Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
カテゴリ: 紙上旅行倶楽部/総集編
フ「ございません」
み「なんでじゃー!
 わたしは、ウォシュレットをこの上なく愛する女なのじゃ」

↑ウォシュレットを愛する猫。お尻にはあたってないようですが。

フ「細いノズルの内側に硫黄分が付着し、詰まってしまうんです。
 欧米でウォシュレットが普及しないのは、水道水が硬水だからだそうです」
欧米でウォシュレットが普及しないのは、水道水が硬水だから

フ「ミネラル分が、ノズルの中に付着してしまうんですね」
ミネラル分が、ノズルの中に付着してしまう

み「ほー。
 そういう課題があるのか。
 そしたら、管を太くすれば良いではないか」
管を太くすれば良いではないか

フ「いずれ詰まりますよ」
いずれ詰まりますよ

み「水圧を最強にすれば、ミネラルも付着しないんでないの?
 水圧で鉄板を切断するカッターとかもあるよね?」
水圧で鉄板を切断するカッターとかもあるよね?
↑恐るべき威力。

律「そんな水圧、お尻に当てられないでしょ」
そんな水圧、お尻に当てられないでしょ
↑静岡県御殿場市に、かつてあった水飲み場。水の高さは7メートルに達したそうです。

律「そもそも、ウォシュレットの使いすぎは、お肌に悪いのよ」
ウォシュレットの使いすぎは、お肌に悪い

み「おー、それそれ。
 わたしもネットで読んだ。
 おかげで、1度出した『痔主宣言』を取り下げたほどじゃ」

↑わかって着てるのでしょうか?

律「何それ?」
み「この春ごろ……。
 ウォシュレットを使ってると、ピリピリ痛みを感じるようになったの」
ピリピリ痛みを感じる
↑ここまでじゃありませんが、ピクッとするくらいはありました。

律「痔でしょ」
み「それが、肛門じゃないんすよ。
 明らかに外輪山の外側。
 むしろ、山裾の窪みあたり」
山裾の窪みあたり

み「汗でかぶれたのかと思ったけど……。
 そんな季節じゃないしね。
 そのうち、ペーパーに血が着くようになった」
ペーパーに血が着く

み「当然、痔を疑うよね。
 不本意ながら。
 で、取りあえず、痔の薬を試してみることにした。
 『ヒサヤ大黒堂』はあまりにもなんなんで……」
『ヒサヤ大黒堂』

み「『ボラギノール』にしたわけよ」
A軟膏はステロイド入り
↑これです。A軟膏はステロイド入り。M軟膏はステロイドが入ってません。

律「結果は?」
み「症状が改善しました」
律「痔じゃないの」
痔じゃないの

み「わたしもそう思って、『痔主宣言』を出したわけ。
 しかし!
 確かに一時的には良くなったんだけど……。
 その後、『ボラギノール』を塗り続けても、症状は一進一退になった。
 いわゆる『寛解(かんかい)』と『増悪(ぞうあく)』を繰り返す感じね」
『寛解(かんかい)』と『増悪(ぞうあく)』

律「難しい用語を知ってるじゃない」
み「乾癬を調べてるとき、ネットで知ったのじゃ。
 まさしく乾癬も、良くなったり悪くなったりを繰り返して、決して完治しないからね」
律「ということは、早い話、『温水洗浄便座症候群』ってことよね」
温水洗浄便座症候群

み「お!
 知ってますな」
律「妊婦さんにも多いのよ。
 便秘がちになって、肛門への刺激を目的にウォシュレットを使う人が増えるから」
、肛門への刺激を目的にウォシュレットを使う

律「便意を催すまで、長時間、水を当てる癖がつくの。
 そうすると、肛門周りの皮脂が取れちゃうのよ」
肛門の周りが、こうなる
↑肛門の周りが、こうなると云うことでしょう。

み「わたしはさすがに、便秘解消のために使うことはないけど……。
 事後の洗浄では、かなり時間をかけるわけ。
 電気ポットを湧かしてるときなんか、ブレーカーが落ちることがあるからね」
1階まで、これを上げに行かねばなりません
↑1階まで、これを上げに行かねばなりません。

み「夜、便器に座った状態で、真っ暗になることを想像してみなはれ」
怖さは感じません。ただただ腹立たしいだけ。
↑怖さは感じません。ただただ腹立たしいだけです。

律「はは。
 情けないわね」
み「まさしく」
律「水圧を弱くして、あてる時間を短くするしかないわね」
み「でけるか!」
でけるか!
↑怒りのちゃぶ台返し。

み「ネットにも、『弱で、5~10秒』って書いてあったけど……。
 そんなんで、ぜったいに綺麗になるわけありませんぜ。
 犬じゃあるまいし」
この体勢
↑昔、犬を散歩させてたとき、この体勢になってるのに気づかず、縄を引き続けてたことがあります。振り向いたら、スゴく切なげな顔をしてたのを覚えてます。

律「犬は綺麗になるの?」
み「動物は、排便時、肛門の内側が捲れあがるの。
 直腸が反転するわけよ。
 だから、肛門出口にうんこが着かないの。
 紙で拭く必要もないってわけ。
 ゲーリーじゃない限り」
律「ゲーリーって名前の犬だけ、紙で拭くの?」
ケーリー・クーパー
↑ケーリー・クーパー。かっちょえーです。

み「阿呆か!
 下痢便じゃ!」
下痢便じゃ!
フ「あのー。
 そろそろ、よろしいですか。
 もう、フロントは閉めますので」
み「あ、1点、重要な点を確認しておきます」
フ「なんでしょう?」
み「食事には、お酒は付けられないのよね?」
『割烹の宿 湖畔』の夕食
↑新潟市の鳥屋野潟前にある『割烹の宿 湖畔』の夕食。見た目の豪華さはありませんが、食材は見事です。南蛮海老、いかそうめん、めかぶ、ブリの塩焼き、ブリ大根、海老しんじょう揚、ブリとタコのしゃぶしゃぶ。ブリずくしなのは、冬だからでしょう。お銚子はもちろん『越乃寒梅』。

フ「はい。
 お食事は、修業の一環ですので」
律「ちょっと。
 明日まで、1滴も飲めないわけ?」
気持ちは実によくわかります
↑気持ちは実によくわかります。わたしは木曜日を休肝日にしてるのですが、帰り道が楽しくないのよ。

み「わたしが、そんな重要なことを調べないわけないでしょ。
 自販機でビールを売ってるんだよね」
自販機でビールを売ってる
↑恐山『吉祥閣』ではありません。

フ「はい」
み「その場所を教えてたもれ」
フ「ロビーにございます」
ロビーにございます

 ここで、ひとこと。
 ビールの自販機があることは確からしいのですが……。
 どこにあるかという情報は得られませんでした。
 「ロビー云々」は、わたしの推測です。
 上の写真だと、奥に小さく赤い自販機がありますが……。
 これじゃないっぽいですね。
 大浴場の近くかも知れません。

み「冷蔵庫があれば……。
 食事前に買い占めておけるのじゃが」
律「温くなっちゃうから……。
 飲むごとに、買いに行かなくちゃならないわね」
み「あ、いいこと思いついた。
 ロビーで飲めばいいんだ」
律「それもそうね」
み「オッケー?」
フ「10時に消灯になりますので、お気を付け下さい」
10時に消灯

み「懐中電灯、借りられるか?」
フ「残念ながら……」
み「故障する?」
フ「爆発します」
爆発します
↑恐山『吉祥閣』ではありません。

み「ウソこけ!」
フ「それでは、よろしいでしょうか?」
み「おー。
 手間を取らせましたな。
 あいにく、細かいのがなくて、チップを出せまぬが」
チップ
↑こめんどくさい習慣です。ま、今後の人生で海外旅行に行く予定はないのでかまいませんが。

フ「ロビーの自販機は、お札が使えませんのでお気を付け下さい(※推測です)」
み「にゃにー。
 そりは困る。
 両替してたもれ」
フ「本来、お断りするところですが……。
 なぜか、前のお客さんが、ここで豚の貯金箱を割って、お支払いになりました」
豚の貯金箱を割って、お支払い

フ「長年、貯めて、ようやくご夫婦で来られたそうです。
 喜んで両替させていただきます」
み「それでは、お頼み申す。
 夫婦ってことは、2万4千円分は小銭があるわけね。
 先生も、1万円分くらい替えてもらえば?」
1万円分の100円玉
↑1万円分の100円玉。棒金20本です。

律「そうね。
 夜中にお酒が切れて、どこにも調達に行けないってのは避けたいわね」
夜中にお酒が切れて
↑謎。お酒を買っても、手がなくては持って帰れないと思いますが。

み「それじゃ、わたしのと合わせて、2万円ね」
フ「ちょうど1万円ずつ、封筒に入れておいたところです」
み「バカに段取りが良すぎるではないか」
でなきゃ定時では帰れません
↑わたしはいい方だと思います。でなきゃ定時では帰れません。

フ「細かいお金で、レジが一杯になってしまいまして。
 やむなく、かような仕儀に。
 どうぞ、ご確認下さい」
み「じゃらじゃら。
 ひい、ふう、みい」
フ「あの、まさか時そばをやられるおつもりでは?」
時そばをやられるおつもりでは?

み「鋭いヤツ」
フ「お風呂に入る時間がなくなりますよ」
み「ま、下北まで来て、小銭を数えるのも野暮なもんじゃな。
 お主を信じる」
お主を信じる

フ「ありがとうございました。
 これで、細かいのができましたね」
み「それがどうした?」
フ「チップを下さるおつもりだったのでは?」
み「ぎく!」
ぎく!

み「お、すでにかような時間。
 先生、部屋に急ぎましょう。
 世話になったな。
 決して振り返ってはなりませんぞ」
決して振り返ってはなりませんぞ

律「あ、ちょっと待ってよ」
フ「お客さーん」
み「先生、振り返ってはなりませんぞ」
決して振り返ってはなりませんぞ

フ「お客さん、そっちじゃありませんよ。
 そっちは、大浴場です。
 2階への階段は、フロントの正面になってますよ」
2階への階段は、フロントの正面

律「違うってよ」
み「罠かも知れん」
罠かも知れん

律「そんなわけないでしょ。
 戻るわよ。
 ちょっと、なんで後ろ向きで歩いてるのよ」
なんで後ろ向きで歩いてるのよ

み「顔を合わせたくない」
律「こういうのを、墓穴を掘るというんだわ。
 チップくらいあげればいいのに」
み「10円玉でもあればな。
 封筒には、100円玉と500円玉しかなかった」
律「大丈夫よ。
 ほら、ニコニコして指さしてる」
ニコニコして指さしてる

律「あ、階段を教えてくれてるんだわ。
 ほら、あなたもちゃんと頭を下げなさい。
 ありがとうございました」
フ「どうぞ、ごゆっくり。
 夕食に遅れませんように。
 チップは、お帰りのときで結構です」
み「げ」
げ

律「冗談に決まってるでしょ」
み「今夜、小銭、ぜんぶ使い切るからな」
律「ケチなのに小心なんだから。
 とっても情けない性格だと思うわ」
ほんまですか!
↑ほんまですか!

み「性分なんだから仕方あるまい」
律「階段もすごいわよね」
東京銀座の『マキシム・ド・パリ』
↑もちろん、『吉祥閣』ではありません。東京銀座の『マキシム・ド・パリ』です。『吉祥閣』の画像がないのよ。

み「螺旋状ですな。
 ↓新日本海フェリーのバブルの階段を思いだすわい」
新日本海フェリーのバブルの階段

み「よっこらしょっと」
律「掛け声はやめなさい」
み「おー、2階の廊下も立派ではないか」
2階の廊下も立派ではないか

律「シティホテル級ね」
み「土地が安いから、広々としておる」
土地が安いから、広々としておる
↑『恐山』の土地は、誰の所有なんですかね? やはりお寺?

律「一言多いの」
み「あったあった。
 『彩雲11』じゃなくて、『瑞雲11』」

 ガチャ(鍵を開けた音。どういう鍵かわかりません)。

み「おー」
『瑞雲11』

律「ほんと、まさしく旅館だわ」
み「座布団があるな」
おー、座布団がある

み「早よー足を伸ばしたいわい」
律「ちょっと……。
 お部屋、間違えたんじゃないの?
 どう考えても、2人用の部屋じゃないわよ」
どう考えても、2人用の部屋じゃない

み「鍵が開きましたがな。
 間違ってるわけ、おへん」
律「和室が、2部屋あるわ。
 こっちは、四畳半ね。
 向こうが、畳何枚ある?」
み「ひい、ふう、みい。
 実にシンプルな敷き方ですな」
実にシンプルな敷き方

み「3枚敷きの5列。
 ずばり、十五畳でしょう」
律「なんで四畳半が別にあるのかしら?」
四畳半が別にある

み「控えの間みたいだよね。
 あるいは、お付きの家来用」
律「じゃ、あんたが四畳半ね」
み「なんでじゃ!」
み「十五畳の部屋に、もう布団が2組敷いてあるではないか」
もう布団が2組敷いてある

み「これだけ広ければ、おならをしても臭いが籠もりゃせん」
「↓」印のところ、顔に見えませんか?
↑はなはだ危険です。「↓」印のところ、顔に見えませんか?

律「もっと離して寝なきゃ。
 でも、広いし綺麗だし……」
み「材木も良さげですな」
律「シンプルよね。
 和室の極意だわ」
和室の極意

み「テレビもねー。
 ラジオもねー」
テレビもねー

律「それを言うんじゃないの。
 座布団なら、たくさんあるじゃない」
座布団なら、たくさんある

み「いらんわ。
 牢名主じゃるまいし」
牢名主じゃるまいし

律「どうする?
 お風呂に入ってる時間はなさそうよ」
み「夕食には浴衣で行けないんだから、後回しでいいでしょ。
 それよか、室内をば探索いたしましょう。
 お、アメニティグッズがあった」
アメニティグッズがあった

律「何が入ってる?」
み「浴衣と帯だすな。
 あとは、バスタオル」
律「その袋は?」
み「歯磨きセットとフェイスタオルだね」
歯磨きセットとフェイスタオル

み「ま、最低限ですな」
律「こっちの部屋は何かしら?」
み「洗面所だな」
洗面台が2つもある

律「すごいわね。
 洗面台が2つもある」
み「基本的に、団体向けに作られてあるんですよ。
 あの座布団の数からして、10人くらいで泊まることもあるんじゃないの?
 洗面台が1つじゃ、朝は大変でしょ」
律「こっちは……。
 あ、トイレだ」
トイレだ

み「どれどれ。
 なるほど。
 綺麗は綺麗だけど……。
 ウォシュレットがないのが致命的じゃ」
律「管が詰まるんじゃ仕方ないわよ」
み「風呂のシャワーで、綺麗に洗うしかないな」
風呂のシャワーで、綺麗に洗うしかない

律「そんなことまで、いちいち言わなくていいから。
 お部屋は、これだけみたいね」
み「あ」
律「どうしたのよ?」
み「内風呂がない」
律「そういえばそうね。
 大浴場を使って下さいということでしょ。
 問題ないじゃないの」
み「ヤクザ屋さんの方々はどうするのよ?」
ヤクザの方はどうするの

律「どうするって?」
み「彫り物して大浴場に入っていいの?」
刺青で大浴場に入っていいの?

律「知らないわよ。
 さっきのフロントの人に聞いてくれば?」
み「そういえば、電話もなかったな」
律「でも、そうよね。
 ヤクザは自業自得としても……。
 皮膚病で炎症がある人とか、乳がんでお乳を取っちゃった人とかもいるわよね。
 人前に裸を見せたくない人たち」
み「ま、そりゃそうだけどね。
 でも、そういう姿を人前に晒すのもまた、修行と言うことでしょ」
これは修行ではありません
↑これは修行ではありません。

律「そうね。
 見る方も、目を背けたりせず、淡々と接する修業をすべきなのよね」
み「お茶でも飲みますか?
 入口に電気ポットとお茶セットがあったよね」
入口に電気ポットとお茶セット

み「料金のうちなんだから、飲まなきゃ損です。
 取ってくる」
律「セコいんだから」
み「ちゃんと、お盆に載ってて運びやすいわい。
 しかし、疑問じゃ」
律「なにがよ?」
み「なんで、玄関の靴入れの上にお茶セットがあるんだ?
 出がけに立って飲めってか?」
律「知らないわよ」
み「これを配って回る人の手間を減らす目的しか考えられん」
配って回る人の手間を減らす目的

み「あそこなら、靴を脱がずに置けるからね」
律「旅館とは違いますってことでしょ。
 あくまで宿坊なんだから。
 本来なら、お茶が欲しければ厨房まで取りに来てくださいってくらいなんじゃないの?」
み「これで申告してなかったら、怒るで」
申告してなかったら、怒るで

み「あ」
律「何よ?」
み「お湯が沸いてない」
律「コンセントが差してないからでしょ」
み「あり得んぜよ」
律「だから、旅館じゃないのよ。
 差しておいて、後で飲めばいいじゃない」

 キンコンカンコン。
キンコンカンコン
↑こんなのは付いてないと思います。

み「な、何ごとじゃ?
 空襲警報か?」
空襲警報か?

律「そんなわけないでしょ」
み「ここらは、物騒な土地なのよ。
 津軽海峡に近いでしょ。
 だから、『ガメラレーダー』なんてスゴいレーダーが備え付けられてるんだよ」
ガメラレーダー
↑下北半島の釜臥山にあります。ステルス戦闘機F22を捉えて米軍を震撼させたとか。

放「お食事のご用意が整いました。
 お客様は、18時までに1階の食堂にお集まりください。
 全員がお集まりになるまで、食事を始められませんので……。
 お遅れにならないよう、お願いいたします。
 なお、浴衣でのお食事はご遠慮いただいております。
 私服にておいでください。
 浴衣でお出でのお客様につきましては、素っ裸になっていただきます」

 ここで、ちょっとお断り。
 館内放送が流れることは確からしいのですが……。
 チャイムや文言については、わたしの想像(でっち上げ)です(当たり前)。
 なお、さっきのフロントマンも、もちろん実在の人物ではありません。
フロントマン想像図
↑フロントマン想像図。

み「お、休憩スペースがある」
休憩スペース

み「ここにビールの自販機があれば、1階まで降りなくていいのじゃが」
自販機は置いてないっぽい
↑自販機は置いてないっぽいです。

 この先、途中の画像が見当たらないので、いきなり食堂の場面に移ります。

み「なんじゃここはー」
食堂

律「尋常な広さじゃないわね」
み「300人くらい座れるんでないの?
 ひよっとして、あの遙か彼方のステージ前にあるのが、夕食の席でっか?」
ステージ前にあるのが、夕食の席

律「そうみたいね。
 みなさん、もうお集まりだわ」
みなさん、もうお集まり

み「ともかく、座りませう。
 コントだと、まず、お膳のない席に座るのだが……」
律「やってみれば?
 誰も突っこまないんじゃないの」

↑『つっこみ如来立像(作:みうらじゅん)』。

律「ひょっとしたら、終わるまで放ったらかしかもよ」
み「ここはお笑いの場ではない。
 背筋をシャンと伸ばしなされ」
背筋をシャンと伸ばしなされ
↑お見事。

律「あんたに言われたくないわ。
 早く座りましょ」
み「よっこいしょ」
このギャグは、初めて知りました
↑このギャグは、初めて知りました。

律「掛け声は止めなさいって。
 まぁ、綺麗なお料理ね」
綺麗な料理

み「力士には足りないだろうけど」

↑力士の焼肉会の様子。4人で60人前を食べたそうです。

律「なんで力士が来るのよ」
み「ご飯、よそってもいいのかな?」
律「まだっぽいわよ」
僧「みなさん、お集まりのようですな」
み「お坊さんが来た」
南直哉(じきさい)さん
↑『恐山菩提寺』院代の南直哉(じきさい)さん。この方の『恐山: 死者のいる場所 (新潮新書)』は参考になりました。夕食の法話に来られることもあるようです。

律「いちいち言わなくてもわかるわよ」
み「読者のための説明セリフじゃ」
格の違う説明セリフ
↑格の違う説明セリフがありました。

僧「大祭のおりなどは、この食堂が満席になります。
 そのときは、壇上からマイクでお話しさせていただきますが……。
 本日のような少人数のときは、このように、壇の下からマイクを使わずに話します。
 わたしは、こちらの方が好きですな。
 宿の方は、わたしが毎日壇上からマイクで喋る方が儲かってよいのでしょうが」
わたしが毎日壇上からマイクで喋る方が儲かってよい

律「なんで肘でつっつくのよ?」
肘でつっつく

み「笑いどころじゃ。
 みなさん、笑っておられるでしょ」
みなさん、笑っておられるでしょ
↑ここまでは……。

律「私語禁止」
私語禁止

僧「みなさん、全国各地から見えられ、昨日まではまったく知らない同士が……。
 こうして、席を同じくしてお食事をいただく。
 これまさしく、『一期一会』ですな。
 この言葉は、千利休が初めて用いたと伝えられます」
千利休が初めて用いた
↑1591(天正19)年、秀吉の逆鱗に触れ切腹を命じられます(享年69)。死を命じられた真相は、謎のままだそうです。

僧「利休自身に著作はありませんが……。
 利休の弟子に山上宗二(やまのうえそうじ)という茶人がおります。
 その方が、『茶湯者覚悟十体』という文を著しております」
山上宗二
↑この中に『茶湯者覚悟十体』があるようです。残念ながら絶版みたいですね。利休より22歳年下ですが、利休の死の前年に亡くなってます(享年46)。

僧「茶道の心得を示した一文ですな。
 その中に、こんな記述があります。

『そもそも茶湯の交会は、一期一会といいて、たとえば、幾度の同じ主客交会するとも、今日の会にふたたびかえらざる事を思えば、実に我一世一度の会なり』
一期一会

 これが、千利休の教えだそうです。
 この言葉を世に広めたのは、幕末の大老・井伊直弼ですな」
幕末の大老・井伊直弼
↑“大老"という役職名からか老人のイメージがありますが、『桜田門外の変』で暗殺されたときは、満44歳でした。

僧「茶人としても一流であった井伊直弼は……」
井伊直弼

僧「自らの茶道の一番の心得として、『一期一会(いちごいちえ)』の言葉を掲げました」
一期一会

僧「『一期』と『一会』。
 この2つの言葉を出会わせて成句としたのは、茶道の先人の功績です。
 しかし、この『一期』と『一会』、実はどちらも仏教語なのです。
 『一期』は、人が生まれて死ぬまでの一生のことです」
人が生まれて死ぬまでの一生

僧「『一会』は、法会(ほうえ)などの集まりのこと」
灌仏会
↑灌仏会だそうです。

僧「茶道では、お茶の席になりますな」
お茶の席

僧「たとえ、これから何度も会う方であろうとも……。
 今日この時に会うのは、まさしく一生に一度だけということです。
 みなさんがこうして本日出会い、そして食事を共にする。
 仏様のご縁でしょうな」
お金にご縁がありそうなポーズ
↑お金にご縁がありそうなポーズ。ありがたや。

僧「この時間は、人生でたった一度だけの瞬間なんです」
人生でたった一度だけの瞬間

僧「今というときを抱きしめ、そしてご飯を噛みしめていただきたい。
 噛みしめないで飲みこむと、喉に詰まりますよ」
「鵜呑み」の語源
↑「鵜呑み」の語源です。

僧「いやいや。
 笑っておられるが、これはすべてのことに対する心構えでもあります。
 さて、それでは、お手元にあります箸袋をお取り下さい」
み「やっと食べれる」
僧「まだでございます」
み「げ、聞こえてた」
僧「こういうところに長くおりますと……。
 耳が聞こえすぎるようになりましてな」
耳が聞こえすぎる
↑コントではないようです。

僧「なにしろ、夜、床に入りますと、物音は何も聞こえません。
 何も聞こえないと、逆に気になるものでしてな。
 つい、目をつぶりながらも、聞き耳を立てる。
 聞こえるのは、雨の音、風の音」

↑小林旭の名曲『さすらい』。

僧「しかし、こういう音が聞こえる夜は、まだいいのです。
 雨風を聞きながら、いつしか眠りに落ちてしまいます。
 しかし、これらが聞こえない静かな夜は困ります」
静かな夜

僧「何かが聞こえるのではないかと、妙に緊張しましてな。
 そのうち、頬をさーっと生暖かい風が撫でる。
 おかしいな。
 窓は閉めてあるはずだが。
 そのとき、耳元で囁く声がする。
 『法円、法円』。
 法円というのは、わたしの僧名です。
 『法円、法円……。
 寂しくはないか?』」
寂しくはないか?

み「ひっ」
僧「いかがなされました」
み「怖くなったに決まっており申す。
 こんな場所で、お坊さんが怪談話なんて反則であんしょ」
お坊さんが怪談話

僧「お客さんは、どちら方面からお見えです?」
み「口調については気にするでない。
 なんで怪談を語り始めるのじゃ」
僧「はて。
 忘れ申した」
み「忘れるな!」
忘れるな!

僧「どなたか、ご存じの方はおられますかな?」
律「たしか、耳が聞こえすぎるというお話からです」
耳が聞こえすぎる

僧「おー、そうでした。
 こちらのお客さんが、『やっと食べれる』と呟かれたのが聞こえたのですな。
 ちなみに“食べれる”は、ら抜き言葉です」
ら抜き言葉

み「すでに認知されてるだろ」
僧「国語審議会は、まだ認知しておりません」
み「すぐに認知し、慰謝料を払うべきじゃ」
慰謝料を払うべき

僧「何の話ですか。
 ら抜き表現を使われる方は……。
 “ら”で始まる食べ物は口にできません」
み「なんでじゃ!
 誰がそんなこと決めた!」
僧「国語審議会です」
み「ウソこけ。
 僧が、ウソこいてもいいのか」

僧「嘘も方便という言葉もあります」
嘘も方便
↑当然です。

み「いいわい。
 ラッキョウは嫌いだでな」
ラッキョウは微妙

僧「“ら”で始まる食べ物は、ラッキョウだけじゃないでしょ。
 例えば、ラーメンとか」
ラーメンとか

み「パカモーン。
 “ン”で終わったら負けではないか。
 誰か、墨!」
髭を描かれても、美人は美人
↑高島彩。髭を描かれても、美人は美人。

僧「しりとりではありません」
律「あの。
 そろそろ。
 皆さま、お待ちですので。
 これを相手にしてると、朝まで食べられませんよ」
僧「途中からそんな気がしてきました。
 でもわたしも、負けず嫌いなもので」
み「修業が足りん」
修業が足りん

律「相手にしないでください」
僧「わかりました。
 みなさん、お手元の箸袋をお取り下さい」
箸袋をお持ちのままですな

僧「では、それを裏返して下さい。
 文字が書いてあります」
箸袋の裏
↑クリックすると、大きい画像が見られます。
東北に行こう!(129)目次【Mikipedia】フェムリバ!
み「なんか、厄介払いされた気がする」
律「あんたが、ヘンなこと言うからでしょ。
 でも、ほんとに大丈夫なのかしらね。
 普通の旅館って言ったってさ。
 どういうのが普通なのか、わからないじゃないの。
 ひょっとしたら、襖で仕切っただけの民宿みたいなのが普通かも知れないわよ。
 ここらでは」
こういう家屋での暮らしも、ちょっと惹かれます
↑こういう家屋での暮らしも、ちょっと惹かれますね。

み「青森をバカにするでねぇ!
 新幹線も走ってるずら」
このカモノハシ顔は好きになれません
↑どーも、このカモノハシ顔は好きになれません。

律「“ずら”は、静岡弁でしょ」
“ずら”は、静岡弁

律「ちょっと見て、あばら屋だったらキャンセルして帰るからね」
あばら屋だったらキャンセルして帰る
↑律子先生想像図。

律「今からダッシュすれば、まだ最終バスに間に合うんだから」
今からダッシュすれば、まだ最終バスに間に合う

み「キャンセル料、100万円申し受けます」
律「ぼったくりでしょ。
 ここかしらね、入口」
ここかしらね、入口

み「さいでやんすな」
律「なんか、すごい建物があるけど……。
 まさか、あれじゃないわよね」
まさか、あれじゃないわよね

み「ほかに建物はないではないか。
 覗くだけなら、怒られることもあるまい。
 ん?
 何か、貼り紙があるな」
宿泊以外の入館はご遠慮願います

律「『宿泊以外の入館はご遠慮願います』だって」
み「なーんだ。
 宿泊じゃない人は、入っちゃいかんのじゃないか。
 こりゃまった、しっつれいしました」
こりゃまった、しっつれいしました
↑この漫才コンビのギャグだそうです。

み「さ、帰ろ」
律「ちょっと!
 わたしたちは、宿泊するんでしょ?」
み「あ……。
 そうか。
 ほんなら、この貼り紙の意味するところを、逆の側から解釈すると……。
 『宿泊する人は、勝手に入館してちょーだい』ということではないか」
ピアノを売る人って、そんなにいるものなんですかね?
↑ピアノを売る人って、そんなにいるものなんですかね?

律「勝手にとは書いてないけど」
み「てことは、これが宿坊ってことすか?」
律「そうなんじゃないの?」
み「どう見ても、高級旅館ですがな」
どう見ても、高級旅館

み「こんな豪華な旅館、泊まったことないぞ」
律「わたしだってないわよ」
み「とにかく、ここに佇んでおってもラチがあかん。
 もし間違ってても、いきなり拉致されて、東南アジアに売られることもあるまい」
いきなり拉致されて、東南アジアに売られる

律「どうしてそう、発想が尋常じゃないのかしら」
み「異常に深閑としてるのが不気味じゃ。
 誰も出迎えがないではないか。
 普通、旅館なら、仲居さんが出てくるよね」
旅館なら、仲居さんが出てくる

律「旅館じゃないからでしょ」
み「1万2千円も取るのに?」
律「それって、2人での値段?」
み「うんにゃ。
 1人でおます」
律「2人で2万4千円も払うの?
 もったいない!」
み「せっかく下北半島の果てまで来たのに……」
下北半島の果て

み「どこにでもあるようなビジネスホテルに泊まっても仕方ないでしょ。
 恐山に来るなんて、一生に一度かも知れん。
 ここでの払いは、ただの宿賃じゃないの。
 一生涯の思い出への対価です」
お店には、トイレはあるんですかね?
↑入ったことありません。お店には、トイレはあるんですかね?

律「もっともらしいこと言って。
 早い話、自分を納得させたいだけでしょ」
自分を納得させたい

み「ほれ、入るぞ。
 “たのもう”って言って」
略して、“たのもう”?
↑略して、“たのもう”?

律「言わないわよ!」
み「傘立てがある」
傘立てがある
↑こういう写真を撮られる方は、実に希少です。文章も行き届いており、とても参考になりました。

律「それがどうしたっていうの?」
み「同じ柄の傘があるな。
 これ、宿の傘じゃないの」
律「そうかもね」
み「帰りに1本もらっていこう」
律「やめなさい」
み「ほら、スリッパがずらっとならんでるでないの」
スリッパがずらっとならんでる

み「間違いなく旅館だよ」
脚下照顧

律「『脚下照顧(きゃっかしょうこ)』って読むのかしら?」
み「早い話、段差があるから気をつけなされということでないの」
これは、ダンサー
↑これは、ダンサー。

律「じゃ、どうしてそう書かないのよ」
み「旅館ではなく、宿坊だからじゃ」
律「靴はどうすればいいのかしら?」
み「あそこに入れるんでないの」
あれが靴箱?

律「あれが靴箱?
 立派すぎるんじゃない?」
み「お骨でも入ってそうだよな」
納骨堂です
↑こちら、納骨堂です(愛知県岡崎市『岡崎墓園』)。そっくりな気が……。

み「でも、盗られないかな」
律「鍵がかかるじゃないのよ。
 そもそも、あんたの靴なんか盗ってどうするの?」
み「臭いを嗅ぐんでないの?」


律「嗅いだ途端、即死ね」
嗅いだ途端、即死

み「凶器か!
 わたしは、『スーパーソックス』を履いてるから大丈夫なの」
スーパーソックス

律「何それ?」
み「足の臭いが、劇的に抑えられるソックスじゃ」
律「ネーミングが、あまりにも胡散臭いんですけど」
み「まさしくスーパーなんだから、正々堂々と名乗っておるのです」
み「『スーパーホテル』というホテルチェーンもあるぞ。
 わたしも、2回利用した」
『スーパーホテル東京・亀戸』
↑わたしが泊まった『スーパーホテル東京・亀戸』。

み「さほど悪くないホテルじゃ。
 デリヘルも呼べる」
デリヘルも呼べる
↑スーパーホテルの画像ではありません。

律「呼んだわけ?」
み「呼べる構造だったと言っておる。
 でも、たぶんもう利用しないけど」
律「なんでよ?
 スーパーなんでしょ?」
み「謳い文句が“健康朝食無料”なわけ」
謳い文句が“健康朝食無料”

律「いいじゃないの」
み「“無料”というのは、朝食代を別に支払わなくていいという意味で使われとる」
律「“無料”なんだから当然でしょ」
み「でも、朝食を提供してるのはホテルなんだから……。
 当然、朝食の準備費としての原価は発生してるわけ。
 早い話、朝食代は、宿泊代金に含まれてるということでしょ。
 決してタダじゃないわけ」
律「宿泊代が、割高になってるってこと?」
み「うんにゃ。
 決して、割高ではない。
 ほかのホテルで、朝食の付かない素泊まりの値段とほぼ一緒です」
『スーパーホテル東京・亀戸』で泊まった部屋
↑わたしが『スーパーホテル東京・亀戸』で泊まった部屋。6,100円(税込)でした。

律「じゃ、実質的に“朝食無料”じゃないのよ」
み「はっきり申し上げる。
 その朝食が“チャチ”なんです。
 “健康”と頭に付けてるのは……。
 早い話、“粗食”ということです。
 “粗食朝食無料”ってこと」
『スーパーホテル東京・亀戸』の朝食
↑『スーパーホテル東京・亀戸』の朝食。パンはたくさんありましたが、ご飯が“おにぎり”しかありませんでした。しかも具が、高菜かなんかの1種類のみ。

み「あんな朝食なら、自腹で食べた方がいい」
律「じゃ、そうすればいいじゃないの」
み「朝食込みなのに、朝食を食べなければ、損をするではないか」
律「それなら、食べればいいでしょ」
み「旅の朝から粗食を食らう気にはならんわ。
 出来れば、ビールを付けてもらいたいくらいじゃ」
『スーパードライ』を瓶で
↑さらに出来れば、『スーパードライ』を瓶で。

律「阿呆か」

み「建設会社に勤務してたとき……。
 新年会は、必ず温泉旅館で泊まりがけじゃった。
 翌朝は、広間で銘々膳の朝食だけど……」
広間で銘々膳の朝食

み「男の社員は、みんなビールを飲んでたぞ」
男の社員は、みんなビールを飲んでたぞ
↑こういう案配。

律「業界の特殊性だと思います」
み「建設業をパカにするのか!」
建設業をパカにするのか!

律「いったい、何が言いたいのよ!」
み「早い話……」
律「ちっとも早くないじゃない」
み「だから、朝食込みの値段で、粗食を食わされるのはゴメンなの。
 “タダなんだから大したことはできません”という気配が、食堂全体に漂うておるのじゃ。
 だから今は、朝食が別料金のホテルに泊まることにした。
 でもって、朝食は付けない」
律「食べないの?」
み「食うわい。
 わたしは、お昼を食べないから……。
 朝は、しっかり摂ることにしてるのです」
朝はしっかり摂る

律「わけがわからないわ」
み「だから、朝食は、前日にスーパーで買っておくことにしたの。
 どうせ夕食も仕入れるんだから……。
 翌朝のおにぎりやカップの味噌汁を一緒に買うのは、大した手間ではない」
律「ちょっと待ってよ。
 朝食に、何を買うって?」
み「おにぎりに、カップの味噌汁」
おにぎりに、カップの味噌汁

み「あとは、漬物じゃな」
あとは、漬物じゃな

律「それだけ?」
み「それだけあれば十分だろ」
律「立派な“粗食”じゃないのよ」
み「朝から肉食ってどうする!」
朝から肉食ってどうする!
↑アホです。

み「ケモノか!」
律「あのね。
 あんたさっき、さんざんホテルの無料朝食が粗食だってけなしてたじゃないのよ」
み「自分で納得して粗食を買う分には、いっこうにかまわんのだ。
 無料と称して、粗食を供されるのが気に食わんと言っておる。
 ホームレスの炊き出しじゃあるまいし」
ホームレスの炊き出し
↑何だかわかりませんが、美味しそうですね。わたしなら、十分満足できると思います。

律「さっぱりわかりません。
 それなら、無料朝食を食べずに、買ってきたものを食べればいいだけでしょ」
み「だから!
 無料なのを食べずに、わざわざ買ってくるのでは損ではないか」
“孫”正義という名前ながら、損をしなかった偉い人
↑“孫”正義という名前ながら、損をしなかった偉い人。

み「この話の流れ、最初にあったぞ。
 こういうのを、堂々巡りと言う」
堂々巡り

律「もっともらしい解説しなくていいの。
 だから、どうだってのよ」
み「だから、朝食が無料でないホテルで、朝食なしのコースを予約するのじゃ。
 これなら、損じゃないだろ。
 しかも!
 朝食を部屋で摂ることに、大いなるメリットがあることを発見したのじゃ」
大いなるメリット
↑シャンプーの話ではありません。

み「実はこの発見、偶然だったのよ。
 おととし、東京に行ったとき……。
 翌日の朝、『国立科学博物館』に歩いて行けるホテルを探したわけ」
国立科学博物館

み「ところが、安いホテルがなかなかなくてね。
 やっと見つけたのが、『ホテルリブマックス日暮里』」
ホテルリブマックス日暮里

み「で、それまで朝は、必ずホテルの朝食を食べてたから……。
 当然のごとく、朝食付きを予約しようとした。
 ところがあなた、このホテルには朝食を供するスペース、すなわち食堂がなかった。
 おそらく、キッチンもなかったでしょう。
 さらにしかし!
 このホテルの宿泊プランには、朝食付きのコースがあったのよ」
律「なんでよ。
 食堂もキッチンもないんでしょ」
み「ホテルで食べるんじゃないのよ。
 徒歩3分のところに、『松屋』があってね」
松屋千駄木店
↑『松屋千駄木店』です。

み「そこで食べる仕組みだったの」
朝食付きのコース

み「なるほどと思ったね」
それな

み「すぐ近くに朝食を食べれるお店があった場合……。
 ホテルには、食堂もキッチンも要らないんだよ」

み「厨房にかける設備費は浮くし……。
 朝食の支度をするスタッフもいらない。
 食堂とキッチンのスペースは、客室にできるわけ」
ばかにならないスペースです
↑ばかにならないスペースです。

み「頭いいよね。
 こういう発想の転換が出来る経営者は強いね。
 ビジネスホテルには食堂と厨房が必要というのは、単なる先入観だったわけ。
 実は、この『リブマックス』だけど……。
 新潟駅前にも出来たのよ(『ホテルリブマックス新潟駅前』)。
 すぐ近くに『松屋』もある」
松屋新潟駅前店
↑『松屋新潟駅前店』。

み「泊まってみたいんだけど……。
 残念ながら、新潟に泊まる用事がない」
律「阿呆か。
 で、日暮里では、『松屋』で朝食を食べたわけね」
み「食べませんがな」
律「は?
 どういうことよ」
み「徒歩3分とはいえ、ホテルの外に出るわけでしょ。
 もちろん、浴衣で行くわけにはいかんわな」
もちろん、浴衣で行くわけにはいかん
↑その点、温泉街はいいですよね。

律「ホテルなら、食堂だってそうでしょ」
み「ま、そうでやんすが。
 さらに!
 もう、明るくなって人通りもある。
 『松屋』では、店員と間近に接しなくてはならん」
店員と間近に接しなくてはならん

み「先生、すっぴんで行けますか?」
律「わたしは行けるわね」
み「誰だかわからなくなるから?」
誰だかわからなくなるから?

律「違うわよ!
 大して変わらないってこと」
み「威張ってるんすか?」
律「事実を言ってるだけ。
 眉だって自前だし」
眉だって自前だし
↑自前です。

み「確かに、いくらなんでも、眉無しじゃ外に出れませんな。
 最近の高校の修学旅行じゃ……。
 風呂あがり、誰が誰やらわからないってよ。
 みんな眉がないから」
眉はなくても、美人は美人
↑歌手の上木彩矢(かみきあや)さん。眉はなくても、美人は美人。

律「あんたは、別の意味で、大して変わらないでしょ」
み「どういう意味よ?」
律「してもしなくても同じ」
してもしなくても同じ

み「違わい!
 多少は」
律「化粧しないと出れないわけ?
 誰も気にしませんって」
み「そんなことは、わかりまんがな。
 知り合いに合うわけじゃなし。
 要は、自分の心持ち具合でしょ。
 すっぴんは見せたくないっていう。
 かといって、帽子にサングラスじゃ……。
 指名手配みたいだしね」
指名手配みたい

律「宿で朝食摂ってたときはどうしてたのよ?
 わざわざ、化粧して食べに行ったの?」
み「してません」
律「じゃ、いいじゃない」
み「宿の中と外じゃ、気分的に違いまんがな。
 結界というか」
結界というか

律「だから、何の話してるのよ?」
み「すなわち!
 この『松屋』の一件で、朝食は部屋で摂るのが一番気楽ということに気づいたの。
 化粧どころか、着替える必要もない。
 わたしは家では、パジャマで朝食を食べるのよ」
冬は、パジャマと半纏が定番
↑冬は、パジャマと半纏が定番です。外出する必要さえなければ、冬もいいんですけどね。

み「さらに、すなわち!
 旅先でも、それと同じリラーックスした状態で食べる朝食が一番ってこと。
 浴衣のまんまでね。
 前がはだけてたって、誰が見るわけでもない」
律「そんなもの、見たくもないでしょう」
み「ほんまか?
 パンツ、穿いてないぞ」
パンツ、穿いてないぞ

律「穿きなさい!」
み「何より、テレビのニュースを見ながら食べれるのが一番だね」
ダッチワイフですよね
↑たぶん……。ダッチワイフですよね。

み「天気予報も確認できるし」

↑猫は天気予報が大好き。

律「まさか、ここも朝食予約してないんじゃないでしょうね?」
み「阿呆か。
 何にも買ってきてないでしょ。
 そもそも、素泊まりなんてコースはなかったはず。
 宿坊では、食事を摂るのも修養のうちですよ」
宿坊では、食事を摂るのも修養のうち
↑恐山ではありません。

み「もちろん、精進料理ね。
 夕食も朝食も付いてます」
律「ま、素泊まりで1万2千円はあり得ないわよね」
 それにしても、いつまで靴箱の前で喋ってるのよ」
いつまで靴箱の前で喋ってるのよ

律「チェックインが、17時までじゃなかったの?」
み「おー、そうじゃったそうじゃった。
 おそらくあれが、フロントだよな」
あれが、おそらくフロントだよな

律「すごい立派よね。
 瓦屋根まで載ってる」
み「なんか、祭壇みたいですが」
律「また、そういうことを」
み「たぶん、お祭りのときは、あの前にずらっとジジババが並ぶんでしょうな」
毎年、7月20~24日が大祭です
↑毎年、7月20~24日が大祭です。

律「かもね」
フ「いらっしゃいませ」
み「ちと、ものをお尋ねし申すが……」
律「それは、やめなさいって」
み「わたしたちが入館してるのは、宿泊するからで……。
 決して、不法侵入じゃござんせんでありんす」
決して、不法侵入じゃござんせん

フ「寺務所から連絡を受けております。
 お若い女性のお2人連れがいらっしゃると」
み「なんと!
 あの寺務所坊主。
 なかなか見る目があるではないか。
 しかして、あなたも偉い。
 一目見て、若い女性連れと見抜くとは」
フ「恐れ入ります。
 ここの宿泊者に、お若い方はまずおられませんので」
み「うちらでも若いうちってこと?」
フ「いえいえ。
 十分お若いですよ」
み「先生、チップ、チップ」
先生、チップ、チップ
↑氷川きよし

律「何でわたしなのよ」
フ「いいえ。
 そのようなものはいただけません。
 ご予約いただいている、Mikikoさまとほか1名さまですね?」
律「ちょっと、“み"さん。
 何でわたしが、ほか1名なのよ」
何でわたしが、ほか1名なのよ

み「代表者の名前だけ聞かれたのだ。
 あと聞かれたのは、人数だけだかんね」
フ「恐れ入りますが、前金となっておりますので」
み「それは、大いに納得でき申す」
気持ちのいいシステムだと思います
↑『リンガーハット』のようです。気持ちのいいシステムだと思います。

み「近くには、銀行もないようですからね。
 払えない客を泊めたら、回収が面倒じゃ」
払えない者を泊めたら、回収が面倒

フ「恐れ入ります」
み「2人で、24万円で良かったかな?」
フ「え、10泊もなされるんですか?」
『手の目』という妖怪
↑境港市『水木しげるロード』にあるブロンズ像。『手の目』という妖怪だそうです。

フ「電話では、1泊と伺っていたはずですが」
み「冗談ですがな。
 これがわたしの悪い癖♪」
これがわたしの悪い癖♪

フ「お2人で、ご1泊でよろしいですね」
み「左様じゃ」
フ「240万円、いただきます」
み「な、なんですとー!」
なんですとー!

フ「冗談です」
み「あ、侮れんやつ。
 お主、ただ者ではないな。
 ほんとはもう、死んでるとか?」
もう、死んでるとか?

フ「生きております。
 年は30」
きれいなジャイアンのフィギュア
↑想像図。きれいなジャイアンのフィギュアだそうです。ゲイ方面にいそうですよね。

み「番茶も出がらし」
フ「手続きを進めていいですか」
み「人が並んでたら、蹴り飛ばされとるところじゃな」
人が並んでたら、蹴り飛ばされとるところ
↑カニ食べ放題のホテルのようです。こうまでしてカニを食べたい人の気持ちが理解できません。

フ「大丈夫でございます。
 ほかのお客様は、すべてチェックインを済ませておられますので」
み「それは、重畳」
それは、重畳
↑山梨のスパークリングワインです。センスいいですね。

み「2万4千円でいいわけね?
 2食付きね?」
2食付きね?

フ「左様でございます」
み「負からないわけね?」
フ「残念ながら」
負からないわけね?

み「カードは?」
フ「効きません」
現金だけってことね

み「現金だけってことね。
 ひょっとして、脱税してない?
 宗教団体でも、明らかにこれは収益事業ですよね」
フ「お客さん、まさか税務署ですか?」
まさか税務署ですか?

み「安心なされ。
 ただの経理事務員じゃ」
フ「安心しました」
み「先生、さらっと出しといて」
律「バカ言わないでよ。
 割り勘でしょ」
み「ケチなんだから」
ケチなんだから

み「儲けてるのに」
律「こういうことは、ケチとか儲けてるとか、そういう話じゃないでしょ。
 人としての矜持の問題よ」
み「そんなもん、最初から持ち合わせておりやせん」
最初から持ち合わせておりやせん

み「はい、それじゃわたしの1万2千円。
 税込みですよね?」
フ「ポッキリです」
み「あんた、ほんとに恐山の人?
 下北で、キャバレーの呼びこみとかやってなかった?」
キャバレーの呼び込み
↑コツは、客の耳元で小声でささやくことだそうです。声がデカいと敬遠されるとか。

フ「ぎく」
ぎく

み「乗りが良すぎじゃ。
 やり過ぎると、ひんしゅく買うでよ」
フ「相手を見ております」
小錦VS舞の海
↑小錦VS舞の海。対戦成績はなんと、舞の海(手前の力士です)の7勝5敗。

み「綱渡りを楽しんでるわけ?
 そのうち、火傷しまっせ」
綱渡りを楽しんでるわけ?

み「はい、1万2千円。
 さらばじゃ、わたしの万札」
さらばじゃ、わたしの万札

み「まさか、おまえと恐山で別れるとは思わなかった。
 元気で暮らせよ。
 三橋美智也の『達者でナ』を歌ってもいいか?」


律「いい加減にしなさい。
 あんまり乗せないで下さい。
 際限がないんですから」
フ「恐れ入ります。
 あ、こちら、『宿坊のきまりごと』というご案内になっております」
宿坊のきまりごと
↑クリックすると、大きい画像が見られます。

フ「お部屋でお読み下さい。
 夕食は18時からとなっております。
 みなさんがお揃いになってから始めますので、遅れないようにお願いします。
 夕食前に大浴場を使われても結構ですが……。
 夕食には、浴衣ではないお召し物でおいでください」
み「どてらでも良いのか?」
どてらでも良いのか?

フ「お持ちですか?」
み「忘れた」
フ「残念ながら、どてらの貸し出しはございません。
 それでは、こちらが鍵でございます。
 お部屋は、2階の『瑞雲(ずいうん)11』になります」
み「それはひょっとして、『彩雲(さいうん)11型』と関係があるのか?」
フ「は?」
み「日本海軍の艦上偵察機に、『彩雲11型』というのがあるのじゃ」
彩雲11型

フ「自衛隊の方ですか?」
大谷三穂二等海佐
↑海上自衛隊護衛艦『やまぎり(乗員220名)』で、日本初の女性艦長となった大谷三穂二等海佐(昔の中佐)。

み「そう見えるか?」
フ「見えません」
み「それでよし」
フ「あ、お若いお客様には、先に申しあげておくことにしているのですが……」
み「デリヘルなら呼ばんぞ」
デリヘルなら呼ばんぞ

律「止めなさいって」
フ「境内で、お架けになっておられればお気づきでしょうが……。
 携帯電話は、圏外になっております」
携帯電話は、圏外になっております
↑恐山ではありません。ほんとうにこの看板を境に圏外になるのでしょうか?

フ「もちろん、Wi-Fiもございませんので……。
 早い話、ネットは繋がりません」
ネットは繋がりません

み「スゴいところに来たね、どうも」
フ「恐れ入ります」
み「褒めとらんわい!」
褒めとらんわい!

フ「それでは、ごゆっくりどうぞ。
 18時の夕食にだけは、お時間厳守でお願いします」
沖縄の人は、特に注意が必要
↑沖縄の人は、特に注意が必要。

み「お風呂に入るには、ちょっと余裕がないみたいね。
 テレビでも見てるか」
昭和の旅館のテレビは、硬貨投入式
↑昭和の旅館のテレビは、硬貨投入式でした。

フ「恐れ入ります。
 お部屋に、テレビはございません」
み「なんですとー」
なんですとー

フ「すみません。
 ついでに言うと、冷蔵庫もありません」
み「なんですと-」
フ「時計もありません」
み「吉幾三の歌を歌いたくなってきた」
吉幾三の歌を歌いたくなってきた

律「先に調べておきなさいよ」
み「宿坊であることに開き直ってません?」
開き直ってません?

フ「恐れ入ります。
 実は、特別な理由があるのです」
別の理由がある

み「どんなよ?」
フ「電化製品は、あっという間にダメになるんです。
 硫化水素の影響ですね。
 使用中に故障すると、熱を発したりして危険です。
 冷蔵庫は爆発したりします」
冷蔵庫は爆発したりします
↑恐山『吉祥閣』ではありません。

み「ウソこけ!」
フ「一番弱いのはデジカメです。
 勝手にレンズが出たり引っこんだりします」
ニコン『ライトタッチズーム140』
↑ニコン『ライトタッチズーム140』という機種のようです。いつごろのものなんでしょう?

フ「心霊現象だと騒がれるお客さんもおられますが……。
 単なる化学反応です」
み「恐るべき風土」
フ「時計も狂いやすいですので……。
 腕時計などは、バッグの中に仕舞われておいた方が良いかも知れません」
み「部屋には、時計もテレビもないんだろ?
 携帯も圏外で……。
 どうやって時間を知るのよ?」
フ「ときどき、バッグの中を覗いてください」
ときどき、バッグの中を覗いてください

み「不便じゃ!」
律「あ、電化製品がないってことは……。
 大浴場にドライヤーもないってことでしょうか?」
大浴場にドライヤーもないってこと?
↑恐山『吉祥閣』ではありません。

フ「さすがにそれは備え付けてあります」
み「安いものならあるわけね」
フ「恐れ入ります。
 ただ、先ほども申しましたとおり、非常に故障しやすい環境にあります。
 使用中に、本体が熱くなりましたら、すぐに使用をお止めください」
本体が熱くなりましたら、すぐに使用をお止めください

律「続けて使用してると?」
フ「髪の毛がパンチパーマになります」
『東大寺・五劫思惟阿弥陀如来坐像』
↑加工ではありません。『東大寺・五劫思惟阿弥陀如来坐像』です。

み「ウソこけ!」
フ「あと、お風呂には、ぜったいに金属製のアクセサリーは持ちこまないでくうださい。
 真っ黒に変色してしまいます」
銀製品は、特に変色しやすい
↑銀製品は、特に変色しやすいそうです。

フ「この建物には、鉄の釘は使ってないんです。
 ボロボロになってしまいますから」
鉄の釘はボロボロになってしまいます

フ「それで、ステンレスの釘を特注しました」
ステンレスのズボン(用途不明)
↑こちら、ステンレスのズボン(用途不明)。

フ「1本、100円以上したんですよ」
み「だから、1泊12,000円なんですと言いたいわけ?」
フ「恐れ入ります」
律「照明は点くんでしょ?」
フ「もちろんでございます」
み「どうも胡散臭いな。
 なんで、高い電化製品だけ使えないわけ?」
フ「内部の回路が複雑なほど、故障しやすくなります」
内部の回路が複雑なほど、故障しやすくなります

み「電気回路の問題ね」
電気回路の問題ね

フ「左様でございます」
み「そんなら、トイレのウォシュレットは、あるんでしょ?」
ウォシュレット

み「複雑な回路じゃないよね」
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