2019.6.22(土)
「ほんとに綺麗だ」
後ろから覗く妻の頬は、ほんのりと赤く染まっていた。
「傷もないようだ。
でも……。
まだ、わからない。
隠れてるところがあるからね」
ここで妻は、初めて恥ずかしそうな素振りを見せた。
両腕が畳まれ、胸を覆ったようだ。
「恥ずかしい?」
「……はい」
「そうだよね。
キミひとり、脱いでたんじゃ。
じゃ、おれが先に裸になろう」
言った途端、脳漿が沸騰しそうになった。
妻の、いかにも女性らしい凹凸に富んだ後ろ姿に、どうにも我慢ならなくなったんだ。
画家なら絵筆を取り出すところだが……。
下賎の徒は、股間の陰茎を出したかったわけだ。
暖房が効いてきたこともあるだろうが、背中に汗を感じた。
わたしはジャケットを脱ぎ捨てると、ズボンのベルトに手をかけた。
バックルがカチャカチャと音を立てた。
ワイシャツのボタンがもどかしかった。
引きちぎりたいほどだった。
脱皮するみたいに脱ぎ捨てる。
半袖の肌着を脱ぐと、わざと前方に投げた。
妻に見えるように。
妻の視線に貫かれ、床の肌着がもだえてた。
ズボンを蹴飛ばして脱ぎ捨てる。
ひっくり返りそうになりながら、靴下を外す。
最後の1枚は、トランクスだ。
前面が鋭角に尖ってる。
もちろん、勃起してるからだ。
引き下ろす。
陰茎が跳ねあがり、大きく上下に振れた。
全裸だ。
手に持ったトランクスを、妻の足元に放る。
妻の視線が、わだかまる布地をレーザーのように灼く。
妻の肩が、大きく上下してた。
「全部脱いだよ。
じゃ、キミも」
わたしは震える手で、ブラのベルトを摘まんだ。
ホックを外す。
肩からストラップを滑らせる。
シミひとつない綺麗な肌だった。
後ろから覗く妻の頬は、ほんのりと赤く染まっていた。
「傷もないようだ。
でも……。
まだ、わからない。
隠れてるところがあるからね」
ここで妻は、初めて恥ずかしそうな素振りを見せた。
両腕が畳まれ、胸を覆ったようだ。
「恥ずかしい?」
「……はい」
「そうだよね。
キミひとり、脱いでたんじゃ。
じゃ、おれが先に裸になろう」
言った途端、脳漿が沸騰しそうになった。
妻の、いかにも女性らしい凹凸に富んだ後ろ姿に、どうにも我慢ならなくなったんだ。
画家なら絵筆を取り出すところだが……。
下賎の徒は、股間の陰茎を出したかったわけだ。
暖房が効いてきたこともあるだろうが、背中に汗を感じた。
わたしはジャケットを脱ぎ捨てると、ズボンのベルトに手をかけた。
バックルがカチャカチャと音を立てた。
ワイシャツのボタンがもどかしかった。
引きちぎりたいほどだった。
脱皮するみたいに脱ぎ捨てる。
半袖の肌着を脱ぐと、わざと前方に投げた。
妻に見えるように。
妻の視線に貫かれ、床の肌着がもだえてた。
ズボンを蹴飛ばして脱ぎ捨てる。
ひっくり返りそうになりながら、靴下を外す。
最後の1枚は、トランクスだ。
前面が鋭角に尖ってる。
もちろん、勃起してるからだ。
引き下ろす。
陰茎が跳ねあがり、大きく上下に振れた。
全裸だ。
手に持ったトランクスを、妻の足元に放る。
妻の視線が、わだかまる布地をレーザーのように灼く。
妻の肩が、大きく上下してた。
「全部脱いだよ。
じゃ、キミも」
わたしは震える手で、ブラのベルトを摘まんだ。
ホックを外す。
肩からストラップを滑らせる。
シミひとつない綺麗な肌だった。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2019/06/22 06:55
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今日は何の日
2019(令和元)年6月22日は、『夏至』。
2019年と断ったのは……。
もちろん、その年によって、『夏至』の日が違うからです。
実は、22日になるのは、珍しいんです。
一番多いのは、21日。
最後に22日だったのは、2015年。
その後3年、21日が続きました。
来年の2020(令和2)年からは、更に大変。
なんと、2055(令和37)年まで、36年連続で21日です。
2056年は、20日なり……。
その後また、3年、21日が続きます。
翌年の2060年は、また20日。
その後は、21日が3年、20日が1年のパターンが続きます。
今世紀中には、もう22日の夏至はありません。
つまり、わたしを含め、多くの人にとって……。
今日は、生きているうちに最後となる「6月22日の『夏至』」なのです。
しみじみと味わいましょう。
人生って短いですね。
ところで『夏至』に行われる風習って、思い浮かびませんよね。
食べ物とか。
『冬至』は、柚子湯に漬かり、「かぼちゃ」を食べます。
調べてみたら、関西では、『夏至』に「タコ」を食べるそうです。
昔は、この『夏至』のころは、田植えで忙しい時期だったとか。
なので、特別な儀式をやってるヒマはなかったということでしょうか。
関西のタコも、「稲が八方に根を張るように!」という願いからだったそうです。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2019/06/22 06:55
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今日は何の日(つづき)
さて。
今朝、わたしは室内履きのスリッパを取り替えました。
わたしは、年に4回、季節の始めにこの儀式を行います。
季節の始め?
疑問に思われた方も多いでしょう。
わたしが定めた、季節の区分があるのです。
これは、何度か書いてきましたが……。
↓おさらいしましょう(日付は、2019年から2020年にかけてです)
。
●春:『春分』から『夏至』の前日まで(3月21日~6月21日)
●夏:『夏至』から『秋分』の前日まで(6月22日~9月22日)
●秋:『秋分』から『冬至』の前日まで(9月23日~12月21日)
●冬:『冬至』から『春分』の前日まで(12月22日~3月19日)
つまり、「夏」の始めは、『夏至』なんです。
今日から、『秋分』の前日までが「夏」。
「暑さ寒さも彼岸まで」と云われます。
わたしの区分では、「夏」と「冬」の終わりが……。
それぞれ、『秋分』『春分』の前日。
実に、理に適ってます。
さて、『夏至』ですが……。
まず、一句。
●めでたさも ちうぐらいなり おらが夏至(字余り)
なぜ、「ちうぐらい」なのかと云うと……。
明日からはもう、日の長さが短くなっていくからです。
つまり、確実にまた、あの長く辛い冬が近づいていくのです。
冬はどうしてあんなに長く感じるのに……。
春から夏は、どうして飛ぶように過ぎるんですかね。
切ないです。