Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
センセイのリュック/幕間 アイリスの匣 #19
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戯曲『センセイのリュック』作:ハーレクイン



幕間(小説形式) アイリスの匣 #19



 香奈枝が目を開くと、あやめが見つめていた。微笑みかけてくる。香奈枝も微笑み返した。

「ああ、あやめ、あたし、また気を失ってたの?」
「せや、耳噛んだらあっちゅう間やった」
「もうやだ。耳は弱いって言ったのに」
「そない言うてたから、も一回、試してみたんや。今度は潮吹きどころか、失神やもんなあ」
「もう。やめてよう。なんか、あたしばっかりいってるじゃない。あやめもいかせてあげたいのに」
「ええんや。うちはええんや。香奈のいくとこ見るだけで、うちもいってまう。ほれ、見てみ」

 あやめは膝立ちになり、床に横たわる香奈枝の前で大きく股間を開いた。濡れそぼった陰毛が曝け出される。あやめは両手を股間に伸ばし、小陰唇を引き開けた。剥き出しになった膣口が香奈枝の眼前に曝される。透明な膣液が溢れ、内腿を伝って流れ下った。

「あやめぇ」

 香奈枝は舌を伸ばし、目の前のあやめの股間を舐めようとする。あやめは腰を引き、それを許さない。

「ああん。意地悪ぅ。なめたい、あやめを舐めたい、なめさせて」
「あかん、もっと後や」
「どうしてそんな、意地悪いうのよう」
「楽しみは後に回すほど楽しなるんや」
「やだあ、なめたい、あやめを舐めたい、なめたいよう」
「ほなら、質問に答えられたら舐めさせたげる」

 あやめは、香奈枝をさらに焦らすように問いかけた。

「あんたがここまで縛られた縛り方、全部言うてみ」

 一瞬口ごもったのち、香奈枝は答え始めた。

「たかて……こて、しばり」
「せや、今あんたが縛られてるのがそれやな。よう覚えてたなあ」
「あやめが、一番好きって言ったから」
「それまで覚えてたんかいな。ほんまに可愛いなあ、香奈」
「あやめぇ、キス……して」
「贅沢な奴隷やなあ。んでも、まあええやろ。御褒美や。正解一つにつきキス一回やな」

 あやめは香奈枝に覆い被さり、唇を合わせた。鼻声を漏らし、舌を挿入しようとする香奈枝。あやめはそれを許さず唇を引いた。

「いやあん、もっとお」
「贅沢言うんやない。もっと欲しかったら、次の縛りの名前、答えてからや」

 恨めしそうにあやめを見上げ、香奈枝は答える。

「なわ、わたり」
「せやなあ。ま、あれは縛りとは云えんけど。気持ちよかったやろ」
「死ぬかと思った」
「死ぬほど気持ちええ思いって、なかなか出来んで」
「うん」
「それから?」
「あやめぇ。一つ答えたんだから、またキスして」
「ははは、よう覚えとったなあ」
「あやめが言い出したんだよ。答え一つでキス一回って」
「せやったなあ」

 あやめは再び香奈枝に唇を寄せる。大きく口を開き、自ら舌を挿入した。香奈枝の口の中で二つの舌が絡み合う。香奈枝の口元から涎が溢れ、滴った。
 あやめは唇を外し、香奈枝を見下ろす。

「いつまいでも鼻声出してるんやない。それから?」
「また、なわ……。あれ?無い」
「今頃気づいたんかいな。あんたが気ぃ失(うしの)うてる間にはずしたで」
「えー、どうしてぇ」
「何や、ほどいて欲しなかったんかいな」
「だあってえ」
「股縄はずしたんは、次の縛りの準備や」
「えー、まだ縛るの?」
「何や、嫌なんかい」
「嫌じゃない。嫌じゃないけど、なんか、おかしくなりそう」
「ほうか。せいだいおかしなり」
「あやめぇ。全部答えたよ。舐めさせてよう」
「はは、せやったなあ。ようし」

 あやめは香奈枝に跨り、股間を口の上にもって行った。腰を落とす。香奈枝の顔は、あやめの股で塞がれた。

「ぐぶ」
「ほれ、舐めんかいな。あんたが欲しがってた、うちのおめこや」

 香奈枝は、舌を膣内に突き入れた。鼻の先がクリトリスに触れる。あやめそのものを飲み込もうとでも云う様に激しく吸引した。

「ひいいいいいいいい」
「あや……めっ」
「かな、香奈、かなあああああ」
「ぶふっ、ぐぼっ」

 あやめの股間から大量の膣液が溢れ、香奈枝の顔の全てを濡らしていく。香奈枝はそのすべてを飲み込もうとするが到底追いつかない。あやめの膣液は香奈枝の顔を流れ下り、床に滴り落ちた。
 あやめは激しく腰を使う。気持ちの堰が切れたように、香奈枝の顔に股間を擦りつける。香奈枝はそれ以上の激しさで舌と唇を使った。

 あやめ。
 あやめぇ。
 あやめええええええぇっ。
 好き。
 好き。
 大好き。
 世界で一番あやめが好き。
 有難う。
 わたしの前に現れてくれてありがとう。
 わたしを縛ってくれてありがとう。
 いって。
 いってね。
 いってね、あやめ。
 きもちよくなってね。
 いって。
 いって。
 いってええええっ

「くはっ、いっ、くうううううう」
「あやめぇっ」
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コメント一覧
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    • ––––––
      1. ハーレクイン
    • 2013/07/09 10:35
    • あやめさんと香奈枝センセの昔話として始まりました『アイリスの匣(はこ)』。
      毎度ご贔屓賜り、誠に有難うございます。
      始めた当初はこれっぽっちも頭になかったのですが、いつの間にやら緊縛ものになってしまいました。要するに作者は、先のことは何も考えずに書いているということなのですね。困ったものです。
      ですが、どうせやるなら、縛りの手順というのを徹底的に詳細に書いてみよう、と考えて書いております。効果が上がっているかどうかは作者には何とも分かりませんが、この姿勢で最後まで縛りあげたい!?と考えております。
      ただし今回、あやめと香奈枝の二人はじゃれあっています。いちゃついております。とても緊縛小説とは思えません。これには少し事情があるのですが、それはひ・み・つ(アホ!)。
      ま、緊縛初体験の香奈枝せんせを少し休ませてやろうという親心?とお考え下さい。
      次回から、最後の縛りに入ります。
      畏み畏み白(もう)す。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2013/07/09 19:44
    •  ネタ元のAVが、再生できなくなったんだそうです(その後復旧)。
       なにが親心でしょうねー。
       あんちょこ頼りなんですねー。
       情けないですねー。
       プロだったら、奥さんを縛り上げても書くでしょうねー。
       それ以前に、自分の頭の中で再生出来ないもんでしょうかねー。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2013/07/09 22:21
    • 楽屋話をバラすとは、信義に悖るやつめ。
      許さん、桃太郎。
      ぐじゃぐじゃとケチをつけおって、やかましいわ。前コメをよく読め。
      「どうせやるなら、縛りの手順というのを『徹底的に詳細に』書いてみよう、と考えて」書いておるのだ。
      AVはアンチョコではない。「参考資料」だ。
      奥さんを縛りあげてもって、だからその縛り方を常に資料で確認し、より正確にと心がけておるのではないか。
      それに、わたしはプロではない、れっきとしたアマだ。原稿料など一円ももろうたことないわ。予備校からはもろうとるがな、原稿料。
      自分の頭の中で再生。
      出来んよ。わたしは何方かのように妄想は得意ではないのだ。徹底したリアリズム、これだな。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2013/07/10 07:37
    •  あまりにも、静止や巻き戻しを使いすぎたからではないか?
       なんか、切ないものがありますのぅ。
       奥さんに見られたら、どうするつもりじゃ。
       リアリズムって……。
       そもそも、縛り自体が虚構だと思いますが。
       縛り手と縛られ役が、暗黙のもとに作りあげるフィクションじゃないんでしょうか。

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2013/07/10 13:32
    • 千草忠夫氏の著作を見られたことがあります。しかも、「ええ場面」にラインマーカーでチェックまで入れてたやつです。
      この手の本は、他の本の裏側とか、さりげなく隠しておくんですけどね。
      >縛り自体が虚構
      ま、それはそうです。江戸時代じゃないんだから。
      ただ、縄の存在感、緊縛された女性の表情・姿態……フィクションを突き抜けたリアリズム、というのはどうでしょう。

    • ––––––
      6. Mikiko
    • 2013/07/10 19:46
    •  マーカー引くかね、フツー。
       千草さんは、金沢の高校の先生だったそうですが……。
       まさか、 衣鉢を継ぐつもりじゃないでしょうね?
       千草さんの著作は、読んだことありませんが……。
       スケベ場面に至るまでの道程が長い、というウワサを聞いたことがあります。
       となれば、衣鉢を継ぐのは、わたしか?

    • ––––––
      7. ハーレクイン
    • 2013/07/10 21:55
    • 先人の残したものを受け継ぐこと。衣鉢とは先人から弟子に伝授され受け継がれる奥義のことで「えはち」「えはつ」とも読む。「遺髪を継ぐ」と誤用されることがある。
      語源
      仏教用語を出典とする。「衣」は袈裟、「鉢」は托鉢に使う鉢を表し、仏僧が弟子に衣と鉢を仏法の伝授と共に託すことに由来する。 (Weblio辞書)
      以前、気に入った表現にマーカーチェックを入れる習慣があったんだよ。千草氏の著作に限らずね。
      今はやってません。
      >スケベ場面に至るまでの道程が長い
      ということはないと思いますが。たしかに長編は多いですね。件の作品、タイトルは忘れたのですが新書版で全3巻だったはず。ラストは、3巻に渡ってさんざんいたぶられた主人公の女性が、肛門に極太ちんちんをねじ込まれ、悶絶する、というシーンでしたが、現物は残念ながら失われてしまいました。
      家人が処分しおったかな。生ゴミと一緒に捨てられてたりして。申し訳ない、千草先生。
      母さん、僕のあの千草忠夫、どうしたんでしょうねえ?
      わたしに千草氏のような才能があるわけない。氏の衣鉢は是非、Mikiko氏に継いでいただきたい。
      『継ぐのは誰か』は小松のおっちゃん。

    • ––––––
      8. Mikiko
    • 2013/07/11 07:35
    •  “えはち”や“えはつ”では変換できないようですね。
       読んだことがないのに、継げるわけなかろ。
       女性しか出ないSM小説って、あるんでしょうかね?
       『悪魔の刻印』『奴隷牧場』『異界の肉奴』『姦のカーニバル』『貘の棲む館』。
       千草氏の作品には、全3巻というシリーズがたくさんあるようです。

    • ––––––
      9. ハーレクイン
    • 2013/07/11 09:18
    • SM小説を、そんなにたくさん読んだわけではありませんが、女性しか登場しない、という作品に出合ったことはなかったですね。
      そういえば最近読んでいないなあ。ネットでは少し読んでいましたが、それも今はさっぱり。
      『由美美弥』以外を読む気が無くなったのかなあ。
      こんなことを言うとどうかなと思いますが、何を読んでもどこかに不満が残るんですよね。わたしならここはこう書くのになあ、とか、どうしても思ってしまいます。
      尾瀬あきら作『夏子の酒』。
      ご存知、酒造漫画の名作ですが、この作品の終盤近く、次の台詞があります。
      「夏子は今 なにを飲んでも満足しないだろう だから本人が造るしかない……」。
      で銘酒、純米大吟醸“夏子の酒”が産み出されるわけですが……。
      人の書いたものに満足できなければ、自分で書くしかない。
      ある意味、怖ろしく傲慢な言い方ですが、わたしが今、Mikiko’s Roomに書かせていただいているのは、そういうことなのかもしれません。
      もちろん、ただの自己満足に過ぎない、というのは百も承知、五十も納得ですが、今後も精進し続けたいと思います。
      それにしても、他の作品を何も読まないというのは、これではいい作品は書けないよね。
      千草氏の作品は、いわば私のエロ原点。件の作品、30年ほど前に読んだものですが、読み返してみたいなあ。
      氏の作品以外にも、もちろんいろいろありました。昔を思い出して読み漁ってみますかね。

    • ––––––
      10. Mikiko
    • 2013/07/11 19:29
    •  読む時間くらい、いくらでも作れるでしょうが。
       お酒を飲む時間を読書にあてれば、そうとう読めると思いますが。
       『死都日本』は読んだのか?

    • ––––––
      11. ハーレクイン
    • 2013/07/11 22:46
    • これでも結構やることは色々あるのだ。ヒマを持て余しておるわけではない。再来週から、久しぶりの授業だしな。
      >酒を飲む時間を……
      って……それとこれとは別問題だよ。それにエロ小説だぜ。図書館には無かろうが。
      念の為、大阪府内の図書館の横断検索にかけたら、府立中央図書館に3冊ありました、千草忠夫氏の著作。
      へええ、有るんやなあ。然しあそこまで行くのも大変やなあ。こっちの図書館にお取り寄せできるやろか。
      『死都日本』は……まあだだよ。
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