2013.11.12(火)
思いがけない潔子の追及に、健三は返答に窮した。
「おい、何を言いだすねん」
「ええから答え。どっちなん、うちかあやめか」
「アホか、ほんなもん、どっちゃとも言えるかい」
「なんで言えんのん!」
「ほんなもん、どっちゃも大事に決まっとるやないかい」
潔子は身をよじり、健三に背を向けた。
「ふん、ほんな中途半端な答えなんぞ聞きとないわ。
あんたなあ。あの子をおぼこい中学生か高校生みたいに思(おも)てるようやけんど。あの子、たいがいなあばずれやで」
「な、何、言いだすねん」
「あんたにはわからんやろけどな。あの子、あやめは、この道にかけてはベテランやで、うちにはわかる」
「この道て何やねん」
「この道はこの道やがな」
潔子は振り向き、健三の股間に手を伸ばした。パジャマとパンツの前を掻き分け、陰茎を掴む。
「お、おい」
「ふん、好きなくせに」
潔子は、健三の陰茎を掴み、ゆっくり上下に扱く。陰茎はあっという間に固く、大きくなった。
「おお……」
「あんた、脱ぎ。全部脱ぎよし(脱ぎなさい)」
「おおっ」
衣服の全てを脱ぎ捨て、全裸になった健三は、布団の上に仁王立ちになった。その股間にしゃがみ込んだ潔子は、健三の陰茎を咥え、激しくしゃぶりたてる。
「ぐぶ。うぐ。うぐうううううぅ」
「おおっ。ええぞ潔子」
「どや、気持ちええやろ、あんた」
「おお、ええ、ええぞ。たまらんわ」
「ああ、あんたのチンポ。固いねえ、長いねえ、太いねえ、大きいねえ、熱いねえ」
「潔子、たま、玉も舐めてくれ」
「ほな、寝ころび、あんた」
健三は、掛け布団を枕に寝ころんだ。
潔子は、大量の唾液を零しながら、健三の陰茎をしゃぶる。裏筋を下から舐め上げ、舐め下ろし、二つの睾丸を交互に口に含む。
「じゅばっ、じゅっ、じゅっ、じゅばっ」
「うおおおっ」
潔子は、一回り大きくなった亀頭を呑み込んだ。ほとんど潔子の口いっぱいの大きさである。その亀頭ごと、陰茎を喉の入り口あたりまで飲み込む。それでも、健三の陰茎は半分ほどが潔子の口の外だった。
大量の唾液が潔子の口元から零れ、陰茎を伝わって睾丸を濡らし、健三の肛門にまで流れ落ちて行った。
「おおおお、ええ、ええぞ、潔子ぉ」
健三は首を擡げ、潔子を見る。潔子は目を上げ健三の目を見返す。二人の視線が絡み合う。
潔子は長大な健三の陰茎を咥えながら笑った。歪んだ嗤いだった。その嗤いは健三を狂わせた。
「あんた、足、上げ」
健三は、両足を高々と宙に擡げ、両手で膝裏を抱えた。睾丸の下の肛門が剥き出しになる。
潔子は、健三の肛門にむしゃぶりついた。舌を這わせ、突き入れ、激しく吸い立てる。
「ぐ、ぐぶ、うぶぶぶぶ」
「おおっ、ええ、ええぞ、潔子」
「ええやろ、気持ちええやろ、あんた」
「おお、ええ、気持ちええ。どや、儂の尻(けつ)の穴、美味いか」
「うん、美味い、尻(けつ)の穴、美味い」
「うおおっ」
健三は潔子をはねのけ、仰向けに押し倒した。両脚を大きく広げさせ、その股間にむしゃぶりつく。
「ひいいいいいっ」
「でや、潔子。ええか、ええか。ええのんか」
「ええよう、あんた。吸って、吸って、クリ、吸って」
「おお、お前のクリはほんまにデカいのう。空豆くらいあるんやないか」
「ほんなに大きいわけないやろ。大豆くらいや、ひいっ」
「お前のおめこは、ほんにええ味やのう」
「あんた、お尻(おいど)、お尻の穴、舐めてっ」
「おう」
健三は潔子の尻を抱え込み、上に持ち上げた。潔子の肛門が真っ直ぐに天を向く。健三は、その淫靡な穴にむしゃぶりついた。
「うおっ」
「ひいっ」
「でや、でや、潔子。気持ちええか」
「ええ、気持ちええよう、あんた。吸って、思い切り吸って、お尻(おいど)の穴」
「おおっ」
「うひい」
健三は、さらに激しく潔子の肛門をむさぼる。手を伸ばし、指を陰門に這わせる。陰核を押し潰す。
潔子の両脚が天を掻いた。
「うひいいいいい」
「でや、ええか、ええかあ、潔子ぉ」
「あんたぁ、もう、いく、いく、いくよう」
「おお、いけ、いけ、潔子ぉ」
「くああああああっ」
潔子は両脚を長々と布団に横たえた。健三はその脇に横たわる。
「あんた、うちにも。うちにもしゃぶらせて、あんたの太いの」
「おう」
潔子は、健三の上に覆い被さった。尻を健三の顔の上に、自らの顏は陰茎の上に。69の体勢である。少し萎えかけた陰茎を咥える。吸い立てる。陰茎は再び固く、太くなった。
健三は、下から潔子の陰門に吸い付いた。肛門に中指を挿入する。潔子も陰茎を吸い立てながら、健三の肛門に指を挿入した。
「わひいいいいいい」
「うおおおおおおお」
「ええ、ええ、ええよぉ、あんたああ」
「おおっ、わしもう、いてまいそうやわ」
「あかん、あかんであんた、まだいったらあかん」
「おおっ、潔子、足開け」
健三は、再び潔子を仰向けに押し倒した。陰茎を掴んで潔子の陰門に亀頭を押し当てる。
「あんたあ、早(は)よ、早よ入れて。入れてえ」
「おおっ。入れるで、入れるで潔子」
「早よぅ、あんたあ」
健三の亀頭が、潔子の陰唇を掻き分け、ぬるりと膣内に潜り込んだ。
「わひい」
「おおぅ」
「あんた、奥に、もっと奥に突っ込んでぇ」
「おお」
健三は腰を前に送った。
亀頭が膣壁を擦りながら奥に向かう。
長大な陰茎が潔子の膣内に埋もれて行く。
健三の亀頭が、潔子の膣の奥壁に当たる。
健三は激しく腰を使う。潔子の膣壁を突き破ろうとでも云うような勢いだった。潔子の膣は、その勢いを受け止め、かわし、包み込み、強く締めつけた。
潔子の膣から流れ出た膣液が、健三の睾丸と潔子の肛門を濡らし、流れ落ちて布団を濡らして行った。
「おお、締まる、締まるぞ潔子。ほんまにお前のおめこは……」
「あんたあ、いくよ、いく、もういく」
「おおっ」
「いっくううう」
「潔子、いったか」
「いった」
「よし、儂もいくぞ」
「あんたあ、口に、口に出して」
健三は潔子の膣から陰茎を引き抜き、膝でにじって潔子の顔の上に跨る。陰茎を掴んで、大きく開けた潔子の口に亀頭を押し込んだ。
「うおおおおおっ」
白濁した大量の精液が、潔子の口内に注ぎこまれた。
「ぐぶ」
「おおっ」
潔子は、精液を口に含んだまま、健三の陰茎に吸い付いた。手で陰茎を扱き、尿道内に残った精液を、一滴残らず吸い取ろうとする。
「うはあああっ」
健三は、たまらず声を上げ仰け反った。潔子の口元から大量の白濁液が零れだし、布団に滴った。
コメント一覧
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1. ハーレクイン- 2013/11/12 09:14
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男なんぞ、金輪際、書きとなかったんですが、話の展開上しょうがないんですね。
そもそも、Mikiko’s Roomはビアンルーム。ええんかいな、という思いはありますが、まあマッチロックさんがあんだけのこと書きはりましたしね。
今回の潔子姐さんと健三はんのまぐわい。これは予行演習どす。
いずれお話のクライマックスといいますか、何といいますか。どうしても男女の絡みを書かなあきまへんのでね。
書きとうはないんですが、これは話の展開上、しょうおまへん。
『アイリス』、今後もよろしゅうご愛読のほどを。
しかし、いつ開くんでしょうね「匣」。
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2. Mikiko- 2013/11/12 20:35
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玉なんてしゃぶられて、気持ちいいもんなんすか?
あんなとこに性感帯なぞ、あるとは思えんのですが。
あと、肛門ね。
あれも、わかりかねますね。
わたしは、内視鏡検査しか経験がおませんが……。
気持ちいいという感覚とは、真逆な感触でしたね。
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3. ハーレクイン- 2013/11/12 20:57
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むちゃくちゃ気持ちよおまっせ、玉。
あと黄門、あ、いや、肛門もね。気持ちよかですばい。
せいだい舐めとくんなはれ。
指、突っ込んどくんなはれ。
頼んますわ。
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4. Mikiko- 2013/11/13 08:01
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大腸の内視鏡検査をお勧めします。
下剤を2リットル飲むのが、かなり苦しいですが……。
その後にお楽しみがあるんですから、我慢できますでしょ。
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5. ハーレクイン- 2013/11/13 09:28
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大腸に異常はおまへんので、お楽しみは先のことにさせてもらいます。
『お楽しみはこれからだ』は和田誠。面白おまっせ。
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6. Mikiko- 2013/11/13 19:44
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その歳になったら、年に1回は診てもらうべきです。
異常が出てから診てもらうのは……。
怖いぞぉ。