2017.1.29(日)
↓さて、わたしの大好物のお人形です。
↑「み」。
↓この前の写真が、縄文人の少女の骨でした。
↑「み」
いきなり時代が飛びましたね。
順番に見てたと思うんですが。
この場面は、もちろん江戸時代です。
背中の男性は、寺子屋の先生。
向かい合うのは、わが子を初めて寺子屋に連れてきた母親。
先生の前にある球状のハリボテは、なんと地球儀だそうです。
発明したのは、土浦の沼尻墨僊(ぬまじりぼくせん)。
寺子屋では、読み書き算盤はもちろん、このような高等教育もなされてました。
江戸人の識字率の高さには、黒船などでやってきた外国人も驚いてたようです。
外国では、読み書きが出来るのは知識階級だけ。
19世紀のイギリスでも、下層階級の識字率は、10%くらいだったそうです。
それに対し、江戸では、庶民の70~80%が、読み書きできたとか。
江戸の中心部では、100%近かったようです。
教育は進んでいましたが……。
劣っていたのが、体型です。
江戸期の人の体型は、すっかり縄文時代レベルに戻ってしまいました。
平均身長は、男性で155~158㎝、女性で143~146㎝。
弥生時代は、男性で163㎝、女性で152㎝だったそうです。
江戸期というのは、日本人の身長が、もっとも低かった時代だとか。
なぜかということですが……。
ひとつには、肉食がタブー視され、動物性タンパク質の摂取が減ったということがあるそうです。
↑山くじらとは、猪のこと。食べなかったわけではなく、“薬食い”と云って、風邪を引いたりしたときに食べてたみたいです。このころの人は、クジラは魚だと思ってたんでしょうね。
ですが、わたしはもっと大きな理由として、江戸の人口密度もあるんじゃないかと思います。
江戸は、武士の街で、武家地は、江戸の64%もあったそうです。
↑緑が武家地。赤が町人地。白が寺社地。
広大な敷地です。
寺社地も、15%。
残りの21%の土地に、商人や職人たちが住んでました。
町人は人口の半分を占めてましたから、いかにせせこましい暮らしをしてたか想像できます。
長屋とかですね。
でも、狭い土地でも、人間が小さくなれば、相対的に狭くなくなります。
↑『縮みゆく人間』。1957年のアメリカ映画。原作は、同名のSF小説(リチャード・マシスン/1956年)。現在、3度目の映画化が進められてるそうです。
↑「み」。
↓この前の写真が、縄文人の少女の骨でした。
↑「み」
いきなり時代が飛びましたね。
順番に見てたと思うんですが。
この場面は、もちろん江戸時代です。
背中の男性は、寺子屋の先生。
向かい合うのは、わが子を初めて寺子屋に連れてきた母親。
先生の前にある球状のハリボテは、なんと地球儀だそうです。
発明したのは、土浦の沼尻墨僊(ぬまじりぼくせん)。
寺子屋では、読み書き算盤はもちろん、このような高等教育もなされてました。
江戸人の識字率の高さには、黒船などでやってきた外国人も驚いてたようです。
外国では、読み書きが出来るのは知識階級だけ。
19世紀のイギリスでも、下層階級の識字率は、10%くらいだったそうです。
それに対し、江戸では、庶民の70~80%が、読み書きできたとか。
江戸の中心部では、100%近かったようです。
教育は進んでいましたが……。
劣っていたのが、体型です。
江戸期の人の体型は、すっかり縄文時代レベルに戻ってしまいました。
平均身長は、男性で155~158㎝、女性で143~146㎝。
弥生時代は、男性で163㎝、女性で152㎝だったそうです。
江戸期というのは、日本人の身長が、もっとも低かった時代だとか。
なぜかということですが……。
ひとつには、肉食がタブー視され、動物性タンパク質の摂取が減ったということがあるそうです。
↑山くじらとは、猪のこと。食べなかったわけではなく、“薬食い”と云って、風邪を引いたりしたときに食べてたみたいです。このころの人は、クジラは魚だと思ってたんでしょうね。
ですが、わたしはもっと大きな理由として、江戸の人口密度もあるんじゃないかと思います。
江戸は、武士の街で、武家地は、江戸の64%もあったそうです。
↑緑が武家地。赤が町人地。白が寺社地。
広大な敷地です。
寺社地も、15%。
残りの21%の土地に、商人や職人たちが住んでました。
町人は人口の半分を占めてましたから、いかにせせこましい暮らしをしてたか想像できます。
長屋とかですね。
でも、狭い土地でも、人間が小さくなれば、相対的に狭くなくなります。
↑『縮みゆく人間』。1957年のアメリカ映画。原作は、同名のSF小説(リチャード・マシスン/1956年)。現在、3度目の映画化が進められてるそうです。
コメント一覧
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1. おもひでぽろぽろHQ- 2017/01/29 11:47
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あれ? 『新春』じゃ……。
そうか、やはり終わり・完結ということだったのか、(燗)。
で、戻ってきました、えーとどこだっけ。
確か上野の……『科学博物館』だったかな。
それにしても『単独』149回! 連載開始は昨年の6月8日。
とんでもない長さになっております。
今年中に完結するかどうか、全く先が読めません。
傘式地球儀
沼尻墨僊。「せん」で変換できるかなあ、と思いましたがセーフ。
英国の識字率
で思うのは、ヘプバーンの名作『My Fair Lady』
「しぺいんでは雨はしろのに降る(スペインでは雨は広野に降る)」
>クジラは魚だ
魚で何が悪い、てとこでしょうか。
『縮みゆく人間』
映画のラストは記憶にありませんが、おそらく甘っちょろい終わり方だったのでは。
小説のラストは……バラさない方がいいかな。一言、一応ハッピーエンドです。
3度目の映画化は楽しみですね。
この手の変身譚。嚆矢はやはりウェルズ『透明人間』でしょうか。
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2. Mikiko- 2017/01/29 12:56
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燗
「完」を入力しようとしたら「燗」が出たので、そのままにしたものです。
『縮みゆく人間』。
1957年の作品です。
公開時に見られたんですか?
透明人間のシチュエーションは、AVでも使われますよね。
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3. 縮んで透明HQ- 2017/01/29 14:41
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↑ほとんど消滅だな
燗の顛末
なるほど。
パソの学習機能が「完」より「燗」を優先したということですか。わかるわかる。
『縮みゆく人間』
公開時のわきゃないでしょう、わたしは小学生でっせ。
テレビの再放映ですが、いつ見たのかは忘却の彼方です。
『透明人間』も見ましたが、こちらは原作を無茶苦茶にいじりまくってました。
まあ、それなりに面白かったんですがこの映画、ウェルズの映画化というより、『透明』のアイディアだけパクったオリジナル映画と考えるべきでしょう。