Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
由美と美弥子 2845
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「いい。
 自分で脱ぐから」

 妻はいつも、パンストだけは脱がされるのを嫌い、自分で脱いでいた。
 理由はわからない。
 脱皮した抜け殻みたいに見えるからかな。
 え?
 そうか。
 乱暴に扱われて、伝線させるのが嫌なのか。

 妻は、わたしに背中を向けた。
 形良く張り出した尻から、パンストが剥けた。
 真っ白いパンティが目に染みるほどだった。

 ストッキングを脱ぎ終えた妻は、パンティに手をかけた。

「ストップ。
 おれに脱がさせて」

 妻は素直に手をどけた。
 薄い布地に手を掛け、ゆで卵の薄皮を剥くように捲り下ろす。
 見事な相臀が現れる。
 そのまま顔を埋めたかったが……。
 必死に衝動を抑えた。
 そんなことをしたら、そのまま性交に傾れこんでしまうだろう。
 マスクを着けさせるという、本来の目的を果たせなくなる。

 出来るだけ事務的な所作で、パンティを引き下ろす。
 わたしは再び、内心でニヤリとした。
 パンティの股間にあたってた部分が、明らかに色を変えていた。
 濡らしているのだ。
 もちろん、そんなことは指摘せず、気づかないふりでパンティを抜き去った。

 わたしは、ローテーブルに置いたマスクを取りあげ、起ちあがった。

「こっち向いて」

 紐を緩め、妻の頭上に翳す。
 小顔の妻の頭は、猫に紙袋を被せるように易々とマスクを通した。
 全裸にマスクだけした女が、目の前に立っている。
 このまま扱いて、射精したいほどだった。
 もちろん、堪えた。

「紐を締める前に、サングラスした方がいいな。
 そこにいて」

 わたしは、洋箪笥の一番上からサングラスを持ち出すと、妻の元に戻った。
 両目の穴は卵形に吊りあがり、眉毛も覗いている。
 この穴の大きさなら、十分、ツルが通るはずだ。
 わたしがツルを近づけると、妻は目を瞑った。
 慎重にツル先を近づける。
 案ずるまでもなかった。
 ツルは、何の障害もなく目の穴を潜り、妻のこめかみに滑りこんだ。
由美と美弥子 2844目次由美と美弥子 2846


コメント一覧
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2019/08/12 06:31
    • 今日は何の日
       8月12日は、『君が代記念日』。
       1893(明治26)年8月12日(今から126年前)……。
       文部省が、訓令「小学校儀式唱歌用歌詞並楽譜」を布告しました。
       小学校の祝日と大祭日の唱歌として、『君が代』『一月一日』『紀元節』など8曲が定められました。
       『君が代』は、『古今集』の読み人知らずの和歌に……。
       イギリスの軍楽隊長フェントンが来日中に曲を作り、歌われてました。
       しかし、メロディーと歌詞が一致してないということなどにより……。
       それを、宮内庁雅楽課の林広守が現在の曲に作り替えました。
       その後、1999(平成11)年8月9日(今から20年前)……。
       「国旗及び国歌に関する法」により正式に国歌として法制化され、8月13日に公布、施行されました。
       上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/108121.html)のページから転載させていただきました。
       さて、8曲の唱歌の残りの5曲が、↓です。
       『勅語奉答』『元始祭』『神嘗祭』『天長節』『新嘗祭』。
       歌詞は、↓のページをご覧ください。
      https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A5%9D%E6%97%A5%E5%A4%A7%E7%A5%AD%E6%97%A5%E6%AD%8C%E8%A9%9E%E4%B8%A6%E6%A5%BD%E8%AD%9C
       見事に、まったく知らない歌ばかりでした。
       今も歌われてるのは、『君が代』のほかは……。
       『一月一日』だけですね。
       ↓フェントン作曲の『君が代』です。
      https://www.youtube.com/watch?v=nwro06_tLZw
       続きは次のコメントで。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2019/08/12 06:31
    • 今日は何の日(つづき)
       メロディは違いますが……。
       聞き慣れないだけで、曲の雰囲気は現在の『君が代』と似てると思いました。
       「メロディーと歌詞が一致していない」とは感じませんでしたね。
       てっきり、もっとアップテンポな曲かと思ってました。
       フェントンが作曲したのは、1870(明治3)年のことだそうです。
       林広守の作曲は、ちょうどその10年後、1880(明治13)年だとか。
       『君が代』は元々、祝い歌だったようです。
       すなわち「君」は、祝われる人のこと。
       「君」が天皇のことになったのは、後の世です。
       しかし、わたしは歌詞にはギモンを持ってます。
       政治的なものではありません。
       地学的なもの。
       「さざれ石のいわおとなりて」の部分。
       逆じゃね?
       「いわお」が風化して「さざれ石」になるんでないの。
       もしこれが、地下深くで「いわお」が形成される過程を歌ったのなら……。
       「苔がむす」わけがありません。
       地下なんですから。
       ふむ。
       ひょっとしたら、地下で岩となった部分が地表に露出して……。
       苔がむすということでしょうか。
       しかし、岩になるまでが、何億年かわかりませんが……。
       苔がむすなんて、一瞬じゃないですか?
       高温多湿の日本なら、せいぜい数年でしょう。
       苔もそうですが、とにかく日本は、雑草が元気すぎです。
       毎日暑くて雨が降らないので……。
       毎日、庭の水やりをしてます。
       それで大喜びなのが、地表近くに根を張る雑草です。
       おかげで、7月に刈った庭がまた雑草だらけになってしまい……。
       お盆前の昨日、もう1度草刈りをしました。
       15時過ぎからやったのですが、まだまだ十分暑かったので……。
       30分で切りあげました。
       遠目には綺麗になりました。
       お盆に帰ってくるご先祖さまも、許してくれるでしょう。
       あれ以上続けたら……。
       自分もご先祖さまになりそうでした。

    • ––––––
      3. 手羽崎 鶏造
    • 2019/08/12 18:03
    • 「君が代」の歌詞。
      ワタシも同感で、正確には
      「さざれ石に 巖がなりて」
      という歌詞でないと国際的に
      恥ずかしいと思っています。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2019/08/13 07:36
    • 作者は……
       「よみ人しらず」。
       まさか、自分の詠んだ歌が……。
       日本国国歌になるとは思いもしなかったでしょう。
       今日は、朝食前に墓参りに行って来ました。
       駐車場が混むので、自転車です。
       前と後ろに籠の付いたママチャリなので……。
       墓掃除の道具も楽々積めます。
       しかし……。
       墓参りの人たち。
       狭い通路ですれ違うときも、挨拶ひとつしようとしないんですよ。
       わたしが「おはようございます」というと、返してくれるんですけどね。
       わたしから言わない限り、まったく無言です。
       なんか……。
       日本という国が、滅びつつあるように思いました。
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