Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
東北に行こう!(18)
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 喋れなくなった律子先生に背中を押され……。
 タラップを降ります。
 わたしたちが降りても、みんな窓から手を振ってくれます。
 OLさんは、なまはげのお面を出して、被ってみせてくれました。
 笑う場面なんだよね。
 でも、笑えないよ。
 お面を取ったOLさんの顔も、くしゃくしゃに歪んでました。

OL「お2人とも、お元気で……」
律・み「さよならじゃないからね!
 また、会いましょう!」

 どうして……。
 どうして、この人たちと、お別れしなきゃならないんでしょう。
 どうして、このままみんなで……。
 このバスに乗って、日本中を旅して回れないんでしょう。
バスに乗って、日本中を旅して回りたい

 どうして、人の世には別れがあるのかな。
 一日が楽しかっただけに……。
 別れが……、ほんとうに身に染みます。

 ようやく、バスが動き始めました。
 バスの窓から手を振るみんなが、だんだん遠くなります。

律「行っちゃったね」
み「うん。
 切ない」
律「顔、ぐちゃぐちゃよ」
み「人のこと言えませんて。
 その顔じゃ、外歩けないよ」
律「わたしは、元がいいからいいの。
 でも、Mikiちゃんは止めた方がいいわね。
 迷子かと思われるわ」
迷子

み「なんじゃそりゃ。
 ま、ともかく、ホテルに直行しよう」
律「遠いの?」
み「すぐそこ」
律「この道路の反対側、川なんだね」
秋田・この道路の反対側、川なんだね

律「ひょっとして、堀割り?」
み「これは、旭川っていう自然の川」
秋田・旭川

み「旧雄物川の支流だよ。
 この川の向こうに……。
 『川反(かわばた)通り』っていう歓楽街があるんだ」
川反(かわばた)通り

律「“歓楽街”!
 また、レトロな響きね」
み「『まっぷる』に、そう書いてあった」
『まっぷる』に、そう書いてあった

み「東北では……。
 仙台の国分町に次ぐ歓楽街だって。
 飲食店が1,000軒もあるそうよ」
律「なんだ……。
 飲食街なの?」
み「何だと思ったわけ?」
律「歓楽街なんて云うから……。
 遊郭かと思った」
遊郭かと思った

み「いつの時代の話よ!
 今どき、そんな街があるかい」
律「でも……。
 面白そうね」
み「後で……。
 夕食行く途中に、歩いてみよう」
律「あら。
 お夕食は、宿で食べないの?」
み「ホテルには、居酒屋が入ってるけど……。
 それじゃ、つまらないじゃない」
律「なんだ、今日はホテル?
 旅館で、部屋食かと思ってた」
旅館で、部屋食

み「どうしてよ?」
律「だって、この旅行のコンセプトは……。
 『温泉と自然を巡るローカル線の旅』だったじゃない」
み「よく覚えてたね、そんなこと」
律「何言ってるの。
 聞いたのは、きのうよ」
み「あ、そうか……。
 連載が始まったのは、去年の10月だけど……。
 まだ1日しか経ってないんだった」
律「何、わけのわからんこと言ってるんだろ。
 ところで、まだ着かないの?」
み「あ、通り過ぎるとこだった。
 ここここ」
ホテル グランティア秋田・地図

律「ここ?
 ビジネスホテルじゃないの?」
ホテル グランティア秋田
み「名を聞いて驚くな。
 その名も、『ホテル グランティア秋田 SPA RESORT』」

律「長い名前。
 でも、いちおう“SPA”が付いてるわけね」
み「左様です。
 もちろん、天然温泉だよ」

 フロントで鍵を受け取り、お部屋へ。
グランティア秋田・フロント

み「おー。
 いいお部屋」
グランティア秋田・ダブル

律「ちょっと……。
 あんた」
み「何よ?」
律「ここ、ダブルじゃないのよ!」
み「左様です」
律「左様ですじゃない!
 道理で、さっきのカウンターのお姉さん……。
 微妙な顔してると思った」
グランティア秋田・フロント

み「ダメ?
 お部屋、変えてもらう?」
律「いいよ。
 メンドくさいから」
み「わーい」

 わたしは、バッグを放り出し……。
 ベッドの上に身を投げ出します。

み「カムォ~ン」
カムォ~ン

律「バカたれ!
 調子に乗るな」
み「だって、今いいって言ったじゃん」
律「部屋は、このままでいいって意味でしょ」
み「なら、いいってことじゃないのよぉ」
律「それとこれとは別。
 手足縛って寝て貰うから」
み「こんな感じ?」
こんな感じ?

律「こんな感じ!」
こんな感じ!

み「ひどぃ~。
 わたし、おしっこ近いんだからね。
 お酒飲んだら、2回は起きるかも。
 その度に、おトイレ連れてってよね」
おトイレ連れてって

律「わたしは、いったん眠ったら……。
 雷が落ちても起きないから」
雷が落ちても起きない

律「朝まで我慢してちょうだい」
み「お酒のおしっこは、我慢できないよ。
 垂れ流してやる。
 朝起きたら、ベッド水浸しだよ」
朝起きたら、ベッド水浸し

律「あんた、やっぱりバスルームで寝なさい。
 素っ裸で寝れば、垂れ放題よ」
素っ裸で寝れば、垂れ放題

み「あ~ぁ。
 今夜は、飲み放題に垂れ放題か。
 情けないのぅ」
律「簡単に納得するな!」
み「あ、便器に座ったまま寝ればいいんじゃないか?」
律「そんなことできるの?」
み「毎日、図書館で座ったまま寝てる」
律「器用なヤツ。
 やっぱりダメ。
 わたしだって、トイレ入るんだから」
み「洗面台ですれば?
 病院の先生で、洗面台でおしっこする人、いるんでしょ?」
律「いるけど、男の先生に決まってるでしょ。
 女の先生でそんなのがいたら、変態よ」
女の先生でそんなのがいたら、変態よ

み「すでに変態だと思うが」
律「なんだと!
 って、なんでわたしが、洗面台でおしっこする話になってるわけ?」
み「なんでだろ?
 ま、いいではないか。
 旅は、自らを解放する場でもあるわけだ」
律「いわゆる、旅の恥はかきすて、ってやつね」
み「そうそう」
律「好かないわ。
 そういうの」
み「そう言わんと。
 で、提案なんですけど……。
 飲みに行く前に、お風呂すましちゃわない?」
律「それが、『旅の恥はかきすて』と、どう繋がるのよ?
 あ、そう言えば、“温泉”はどうなったの?
 こんなビジネスホテルに泊まって」
み「このホテルには、『華のゆ』っていう温泉施設が併設されてるのだ」
華のゆ

み「いわゆるスーパー銭湯みたいな感じだね」
律「“温泉”とは、だいぶ雰囲気が違うんですけど」
み「でも、立派な“天然温泉”なんだよ。
 土日祝日の利用料が、850円もするんだから……」
華のゆ・利用料金

み「けっこう充実した施設。
 その施設を……。
 宿泊者は、タダで利用できるってわけよ」
律「ほー」
み「興味出てきたでしょ?」
律「まあね。
 でも何で、“旅の恥はかきすて”から、スーパー銭湯に繋がるわけ?」
み「今の時間なら、たぶん空いてると思うから……。
 お風呂を先にしないかって言ったわけ。
 やっぱり、恥ずかしいでしょ?
 見られたら」
パイパン

律「へ~。
 そんな心遣いしてくれたんだ」
み「左様です」
律「でも、わたしもう平気だよ。
 見られても」
み「え?
 生えたの?」
律「この年になって、生えるわけないでしょ」
み「わかった。
 カツラだね」
下のカツラ

み「生え際、どうなってるの?
 お風呂で、じっくり見せてちょうだい」
律「カツラなんか、付けるかい!」
み「ツルツルのまんま?」
律「あたりまえでしょ」
み「じゃ、何で平気なのよ?
 わかった。
 入れ墨だ」
入れ墨

み「毛の一本一本まで、精魂こめて彫りましたってやつね。
 それは、ぜひ見なくては。
 でも、痛そう~」
律「どうしてそう、アホなことばっかり思いつくかね」
み「真っ白けのまんまなの?」
真っ白けのまんまなの?

律「さっきから言ってるでしょ」
み「やっぱ、年取ると……。
 いろんなことが、恥ずかしくなくなるのかねぇ」
律「だから……。
 年なんか、そんなに違わないじゃないの」
み「なら、ほかにどんな理由があるのよ」
律「世の中の価値観の方が変わったわけ」
み「へ?
 どんなふうに?」
律「今は……。
 アンダーを完全に処理しちゃうっての、珍しくないのよ」
アンダーを完全に処理しちゃう

み「日本人でもそうなの?
 ネットで見る外人は、むしろツルツルの方が多いけど」
律「その影響もあるかもね。
 あれ見た人が、無い方が綺麗だって思ったのよ」
み「うーむ。
 特に日本人は黒いから……。
 剛毛の人は、スゴいよね」
律「黒いパンツ穿いてるみたいな人、いるわよ。
 患者さんでも」
黒いパンツ穿いてるみたいな人

み「熊の手が、股を鷲掴みしてるみたいな」
熊の手

律「あんたの表現は、いちいち下品だわね」
み「リアリズムは、下品なのじゃ」
律「あんたの小説、リアリズムを追求してないんでしょ?」
み「そだよ。
 リアリズムは下品だからね」
リアリズムは下品

律「都合のいいやつ。
 で、今はエステでも、アンダーの完全脱毛コースがあるの。
 “ハイジニーナ”って、聞いたことない?」
ハイジニーナ脱毛

み「廃痔煮菜?」
律「ばかたれ。
 ハイジは、アルプスの少女ハイジのこと」
アルプスの少女ハイジ

律「つまり、ハイジみたいにツルツルにした人を……。
 “ハイジニーナ”って云うのよ(マッチロックさんに教えていただきました)」
み「それは、初耳じゃ。
 ハイジって、あそこに毛が無かったんだ」
下着のハイジ
↑この程度の画像しかなかった

律「あたりまえでしょ。
 子供なんだから」
み「ハイジって、いくつなの?」
律「知らないわよ。
 でも、少なくとも、初潮前じゃない?」
み「ふーん。
 クララも生えてないのかな?」
律「無いでしょ」
全裸のクララ
↑さすがクララには、スケベ画像がありましたね

み「ペーターも?」
律「ペーターって、誰だっけ?」
み「ヤギ使いの少年」
ヤギ使いのペーター
↑こいつの画像は無くてよい

律「あぁ。
 あの子ね。
 無いんじゃないの?
 生えてたら不気味よ」
つるつるの子供マネキン

み「ヨーゼフは?」
律「誰よ、それ?」
み「犬」
ヨーゼフは犬

律「ばかたれ!
 犬なら、生まれつき生えてるでしょ!
 アホなこと言ってないで、行くわよ。
 お風呂」

 それでは、さっそく……。
 浴衣に着替えて、お風呂に行ってみましょう。

 ホテルとは、独立した施設です。
華のゆ

律「日帰り健康ランド!
 これのどこが、『温泉と自然を巡る旅』なんでしょうね?」
み「楽しげじゃん。
 美弥ちゃんと行った別府のホテルも、こんな感じだった」
律「何てホテルだっけ?」
み「杉乃井ホテル」
杉乃井ホテル

み「面白かったよ~」

 さて、『華のゆ』の料金表は次のようになってます。
『華のゆ』の料金表

 もちろんこれは、『華のゆ』だけを利用する人の料金。
 今日は土曜日だから、850円ですね。
 ホテルの宿泊者は、これがタダになります。

み「お得だろ?」
律「確かにね。
 850円浮いたら、豪華なランチが食べられるわ」
850円浮いたら、豪華なランチが食べられる

み「案外セコいこと言う先生だね」
律「庶民感覚を忘れた、その瞬間から……。
 医者は、患者の痛みがわからなくなくなるものよ」
み「へー。
 いいこと言うね」
律「わたしの恩師の言葉」

 さっそく、入りましょう。
 もちろん、館内は男女別です。
華のゆ・館内

 外はもう暗いですが、時間は、まだ18時。
 思ったとおり、それほど混んでません。

み「これじゃ、見せ甲斐が無いんじゃないの?」
律「別に、見せたいわけじゃないわよ。
 空いてる方が、ゆっくり出来ていいでしょ」

 律子先生は、何のためらいもなく、すっぱりと浴衣を脱いじゃいました。
すっぱりと浴衣を脱いじゃいました

 見てるこっちの方が、ドキドキします。

律「ちょっと。
 その目線、何とかしてくれる?」
み「何ともなりまへん。
 ご開帳を待ちかねております」
ご開帳を待ちかねております

律「ヘンタイ」
み「何とでも言って」

 律子先生は、ブラを外すと……。

律「ほら見なさい」

 すぽーんと、パンツも降ろしました。

み「出た~」
すっぽんぽんのマネキン

律「お化けみたいに言うな!」
み「ほんとにツルツル」
律「かわいいでしょ?」
み「うん。
 なんか……。
 生えてる方が恥ずかしくなるくらい」
律「Mikiちゃんも剃っちゃったら?
 剃ってあげようか、お風呂で?」
レッツ剃毛

み「そんな!
 ほかのお客さんがびっくりしちゃうよ」
律「バカね。
 お部屋のお風呂でよ」
み「なんだ~。
 ここじゃないのかぁ」
律「何がっかりしてんのよ。
 ほら、行くよ」

 律子先生は、お尻を振りながら、先に行っちゃいました。
 しかし、ほんとに綺麗なお尻です。
 年を取ると、肉が萎んで……。
 尻たぶの下に、笑窪みたいなくぼみが出来たりするものですが……。
 律子先生のお尻には、その気配さえありません。
 ぷりけつです。
ぷりけつ

 と、見とれてるうちに、たちまち先生は、お風呂場の方へ行ってしまいました。
 脱衣室からは、お風呂場が見えません。
 渡り廊下で繋がってるようです。
華のゆ・洗い場への渡り廊下

 律子先生は、タオルで前を隠そうともせず、大手を振って歩いていきます。
 40にもなると、人は変わるもんですね。

律「Mikiちゃん、何ぼんやりしてるの。
 早くおいでって」

 裸の先生に呼ばれ、がぜん鼻息が荒くなります。
 一瞬で素っ裸になり、後を追います。

み「待ってよ~」

 渡り廊下を抜けると、広い流し場(画像が見つかりませんでした)。
華のゆ・流し場

 とりあえず、お湯を被って身を清めます。

律「さ~て。
 どれから入ろうかな?」
み「やっぱ、これじゃない?」
律「いい香り」
み「檜だね」
華のゆ・檜風呂

 大きな檜風呂から、お湯がなみなみと溢れてます。

律「あー、いい気持ち」
み「極楽、極楽」
極楽、極楽

 思う存分、手足を伸ばします。

み「なるほど……」
律「どうしたのよ、お湯なんか舐めて」
み「泉質とか、事前に調べてきたからね」
律「ウンチクを語ろうってわけね」
み「左様です」
律「手短にしてちょうだい。
 のぼせちゃうから」
み「はいはい。
 ちょっと、お湯、舐めてみて」
律「あれ?
 しょっぱい」
み「泉質は、『塩化物強塩泉』」
華のゆ・泉質

律「ふーん。
 でも、匂いは無いわね。
 色は、茶色いけど」
み「透き通った茶色だね」
華のゆ・透き通った茶色

み「ヌルヌルしてて、お肌に良さげだ」
律「このお湯って、100%源泉なの?」
み「そうだって。
 加熱はしてあるけどね。
 源泉は、33.6℃だって」
律「掛け流し?」
み「そりゃ、無理でしょ。
 循環濾過してるって」
華のゆ・循環濾過

み「市街地のど真ん中で、掛け流しなんかして……。
 周りが地盤沈下でもしたら、大ごとだよ」
温泉掛け流して地盤沈下

律「川反通りが沈んで……。
 歓楽街が陥落、なんて?」
み「今日は、バカに調子がいいんじゃない?」
律「お風呂で座布団はいらないわよ」
座布団1枚

み「ま、掛け流しを求めて、スーパー銭湯に来る人はいないっしょ」

 となりのお風呂に進みましょう。

律「これは、何?」
み「ホームページには、『圧注浴・孫の手』って書いてあった」
華のゆ『圧注浴・孫の手』

律「お湯が噴き出して、指圧してくれるってわけね」
み「早い話、ジェットバスですね」
律「お~。
 気持ちいいね」
み「これ、肩にあてたいんだけど。
 肩こりだから」
律「無理でしょ。
 頭まで潜らなきゃ」
頭まで潜らなきゃ

み「そんなら……。
 腰じゃなくて、前に当ててもいい?」
律「そういうことする人とは、一緒にいられません!」
み「するわけないじゃん……。
 いけずぅ」
律「あんたなら、しかねないからね。
 次行くよ」
み「カラスの行水だね」
カラスの行水


律「お向かいの部屋は、何かしら?」
み「これは、サウナだよ」
律「入ってみる?」
み「後にしない?
 のぼせちゃいそう」
律「後の方が、のぼせるわよ」
み「そりゃそうだ。
 それじゃ、入ってみますか」
華のゆ・高温サウナ

み「蒸し暑い!」
律「当たり前でしょ」
み「メガネは掛けておれんな」
サウナでメガネは掛けておれん

律「そんな人、いますかって。
 ほんと、毛穴がみんな開くみたいね」
み「さて、次行きましょうか」
律「もう出るの?」
み「別府で、のぼせちゃったからね」
別府で、のぼせちゃった

律「美弥ちゃんに迷惑かけたわけね」
み「不覚を取った」
律「わたしは放って行くわよ」
わたしは放って行くわよ

み「そんなぁ。
 医者のくせに」

 出たとこに、水風呂がありました。

律「ここで、頭冷やして行けば?」
み「なんで、頭なのよ?
 体でしょ」
律「あんたの場合、頭を冷やす必要があるでしょ」
あんたの場合、頭を冷やす必要がある

み「頭まで潜ったら、死んじゃうじゃないか」
律「屁理屈言ってないで、早く入んなさいよ」
み「医者のくせに、不養生だね。
 体操してから入らないと、心臓に悪いだろ」
プール体操

律「プール授業じゃないんだから。
 ちょっと!
 素っ裸で、ガニマタ開脚は止めてくれる!」
ガニマタ開脚は止めてくれる

み「ご一緒にどうぞ」
律「するか。
 先に入るわよ」

 ちゃぽ~ん。

み「どう?」
律「どうって、普通の水風呂よ。
 あ~、気持ちいい。
 お肌が引き締まるわ」
み「どれどれ。
 ひゃ~~っ、ほ、ほ、ほ、ほ」
律「ちょっと。
 『アミダばばあ』みたいな声出さないでよ」
アミダばばあ

み「例えが古い!
 てか、冷べて~」
律「当たり前でしょ、水風呂なんだから。
 そう言えば……。
 頭を冷やしたかったのよね。
 わたしが手伝ってあげるわ。
 ほら」
み「ぶくぶくぶくぶく」
愛の水中花

律「ゆっくり漬かってね。
 心臓が止まったら、わたしが蘇生させてあげるから。
 水の中で、髪の毛がゆらゆら揺れて……。
 まるで水死体ね」
まるで水死体

み「ぶふぁ~!
 こ、殺す気か!」
律「なかなかしぶといわね」
み「当たり前じゃ!
 スーパー銭湯の水風呂で、土左衛門になってたまるか!」
律「次、行くわよ」
み「く、くそ。
 待てー」

 律子先生は、檜風呂の脇から続く露天風呂に出ていきました。
華のゆ・構造

律「お風呂、ひとつじゃないのね」
華のゆ・露天風呂

 岩で囲まれた浴槽が、いくつも並んでます。
 それぞれ、お湯の色や深さに特徴があるようです。

 こちらは、白いお湯。
華のゆ・白いお湯

律「あ~、気持ちいい。
 このお湯なら、混浴でも平気なんじゃない?
 つかっちゃえば、見えないわよ」
み「ほ~。
 いきなり大胆発言ですな。
 秋田県には、白湯の混浴温泉もあるからね」
秋田県には、白湯の混浴温泉もある

み「ほんとに、やってみる?」
混浴

律「ま、その場の雰囲気よね。
 でもここ、白いお湯も湧くのかしら?」
み「入浴剤じゃないの?」
白いお湯の入浴剤

律「そうなの?
 あ~。
 なんか、白湯(パイタン)チャンポンが食べたくなった」
み「飛躍しますね」
律「学生時代のアパート近くに……。
 美味しいラーメン屋さんがあったんだ。
 夫婦2人でやっててね。
 カウンターしかない小さなお店」
カウンターしかない小さなラーメン屋

律「こんな夫婦になりたいなって思ったものよ」
み「へ~。
 意外だね」
律「人並みに毛が生えてたら……。
 今ごろ、ラーメン屋のおかみさんやってたかも」
ラーメン屋のおかみさん

律「でも……。
 白湯チャンポンって、どうして白いんだろ?」
白湯チャンポンは、どうして白い?

み「油じゃないの?
 豚とかの」
律「そうなの?」
み「知らない」
律「だって、豚骨ラーメンとか……。
 白くないのもあるよ」
豚骨ラーメンとかは、白くない

み「わたしに聞かないでちょうだい」
律「わたし食べる人?」
み「何、それ?」
律「昔、ラーメンのCMで、そういうのがあって……。
 問題になったんだって。
 院長が言ってた」
み「どういうCMよ?」
律「男女のタレントが出てきて……。
 女性タレントが、『わたし、作る人』って言うんだって」
み「ふむふむ」
律「で、男性タレントが、『ぼく、食べる人』って言うわけ」
わたし、作る人。ぼく、食べる人
↑真ん中の女の子は、杉田かおる

み「どこが問題なの?」
律「だから……。
 女性は作る人で……。
 男性は食べる人って捉え方に、イチャモンが付いたんでしょ」
み「いきなり普遍的テーマに昇華されたってわけね。
 たとえば、毎日交代で作ってるけど……。
 その日はたまたま、女性が作る番だってふうには……。
 取れないわけね?」
律「そこまでお人好しの視聴者、いるわけないでしょ。
 でもさ……。
 そもそも、そのCMを作った広告会社も……。
 CMにGOサインを出したメーカーも……。
 そんな問題が持ち上がるなんて、まったく考えつかなかったんじゃないの?」
み「だろうねー。
 いつごろのCM?」
律「たしか、1975年ごろ」
み「わたしが生まれたころじゃん」
律「当時は、ウーマン・リブって言葉が、日本にも広がってきた時代なんだって」
ウーマン・リブがやってきた

み「聞いたことはあるけど……。
 どういう意味だっけ?」
律「たしか、『女性解放運動』だったと思う」
女性解放運動

み「運動だったわけ?」
律「ピンクのヘルメット被った『中ピ連』って集団がいたそうよ」
中ピ連

み「ヘルメット!
 中核派みたいな?」
律「ま、爆弾までは使わなかったけど……。
 保守的な議員を取り囲んで、もみくちゃにしたりはしたらしい」
座り込む中ピ連

み「ひぇ~。
 そもそも、“チューピレン”って、どういう意味よ?
 マージャンの役みたいだけど」
律「『中絶禁止法に反対しピル解禁を要求する女性解放連合』」
み「なが!
 よくそんなの覚えてたね。
 まさか、参加してたとか?」
律「彼女たちが活躍したのは、わたしの生まれたころ。
 大学で、ピルについて習ったときに知って、ちょっと興味を持ったわけ」
み「結局、その運動はどうなっちゃったの?」
律「自然と鎮まったんじゃないの?」
み「ふーん。
 でも、その後……。
 女性が解放されたって感じはしないよね」
女性が解放されたって感じはしない

律「うん。
 今だに、泣き出しそうな顔で、妊娠検査を受けに来る子は絶えないし」
東北に行こう!(17)目次東北に行こう!(19)



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