2019.8.12(月)
「いい。
自分で脱ぐから」
妻はいつも、パンストだけは脱がされるのを嫌い、自分で脱いでいた。
理由はわからない。
脱皮した抜け殻みたいに見えるからかな。
え?
そうか。
乱暴に扱われて、伝線させるのが嫌なのか。
妻は、わたしに背中を向けた。
形良く張り出した尻から、パンストが剥けた。
真っ白いパンティが目に染みるほどだった。
ストッキングを脱ぎ終えた妻は、パンティに手をかけた。
「ストップ。
おれに脱がさせて」
妻は素直に手をどけた。
薄い布地に手を掛け、ゆで卵の薄皮を剥くように捲り下ろす。
見事な相臀が現れる。
そのまま顔を埋めたかったが……。
必死に衝動を抑えた。
そんなことをしたら、そのまま性交に傾れこんでしまうだろう。
マスクを着けさせるという、本来の目的を果たせなくなる。
出来るだけ事務的な所作で、パンティを引き下ろす。
わたしは再び、内心でニヤリとした。
パンティの股間にあたってた部分が、明らかに色を変えていた。
濡らしているのだ。
もちろん、そんなことは指摘せず、気づかないふりでパンティを抜き去った。
わたしは、ローテーブルに置いたマスクを取りあげ、起ちあがった。
「こっち向いて」
紐を緩め、妻の頭上に翳す。
小顔の妻の頭は、猫に紙袋を被せるように易々とマスクを通した。
全裸にマスクだけした女が、目の前に立っている。
このまま扱いて、射精したいほどだった。
もちろん、堪えた。
「紐を締める前に、サングラスした方がいいな。
そこにいて」
わたしは、洋箪笥の一番上からサングラスを持ち出すと、妻の元に戻った。
両目の穴は卵形に吊りあがり、眉毛も覗いている。
この穴の大きさなら、十分、ツルが通るはずだ。
わたしがツルを近づけると、妻は目を瞑った。
慎重にツル先を近づける。
案ずるまでもなかった。
ツルは、何の障害もなく目の穴を潜り、妻のこめかみに滑りこんだ。
自分で脱ぐから」
妻はいつも、パンストだけは脱がされるのを嫌い、自分で脱いでいた。
理由はわからない。
脱皮した抜け殻みたいに見えるからかな。
え?
そうか。
乱暴に扱われて、伝線させるのが嫌なのか。
妻は、わたしに背中を向けた。
形良く張り出した尻から、パンストが剥けた。
真っ白いパンティが目に染みるほどだった。
ストッキングを脱ぎ終えた妻は、パンティに手をかけた。
「ストップ。
おれに脱がさせて」
妻は素直に手をどけた。
薄い布地に手を掛け、ゆで卵の薄皮を剥くように捲り下ろす。
見事な相臀が現れる。
そのまま顔を埋めたかったが……。
必死に衝動を抑えた。
そんなことをしたら、そのまま性交に傾れこんでしまうだろう。
マスクを着けさせるという、本来の目的を果たせなくなる。
出来るだけ事務的な所作で、パンティを引き下ろす。
わたしは再び、内心でニヤリとした。
パンティの股間にあたってた部分が、明らかに色を変えていた。
濡らしているのだ。
もちろん、そんなことは指摘せず、気づかないふりでパンティを抜き去った。
わたしは、ローテーブルに置いたマスクを取りあげ、起ちあがった。
「こっち向いて」
紐を緩め、妻の頭上に翳す。
小顔の妻の頭は、猫に紙袋を被せるように易々とマスクを通した。
全裸にマスクだけした女が、目の前に立っている。
このまま扱いて、射精したいほどだった。
もちろん、堪えた。
「紐を締める前に、サングラスした方がいいな。
そこにいて」
わたしは、洋箪笥の一番上からサングラスを持ち出すと、妻の元に戻った。
両目の穴は卵形に吊りあがり、眉毛も覗いている。
この穴の大きさなら、十分、ツルが通るはずだ。
わたしがツルを近づけると、妻は目を瞑った。
慎重にツル先を近づける。
案ずるまでもなかった。
ツルは、何の障害もなく目の穴を潜り、妻のこめかみに滑りこんだ。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2019/08/12 06:31
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今日は何の日
8月12日は、『君が代記念日』。
1893(明治26)年8月12日(今から126年前)……。
文部省が、訓令「小学校儀式唱歌用歌詞並楽譜」を布告しました。
小学校の祝日と大祭日の唱歌として、『君が代』『一月一日』『紀元節』など8曲が定められました。
『君が代』は、『古今集』の読み人知らずの和歌に……。
イギリスの軍楽隊長フェントンが来日中に曲を作り、歌われてました。
しかし、メロディーと歌詞が一致してないということなどにより……。
それを、宮内庁雅楽課の林広守が現在の曲に作り替えました。
その後、1999(平成11)年8月9日(今から20年前)……。
「国旗及び国歌に関する法」により正式に国歌として法制化され、8月13日に公布、施行されました。
上記の記述は、こちら(https://zatsuneta.com/archives/108121.html)のページから転載させていただきました。
さて、8曲の唱歌の残りの5曲が、↓です。
『勅語奉答』『元始祭』『神嘗祭』『天長節』『新嘗祭』。
歌詞は、↓のページをご覧ください。
https://ja.wikisource.org/wiki/%E7%A5%9D%E6%97%A5%E5%A4%A7%E7%A5%AD%E6%97%A5%E6%AD%8C%E8%A9%9E%E4%B8%A6%E6%A5%BD%E8%AD%9C
見事に、まったく知らない歌ばかりでした。
今も歌われてるのは、『君が代』のほかは……。
『一月一日』だけですね。
↓フェントン作曲の『君が代』です。
https://www.youtube.com/watch?v=nwro06_tLZw
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2019/08/12 06:31
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今日は何の日(つづき)
メロディは違いますが……。
聞き慣れないだけで、曲の雰囲気は現在の『君が代』と似てると思いました。
「メロディーと歌詞が一致していない」とは感じませんでしたね。
てっきり、もっとアップテンポな曲かと思ってました。
フェントンが作曲したのは、1870(明治3)年のことだそうです。
林広守の作曲は、ちょうどその10年後、1880(明治13)年だとか。
『君が代』は元々、祝い歌だったようです。
すなわち「君」は、祝われる人のこと。
「君」が天皇のことになったのは、後の世です。
しかし、わたしは歌詞にはギモンを持ってます。
政治的なものではありません。
地学的なもの。
「さざれ石のいわおとなりて」の部分。
逆じゃね?
「いわお」が風化して「さざれ石」になるんでないの。
もしこれが、地下深くで「いわお」が形成される過程を歌ったのなら……。
「苔がむす」わけがありません。
地下なんですから。
ふむ。
ひょっとしたら、地下で岩となった部分が地表に露出して……。
苔がむすということでしょうか。
しかし、岩になるまでが、何億年かわかりませんが……。
苔がむすなんて、一瞬じゃないですか?
高温多湿の日本なら、せいぜい数年でしょう。
苔もそうですが、とにかく日本は、雑草が元気すぎです。
毎日暑くて雨が降らないので……。
毎日、庭の水やりをしてます。
それで大喜びなのが、地表近くに根を張る雑草です。
おかげで、7月に刈った庭がまた雑草だらけになってしまい……。
お盆前の昨日、もう1度草刈りをしました。
15時過ぎからやったのですが、まだまだ十分暑かったので……。
30分で切りあげました。
遠目には綺麗になりました。
お盆に帰ってくるご先祖さまも、許してくれるでしょう。
あれ以上続けたら……。
自分もご先祖さまになりそうでした。
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3. 手羽崎 鶏造- 2019/08/12 18:03
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「君が代」の歌詞。
ワタシも同感で、正確には
「さざれ石に 巖がなりて」
という歌詞でないと国際的に
恥ずかしいと思っています。
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4. Mikiko- 2019/08/13 07:36
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作者は……
「よみ人しらず」。
まさか、自分の詠んだ歌が……。
日本国国歌になるとは思いもしなかったでしょう。
今日は、朝食前に墓参りに行って来ました。
駐車場が混むので、自転車です。
前と後ろに籠の付いたママチャリなので……。
墓掃除の道具も楽々積めます。
しかし……。
墓参りの人たち。
狭い通路ですれ違うときも、挨拶ひとつしようとしないんですよ。
わたしが「おはようございます」というと、返してくれるんですけどね。
わたしから言わない限り、まったく無言です。
なんか……。
日本という国が、滅びつつあるように思いました。