Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
単独旅行記Ⅲ(31)
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 とにかく、ネムの花に、大粒のコガネムシの実が成ってるように付くんです。
大粒のコガネムシの実が成ってるように付くんです
↑これはネムノキじゃありませんが、こんな感じでした。

 矮性のネムノキでは、あっという間に食べ尽くされます。
 花だけじゃなくて、葉まで食べるんですよ。
 とうとう、一昨年、力尽きて枯れてしまいました。
 山賊に襲われた薄幸の美女のようでした。
道の駅象潟『ねむの丘』に建つ西施像
↑道の駅象潟『ねむの丘』に建つ西施像。●象潟や雨に西施がねぶの花/芭蕉。

 てなわけで、喪が開けた昨年の春。
 跡地に、キンモクセイを植えることにしたんです。
 キンモクセイなら、コガネムシに食べられることもないでしょうし。

 車庫の脇は、道路にも面してるので、通りかかる人にも香りが届けられると思いました。
 わが家も、キンモクセイが香る家の仲間入りをしたかったのです。
キンモクセイが香る家
↑三重県の民家。香りもスゴいでしょうね。

 苗は、ネットで買いました。
 九州の業者でした。
 ヤブランやヒメクチナシも一緒に購入。
ヤブランも秋の花です
↑ヤブランも秋の花です。宝石のような瑠璃色の実が成ります。

 すべて、上等な苗でした。
 キンモクセイは、1.5メートルの苗木です。
キンモクセイは、1.5メートルの苗木です
↑3,000円ちょっとだったと思います。

 とても元気そうな苗だったのですが……。
 根に付いてた土が粘土質なのが、少し気がかりでした。
粘土遊び、楽しかったですよね
↑にゃんだこりは? 粘土遊び、楽しかったですよね。

 わが家の庭は、砂地なのです。
鳥取砂丘です
↑わが家ではありません。鳥取砂丘です。

 田んぼを砂で埋め戻した造成地なんですね。
 根付くことを祈りながら、砂に腐葉土を混ぜて植え込みました。
腐葉土を混ぜて植え込みました
↑園芸用の腐葉土には殺虫剤が入ってる場合がありますので、カブトムシの幼虫の餌などには使わない方がいいです。

 植え終わって、支柱を立て……。
 花を見ることが出来ますようにと、もう一度手を合わせました。
 そしたらなんと、その年の秋に、もう花を咲かせたんです。
その年の秋に、もう花を咲かせたんです

 花は小さめで、まだ香りも強くありませんが、立派にキンモクセイの香りでした。
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コメント一覧
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    • ––––––
      1. 植物図鑑ハーレクイン
    • 2016/07/20 10:39
    • コガネムシの実
       こりゃあ、いきなり歌っちゃうね。
       ♪黄金虫は金持ちだ~
        金蔵建てた蔵建てた……
      芭蕉はともかく……
       なんで秋田に西施なんですかね。
       西施は、中国のなんたら云う皇帝の愛妾じゃなかったっけ?
      ヤブラン
       は、薮蘭。
       キジカクシ科(キン……に非ず)スズラン亜科だそうです、なるほど。
       “ラン” と称するだけあって単子葉類ですが、蘭とは無関係。こちらはラン科。
       ちなみに、ランの英名はオーッキッド。これは、ランの塊茎がきんたま(ギリシア語のorchis)に似ているからだそうです。
      ヒメクチナシ
       は、姫梔子。
       アカネ科クチナシ属。
       クチナシ(梔子)の変種だそうです。
       生物名でヒメ(姫)は「小さい」という意味です。小振りのクチナシ、というところでしょうか、ヒメクチナシ。
       ちなみに、オニ(鬼)が付くと大きいという意味。オニヤンマは、大きいヤンマ、ですね。オオオニバス(大鬼蓮)は、「むっちゃデカいハス」ということでしょうか。
      砂地のMikikoの庭
       新潟だなあ。
       ♪月の砂漠を~
      で、祈るMikiko
       その甲斐あって開花するキンモクセイ。
       おめでとー。
       ここはやはり歌わんとね。
       ♪金木犀の咲く道を……

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2016/07/20 20:03
    • コガネムシだけが知っている
       これは、以前にも書いたことですが……。
       『奥の細道』の句は、江戸にいる芭蕉が、頭の中だけで作り上げたのではないのか?
       つまり、芭蕉の『奥の細道』行は、頭で考えた句に命を与える旅だった。
       この『象潟や雨に西施がねぶの花』も、もし、そうだとしたら?
       象潟に着いた芭蕉は、あたりの風景を見て、思わずこう叫んだ。
       「ネムノキなんて、いっこも生えてとらへん!」
       しかし、これで諦める芭蕉ではありません。
       同行の曽良に、ネムノキの調達を命じます。
       もちろん、植木屋に買い付けに行くわけにはいきません。
       ネムノキはマメ科の植物で、花の咲く木の周りには、けっこう実生苗が自生してます。
       真っ昼間から路傍のネムノキを掘ってたら怪しすぎるので……。
       夜陰に乗じて掘り取り、象潟に移植します。
       芭蕉も曽良も忍者なので、暗闇での作業はお手の物です。
       というわけで!
       見事、『象潟や雨に西施がねぶの花』の句が、世に出ることとなったわけです。

    • ––––––
      3. 徘徊師ハーレクイン
    • 2016/07/20 21:09
    • 詐欺師Mikiko
       いや、↓これが似合(にお)とるか。
      ♪口から出まかせ出放題
       手間もかからず元手もいらず……
        (ハナ肇とクレイジーキャッツ『ゴマスリ行進曲』)
       そもそも、移植作業などせいでも、生えとる場所で詠めばいいだけのことであろうが。それとも、それほど象潟に思い入れがあったのかね。
       あ、だから前もって詠んでいたということか。それにしたって、ちょこちょこっと詠みかえる方が、はるかに手間いらずだと思うが、如何。
       で、なぜ西施なんだよ。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2016/07/21 07:30
    • 象潟でなければ……
       ならんのす。
       なんとなれば、4文字だからです。
       切れ字の“や”を付けて5音にできる地名は、4文字でなければなりません。
       秋田でも、横田でも、湯沢でも、大曲でも、角館でもダメなんです。
       同様に、女性の名前も、3文字である必要があります。
       “あめにXXXが”で7音にしなきゃなりませんから。
       楊貴妃(ようきひ)でも、王昭君(おうしょうくん)でも、貂蝉(ちょうせん)でもダメなんですね。

    • ––––––
      5. 顰に倣わないHQ
    • 2016/07/21 09:15
    • なんだ
       字数の問題か。
       字余りでも字足らずでもよかろう、と思いますが、芭蕉翁の時代はそうもいかなかったのかなあ。
       しかし、地名はともかく、人名は納得でけん。
       なんで中国人なんだよ。
       日本人でいっぱいいるじゃん、三文字の方。
       小町とか、右近とか、式部とか、相模とか……あ、式部は官名か。
       それにしてもしつこいようですが、なぜ象潟に西施なんだろう。まさか渡来して象潟にたどり着いた、なんてことはないよね。
       あ、ひょっとして、ネムノキに関係あるのかな、西施。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2016/07/21 19:45
    • ネムと西施に曰くがあるとしたら……
       この句のオリジナリティは、ゼロじゃないですか。
       まったく関係のなかった2者を取り合わせたところに、この句の意義があるのです。

    • ––––––
      7. リアリストHQ
    • 2016/07/21 23:52
    • あ、そうなん遭難
       つまり、オリジナリティはあるが、リアリティはないと。
       こういうことでしょうか。
       しかし、芭蕉の世界って、そうだったのか。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2016/07/22 07:28
    • 芭蕉の句
       頭の中で作ったとしか思えないほど、ロマンチックなものが多いのは事実です。
       そこが魅力なんですが。
       でも、今の句会に出したら、採られないじゃないですかね。

    • ––––––
      9. ロマンチストHQ
    • 2016/07/22 12:40
    • ロマンチック
       なんか、芭蕉翁には似つかわしくない言葉ですが……。

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2016/07/22 19:38
    • そうですかのぅ
      ●一つ家に遊女も寝たり萩と月
      ●荒海や佐渡に横たふ天の川
      ●夏草や兵どもが夢のあと
      ●五月雨の降り残してや光堂
      ●閑さや岩にしみ入る蝉の声
       山ほどありますぞ。
       もちろん、象潟の句もその最たるものです。

    • ––––––
      11. ロマン派ハーレクイン
    • 2016/07/22 22:34
    • ロマンチック
      【romantic】
       ①伝奇的。空想的。浪漫的。「―な物語」
       ②雰囲気などの甘美なさま。「―な夜」
                            広辞苑第六版
       ふむ。
       敢えて言えば①でしょうがねえ。
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