Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
カテゴリ:由美と美弥子 > 3001~3100


 久しぶりに母から電話が架かってきた。
 上京当初は寂しさから、由美からも頻繁に実家に架けていた。
 しかし、美弥子と出会ってからは……。
 まるでカチンコでも鳴ったかのように、日々が動き出した。
 東京の渦に巻きこまれたという感じだろうか。
 母と電話で話す機会も、次第に少なくなり……。
 最近では、用がない限り架けることはなくなっていた。
 ひょっとしたら最後に電話で話したのは、夏休みの終わり……。
 実家マンションの隣人の葬儀に呼ばれたときかも知れない。

 由美は、一人っ子である。
 両親にとっては、ただひとりの子供だ。
 こんなにあっけなく疎遠になってしまうものなのだろうか。
 改めて考えると、ちょっと憮然とした気持ちにもなる。
 それなら自分から架ければいいだけだが……。
 最近は、美弥子に加え、万里亜と一緒にいることも多く……。
 なかなか、ひとりになって実家に電話するような時間がなかった。
 それに、もしそんな時間が出来たとしても……。
 実家に電話してみようとは思わないだろう。
 ま、別に仲違いをしてしまったわけでもないし……。
 自然な流れに任せるしかないのだろう。

「レターパック、送ろうと思って」
「中身は?」
「手紙」
「なんでレターパックで送るのよ」
「厚いのよ」
「そんな長い手紙書いたの?」
「わたしが書いたわけじゃないわよ。
 預かったの」
「ぜんぜん話が見えないんだけど」
「じゃ、黙って聞いて。
 山本先生が持ってらしたのよ」

 山本先生というのは、由美が子供のころから通っていた拳法道場の師範だった。

「山本先生からの手紙なの?」
「違うの!
 だから、黙って聞いてって。
 道場に、初老の男性が訪ねて来たんだって。
 なんでも、その男性の奥さんが、公園で倒れたところを、若いお嬢さんに助けられたそうなの。
 奥さんが気がつくまで、そばに付いててくれて……。
 そのとき、そのお嬢さんが山本先生の道場に通ってたという話を聞いたみたいなの。
 でもその後、奥さんが気がついたりしたどたばたで、名前を聞くのを忘れたんだって。
 それで、礼状を書いて、山本先生の道場に持って来られたそうよ。
 なんでも、アイドル歌手みたいな綺麗なお嬢さんだったって。
 で、山本先生、由美だって直感したんだけど……。
 いちおう、道場の新年会で撮った集合写真を見せたそうなの。
 この中にいますかって。
 その男性、躊躇なく由美を指差したそうよ。
 で、先生、その手紙、受け取っちゃったんですって。
 いちおう、封筒の中に金品類が入ってないことだけは確認したそうだけど。
 でも先生は、由美の東京の住所を知らないでしょう。
 それで、うちに持ってらしたわけ。
 あなた、先生に暑中見舞いとかも出さなかったの?」
「そんなの、誰にも出してないわよ。
 年賀状なら出すつもりだけど」
「これからのことじゃない。
 で、由美には、覚えがあるの?
 今の話。
 封筒の裏には、宮高昭夫って名前だけしか書いてないの」
「うん。
 お葬式で帰ってたとき」
「何にも言わなかったじゃない」
「だって、奥さんも気がついて、何ごともなかったんだから」
「だけど、こんな厚い礼状を書くくらい感謝してたら……。
 名前を聞かないってのは不思議よね」
「名乗るほどの者じゃありませんから」
「ただの町人ですって?
 由美、名刺作ったら。
 便利よ。
 それ渡せば済むんだから」
「そんなの持ってる子いないよ」
「じゃ、送るわよ。
 スマートレターで」
「さっき、レターパックって言わなかった?」
「その小型版よ。
 A5サイズの。
 180円って安いわよね。
 でも、今度帰ってきたら、返してね」
「ケチ」
由美と美弥子 3073目次エロ本を拾った話
「おごっ。
 おごご」

 万里亜のうめき声で、我に帰った。
 女教師は、腰を前後に振り始めていた。
 便器に座る万里亜は、上体を前傾させている。
 あの角度で突かれたら、ディルドゥの亀頭が喉奥を抉るはずだ。
 万里亜は、涙を流し始めていた。
 しかし、自由な両手は、女教師を突き放そうとはしていない。
 こちら側の手の指は、自らの乳首を摘まんでいる。
 いや、捻っている。
 向こう側の手は、股間部に伸びていた。
 擦っている。
 指の狭間から、丸々と膨れた陰核が覗く。
 鶉の卵ほどの陰核は、指先に翻弄され輪郭を消していた。

「ほら、美弥子。
 イキな。
 万里亜も逝くよ」

 美弥子は、自らの陰核を激しく引いた。

「ほら!
 ほら!」
「ぃ、イク……。
 先生、イク」
「イキな!」
「あごっ」

 最後の声は、万里亜だった。
 瞳が裏返っていた。
 刹那……。

 バフ。

 破裂音が聞こえた。
 同時に、生々しい便臭が立ちあがる。
 万里亜が脱糞したのだ。

「あがっ」

 美弥子の尻が真下に落ちた。
 視界が揺れる。
 美弥子は上体を倒し……。
 迫りあがろうとする瞳で、懸命に前方を見ようとした。
 そう。
 見たかったのだ。
 万里亜の糞便を。
 しかし……。
 叶わなかった。
 万里亜の豊満な尻が、便座を覆ってしまっていた。
 見たかった……。
 美弥子の脳裏に、便器の水溜まりに沈む万里亜の大便が映った。
 丸々と太い、サツマイモのような便だった。
 水溜まりから大便を抱きあげ、頬ずりしたいと思った。
 万里亜の便で、泥人形みたいになった自らの顔が……。
 意識の消える刹那……。
 おぼろに見えた最後の光景だった。
由美と美弥子 3072目次由美と美弥子 3074
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