2018.12.24(月)
↓電話ボックスです。
↑「み」
こうした電話ボックスは、大正期、関東大震災前から、大通りでは普通に見られたものだそうです。
公衆電話が日本で初めて設置されたのは……。
明治33(1900)年9月だとか。
上野と新橋の駅構内だそうです。
翌年の10月、戸外にボックス型の公衆電話が設置されます。
場所は京橋。
六角形の白い電話ボックスだったそうです。
↑山口県萩駅前にある復元品。現在の公衆電話が入っており、電話が架けられるそうです。
市内通話料は、1通話(5分間)15銭。
しかし、架けたい相手が電話を持ってなければなりませんよね。
人が列を作るほどじゃなかったんじゃないでしょうか。
実際、15銭という料金は、かなり高額で、利用者は多くなかったそうです。
でもその後、明治35(1902)年8月に、料金が5銭へと値下げされ……。
利用数は急増したそうです。
電話の普及もあったでしょうね。
展示されてるのは、当時の実物では無く、復元品です。
このような赤い色の電話ボックスは、明治43(1910)年から用いられたそうです。
↓ボックスの中です。
↑「み」
「自動電話」となってますね。
当時の電話のかけ方はどうだったのかと云うと……。
①ベルを鳴らし、電話局の交換手を呼び出します。
②交換手に、相手の電話番号を告げます。
③交換手は、相手に電話を架けます。
④相手が出たら、交換手は「料金をお入れなさい」と命じます。
⑤料金差出口に、5銭と10銭の硬化を入れます。
⑥交換手は、お金の落ちる音を聞きわけます(5銭はチーンという高い音、10銭はボーンという鈍い音だそうです)。
⑦確かに15銭が投入されたと判断したら、交換手は相手に電話を繋ぎます。
どこが「自動」じゃ!
これ以上ない手動ではないか。
この電話機は、アメリカ製を改造したものだったようです。
「オートマチックテレフォン」が直訳され、「自動電話」と呼ばれたとか。
ふんとに、どこが「オートマチック」なんですかね。
↑当時の電話交換所。交換手は、女性の憧れの職業だったそうです。
しかし、疑問は、5銭と10銭の組み合わせだけしか入れられなかったのかということ。
5銭を3個でも良かったんじゃないでしょうか。
↑公衆電話が設置された明治33年の五銭白銅貨。立派ですよね。
↑「み」
こうした電話ボックスは、大正期、関東大震災前から、大通りでは普通に見られたものだそうです。
公衆電話が日本で初めて設置されたのは……。
明治33(1900)年9月だとか。
上野と新橋の駅構内だそうです。
翌年の10月、戸外にボックス型の公衆電話が設置されます。
場所は京橋。
六角形の白い電話ボックスだったそうです。
↑山口県萩駅前にある復元品。現在の公衆電話が入っており、電話が架けられるそうです。
市内通話料は、1通話(5分間)15銭。
しかし、架けたい相手が電話を持ってなければなりませんよね。
人が列を作るほどじゃなかったんじゃないでしょうか。
実際、15銭という料金は、かなり高額で、利用者は多くなかったそうです。
でもその後、明治35(1902)年8月に、料金が5銭へと値下げされ……。
利用数は急増したそうです。
電話の普及もあったでしょうね。
展示されてるのは、当時の実物では無く、復元品です。
このような赤い色の電話ボックスは、明治43(1910)年から用いられたそうです。
↓ボックスの中です。
↑「み」
「自動電話」となってますね。
当時の電話のかけ方はどうだったのかと云うと……。
①ベルを鳴らし、電話局の交換手を呼び出します。
②交換手に、相手の電話番号を告げます。
③交換手は、相手に電話を架けます。
④相手が出たら、交換手は「料金をお入れなさい」と命じます。
⑤料金差出口に、5銭と10銭の硬化を入れます。
⑥交換手は、お金の落ちる音を聞きわけます(5銭はチーンという高い音、10銭はボーンという鈍い音だそうです)。
⑦確かに15銭が投入されたと判断したら、交換手は相手に電話を繋ぎます。
どこが「自動」じゃ!
これ以上ない手動ではないか。
この電話機は、アメリカ製を改造したものだったようです。
「オートマチックテレフォン」が直訳され、「自動電話」と呼ばれたとか。
ふんとに、どこが「オートマチック」なんですかね。
↑当時の電話交換所。交換手は、女性の憧れの職業だったそうです。
しかし、疑問は、5銭と10銭の組み合わせだけしか入れられなかったのかということ。
5銭を3個でも良かったんじゃないでしょうか。
↑公衆電話が設置された明治33年の五銭白銅貨。立派ですよね。
コメント一覧
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1. Mikiko- 2018/12/24 07:48
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電話ボックス
めっきり少なくなりましたね。
ていうか、残ってる方が不思議なくらいです。
新潟の街中では、わたしが知ってる限り、『みずほ銀行』の前にしかありません。
毎週のように前を通りますが……。
これまで、1度として人が入ってたのを見たことがありません。
でも、ひょっとした先日のソフトバンクの通信障害があったときは、列が出来たのかも知れません。
12月6日(木)の、午後1時39分ごろから午後6時4分までだったそうです。
実は、わたしの携帯もソフトバンクです。
でも、まったく障害には気づきませんでした。
木曜の1時39分から6時4分なら、ずっと会社の中にいたと思いますので。
↑で、新潟の街中では1つしかないようなことを書きましたが……。
調べてみたら、どうやら間違いのようです。
なぜなら、公衆電話は、「電気通信事業法」により設置が義務づけられているんだそうです。
市街地では500メートル四方に1台、それ以外の地域ではおおむね1キロメートル四方に1台が目安だそうです。
でも、公衆電話は、電話ボックスとは限りません。
設置場所は、終日公衆の用に供することができる、公道上または公道に面した場所となってますが……。
駅の構内にもありますよね。
駅の構内に置ければ、だいぶ設置義務をこなせると思います。
続きは次のコメントで。
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2. Mikiko- 2018/12/24 07:49
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電話ボックス(つづき)
さて、公衆電話ですが……。
携帯を持たない人が使うもの、もしくは脅迫やタレコミに使うものと思ってませんか?
実は、重要な用途があるのです。
それは、災害時。
通信回線が混み合うと、通信規制が実施されます。
でも、公衆電話は、通信規制の対象外なんです。
つまり、携帯や家電より、繋がりやすい。
たとえば災害が、遠隔地の親御さんの住む地域で起こった場合。
安否確認をしようと、携帯や家電を架けますよね。
架けてる方では、災害などないわけですから……。
公衆電話を使うという発想が出来ない。
当然、繋がらない。
こんなとき、公衆電話に飛びこめば……。
あ、ダメか。
架ける方の地域には、通信規制なんかかかってません。
受ける方の地域でかかってるわけです。
意味なかったですね。
ま、万が一のときのため……。
公衆電話の場所、特に穴場的な場所を頭に入れておいた方がいいでしょう。
NTTのサイトで検索できます。
↓NTT東日本の検索ページです。
https://service.geospace.jp/ptd-ntteast/PublicTelSite/TopPage/?sp=1
ところで、電話ボックス。
今は、完全に透明ですが……。
昔は、下半分は覆われて、中が見えなかったようです。
で、トイレ代わりに使う女性が大勢いたんだとか。
もちろん、酔っ払って間に合わなかったんでしょうね。
しゃがんでしまえば、外から見えませんから。
それで、完全透明になったという話(聞いた話です)。