にとりかかる……。
オードリー・ヘプバーン
1993年1月20日没。
享年63歳。
代表作は……絞りようもありません。