2020.1.5(日)
女教授は、2人を見下ろしたまま、口角を引きあげた。
短い指が、股間に伸びる。
こんなところでまた、女教授の自慰を見せられるのは堪ったものではない。
席を蹴って立ちたいところだが……。
スポンサーの万里亜を待つ身では、そうもいかない。
と……。
テーブル上に置かれた、ドアホンの親機のような機器がチャイムを鳴らした。
「もう。
せっかくこれからなのに」
女教授は、機器のボタンを押した。
さすがに、股間に這わせた手とは反対の指だった。
「はい」
『お客さまがお見えです』
「お通しして」
助かった。
女教授はテーブルから、小さな矩形の物体を拾いあげた。
ドアロックをコントロールするリモコンだ。
前回、訪ねた帰り、廊下の観葉植物の鉢に投げ入れたものだった。
無事、発見されたようだ。
女教授がリモコンのボタンを押すと、背後でロックの外れる音がした。
女教授はドレスの裾を下ろし、椅子に腰を沈めた。
入れ替わりのように、美弥子が起ちあがった。
由美も慌てて起ちあがり、万里亜を迎えるべく、ドアの方に向き直った。
開いたドアから、女性が入って来た。
後方では、例の黒服の女性が、ドアを押さえていた。
入って来た女性は万里亜に違いないはずだが……。
真っ黒いサングラスを掛けていた。
前回、スタジオで見た姿とは一変したスタイルだった。
スタジオでは、上下、水色のジャージだったが……。
この日は、打って変わってベージュのパンツスーツだった。
バギー気味のワイドパンツだった。
ジャケット下の黒は、おそらくカットソーだろうが……。
その裾をパンツインしているせいか、とりわけ脚が長く見える。
片手には、ボストンバッグを提げていた。
颯爽と風を切って歩いて来た女性が、サングラスを外した。
やはり万里亜だった。
大学3年生のはずだが、とてもそうは見えない。
やり手の経営者の風格を備えていた。
短い指が、股間に伸びる。
こんなところでまた、女教授の自慰を見せられるのは堪ったものではない。
席を蹴って立ちたいところだが……。
スポンサーの万里亜を待つ身では、そうもいかない。
と……。
テーブル上に置かれた、ドアホンの親機のような機器がチャイムを鳴らした。
「もう。
せっかくこれからなのに」
女教授は、機器のボタンを押した。
さすがに、股間に這わせた手とは反対の指だった。
「はい」
『お客さまがお見えです』
「お通しして」
助かった。
女教授はテーブルから、小さな矩形の物体を拾いあげた。
ドアロックをコントロールするリモコンだ。
前回、訪ねた帰り、廊下の観葉植物の鉢に投げ入れたものだった。
無事、発見されたようだ。
女教授がリモコンのボタンを押すと、背後でロックの外れる音がした。
女教授はドレスの裾を下ろし、椅子に腰を沈めた。
入れ替わりのように、美弥子が起ちあがった。
由美も慌てて起ちあがり、万里亜を迎えるべく、ドアの方に向き直った。
開いたドアから、女性が入って来た。
後方では、例の黒服の女性が、ドアを押さえていた。
入って来た女性は万里亜に違いないはずだが……。
真っ黒いサングラスを掛けていた。
前回、スタジオで見た姿とは一変したスタイルだった。
スタジオでは、上下、水色のジャージだったが……。
この日は、打って変わってベージュのパンツスーツだった。
バギー気味のワイドパンツだった。
ジャケット下の黒は、おそらくカットソーだろうが……。
その裾をパンツインしているせいか、とりわけ脚が長く見える。
片手には、ボストンバッグを提げていた。
颯爽と風を切って歩いて来た女性が、サングラスを外した。
やはり万里亜だった。
大学3年生のはずだが、とてもそうは見えない。
やり手の経営者の風格を備えていた。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2020/01/05 06:49
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今日は何の日
1月5日は、『魚河岸初競り(うおがしはつせり)』。
各地の魚河岸で、競りが開始されます。
新年の初物として御祝儀相場が付けられます。
2013(平成25)年1月5日に行われた築地市場の初競りでは……。
青森県大間産のクロマグロ(222キロ)が、1匹1億5540万円の史上最高値で競り落とされました。
落札者は、寿司チェーン「すしざんまい(http://www.kiyomura.co.jp/)」を展開する「㈱喜代村(きよむら)」でした。
築地市場から豊洲市場に移転後、初めて行われた2019(平成31)年1月5日の初競りで……。
大間産のクロマグロ(278キロ)が、1匹3億3360万円で競り落とされ、過去最高値を更新しました。
落札したのは同じく「㈱喜代村」でした。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/101056.html)のページから転載させていただきました。
さて、今年はどうなりますやら。
ところで、落札金額は、どう配分されるのでしょう?
2019年の3億3360万円で見てみましょう。
「青森県漁業組合連合会(http://www.amgyoren.or.jp/)」に、1.5%(504万円)。
「大間漁業協同組合(ホームページ無し)」に、4%(1334万円4千円)。
豊洲市場で競りが始まるまでマグロを預かる荷受業者に、5.5%(約1834万8千円)。
残金を、釣り上げた漁師が受け取るそうです。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2020/01/05 06:50
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今日は何の日(つづき)
となると……。
100%-(1.5%+4%+5.5%)=89%!
2億9690万4千円!
ただし、舞いあがってこれを全部使ってしまうと大変です。
所得税がかかるからです。
4割が持って行かれます。
つまり、税務署の取り分が……。
89%×40%=35.6%で、1億1千876万1600円。
漁師本人には……。
89%×60%=53.4%で、1億7814万2400円。
うーむ。
おいしいのは、荷受業者ですかね。
でも、何日くらい預かるんでしょう?
社員1人、寝ずの番に着けなきゃなりませんね。
しかし……。
一番、ボロ儲けしてるのは、税務署ですよね。
ま、国庫に入るんですから、いいことじゃないですか。
でも、漁師のお父さんにも、十分残りますよね。
「海の底に針がかかったような重さだった」そうです。
3億3360万円の重みですね。
釣ったのは、大間町の64歳の漁師さんだったそうです。
わたしだったら、即隠居です。
残りの人生、遊んで暮らせますよ。
ま、こういう性根の人間には……。
そんなマグロは釣れないのでしょうが。
あ、お父さん。
翌年の住民税も上がりますから、ご注意下さい。
てことは、大間町にも入るわけか。
あ!
待って下さいよ。
豊洲市場には、1円も入らないって云うこと?
運営は東京都です。
徴収するのは地代(?)のようなもので、固定額でしょうから……。
競りの落札価格とは関係ないということでしょうか。
P.S. 2020年の初競りでは、1億9320万円だったそうです(落札者不明)。