Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 3102
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 部屋に入り、ドアをロックする。
 これから行われることを思えば……。
 ドアがロックされている方が、女性も安心だろうと思った。
 女性は、何も言わなかった。
 黙ったまま日傘を、クローゼットに立てかけた。

 室内に進んだ女性は、ベッドを前にして立ち尽くした。
 部屋の中央に、大きなダブルベッドが設えられていた。

「フロントの彼女……。
 わたしたちがダブルの部屋の客だって、わかってたわけね」
「ツインもありましたけど……。
 この方がむしろ、吹っ切れると思って」
「そうね。
 ここまで来たら、もう誰の目もないし」

 女性はサングラスを外すと、壁際のデスクに投げ出した。
 デスクチェアを引き出し、バッグを放るように落とす。
 実際、何かを吹っ切る所作に見えた。
 そのままくるりと身を反転させ、男に正対した。

「でも、良かったわ。
 ほんとに」
「……?」
「脅迫状を読んでからずっと……。
 人生終わりだって思ってたから。
 老後のためのお金をぜんぶ吸いあげられて……。
 最後は、女ホームレスかしらって。
 そんなことになるくらいなら、いっそのこと……。
 そう思って、包丁まで持って来たのよ。
 ほんと、まだ夢みたい。
 お金を払わなくていいって言われてから……。
 まだ、1時間くらいしか経ってないのよね。
 1時間前のわたしに、“大丈夫だから”って言ってやりたいわ。
 そのくらい、ギリギリだった」

 女性の目から、涙が零れた。
 皺を伝う涙を見て、男はさすがに罪悪感を覚えた。

「さ、どうする?
 童貞くん。
 いきなりベッド?
 それとも、お風呂?
 ふふ。
 むしろ、フロントの彼女を呼んで、見せてやりたいくらいだわ。
 自分の母親より年嵩の女が……。
 若い男とセックスするところ」
由美と美弥子 3101目次由美と美弥子 3103


コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2020/08/09 06:40
    • 今日は何の日
       8月9日は、『ハグの日』。
       2007(平成19年)年、広島市の「ハグの会(https://blog.goo.ne.jp/89hug)」が制定。
       日付は「ハ(8)グ(9)」の語呂合わせから。
       人と人とのつながりを育むハグ(Hug=抱きしめる)。
       大切な人に大切であることを伝えるハグ。
       人を信じ、勇気を与えてくれるハグを、多くの人に理解してもらおうと記念日としました。
       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/108099.html)のページから転載させていただきました。
       以上、引用終わり(短か!)。
       上記、「ハグの会(https://blog.goo.ne.jp/89hug)」のトップページを見ると……。
       最終更新日は、2012年でした。
       8年も前です。
       そのページには、『(社)日本記念日協会(https://www.kinenbi.gr.jp/)』から認定を受けたとあります。
       しかし……。
       現在、検索したところ、「ハグの日」は登録されてませんでした。
       抹消されたんですかね?
       ま、よくわかりませんが……。
       いいでしょう(何が?)。
       でも正直、ずっと盛りあがってなくて安心しました。
       毎年、ハグをするイベントとかが大々的に行われてたら……。
       今年は、絶対中止だったでしょうから。
       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2020/08/09 06:40
    • 今日は何の日(つづき)
       さて。
       ハグ。
       日本にはもともと存在しない習慣でした。
       武士が、刀を差してたからでしょうかね。
       で、今回、この記述の少ないテーマを選んだのには、理由があります。
       コロナ関連。
       日本でも、第2波が来てますが……。
       外国と比べれば、ごく軽微です。
       ロックダウンなどの強硬手段がとれない日本で、なぜ感染爆発が起こらないのか。
       外国人にとっては、はなはだ不思議なようです。
       ひとつ、その理由としてあげられてるのが……。
       生活習慣の違い。
       以前、「クールジャパン」だったと思うのですが……。
       街を歩く人にハンバーガーを手渡し、その食べ方を比べるという企画がありました。
       日本人はほとんど、包み紙にパンを包んだまま、食べてました。
       外人は、紙をあっさりと取り去り……。
       パンを直に持って食べてました。
       この回は、コロナが流行るずっと前の収録でしたが……。
       今も、このとおりだったらどうでしょう。
       もし、手にウィルスが付いてたら?
       紙にくるんだまま食べれば、パンにはほとんどウィルスが着かないはず。
       逆に、直接パンを持てば、手のウィルスがパンに付着し……。
       それを、口の中に入れることになります。
       続きはさらに次のコメントで。

    • ––––––
      3. Mikiko
    • 2020/08/09 06:40
    • 今日は何の日(つづきのつづき)
       あと、一番顕著な生活習慣の違いは……。
       玄関で靴を脱ぐことだそうです。
       街には、感染者が歩いており……。
       呼気などから飛び散ったウィルスが空中に浮遊します。
       人に吸いこまれなかったウィルスは……。
       最終的には、地面に落ちます。
       当然、人々がそれを踏みます。
       靴底に着くんじゃないですか?
       おれは1個もウィルスを踏んでないと言い切れる人なんかいないでしょう。
       で、家に帰る。
       日本人は、そこで靴を脱ぎ、スリッパに履き替えます。
       靴に着いたウィルスは、おそらくそのまま死んでしまうんじゃないでしょうか。
       靴箱が臭くてとか。
       ま、いずれにしろ、家の中にウィルスが持ちこまれる可能性は低い。
       しかるに外国の家。
       土足です。
       ウィルスの着いた靴のまま、家の奥、寝室まで入りこみます。
       カーペットには、ウィルスが付着しますよね。
       室内犬や猫を飼ってたらどうでしょう。
       子供なんか、裸足で走り回ってませんか。
       彼らも、ウィルスを踏むことになります。
       飼い主の帰宅に喜んだ犬は、飼い主に飛びついたりもしますよね。
       猫や子供なら抱きあげたり。
       再び飼い主にも、ウィルスが着くわけです。
       もちろん、夫婦ではハグしたりするわけですから……。
       一歩も家を出なかった人も、感染する可能性があります。
       日本の住宅メーカー、チャンスなんじゃないですか。
       日本式の生活様式の家、海外に売りこみに行きましょうよ。
       ウィルス、もらって帰るかも知れませんけど。

    • ––––––
      4. 息子たち夫婦を思う雅
    • 2020/08/09 07:37
    • 人様のSEXに興味をもつことは、多くの人が思うことでしょうね。
      いろいろなシチュエーションが思い浮かびます。
      勇み足になるかも・・ごめんなさいね、
      若い男女が覗き見る先には、
      熟年の男女が 、歓喜に悲鳴をあげるかのように のたうち、しとどに濡れた陰部の結合部を見せるかのように
      SEXとは このように行うものなのよ と・・・
      又、・・若い夫婦が 寝室で リビングで はたまた
      キッチンで、常にSEXだけの世界に没頭している様を
      お姑さん、義親さんが覗き見て・・
      如何にも 「 見せていただいたわよ・・・
       息子君を もっと もっと喜ばし、二人で楽しんで・・
      その結果 孫を抱かせてほしいわよね」
      コロナでの日常が、そのような光景を作り出す様。
      ・・この春、晩婚で結婚した息子たち よ、
      この休暇は、ソレをしまくって、実家には顔をださないでしょね。


    • ––––––
      5. Mikiko
    • 2020/08/09 11:34
    • コロナの巣ごもりで……
       期待したいのは、出生率の上昇です。
       しかし、子供が一緒に家に居る場合は、なかなか難しいでしょうね。
       子供が独立し、再び夫婦2人の生活に戻った場合……。
       夫婦に、再び春が復活することは多くないんですかね?
       旦那が定年退職してれば……。
       ほとんど家に、夫婦2人きりでいることになります。
       また、一緒にお風呂に入ったりすればいいのにね。

    • ––––––
      6. 息子夫婦を想う雅之⑵
    • 2020/08/09 14:20
    • 息子たち夫婦が実家に帰省しました。
      一年ほどのお付き合いのあと、この4月初旬に入籍。
      初めの話では、結納はなし、結婚式もなし・・だが 旅行
      はできれば、行きたいとの話だったのですが、
      「それでは 親の顔がたちません・結納はしましょう」
      ある 離れでの結納式。寝ずに復唱した、 挨拶言葉。
      今 真さに蜜月時、・・・来た二人はなにを思ってか、二人はどこか、よそよそしく、義親の顔と まともに眼を合わすことなく、お仏壇の前にて 礼拝。
      息子に ピッタリ以上の170・2・3の素敵な美人の御嫁さん。 「こんなに綺麗な人と・・どこで 出会ったの?」
      友達の結婚式で出会ったのだと か・・。
      そのお嫁さんの出で立ちは、クリーム色のブラウスに、ふんわり、茶色のフレアー スカート。
      そうなんです。二人して 同い年の晩婚なのです。
      mikiko女史の4・5歳は下と思われる
      きらきらネームの お嫁さん。
      両親共に 車で 2・3、10分の距離。
      手土産のお返しに、お野菜とスイカと 金一封を渡し、
      「また 時々 顔を見せてくださいね」
      コロナで旅行は諦め、夏季休暇はマンションに二人
      して、籠っているのだとか。
      アラフォーの男と女って、精力有り余っていますよね。
      ・・・息子のヤツ・うまいこと やりゃがって。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2020/08/09 18:15
    • 高嶺の花
       あんまり美人過ぎると、逆に縁遠くなることがあるようです。
       年齢が嵩んだことで、ハードルが少し下がったのかも知れません。
       息子さんは、良いタイミングで出会ったと云えるんじゃないですか。
       若いころだったら、恐れ多くて手が出せなかったかも。
       コロナが、少子化に歯止めをかけてくれるといいですね。
       次の帰省は、お孫さんの顔見せになるかも知れませんよ。

    • ––––––
      8. 息子を想う親父⑶
    • 2020/08/09 19:02
    • 実はね、・・本音でもあり、予断なのですが、 2017・10・22日に最初のコメ。
      その4・5年前にこのサイトに出会い、読み入るうちに
      この女史さん、理数的な性格の感じ、世の中の術を知り得ている・・。
      レズのことはサイトとしての遊び事、息子の候補に・・と思ったこともあることも。
      その時期からすでに息子は 婚活の気持ちも充分にあり、、東海から 新潟の娘さん・・。
      しばし、サイトの履歴をあえて消去することなく、
      親としての応援する気持ちから、 一時ではあろうとも
      真剣に想ったこともあるのです。
      そのときの呟き言葉は・・、新潟って 寒いよなあ・・、
      婿養子であれ、なんであれ、人柄の相性と幸せな結婚となることが、最重点。
      親父も息子も その時は踏み出す勇気がなかった。
      今の仕事を捨てて・・(縁)ってこともあるから・。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2020/08/10 06:28
    • 2017.10.22
       『由美と美弥子 2374(https://mikikosroom.com/archives/26382810.html#comment-ichiran)』回のコメントでしたね。
       この日はまさに、前回の衆議院議員選挙の投票日。
       コメントも、この話題でひとり盛りあがってました。
       しかし、変わっておられますなー。
       こういうサイトをやってる者を、息子の相手にとはフツー考えないものです。
       なお、新潟の冬は、お天気は悪いですが……。
       寒さはさほどではありません。
       放射冷却がないので……。
       朝の最低気温なんかは、北関東より高いのです。
       今は、テレワークが企業に認められる時代。
       これからは、東京の会社に勤めながら……。
       地方に住むという生活スタイルも考えらるでしょうね。
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