2017.2.11(土)
ハチの剥製が造られたのは、『国立科学博物館』の前身『東京科学博物館』です。
ハチの遺体は、実際にはそうとう汚れ、臭気も酷かったそうです。
毛の洗浄、折れた耳の修復などを行い、元気なころのハチを再現しました。
制作者のひとり、本田晋は……。
ハチの胴体に、「いつ死に、いつ作られ、誰が作ったのか」を記載した封筒をこっそり収めたと、後年述懐しています。
何万点も剥製を作った人ですが、そんなことをしたのはハチだけだったとか。
さて、もう一度、ハチの剥製を見てみましょう。
顔つきが、今の秋田犬とは違うような気がします。
今の秋田犬は、もっと潰れた顔をしてますよね。
プーチン犬とか。
極端なのは、わさおです。
ハチが生まれたのは、秋田県大館市で、両親とも名前の付いた犬ですから、おそらく純血種でしょう。
東大教授のもとに送られたわけですからね。
わたしは、ハチの顔の方が好きです。
今の秋田犬は、なんであんなブサい顔になっちゃったんですかね。
さて、キリがないので、次の犬に移ります。
上段の右側にいるのは、カラフト犬です。
熊みたいですね。
これも、たいへん有名な犬の剥製です。
名前は、ジロ。
そう、南極観測隊と共に南極に渡り……。
そのまま南極に置き去りにされたにもかかわらず、1年後に生きて発見された犬です。
生き残ったのは、15頭のうち、タロとジロの兄弟犬2頭のみ。
↑置き去りにした隊員を恨むこともなく、尻尾を振ってじゃれついてきたそうです。
犬を置き去りにしたことにより、観測隊は激しい非難を浴びました。
氷に閉じ込められた南極観測船『宗谷』を救出したのは、アメリカ海軍の砕氷艦『バートン・アイランド号』。
犬を置き去りにすることは、この艦長の命令だったのです。
この話を続けようとしたら、まったく筆が進まなくなってしまいました。
なので、カラフト犬の話をします。
名前のとおり、樺太や千島列島で作り出された犬種です。
アイヌなどの北方民族が、犬ゾリや猟犬として使ってました。
熊のような外見からもわかりますが、寒冷地に適した長毛が特徴です。
氷点下40度にも耐えるそうです。
反面、暑さにはからきし弱く、気温が10度を超えると消耗してしまうとか。
ハチの遺体は、実際にはそうとう汚れ、臭気も酷かったそうです。
毛の洗浄、折れた耳の修復などを行い、元気なころのハチを再現しました。
制作者のひとり、本田晋は……。
ハチの胴体に、「いつ死に、いつ作られ、誰が作ったのか」を記載した封筒をこっそり収めたと、後年述懐しています。
何万点も剥製を作った人ですが、そんなことをしたのはハチだけだったとか。
さて、もう一度、ハチの剥製を見てみましょう。
顔つきが、今の秋田犬とは違うような気がします。
今の秋田犬は、もっと潰れた顔をしてますよね。
プーチン犬とか。
極端なのは、わさおです。
ハチが生まれたのは、秋田県大館市で、両親とも名前の付いた犬ですから、おそらく純血種でしょう。
東大教授のもとに送られたわけですからね。
わたしは、ハチの顔の方が好きです。
今の秋田犬は、なんであんなブサい顔になっちゃったんですかね。
さて、キリがないので、次の犬に移ります。
上段の右側にいるのは、カラフト犬です。
熊みたいですね。
これも、たいへん有名な犬の剥製です。
名前は、ジロ。
そう、南極観測隊と共に南極に渡り……。
そのまま南極に置き去りにされたにもかかわらず、1年後に生きて発見された犬です。
生き残ったのは、15頭のうち、タロとジロの兄弟犬2頭のみ。
↑置き去りにした隊員を恨むこともなく、尻尾を振ってじゃれついてきたそうです。
犬を置き去りにしたことにより、観測隊は激しい非難を浴びました。
氷に閉じ込められた南極観測船『宗谷』を救出したのは、アメリカ海軍の砕氷艦『バートン・アイランド号』。
犬を置き去りにすることは、この艦長の命令だったのです。
この話を続けようとしたら、まったく筆が進まなくなってしまいました。
なので、カラフト犬の話をします。
名前のとおり、樺太や千島列島で作り出された犬種です。
アイヌなどの北方民族が、犬ゾリや猟犬として使ってました。
熊のような外見からもわかりますが、寒冷地に適した長毛が特徴です。
氷点下40度にも耐えるそうです。
反面、暑さにはからきし弱く、気温が10度を超えると消耗してしまうとか。
コメント一覧
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1. 犬料理人ハーレクイン- 2017/02/11 10:39
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わさお
わお、懐かしい。
まだ生きてるのかなあ、と思ったら元気なようです
HPまであるんだなあ、生意気な。
しかしこやつ、秋田犬だったのか。相当混血が進んでるということだな。結構なことです。
タロジロ置き去り
艦長の判断は当然です。非難する方がどうかしている。あんたらは食わんのか、犬鍋。
牛や豚は食ってもいいけど、犬置き去りはあかん。わたしには理解できない理屈です。
で、当時↓こんな歌できました。
♪よかったよかった生きていた
南極基地のカラフト犬
吹雪と嵐の毎日を
生き抜いてきたんだタロージロー
♪不思議だまるで神業だ
ニュースを聞いて僕たちは
てんでに小躍りしたという
でんでに泣けてきたという
まだ覚えてたよ。
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2. Mikiko- 2017/02/11 12:37
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そもそも……
何しに南極なんか行くんですかね?
領土に出来るわけじゃないんでしょ。
わけがわかりません。
1年間も生きていられたということは……。
南極は、砂漠よりも遥かに豊かだということでしょう。
しかし、犬にそうとうな悪感情をお持ちですね。
犬のいる家の前を通ると、必ず吠えられるんじゃないですか。
しかし最近、ほんとに犬小屋を見なくなりました。
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3. 犬あっち行けHQ- 2017/02/11 14:38
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↑あー、しつこい
>何しに南極
反射的に、テレビ東京系『Youは何しに日本へ?』と思ってしまった(見たことないけど)。
まあ、資源開発、なんてきな臭い目的もあるでしょうが、やはり最大の原動力は『知的好奇心』。これに尽きるのでは。
小松のおっちゃん『復活の日』は、新型ウィルスで人類が絶滅。かろうじて南極観測隊だけが生き残った。そして……という話です。こういうことがありうるから、保険として南極へ、ともいえます(ホンマかーい)。
あ、件のウィルスは低温に弱いんですね。
『復活の日』は、あの、草刈正雄主演で映画化されました。1980年公開の映画ですから、若かったですねえ草刈正雄。今では務まらんでしょう、越冬隊。
ヒロイン、というか色添え役は『ロミオとジュリエット』(1968年公開)のオリヴィア・ハッセー。このジュリエットをやった時、オリヴィアは17歳でした。若い、と云いますか可憐と云いますか……。
そのオリヴィアも60歳を越えました。感慨深いものがあります(それほどでも)。
タロとジロは、ペンギンやアザラシなどを捕らえて食べていたそうです。
犬に悪感情は持っておりません。敬して遠ざく、でしょうか(それは嫌〔きろ〕てる、ゆうことやで)。
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4. Mikiko- 2017/02/11 18:26
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ホッキョクグマは……
南極には、いないんですかね?
ということは、南極には、大型の肉食獣はいないってこと?
それなら案外、食べ放題状態だったのかも?
いずれにしろ、寒いところにわざわざ行く人の気が知れません。
鳥取、大雪ですね。
積雪、90㎝だとか。
下手すりゃ、家が潰れますよ。
新潟市は現在、積雪ゼロです。
寒いですが。
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5. また降ったよ雪HQ- 2017/02/11 21:10
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北極にいるから……
ホッキョクグマ、ですね。
寡聞にして“ナンキョクグマ”というのは聞いたことありません。
ということは、南極生態系の頂点に立ったのがタロとジロの樺太犬コンビ、ということになります。
かなり生態系を乱したのでは、と思いますがまあ、到底食べきれないほどいますわな、ペンギン。
ペンギンと云いますと、ゴルゴに『皇帝と共に北へ向かう』てのがあります。皇帝は『皇帝ペンギン』です。マッドサイエンティストもの、でしょうか。
>寒いところにわざわざ行く……
雪国人ならではの慨嘆ですね。
え、積雪ゼロ?
送稿しました、ご確認ください。
と言うとかんとなあ。先週のことがあるし。
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6. Mikiko- 2017/02/12 08:10
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南極の肉食獣
陸上にはいないみたいですね。
アザラシやペンギンも肉食ですが、捕食は海で行います。
海の捕食者では、シャチが最強でしょう。
それにしても、植物を摂取しなくても、大丈夫なもんですかね?
あ、食物連鎖の下位の方に、海藻を食べる魚介がいるのかな?
雪は、除雪して積み上げたところには残ってます。
でも、自然に積もったところでは無くなってますね。
これは、田んぼを見るとわかります。
今朝も、粉砂糖を撒いたくらいしか降ってませんでした。
屋根瓦の凹んだ部分が白くなった程度です。
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7. 生産者ハーレクイン- 2017/02/12 11:31
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↑植物のことです
食物連鎖
植物→草食(植食)動物→肉食動物、が基本ですから、底辺はまあ南極だと海藻類、それと植物プランクトンでしょうか。陸上に植物は……無理でしょう。
いや、コケや地衣類なら何とかなるかな。でも、生態系を支えるほどには無理でしょう。
で、これを“しょくぶつれんさ”と言うのはやめてほしいなあ。間違いとは言い切れないようですが。