2016.11.13(日)
↓さて、続いてはこちら。
『会水庵(かいすいあん)』。
↓パンフレットの説明書きです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
宗偏流の茶人、山岸宗住(会水)が建てた茶室です。
1957(昭和32)年、劇作家の宇野信夫が買い取り、西荻窪に移築しました。
本畳三枚と台目畳一枚からなる三畳台目の小間の茶室です。
【杉並区西荻北五丁目/大正期頃】
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
専門用語を並べ立ててあるだけで、茶道の素人にはさっぱりわかりませんね。
ま、字数が限られてるわけですから、仕方ありません。
知りたければ自分で調べろということでしょう。
それでは、調べてみせようホトトギス。
↑ホトトギスの鳴き声。ホトトギスは、ウグイスの巣に卵を産みつけて雛を育ててもらう(托卵)という悪の鳥。
まずは、「宗偏流(そうへんりゅう)」から。
その前に、↑の“偏”の字ですが……。
↓実際には“にんべん”ではなく、“ぎょうにんべん”です。
でも、わたしのエディタでは字が表示されないので、このままにさせていただきます。
「宗偏流」は、山田宗偏という人が興した茶道の一派です。
聞いたことのない人でした。
↑思いの外、偉い人のようです。
寛永4(1627)年の生まれ。
江戸初期の茶人ですね。
生まれたのは京都。
↓現在の住所で、京都市上京区菊屋町255。
↑御所の真ん前ですね。
東本願寺末寺の長徳寺の住職の子でした。
↑なんと、現存してました。さすが京都ですね。
いったんは、父の跡を継いで住職となりますが……。
茶道を志して還俗。
小堀遠州に入門とのこと。
なお、山田の姓は母方のものだそうです。
小堀遠州は、茶道家としてよりむしろ、作庭家として有名ですが……。
そちらに逸れると際限が無くなるので止めます。
↑小堀遠州の代表作のひとつ『二条城二の丸庭園』。
『会水庵(かいすいあん)』。
↓パンフレットの説明書きです。
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
宗偏流の茶人、山岸宗住(会水)が建てた茶室です。
1957(昭和32)年、劇作家の宇野信夫が買い取り、西荻窪に移築しました。
本畳三枚と台目畳一枚からなる三畳台目の小間の茶室です。
【杉並区西荻北五丁目/大正期頃】
+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
専門用語を並べ立ててあるだけで、茶道の素人にはさっぱりわかりませんね。
ま、字数が限られてるわけですから、仕方ありません。
知りたければ自分で調べろということでしょう。
それでは、調べてみせようホトトギス。
↑ホトトギスの鳴き声。ホトトギスは、ウグイスの巣に卵を産みつけて雛を育ててもらう(托卵)という悪の鳥。
まずは、「宗偏流(そうへんりゅう)」から。
その前に、↑の“偏”の字ですが……。
↓実際には“にんべん”ではなく、“ぎょうにんべん”です。
でも、わたしのエディタでは字が表示されないので、このままにさせていただきます。
「宗偏流」は、山田宗偏という人が興した茶道の一派です。
聞いたことのない人でした。
↑思いの外、偉い人のようです。
寛永4(1627)年の生まれ。
江戸初期の茶人ですね。
生まれたのは京都。
↓現在の住所で、京都市上京区菊屋町255。
↑御所の真ん前ですね。
東本願寺末寺の長徳寺の住職の子でした。
↑なんと、現存してました。さすが京都ですね。
いったんは、父の跡を継いで住職となりますが……。
茶道を志して還俗。
小堀遠州に入門とのこと。
なお、山田の姓は母方のものだそうです。
小堀遠州は、茶道家としてよりむしろ、作庭家として有名ですが……。
そちらに逸れると際限が無くなるので止めます。
↑小堀遠州の代表作のひとつ『二条城二の丸庭園』。
コメント一覧
-
––––––
1. 茶はティーバッグHQ- 2016/11/13 11:40
-
会水庵
茶室ですか。
言われてみればいかにも、ですがちょっと見、掘立小屋ですね。
托卵
悪と言わば言え。これが私の生きる道。
あの声でとかげ食ふかやほととぎす(其角)
ほっとけ(杜鵑)
ホントはぎょうにんべんの「へん」
だろうね。偏だと、偏屈おやじだもんね。
しかし、たくさんあるんだね「へん」な漢字。
上京区菊屋町
わたし、このすぐ近くで仕事してました。
二条城もほど近く。
この地図のすぐ西側に、国鉄山陰本線(現JR嵯峨野線)が南北方向に走ってます(参考文献:『アイリス』#171、と臆面もない番宣)。
小堀遠州
あ、聞いたことある。
茶道家にして作庭家ですか。まあ、茶室に庭はつきものですわな。
-
––––––
2. Mikiko- 2016/11/13 12:27
-
ホトトギス
別名は、子規。
つまり、雑誌『ホトトギス』は、正岡子規の俳号にちなんでるわけです。
夏目漱石が『吾輩は猫である』『坊っちゃん』を発表した総合文芸誌でもありました。
現在も、ほそぼそと刊行されてるようです。
-
––––––
3. とかげ食ふかやHQ- 2016/11/13 16:35
-
雑誌『ホトトギス』
なんと月刊。一冊1,750円だそうです。
HPの「ごあいさつ」によりますと、
「俳誌『ホトトギス』は創刊が明治30(1897)年で、百年以上休む事なく刊行され続けられてきた月刊誌です。
正岡子規、高濱虚子等によって培われてきた正しい俳句『花鳥諷詠』を、この類を見ない伝統ある小誌で学んでみませんか。
真の俳句とは、ベテラン、初心者を問わず、四季を愛でる日本人の心があればどなたでも素晴らしい作品を生み出す事が出来るのです」
ということですが、発行部数はさすがに記載がありませんでした。
“ほそぼそと”かどうかはもちろん不明です。
-
––––––
4. Mikiko- 2016/11/13 18:19
-
1,750円
早い話、会費込みということでしょう。
会費を別に集めるより、雑誌に上乗せして売った方が簡単ですから。
しかし……。
「正しい俳句」という言い方は、鼻持ちならんですな。
こんな言葉を使うのは、一種の宗教です。
-
––––––
5. 正しいエロHQ- 2016/11/13 22:33
-
「正しい俳句」
まったく同感です。
今回のわたしのハンネを見れば、その滑稽さ(ホトトギスの方だよ)がわかるでしょう。
何が「正しい」んですかね。字余り・字足らずを許さず、でしょうか。
それとも、「花鳥諷詠」以外詠むを許さず、でしょうか。
山頭火は入会できんな。1,750円は払えんし。
-
––––––
6. Mikiko- 2016/11/14 07:41
-
やはり……
「有季定型」ということでしょう。
仲間内でルールを決めて詠むというのは、ぜんぜん悪くありません。
良くないのは、それを他のやり方に対して「正しい」と称することです。
いっそ、俳句から分派したらどうでしょう。
-
––––––
7. 有期定期預金HQ- 2016/11/14 10:33
-
↑無期なんてないだろ
有季定型
「定型」は五七五だよね。
「有季」は、季節を表現する、季語が無きゃいかん、ですかね。
そういえば、中学の国語の時間。
「俳句を作りなさい」。へいへい。
「文字数は五七五です」。ほいほい。
「季語は必ず入れなさい」。季語って何ですかあ。