2017.1.22(日)
「で、出る」
わたしは、声を裏返らせた。
このままでは、テーブルを汚してしまう。
懸命に腰を引こうとしたが……。
水沢が、わたしの体側に腰を付きつけて押さえていた。
それでも引こうとすると、尻たぶにぬるりとした感触を感じた。
明らかに、水沢の股間だ。
濡らしているのだ。
わたしの陰茎を擦りながら。
もう、我慢できなかった。
「わきゃっ
ぅわきゃ」
歓喜の飛沫が噴きあげた。
白い鞭は、空中にト音記号のような軌跡を描いた。
そしてその重たい液体は、わたしの案じたとおり、テーブルに着地した。
しかも、シーザーサラダの真上に。
どうして、逸してくれなかったのだろう。
恨みの瞳を水沢に向けようとしたが、出来なかった。
瞳が、上瞼まで迫りあがっていたのだ。
2度めの噴出は、自ら見届けることが叶わなかった。
しかし、目には見なくても、胸の中に、その悦楽の華は花火となって散華した。
闇に消える花火を追って、わたしの意識も消えかけた。
そのときだった。
「あぎゃ」
肛門に灼熱を感じた。
わたしの意識は、一瞬で現世に引き戻された。
何が起きたのかわからなかったが、尻たぶにうごめく感触で、ようやく理解できた。
肛門に、指を突っこまれたのだ。
突っこんだのは……。
指の角度からみて、おそらくは薫の母。
わたしの両目は、これ以上なく見開かれた。
肛門を突き刺された真新しい感覚に、脳内は混乱した。
間違いなく、病みつきになりそうな感触だった。
「イク!」
目の前の姉が、きっぱりと宣言した。
両目の端が吊りあがっていた。
わたしは、声を裏返らせた。
このままでは、テーブルを汚してしまう。
懸命に腰を引こうとしたが……。
水沢が、わたしの体側に腰を付きつけて押さえていた。
それでも引こうとすると、尻たぶにぬるりとした感触を感じた。
明らかに、水沢の股間だ。
濡らしているのだ。
わたしの陰茎を擦りながら。
もう、我慢できなかった。
「わきゃっ
ぅわきゃ」
歓喜の飛沫が噴きあげた。
白い鞭は、空中にト音記号のような軌跡を描いた。
そしてその重たい液体は、わたしの案じたとおり、テーブルに着地した。
しかも、シーザーサラダの真上に。
どうして、逸してくれなかったのだろう。
恨みの瞳を水沢に向けようとしたが、出来なかった。
瞳が、上瞼まで迫りあがっていたのだ。
2度めの噴出は、自ら見届けることが叶わなかった。
しかし、目には見なくても、胸の中に、その悦楽の華は花火となって散華した。
闇に消える花火を追って、わたしの意識も消えかけた。
そのときだった。
「あぎゃ」
肛門に灼熱を感じた。
わたしの意識は、一瞬で現世に引き戻された。
何が起きたのかわからなかったが、尻たぶにうごめく感触で、ようやく理解できた。
肛門に、指を突っこまれたのだ。
突っこんだのは……。
指の角度からみて、おそらくは薫の母。
わたしの両目は、これ以上なく見開かれた。
肛門を突き刺された真新しい感覚に、脳内は混乱した。
間違いなく、病みつきになりそうな感触だった。
「イク!」
目の前の姉が、きっぱりと宣言した。
両目の端が吊りあがっていた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2017/01/22 07:50
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本文中……
“胸の中に、その悦楽の華は花火となって散華した”という(ややしつこい)描写があります。
実はこのイメージ、ある俳句からのパクリです。
さて、その俳句とは、何でしょう?
ここでコメントを終わりにする手もあるなぁとも思ったのですが……。
やっぱり、短すぎですよね。
ということで、答えをバラしましょう。
●ねむりても旅の花火の胸にひらく(大野林火)
昭和22年の作です。
平和のありがたさが、しみじみと感じられる俳句です。
わたしのパクリ描写より、遥かに余韻があります。
ところで……。
今の平和は、決して「当たり前」な状態ではありえません。
突然、終わりの来る日が無いとは云えないのです。
トランプ大統領が核のボタンに手を置いてるというのは、実に怖いことです。
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2. 無知の知ハーレクイン- 2017/01/22 10:17
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ト音記号
五線紙を手渡して「ト音記号を描きなさい」。正しく描けるお方はまずおられません。
あ、『五線紙』って何? というお方もおられます。
さらに、『ヘ音記号』というのもありますが、ご存じでしょうか。
以上、プロ歌手の中にも該当するお方が……。
>悦楽の華は花火となって散華
『華』がカブってますね。『花』もあるし……。
あー、しつこい。
>その俳句とは、何でしょう?
知らんがな。
詠者の大野林火さん自体、知らんし。
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3. Mikiko- 2017/01/22 11:31
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ト音記号どころか……
“&”を書くのも一苦労です。
しつこい描写は、音数を整えるためという理由もあります。
大野林火、知りませんか?
旧制第四高校出身ですから、金沢大学の先輩ですよ。
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4. ハニホヘトイロHQ- 2017/01/22 14:48
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&
書くときいつも思うんですが、こやつの筆順ってどうなんですかね。
ト音記号は、「ト音」の位置から書き始めます。五線の、下から2番目の線ですね。
俳人 大野林火
1904年生まれ。
明治36年じゃないですか。知りませんよ、そんな古い人。
まあ、もっと古い人はたくさん知ってますけど(なーんのこっちゃ)。
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5. Mikiko- 2017/01/22 18:24
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稀勢の里問題
ついに、解答が出ましたね。
優勝インタビューでは、ほとんどもらい泣きしそうになりました。
この人は、格闘家としては、優しすぎるんだと思います。
でも、とにかく良かったです。
千秋楽、負けても昇進という空気になってたので……。
勝ったことで、満場一致でしょう。
間違いなく、今、一番強いです。
土俵入りが楽しみです。
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6. この相撲一番にてHQ- 2017/01/22 21:20
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↑千秋楽ぅ~
「横綱」稀勢の里
今日の結びの一番……、
のずっと前から、アナウンサーが「横綱」「来場所は大関ではありません」「横綱稀勢の里」と喋りまくってました。
さすがに「おいおい、まだ早いやろ」と思ったものです。
>優しすぎる
仰せの通り。
いつだったか書きました。「この人には、格闘家に必要な『大事な何か』が、欠けている」てなことを。
それが何なのかは上手く言えませんが、その「欠けていること」が、仰る「優しさ」として表れているのかもしれません。ということは「欠けている」ことを無くすことはない。それを、土俵の上では呑み込んで、鬼となって戦えばいいわけです。
ということで、大の男が人前で涙を流すのは、これっきりにしてほしいものです。
しかし、どんな横綱になるんでしょうね。
また、あてにならない予想ですがこの稀勢の里。横綱・大関にはめっぽう強いけれど、伸び盛りの若手にころっと討ち取られる。そんな気がします。
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7. Mikiko- 2017/01/23 07:27
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確かに……
前半戦での取りこぼしが、一番心配です。
でも、今の3横綱がこの状態なら、無傷で終盤戦まで来るのは難しいでしょう。
混戦の中、最後の横綱戦で全勝し、優勝。
人気がますます出るでしょうね。
しかし、稀勢の里の後の横綱候補、まったく見当たりません。
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8. ♪ハッケヨイヨイHQ- 2017/01/23 08:32
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↑♪ノコッタ(童謡『きんたろう』)
次の横綱
地力から言えば照ノ富士でしょうね。
ただ、これも昨日のテレビで誰かが言ってましたが、思い切って一場所休んで、膝を治さないと先は無いでしょう。
先々場所だっけ、大負けして次で何とかカド番を脱出したけど、今場所また元の木阿弥。春はまたカド番です。でも、大関陥落を覚悟で次は全休する、というのも一つの選択肢かもしれません。
そうすると大関が一人になっちゃうけど、こちらは高安とか、候補がいますから……。
怪我をだましだまし出場するというのも、程度問題。あの膝では無理です、照ノ富士。
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9. Mikiko- 2017/01/23 19:44
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照ノ富士問題
来場所出て8勝する確率と、来場所休んで、さ来場所に10勝する確率。
どっちが高いですかね。
3月はまだ寒いし、大阪になりますから、来場所休んだ方がいい気がします。
ま、たぶん、休まないんでしょうね。
玉鷲は、残念ながら、9勝止まり。
これは痛いです。
来場所後、大関に昇進するためには、13勝以上しなければなりません。
高安は11勝しましたが、先場所が負け越しですから、あと2場所必要になります。
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10. 『毎日が日曜日』HQ- 2017/01/23 21:49
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↑城山三郎の小説
休まない
でしょうね、照ちゃん。
でも周りが、休ませないような空気を作ってたりして。
思い切って休んで東京に腰を据え、じっくりと怪我の回復を図ることを勧めます。
遊びに出たりしたらあかんでー。
あ、そうか。大阪は遊び場所がなんぼでもあるからなー。飲みに行くとこも。
これは絶対休場ですな。