2017.2.18(土)
先生は顔をあらぬ方に向けながら、眇のように陰茎を睨んでいた。
「先生。
ちゃんと見てください」
「は、はい」
先生の顔が、陰茎に正対する。
もう、躊躇う装いは消えていた。
凝視だった。
視線に灼かれ、亀頭から煙が出そうだ。
いや。
出そうなのは、別なものだ。
中年の女教師を前に、これほど興奮するとは思わなかった。
やはりこれが、薫の性癖だったのだろうか。
薫の家での日々を思えば、むしろ不思議なことではない。
家政婦の水沢は、この女教師より更に年上だ。
しかし、少し興奮を落ち着けなくてはならない。
自分一人でイッてしまっては、何にもならないのだ。
「先生、嬉しいです。
こんなに近くで見てもらえて」
「はい」
「僕、先生のことを思いながら、毎日オナニーしてます」
「そ、そんな。
からかわないでよ」
「ほんとうですよ」
「おばちゃんよ」
「大人の女性です。
クラスの女とはぜんぜん違います。
先生は、どうして結婚しないんですか?」
「え?
どうしてって……。
やっぱり、縁が無かっただけよ」
「男嫌いなんですか?」
「そ、そんなことないわ」
このミニスカだ。
男嫌いのわけがない。
「じゃ、先生にも性欲があるんですか?」
「……」
「僕、こんな恥ずかしい格好してるんですよ。
先生も、ホントのこと言ってください」
「そ、そうよね。
生徒が、こうして胸に飛びこんで来てくれてるのよね。
教師が、間に壁を作ってはいけないわね。
も、もちろん……。
あります。
人として生まれて、性欲が無いなんて言うのは……。
嘘つきか病気よ」
「そういうとき、どうしてるんですか?」
「え?」
「性欲が昂まったときです」
「先生。
ちゃんと見てください」
「は、はい」
先生の顔が、陰茎に正対する。
もう、躊躇う装いは消えていた。
凝視だった。
視線に灼かれ、亀頭から煙が出そうだ。
いや。
出そうなのは、別なものだ。
中年の女教師を前に、これほど興奮するとは思わなかった。
やはりこれが、薫の性癖だったのだろうか。
薫の家での日々を思えば、むしろ不思議なことではない。
家政婦の水沢は、この女教師より更に年上だ。
しかし、少し興奮を落ち着けなくてはならない。
自分一人でイッてしまっては、何にもならないのだ。
「先生、嬉しいです。
こんなに近くで見てもらえて」
「はい」
「僕、先生のことを思いながら、毎日オナニーしてます」
「そ、そんな。
からかわないでよ」
「ほんとうですよ」
「おばちゃんよ」
「大人の女性です。
クラスの女とはぜんぜん違います。
先生は、どうして結婚しないんですか?」
「え?
どうしてって……。
やっぱり、縁が無かっただけよ」
「男嫌いなんですか?」
「そ、そんなことないわ」
このミニスカだ。
男嫌いのわけがない。
「じゃ、先生にも性欲があるんですか?」
「……」
「僕、こんな恥ずかしい格好してるんですよ。
先生も、ホントのこと言ってください」
「そ、そうよね。
生徒が、こうして胸に飛びこんで来てくれてるのよね。
教師が、間に壁を作ってはいけないわね。
も、もちろん……。
あります。
人として生まれて、性欲が無いなんて言うのは……。
嘘つきか病気よ」
「そういうとき、どうしてるんですか?」
「え?」
「性欲が昂まったときです」
コメント一覧
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1. Mikiko- 2017/02/18 08:35
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例によって……
今日は何の日。
このフレーズを入力しようとして、最初に変換候補に上がったのが、“今日はナンの日”。
これ、いいですね。
ナンを食べる日。
実は、わたし、ナンというものを食べたことがありません。
スーパーに売ってますかね?
さて、改めまして、今日は何の日。
本日、2月18日は、『冥王星の日』だそうです。
冥王星が発見された日なんです。
1930年2月18日。
アメリカ・ローウェル天文台のクライド・トンボーは……。
1月23日と1月29日に撮影した写真を比較し、太陽系第9惑星、冥王星を発見しました。
この惑星の存在は、天王星の運行の乱れから予言されていましたが……。
予想を遥かに下回る15等星という暗さのため、発見が遅れたそうです。
新惑星は、その暗さから、ギリシア神話の冥界の神に因んで、Pluto(プルート)と名附けられました。
しかし、2006年に「惑星」の定義が定められ……。
冥王星は、惑星ではなく準惑星に分類されることとなりました。
2006年は、冥王星の発見者、トンボーの生誕100年にあたる年でした。
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2. ひんがら目HQ- 2017/02/18 11:56
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↑眇を、こちらではこう言います
眇
すが‐め【眇】
①片目が悪いこと。
②やぶにらみ。斜視。
③瞳ひとみを片方へ寄せて物を見ること。よこめ。流し目。
(広辞苑)
さて、橋本センセの場合、どれでしょう。
ナン
うちの近くのスーパーにはパン工房があって、毎日焼き立てを売ってます。おそらくナンもあるのでは、と思いますがわたしはパンを食べないのでわかりません。
焼き立てパンの香りはいいものだと思いますが。
冥王星
わたし見たことありません(写真ではあります)。
肉眼ではもちろん、そこらにある様な望遠鏡で見える代物じゃないですからねえ。
『冥王星を殺したのは私です』という、過激なタイトルの本を書いたのはわたしです。じゃなくて、米国の天文学者マイケル・ブラウンです。
現在、冥王星には5つの惑星が発見されています。最初に発見された『カロン』は冥王星とどっこいの巨大な惑星ですが、他の4つは吹けば飛ぶような大きさです。
カロンは、ギリシャ神話に登場する三途の川の渡し守。プルートーとはいささかの関わりがありますね。
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3. Mikiko- 2017/02/18 12:38
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すいきんちかもくどってんめいかい
1979年から20年間は、冥王星より海王星が遠くなってました。
今は、“すいきんちかもくどってんかいめい”に戻ってます。
でも、冥王星が惑星じゃなくなっちゃいましたけど。
「現在、冥王星には5つの惑星が発見されています」
↑衛星だと思いますぞ。
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4. 冥界の王ハーレクイン- 2017/02/18 16:04
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↑プルートーのこと
要するに閻魔大王ですね
「めいかい」の期間
冥王星と海王星の公転軌道は交差(といってもぶつかることはありません)しており、海王星軌道の内側に冥王星が位置する現象が生じます。
直近では、仰せの通りこの状態になったのは、1979年2月7日から1999年2月11日までのおよそ20年間(この時は、クイズ番組のネタになったり、結構話題になりました)。冥王星の公転周期はおよそ248年ですから、その8%の時間を、冥王星は海王星より太陽に近い位置にいたことになります。
がまあ、両者の軌道面は互いに傾いていますので、そんな単純な話でもありませんが。
衛星違い
まあ、冥王星は遠いからなあ(なんのこっちゃ)
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5. Mikiko- 2017/02/18 18:25
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冬の星座
大好きな冬の歌です。
熱燗に鍋。
退職して電車に乗らなくもてよくなったら、冬が好きになるかもしれません。
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6. 木枯らしとだえてHQ- 2017/02/18 21:12
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↑♪さゆる空より……
いい歌ですよね
♪オリオン舞い立ちスバルはさざめく……
わたしが初めて見つけた?!星座はオリオンでした
>冬が好き
現在わたしは冬ごもりの熊状態。
ほとんど外に出ません。
冬は嫌いじゃないけど……寒いなあ。
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7. Mikiko- 2017/02/19 07:54
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わたしが太平洋側に住んでたら……
冬は、楽しくてしょうがないでしょうね。
寒かったら、厚着をすればいいだけです。
空が晴れてれば、気分が違います。
たぶん、秋も大好きになるでしょうね。
楽しい冬を待つ季節なんですから。
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8. きたかぜぴいぷうHQ- 2017/02/19 11:48
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↑♪ふいている
>冬を待つ季節
なんかそんなんあったなあ、と思ったらみゆき姐さんでした。
♪秋は降りつもってる
すべて私が隠せるわと
自慢げに降りしきる
もう知らん顔して
歩き出す時なのに
春夏秋は冬を待つ季節
(作詞・作曲・歌唱:中島みゆき『冬を待つ季節』)