Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
カテゴリ: 愛と官能の美学
『亜理紗 雪むすめ(伝説官能ホラー作品)』 作:Shyrock


第2話:美少女亜理紗


「なるほど……そうなんですか。とても切ない話ですね」

 そして静かな口調でつぶやいた。

「今日から10日間宿泊させていただきますのでよろしくお願いします。改めて詳しく聞かせてくださいね」
「はい、よろしゅうございます。今日はお疲れでしょうから、温泉にでも浸かってゆっくりされるのがよろしいかと思います」
「ええ、そうさせてもらいます」
「ではまた後ほど参りますので。ごゆっくり……」

 女将が部屋を出て行った後、急いで鞄からスマートフォンを取り出し女将の話を一心不乱に記録した。
 記録が一段落した俊介は広縁の椅子に腰をかけ、窓から外の景色を眺めながらゆっくりとビールを飲んだ。
 外ではしんしんと粉雪が舞い、まるで真綿のように美しい。
 こんな大雪を間近で見るのは数年前にスノーボードで行った白馬八方尾根以来だ、と感慨深げに雪景色を見惚れていた。

 俊介はコップのビールを飲み干すと、思い立ったかのように突然ムートンコートを羽織った。
 それにしてもすごい雪だ。豪雪の苦労や大変さを知らない俊介にとっては、その光景は幻想的で美しいものとして映った。
 幼い日、新潟とは比べ物にならないが東京にも雪が降った。東京の雪は積もることが少なく降っても直ぐに溶けることがほとんどであった。俊介は子供の頃に帰って雪遊びがしたくなった。
 俊介は旅館に頼んで傘と長靴を借りて外に出てみた。
 外は辺り一面が銀世界だった。
 降る雪をてのひらを広げて受けてみたが、水分が少なくてさらさらしている。
 ふと見上げると灰色の空の下に雪帽子を被った山並みが見えている。
 あの山は何と言うのだろうか。

 その時、やまかげに数ヵ月前に別れた恋人の顔がぼんやりと浮かんだ。
 二人の間に亀裂が生じ絶えず衝突していた。
 お互いに疲れ果てていた。
 俊介は雪をてのひらですくいとり丸めてみた。
 だけどさらさらの雪はうまく丸まらないでてのひらからこぼれ落ちていった。
 まるで別れた女とのラストシーンのようだと俊介は思った。

 かなり気温が下がってきたのか、足元がジンジンと冷えてきた。
 都会の寒さとは比べものにならない。
 俊介は旅館に戻ることにした。凍えた身体には温泉が一番だ。
 俊介は2階にある自室から1階の廊下突き当たりにある大浴場へと向かった。
 大浴場の扉を開けるとそこは情緒あふれる岩風呂になっていたが、湯気が立ち込めていて向こうが良く見えない。
 俊介以外に人はいないようだ。
 大浴場は爽快なものだが、自分以外誰もいないだだっぴろい風呂というものは、どこか不気味さ漂うものだ。
 俊介は身体を洗っていると、いずこともなく水が跳ねるような音を耳にした。
 それは湯口から湯が流れ出る音ではなく、水面をバシャッと手で引っかいたような音だった。
 俊介は音のする方向に目を凝らしてみたが人の気配はなかった。

(気のせいだったか……)

 部屋に戻り、夕食までのひとときをインターネットをして過ごそうと思ったが、圏外になってしまい接続ができなかった。

(そんなに山中でもないのになあ……)

 ネットで情報収集をしようと思っていただけに俊介は些か落胆を隠し切れなかったが、直ぐに気を取り直し冷蔵庫からビールを1本取り出した。
 ちょうどその時、玄関先から若い女の声がした。

「失礼します……」
「ん? はい、どうぞ」

 襖を開けて入ってきたのは、和服姿のまだうら若い娘であった。
 俊介は思わず息をのんだ。
 娘は透き通るように色が白く長い黒髪をたたえた美少女で年齢は18、9歳くらいとか思われた。
 若いが襖の開け閉めの作法も板についており、娘は静かに俊介の前で正座すると三つ指をついて丁寧にお辞儀をした。

「いらっしゃいませ。私はこの旅館の娘で亜理紗と申します。ご挨拶にあがりました。この度は遥々東京からお越しいただきありがとうございます。こんな何もない田舎の温泉ではございますが、どうぞごゆっくりとお過ごしください」

 亜理紗と名乗った娘はすらすらと流暢な挨拶をした後、深々と頭を下げた。
 そのあまりの丁寧さに俊介は驚きを隠しきれず返答に困った。

「ああ、それはそれは、どうもご丁寧に。何かとお世話になると思いますが、よろしく頼みます」

 俊介は取り合えずそのように言葉を返し、にっこりと微笑んだ。
 亜理紗も笑顔を浮かべたが、その表情は冷たくてどこか翳りがあるように思われた。
 美人というものは凛としたその表情のせいでとかく冷たく見えるものなので、俊介はそれほど気にはしなかった。

「亜理紗さんはいくつなの?」
「19歳になります」
「へぇ~、そうなんだ。学生さんかな?」
「はい、そうなんですが、病気を患ったためこちらに帰って養生してるんです。かなり良くなったので来月大学に戻るつもりなんです」
「大学はどこ?」
「東京のO女子大学です。車井原さんと同じ東京なんですよ」
亜理紗 雪むすめ【第1話:雪女伝説】目次【読者の部屋】日本酒を飲もう!(Ⅰ)
『亜理紗 雪むすめ(伝説官能ホラー作品)』 作:Shyrock


第1話:雪女伝説


 3月某日、テレビ夕陽企画部では新年度放送予定の番組として“日本の幽霊妖怪大全集”の制作が決定した。
 現地取材には都市伝説に詳しいフリーのルポライターの車井原俊介が選ばれた。
 初回のテーマとしては“山姥”“河童”“雪女”が候補に挙がったが、最終的には取材の行ないやすさなどからその決定は俊介に委ねられた。
 今回は現地で騒ぎにならないよう大挙して押しかけることなく俊介一人で赴くこととなった。
 元々一人旅が好きな俊介としては、大勢で行くよりもむしろ一人の方がありがたかった。
 彼はすでに32歳になっていたが、拘束されることを極端に嫌い天涯孤独を好むところから、企業など組織に属することは避け自由業を選び、親戚や友人から縁談を薦められても結婚は頑なに拒んだ。
 しかし決して女嫌いと言うわけではなくむしろ人一倍女好きと言えた。身長こそ175センチと平凡であったが鼻筋の通った端正なマスクを持ち、話術に長け、女性には滅法手が早く恋人の不在歴はほとんど無いほどであったが、現在は珍しく“空室状態”であった。それでも、彼は常々“いなければいないで構わない”と考える性質で、現れなければ無理に探さないところが彼流であった。

 そんな男であったため“山姥”“河童”“雪女”の3択の答えは火を見るよりも明らかであった。例えそれが“妖怪”であっても同様で、色気のないものより色気のあるものを好んだ。よって俊介はためらうことなく“雪女”取材を選択した。

「ふふふ……できることならば一度会ってみたいものだ……」

 俊介は不敵な笑みを浮かべた。
 小泉八雲の小説『雪女』をはじめ、昔から日本各地の積雪地帯で多く語り伝えられている雪の夜の怪物。
 山形、新潟、長野、和歌山……至る所に雪女の伝説が残っているが話の内容はそれぞれ異なっている。
 その中で最も古くから伝わっているのが、室町時代末期の連歌師宗祇法師による『宗祇諸国物語』で、法師が越後国(現在の新潟県)に滞在していたときに雪女を見たと記述があることから、室町時代には既に伝承があったとされている。
 俊介は新潟へ行くことにした。一応10日間滞在の予定だ。

 取材は週明けからでも良かったが、逸る気持ちもあって俊介は早速現地に赴いた。
 東京駅から上越新幹線あさひに乗り浦佐駅で在来線に乗換え小千谷へと向かった。
 早朝に立ち、昼前には小千谷に到着した。
 タクシーに乗込みあるひなびた温泉へと向かった。
 周りには残雪と言うよりも、まだ冬の盛りを思わせるような積雪があった。
 日本海側の自然の厳しさを目の当たりに見る思いがした。

(こちらでは春はまだ遠いんだなぁ……)

 タクシーは目的の温泉地で俊介を降ろして直ぐに走り去った。
 温泉地といっても、かなり年季の入った料理旅館が1軒あるだけであった。

 俊介はのれんをくぐった。

「こんにちは。東京から来た車井原です」

(………)

 返事が無い。

「こんにちは! ごめんください」

 奥の方から女将らしき中年の女性が現れた。

「ああ、すみません、気が付きませんで。よくぞお越しくださいました。さぞかしお疲れでございましょう。私はこの旅館の女将でございます。ささ、どうぞ、お上がりくださいませ」

 女将は丁寧に挨拶をした後、俊介を2階の和室に案内した。
 外観はかなり古ぼけた印象があったが、建物内は見違えるほどよく手入れを施されていた。
 16畳ほどの和室に入った俊介は、早速、掘りごたつで暖を取った。

「お疲れでございましょう。東京からお越しになられたのですね?」
「ええ、そうです。事前に電話でお伝えしましたように、テレビ番組の取材で参りました。よろしくお願いします。色々と教えてくださいね」
「はい、何なりとお聞きください。私の知っていることは全部お話させていただきますので。その前にお茶でも飲んで温まってくださいね」

 そう言いながら女将は急須で静かに注いだ。
 茶托に乗った茶碗が俊介の前に出され、俊介は茶碗の蓋を開けた。

「いただきます」
「どうぞ」

 俊介は蓋を傾けて裏のしずくを切った後静かに茶托の右に置き、ゆっくりと茶を味わった。
 茶を飲みながら女将とたわいない話を交わした後、俊介はおもむろに質問を始めた。

「ではこちらに残っている雪女伝説を教えていただけませんか。大雑把でも構いませんので」
「はい、承知いたしました。越後の小千谷地方にはこんな昔話が残っているんです」
「はい……」
「ある夜、軒のつららを切り落とした男のところに美しい女が訪ねてきて、泊めてやったのが話の始まりです。男はその女の透き通るような色の白さ、美しさに一目惚れしてしまいました。女もその男が気に入ったようで自ら望んで男の嫁になりました。女はまめまめしく働くし良くできた嫁でしたが、何故か昼間出掛けることは好まなかったそうです。ある寒い夜、嫁が嫌がるにもかかわらず、男は無理やり風呂に入れたそうです。すると姿が消えてしまい、細いつららのかけらだけが浮いていたという話が残っています」

 俊介は女将の話を得意の速記で素早くレポート用紙に書きとめた。
夜道【第3話:後悔噬臍】目次亜理紗 雪むすめ【第2話:美少女亜理紗】
↓お帰りのさいには↓
愛のワンクリ お願いします
新しいウィンドウは開きません

相互リンクサイトのみなさま(Ⅰ)
ひとみの内緒話 禁断の体験 エッチな告白集 官能文書わーるど レズ画像・きれいな画像倉庫
熟女夜伽物語 愛と官能の美学 未知の星 新・SM小説書庫2
萌木ケイの官能小説 ましゅまろくらぶ 赤星直也のエロ小説 ちょっとHな小説
官能的なエロ小説 恥ずかしがりたがり。 おとなの淫文ファイル エッチのあとさき 恥と屈辱の交差点
羞恥の風 女性のための官能小説 緊縛新聞/杉浦則夫写真事務所 性転換・TS・女体化劇場

相互リンクサイトのみなさま(Ⅱ)
魔法の鍵 変態小説 官能小説~ひめ魅、ゴコロ。 人妻の浮気話 艶みるく
[官能小説] 熟女の園 潤文学 妄想ココット 黒い教室
女性のH体験告白集 空想地帯 性小説 潤文学ブログ 快感小説
恥辱小説 淫界散歩 Eros'Entertainment 出羽健書蔵庫 むね☆きゅんファンサイト
18's Summer 淫鬼の棲む地下室 空想の泉~The Fountain of Daydream~ かめべや
漂浪の果てに ちょっとHなおとなのための… 最低のオリ ぺたの横書き

相互リンクサイトのみなさま(Ⅲ)
調教倶楽部 お姫様倶楽部.com 被虐のハイパーヒロインズ アダルト検索一発サーチ
人妻熟女・エッチな体験告白集 ライトHノベルの部屋 オシッコオモラシオムツシーン収集所 渡硝子の性感快楽駆け込み寺
誰にも言えない秘密 アダルト官能小説快楽機姦研究所 昭和のあの日あの頃 被虐願望
渋谷子宮 RE:BIRTH 羞恥集 マルガリテの部屋 エピソードセックス
あおいつぼみ 葵蕾 エロ体験談で抜けるコピペ riccia ただ貴女を愛したくて
ゾル少佐の官能小説館-新館 ドレイン 黒塚工房 リアル官能小説
官能小説 レイプ嗜好 人妻!人妻!人妻! wombatの官能小説 女性作家専門官能小説
羊頭狗肉 おしっこ我慢NAVI ねっとりぐちょぐちょ 美里のオナニー日記
黒イ都 ひよこの家 エロショッカー軍団 エッチな体験談・告白
恍惚團 ~ドライ・オーガズムの深淵~ 相互リンク、募集してます! 相互リンク、募集してます! 相互リンク、募集してます!
★相互リンク募集中!(メールしてね)★

ランキング/画像・動画(1~10)
厳選2chまとめ 人気ブログランキング
にほんブログ村 エログちゃんねる
小説の匣 官能小説アンテナ
正しいH小説の勧め GL Search
Girls Love Search コミックルーム

ランキング/画像・動画(11~30)
ライブドアブログ セックス・ノベル・ネット ネット小説ランキング 【携帯】GL狂愛Rank
アダルトブログランキング SindBad Bookmarks ぴあすねっとNAVI 【携帯】Lovely Venus
Adult Novels Search ぱっくりんく 萌駅 おたりんく
アダルト検索BBJapan GAY ART NAVIGATION GIX 少女禁忌区域
創作系サイト検索・KAGOME 【携帯】女の子のためのн小説 十八禁恋愛私花集 アダルトなび2

ランキング/画像・動画(31~50)
ヌケルアダルト作品 相互リンク、募集してます! 相互リンク、募集してます! 相互リンク、募集してます!