Mikiko's Room

　ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています（完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね）。
　「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
　文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた（挿絵：加藤かほる）、みたいな感じを目指しています。
　美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。

管理人：Mikiko

由美と美弥子 2991

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2020.3.7（土）

　仰向けの少年が、首をベンチからもたげた。
　挿出が始まった。
　手の平では、陰茎を研ぎ下ろしている。
　明らかに、昨日今日会得した技巧ではない。
　この2人は、日常的に互いの陰茎をフェラチオしているのだろう。
　上から重なる少年の華奢な太腿に、腱の筋が走った。
　虚空に向いていた顔が、真下に落ちた。
　仰向いた少年の陰茎を咥えた。
　こちらも挿出を始める。
　その所作には容赦がなかった。
　ブレーキを外した感じだ。
　一気にフィニッシュまで突き進むようだ。
　仰向きの少年も応えた。
　激しく頭を上下する。
　陰茎を扱く手は、輪郭を消していた。

　重なった少年の尻たぶが、激しく収縮した。
　背肉が波打っていた。
　仰向いた少年の手が、輪郭を取り戻した。
　同時に、頭がベンチに落ちた。
　陰茎が抜けるとき、少年の顔が捩られたのだろう。
　仰向けの少年の顔が横倒しになった。
　こちらを真っ直ぐに見た。
　しかし……。
　その目は、灌木に潜む美弥子たちを認めることは出来なかった。
　見開いた両目の狭間に、瞳が無かった。
　半開きの唇の狭間から、白濁液がぼたぼたと零れ、工作糊のようにベンチに盛りあがった。

　重なった少年は、まだ陰茎を咥えたままだった。
　しかし、動作は止まっていた。
　唇から零れた精液が、陰茎を鑞涙のごとく伝っていた。
　おそらく2人は、同時に逝ったのだ。
　タイミングを計る術を身に付けているのだろう。

　しかし生身の2人は、至福の姿態のまま石になることは出来なかった。
　重力が、2人の身体を引き離し始めた。
　重なった少年の身体が、骨を抜かれた烏賊のように、くたくたと崩れ落ちていく。
　その上体が地面に沈むと、背もたれに掛けた脚が外れた。
　その反動で少年の身体が裏返り、仰向けに地面に伸びた。
　2人の少年はベンチの上と下に分かれ、腹を上に向けていた。
　真っ白い平らな腹に、月光が挿している。
　その滑らかな舞台には、それぞれ登場人物の影が射している。
　陰茎だった。
　まだ勃起したままなのだ。
　尖端からは、互いの唾液が混じった精液の糸が伸びていた。

由美と美弥子 2990 ＜目次＞由美と美弥子 2992

コメント一覧

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  1. Mikiko
- 2020/03/07 06:35
- 今日は何の日
  　3月7日は、『サウナの日』。
  　サウナおよびスパに関係する調査研究、サウナとスパの正しい知識の普及などを行っている『(社)日本サウナ・スパ協会（https://www.sauna.or.jp/）』が制定。
  　日付は、「サ（3）ウナ（7）」と読む語呂合わせから。
  　サウナは、気持ちよく発汗して、交感神経や副交感神経などに作用することにより、精神の安定に効果があります。
  　サウナで、疲れている人々に健康な生活を送ってもらうことが目的。
  　同協会の前身である「日本サウナ協会」が、1984（昭和59）年に「サウナ健康の日」を制定したとの情報もありますが……。
  　現在、『（社）日本記念日協会（https://www.kinenbi.gr.jp/）』には、「サウナの日」として登録されてます。
  　この日には、『(社)日本サウナ・スパ協会』の加盟店において……。
  　満37歳の客と同伴の1名を、サウナに無料招待するなどのイベントを実施してます。
  　上記の記述は、こちら（https://zatsuneta.com/archives/103074.html）のページから転載させていただきました。
  　さらに同じページから、「サウナについて」を引用させていただきます。
  　サウナ風呂（サウナ）は、フィンランド式の蒸し風呂のことで、一般にサウナの発祥はフィンランドとされます。
  　1000年以上の歴史があり、フィンランドの各家庭には大抵の場合サウナがあり……。
  　客を食事に招くと同時に、サウナへも招待するそうです。
  　また、サウナによって健康を保つ目的から……。
  　新しい家を建てる時には、サウナを中心に設計するともいわれてます。
  　続きは次のコメントで。

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  2. Mikiko
- 2020/03/07 06:35
- 今日は何の日（つづき）
  　引用を続けます。
  　日本初のサウナ施設は、1951（昭和26）年に、東京都中央区銀座6丁目にオープンした「東京温泉」とされます。
  　しかし、運営する「東京温泉㈱」が、バブル期の株式や不動産投資、ゴルフ場開発の失敗で経営が行き詰まり……。
  　2004（平成16）年に民事再生法の適用を申請。
  　残念ながら現在、「東京温泉」は存在しません。
  　以上、長い長い引用を終わります。
  　ありがとうございました。
  ●長き長き春暁の貨車なつかしき（加藤楸邨）
  　長い引用は、なつかしくありませんね。
  　さて、わたしとサウナ。
  　つらつら考えるに……。
  　一度も入ったことがないですね。
  　あれって、混浴なんですか？
  　旅館の大浴場内に設置されてるのは、とうぜん、別浴ですけどね。
  　蒸し風呂という括りであれば、入ったことがあります。
  　岩盤浴というやつ。
  　新潟市西蒲区の岩室温泉でした。
  　「ほてる大橋館の湯」さん。
  　↓岩盤浴は、「嵐の湯」となってますね。
  https://www.oohashiya.co.jp/onsen/arashi/
  　続きはさらに次のコメントで。

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  3. Mikiko
- 2020/03/07 06:36
- 今日は何の日（つづきのつづき）
  　別に嵐が吹き荒れてるわけじゃありません。
  　「岩盤」と云いますが、実際には玉砂利です。
  　↑のページには、鉱石と書いてありますが。
  　すごく深く敷かれた鉱石が温泉に浸かってるんだと思います。
  　鉱石の上部は、お湯から出てます。
  　人は、そこに寝転がるんです。
  　当時わたしは、尋常性乾癬に悩んでました。
  　患部の脛を、鉱石に埋めてた覚えがあります。
  　なお、ここは完全に混浴です。
  　といっても内部だけで、脱衣所は別になってます。
  　もちろん、素っ裸で入るわけではありません。
  　作務衣のようなものを渡されるので、それを着たまま入ります。
  　とにかく、尋常じゃなく汗が出ますよ。
  　手の平から汗が噴き出してるのを、初めて見ました。
  　発汗量がスゴいので、水のボトルを渡され、常に飲んでるよう言われました。
  　気持ち良かったです。
  　近ければ、もう一度行くんですけどね。
  　同じ新潟市ですが、新潟市は広いんです。
  　さて、サウナ。
  　どうしても思い出すのが、西城秀樹さん。
  　水を飲まずにサウナに繰り返し入り……。
  　脳梗塞を発症。
  　やっぱり、絞るだけじゃだめなんです。
  　汗になって出た分は、飲まないと。
  　ていうことは、サウナでは痩せないということじゃないですか。