2016.9.18(日)
はっきり言って、マサ土の造成地で、庭や畑を作ろうと思ったら……。
植栽エリアごと、土を入れ替えるのが一番手っ取り早く、結局は安価だと思います。
これを、「客土」と云います。

文字どおり、別の土をお客さまとして迎えるわけですね。
そう言えば、客土でまた思い出しました。
乾田化される前の亀田郷。
『ブラタモリ』でも、ちらっと紹介されましたが……。
排水機が稼働する前の亀田郷は、地図にない湖と呼ばれる地域でした。

↑田植えです。
そんな田んぼで、胸まで水に漬かって、懸命の作業をしました。
しかし、出来る米は不味く、「鳥またぎ米」と呼ばれてました。
米がこぼれてるのを鳥が見つけても、啄まずに、またいで歩き去るという意味です。

鳥が食べないような米を、人が食べてたわけです。
農民たちは、自分の田んぼの土を、少しでも高くしようとしました。
どうするかと云うと、これが「客土」です。
昔は、亀田郷一帯を、水路が網の目のように広がってました。

↑一種の『ウォーター・ワールド』でした。
農民は、自家用の舟を持っており、これに乗りさえすれば、地べたを歩かずとも、どこにでも行けたんです。

↑田舟(たぶね)と云います。
沼垂にある蒲原神社は、鳥居がバイパス道路に面して建ってます。

↑ちょっと、わかりにくいですが。植木が並んでるのが、バイパス道路の中央分離帯です。
一見、バイパス建設のために、参道が潰されたみたいですが……。
違うんです。
このバイパス道路、昔は、栗ノ木川という川だったんです。

↑昭和初期の様子。川幅は、70メートルもありました。
つまり、鳥居は川に面して立っていた。
なぜかというと、参詣者は、みんな舟に乗ってやってくるからです。

↑昭和25年の栗ノ木川。
この蒲原神社では、米の作柄を占う『御託宣(おたくせん)』が、昔から行われてました。
鎌倉時代に始まったそうですが……。
なんと、今でも続いてます。

植栽エリアごと、土を入れ替えるのが一番手っ取り早く、結局は安価だと思います。
これを、「客土」と云います。

文字どおり、別の土をお客さまとして迎えるわけですね。
そう言えば、客土でまた思い出しました。
乾田化される前の亀田郷。
『ブラタモリ』でも、ちらっと紹介されましたが……。
排水機が稼働する前の亀田郷は、地図にない湖と呼ばれる地域でした。

↑田植えです。
そんな田んぼで、胸まで水に漬かって、懸命の作業をしました。
しかし、出来る米は不味く、「鳥またぎ米」と呼ばれてました。
米がこぼれてるのを鳥が見つけても、啄まずに、またいで歩き去るという意味です。

鳥が食べないような米を、人が食べてたわけです。
農民たちは、自分の田んぼの土を、少しでも高くしようとしました。
どうするかと云うと、これが「客土」です。
昔は、亀田郷一帯を、水路が網の目のように広がってました。

↑一種の『ウォーター・ワールド』でした。
農民は、自家用の舟を持っており、これに乗りさえすれば、地べたを歩かずとも、どこにでも行けたんです。

↑田舟(たぶね)と云います。
沼垂にある蒲原神社は、鳥居がバイパス道路に面して建ってます。

↑ちょっと、わかりにくいですが。植木が並んでるのが、バイパス道路の中央分離帯です。
一見、バイパス建設のために、参道が潰されたみたいですが……。
違うんです。
このバイパス道路、昔は、栗ノ木川という川だったんです。

↑昭和初期の様子。川幅は、70メートルもありました。
つまり、鳥居は川に面して立っていた。
なぜかというと、参詣者は、みんな舟に乗ってやってくるからです。

↑昭和25年の栗ノ木川。
この蒲原神社では、米の作柄を占う『御託宣(おたくせん)』が、昔から行われてました。
鎌倉時代に始まったそうですが……。
なんと、今でも続いてます。

コメント一覧
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1. 安土桃山時代HQ- 2016/09/18 11:12
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客土
「きゃくど」ですかね。
>結局は安価
で“安土”と読んじまった(それじゃ「あづち」だよ)。
亀田郷の田植え
以前に出てきた時も思ったんだけど、これだけの水深で稲が芽生えたとして、結実まで行けるものかなあ、という疑問を持ったんですね。
まあ、イネという植物は、芽生えの時期には酸素を必要としないですから、初期の生育は可能ですけど、開花・結実は空中で行わなきゃならないですよね。
そこまで長く、まるで睡蓮みたいに長く、茎を伸ばすことができるのかなあ、という疑問です。
鳥またぎ米
そういえば、不味い魚を『猫跨ぎ』というよね。魚が大好きな猫も、食べずに跨いで通る、と。
川に面する神原神社の鳥居
ちょっと違うけど、厳島神社の鳥居を思い出しました。あちらは海だけど。
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2. Mikiko- 2016/09/18 12:17
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亀田郷の田植え
稲を植える位置に誤解があるようです。
田んぼの底に植えるわけじゃないんです。
農民が浸かってるのは、水ではなく、泥です。
苗は、その泥の上に浮かべるように植えるんです。
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3. 泥だんごハーレクイン- 2016/09/18 16:56
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>泥の上に浮かべる
へええー。
それで根が張れるんですかね。まあ、張れるから育つんでしょうけど。
関係ないけど、宮本輝原作の映画「泥の河」を思い出しちゃいました。舞台設定が秀逸、切ない結末でしたが、その原因になった加賀まりこが色っぽかったです。
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4. Mikiko- 2016/09/18 18:26
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まぁ、一種の……
水耕栽培でしょうね。
苗を、ポイポイ投げこんだら良かろうと思うのですが……。
ダメなんでしょうね。
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5. 水仙を買ったのはHQ- 2016/09/18 22:59
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↑あ、あれは「鉢植え」か
水耕栽培
小学校でやった水栽培を思い出しました
ガラス製の容器に水を張り、その口の部分に球根を載せます。
根が伸びてくるのを観察しなさい、というのが先生の言葉でした。
せんせい。
あの球根、何だったんでしょうね。
ヒヤシンスか水仙か、クロッカスか。
玉ネギ、じゃないよな。
母さん、僕のあの水仙、どうしたんでせうね?
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6. Mikiko- 2016/09/19 06:52
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水栽培
春先になると、ちゃちなプラ容器で売ってます。
一度だけ、クロッカスのを買ったことがあります。
水だけじゃ可哀想だと思い、液肥を入れたところ……。
あっという間に藻が繁茂し、容器の内側が緑色になってしまいました。
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7. 緑のおっさんHQ- 2016/09/19 11:06
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あっという間に緑色
生き物を育てるには、よけいな手を掛けてはいかん、ということかな。
親は無くとも子は育つ(ちょっと違うぞ)。