Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
センセイのリュック/第三場 第一景
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戯曲『センセイのリュック』作:ハーレクイン



第三場 第一景 屋上



7bb4ccba.jpg

↑舞台用語です(クリックで大きい画像が表示されます)。


16cd583c.jpg

↑今回の舞台設定と、女優さんの動きです(クリックで大きい画像が表示されます)。


新登場人物
 前之園陽子(まえのえようこ):梅ヶ丘女子高2年、美術部員


梅ヶ丘女子高、旧館屋上。

下手側三分の一ほどに階段室。
階段室の舞台面(つら)側は、屋上の擁壁を兼ねた壁という設定だが、舞台上には実際には壁は無く、客席から階段室の内部が見える。
同様に階段室の上手(かみて)側の壁も実際にはない。
階段室の下手(しもて)側と舞台奥側の壁は設置されている。
下手側の壁の一部は開いており、階段に続くという設定である。舞台では下手側の袖に繋がっている。
奥側の壁には屋上に出るドアがある。

階段室は地学部の部室を兼ねており、室内には望遠鏡を始め様々な器具、道具類、鉱物見本などがある。壁には各種の天体写真や天気図などが貼ってある。
階段室の上には風向計や風力計が設置されている

舞台面(つら)の下手から上手にかけては屋上の擁壁という設定だが、実際には擁壁の高さは30㎝程しかなく、もちろん客席からは舞台が見える。
また、舞台上手には高さ130㎝程の擁壁が舞台面(つら)から奥へ延びており、上手側の袖から舞台へは出入りできない。

舞台上手側三分の二ほどが屋上。屋上は舞台奥からさらに奥に広がっているという設定である。
屋上中央には、三角柱を横倒しにしたようなコンクリート製の構造物、高さは人の背丈ほどある。したがって屋上部分の舞台奥は客席からは見えない。
この三角柱状の構造物と、舞台面の屋上擁壁との間には、幅2mほどの空間が、舞台上下(かみしも)方向に伸びている。


三角柱の斜めの壁に背中を凭(もた)せ掛け、両脚を前に伸ばす陽子。煙草を吸っている。
下手の袖から階段室に登場し、奥のドアを開けて屋上に出る香奈枝。階段室を右手に回り込んで、陽子を見つける。
声をかけ、陽子と並んで座りこむ香奈枝。


香奈枝「おおっ」
陽子「あ、南先生」
香奈枝「なんだ、えーと、前之園(まえのえ)、だったな。
   あんたもサボりか」
陽子「あ、はい。サボりです」
香奈枝「今、何の時間だ」
陽子「あ、数学です。今村先生」
香奈枝「数学かあ、あんた、駄目なの? 数学」
陽子「まーったく駄目ですね。
   中学でルートが出たときに蹴躓(けつまず)き、
   三角関数で完全に放棄しました、数学」
香奈枝「あはは、よくあるケースだな。
   しかし、ここの入試、よく受かったな」
陽子「ですよね。
   ほかの科目がよかったんじゃないですか、理科とか」
香奈枝「ほう。あ、そういえばこの間の中間、
   あんたの生物の点」、確か学年で1番だったかな」
陽子「でしょうね」
香奈枝「おうおう。えらい自信だな」
陽子「別に自慢じゃないですよ。客観的に分析してるだけです」
香奈枝「あんた、恋人とかいないだろ」
陽子「いませんけど」
香奈枝「そうだろうな、可愛げがないもんな」
陽子「よく言われますけど、
   可愛いげって、何なんでしょうね、馬鹿みたい」
香奈枝「ま、あたしゃ嫌いじゃないよ、あんたみたいな性格」
陽子「わたしも先生のこと、結構気に入ってます」
香奈枝「ははは、そうか、そりゃ光栄だな」
陽子「だからってわけじゃないですけど先生。
   煙草の件は内緒ね」
香奈枝「あたしゃよけいなことは言わん主義だよ」
陽子「はい、どうも。
   ところで先生、サボりって、
   授業サボったらかなりまずいんじゃないですか」
香奈枝「授業じゃないよ。
   職員室待機係り、っていう、ま電話番だな」


スカートのポケットから煙草のパッケージとライターを取出し、一本振り出して火をつける香奈枝。
二人の吐き出す煙がゆっくりと立ち上る。


香奈枝「あれ? そういえば、ここの屋上、
   地学部の連中が階段下にドア付けて鍵かけてるから、
   上がれないだろ。
   どうやって上がったんだ、あんた」
陽子「先生はどうやったんですかあ」
香奈枝「質問に質問で返すのは行儀が悪いぞ」
陽子「はーい。
   地学部のトモコに粉かけて、合鍵もらったんです」
   で、先生は?」
香奈枝「あのな、あたしゃこれでも教師だぞ。
   学校中の鍵は自由に使える。
   校長室の金庫だけは無理だがな」
陽子「あ、そうか。言われてみれば、なーんだ、ですね」
香奈枝「それよりあんた。
   『粉をかける』って、意味わかってるの」
陽子「ナンパする、ってことでしょ」
香奈枝「ほう。んじゃあんた、女の子が趣味か」
陽子「そうです。このガッコじゃそんなに珍しくないですよ。
   先生もそうでしょ」
香奈枝「お、おう。ま、そうだが」
陽子「先生、結構有名ですよ。
   先生とやりたがってる子、多いし」
香奈枝「ふーん」
陽子「ね、センセ。今、何人とやってるの」
香奈枝「うーん、そうだのう。ま十指には余ろうかのう」
陽子「へー。さすが、というか」
香奈枝「なんだ、あんたもやりたいのか」
陽子「わたしですかあ。さあ、どうでしょうねえ」
香奈枝「なんだ、あんたに似ず歯切れが悪いではないか」
陽子「さすがに先生みたいな人だと……考えちゃいますね。
   わたし、他人の思惑とかは気にしない方だけど、
   なんか面倒そうな感じもするし」
香奈枝「そうか。ま、無理することもないわな」

陽子「先生、喫煙歴は……長いんですか」
香奈枝「あんたは、どうなの。あ」
陽子「ふふっ」
香奈枝「すまんすまん。お行儀が悪かったな。
   大学に入った年からだよ。だから……10年ちょいだな」
陽子「わたしは中3からです」
香奈枝「ふーん。
   しかし、今タバコがどんどん値上げされるからなあ。
   大変だろ、高校生の小遣いじゃ。
   それに買うこと自体が難しかろうし」
陽子「ま、さすがにおおっぴらには吸えませんし、
   そんなにたくさん吸うわけじゃないですから。
   どうやって手に入れるかはひ・み・つ」
   先生の方こそ大変なんじゃないですか。
   お給料安いって聞いてますけど」
香奈枝「ははは、
   生徒に懐具合を心配してもらうとは思わなんだな。
   ま、ほかに趣味もないし、
   あと酒代くらいだからな、いるのは」
陽子「ね、先生。
   確かに煙草って体にはよくないんでしょうし、
   喫煙が目の敵にされる時代ですけど、
   でも煙草って一つの文化なんじゃないかな、
   なんて感じるんですよね」
香奈枝「ふむ。
   じゃ少し、文化的な話をしてあげよう。
   江戸時代な。
   お妾(めかけ)さんっておったろ。ま、今もいるけど。
   江戸のお妾さんの家、妾宅(しょうたく)はのう、
   黒塗りの板塀、塀の内には松の木。
   ♪粋な黒塀(くろべい)見越しの松に、
   仇(あだ)な姿の洗い髪……
   ってやつだな。
陽子「なんですか、その歌」
香奈枝「知らんか? 春日八郎の『お富さん』。
   昭和29年リリースの大ヒット曲だ」
陽子「知りませんよ、そんな古い歌」
香奈枝「まあいい。
   んで、その妾宅でお妾さん、
   なーんもやることないから一日中ごろごろして、
   なんかあったら女中さんを呼びつけて。
   今、女中さんって差別用語らしいけどいいじゃないねえ。
   『女中さん』、何が悪いの。
   『家政婦』なんて方がよっぽどきついと思うけど。
   で、女中さんの名前がたいていお清(きよ)さん。
   なんでだろうねえ。
   人使い荒いよ、お妾さん。
   何かっていうと『お清』『ちょいとお清』『お清ったら』。
   あれせいこれせい。あれはどうしたこれはどうなった。
   自分では縦のものを横にもしない。
   もちろん上げ膳据え膳。
   仕事といえば、本妻さんの目を掠めて、
   たまあにやってくる旦那の相手をするだけ、って、
   これって仕事かね」
陽子「あはは」
香奈枝「んで、ヒマに飽かして煙草(たばこ)を吸う。
   もちろん今みたいに紙巻じゃないよ、刻み煙草。
   これを煙管(きせる)に詰めて吸うわけ。
   煙管、わかるかなあ」
陽子「時代劇で見たことありますけど、よくわかりません」
香奈枝「お、そうか。そらそうだろうな。
   あたしは母親の実家の爺ちゃんが吸ってるの見たことある」
陽子「へえ」


5493db6d.jpg

↑煙管(きせる)の構造です(クリックで大きい画像が表示されます)。


香奈枝「要するに細い管だね。先っちょが『雁首(がんくび)』。
   まちがっても"かりくび"と読んではいかんぞ。
   で、この雁首の先が、くっと曲がって、くぼんでおって、
   ここに刻み煙草を詰め、火をつけるわけだな。
   当然、雁首は金属製だ。
陽子「へええ」
香奈枝「手元を『吸い口』という。
   ここを咥えて煙を吸うわけだな。当たり前か。
   吸い口も金属製だな」
陽子「へえええ」
香奈枝「雁首と吸い口をつなぐのが『羅宇(らお)』。
   "らう"と読む人もおるが、竹製の管だ。
   ラオス産の竹を使ったから、羅宇(らお)。
   ラオスは知っておるか?」
陽子「おおっと、いきなり地理のテストですか。
   東南アジアでしょ。
   東にベトナム、西にタイ、南にカンボジア。
   北はどうだったかな、中国とも接してたかなあ。
   海のない内陸国。  
   首都はビエンチャン。政体は共和制。
   こんなとこでどうですか」
香奈枝「ほう、それだけ言えりゃあ、
   たいしたもんだよ、カエルのしょんべん」
陽子「そのくらい常識です」
香奈枝「ほんとに可愛げがないのう、まえのえようこ」
陽子「いちいちフルネームで呼ぶの止めてください。
   煙管(きせる)の話でしょ」
香奈枝「おう、そうだな、って、大体こんなもんだ。
   ↑上の図を見りゃわかるだろ」
陽子「なんですかあ、上の図って」
香奈枝「まあ、気にするな。
   あ、そうだ。
   羅宇(らお)は竹製だから、古くなると取り替えるんだよ。
   あと、雁首(がんくび)と吸い口の管の中も掃除する。
   やにとか着いて煙の通りが悪くなるからね。
   これを商売にしていたのが『羅宇屋(らおや)』。
   行商の一種だね
陽子「へえ、羅宇屋。今はないんでしょうね」
香奈枝「ないだろうね。
   煙管(きせる)自体見なくなったもんね」
陽子「どっかの博物館にでも行かないと、
   実物は見れないんでしょうね」
香奈枝「そだね。ど田舎の旧家の蔵を探すとかね。
   で次に、ライターと灰皿だな」


cd5b7c5c.jpg

↑煙草盆(たばこぼん)、要するに「ライター&灰皿」の図です(クリックで大きい画像が表示されます)。


香奈枝「ライターに当たるのが『火入れ』。
   陶器製などの小さな壺に灰を入れ、
   火のついた小さな炭を埋(い)けておくんだな。
   で、火皿に詰めた刻み煙草を炭に当て、
   吸い口から吸うと火が着くって仕組みだ。
陽子「へええ」  
香奈枝「灰皿に当たるのが『灰吹き(はいふき)』。
   短い竹製の筒だな。下の方は節を残しておく。
   直径は数センチ。
   吸い終わって火皿(ひざら)の火が消えると、
   火皿を下に向けて、
   雁首(がんくび)で灰吹きの縁をこん、って叩く。
   するってえと、燃えカスが灰吹きの中に落ちるって仕組み。
陽子「へえええ」
香奈枝「この『火入れ』と『灰吹き(はいふき)』をセットにして、
   箱の中に入れておく。
   これが『煙草盆(たばこぼん)』だ」
陽子「箱なのに『お盆』なんですかあ」
香奈枝「初期には浅くて『盆』だったんだよ。
   で、時代が下って『箱』になっても、"煙草箱"とは言わず、
   相変わらず『煙草盆』と言い習わしてたんだね」
陽子「へええええ、すっごーい。
   先生って、物知りぃ。
   生物しか能がないって思ってた」
香奈枝「おぬしな。ちっとは教師を尊敬せぬか。無礼者め。
   よおし、無礼な生徒に罰を与える。
   陽子。前之園(まえのえ)陽子。
   我に接吻しやれ」
センセイのリュック【第二場 第六景】目次センセイのリュック【第三場 第二景】




コメント一覧
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    • ––––––
      1. ハーレクイン
    • 2012/05/22 11:14
    • ということで、完全に開き直っております。
      まずはお詫び。
      前回「舞台用語の図」の文字が見づらいのを修正する、と申し上げましたが、すみません、間に合いませんでした。次回は必ず……。
      暇を持て余している人間のくせになぜ間に合わなかったかといいますと、今回、本文中にも図を入れたからです。
      内容もえらく脱線しまして、煙草(たばこ)、しかも今の紙巻き煙草ではなく、昔懐かし刻み煙草の話をぐだぐだと続けたからなんですね。
      でこれが実はすべて伏線なんですよ。
      次回の産業、じゃなくて蚕業、でもなくて、三行。
      この次回のわずか三行をすらっと書きたいがための壮大!?な伏線。これが今回の煙草話なんですね。
      このあたりは次回に種明かしさせていただきます。
      乞うご期待!
      前回の番宣コメで期待を持たせました、香奈枝センセと希美ちゃんのその後。
      結局、香奈枝センセの方を追っかけることになりました。第二場「用具室」と、第三場「屋上」は、ほぼ同時進行とお考え下さい。
      希美ちゃんの「その後」は……どうするかなあ。

    • ––––––
      2. Mikiko
    • 2012/05/22 19:48
    •  絵心が、あるじゃないですか。
       味わいのある、いい筆致ですよ。
       漫画家になれたんじゃないの?
       煙管を初めて吸ってみたという人のレポートがありました。
      http://www.go-smoking.net/column/col051117001.htm
       煙管と云えば……。
       落語ですよね。
       『長短』では……。
       せっかちな江戸っ子が、火を点けて……。
       吸う前に、叩いて落としてしまうというギャグがあります。
       実際、1度点けた火で何口も吸うのは野暮、という風潮が江戸っ子にはあったようで……。
       粋を気取る人は、1口だけで灰を落としたとか。

    • ––––––
      3. ハーレクイン
    • 2012/05/22 20:24
    • 絵心
      そうか、ありますか。
      漫画家という道もあったか。
       (調子に乗るでない!)
      本文では「博物館に行かないと見れない」とか「ど田舎の旧家の蔵を探す」とか書きましたが、「煙管を始めて吸ってみたレポート」の方も仰ってますように、実際には買えるんですよね、煙管も、煙草盆も。
      「何口も吸うのは野暮」ですか、江戸っ子。
      だからかなあ、煙管のチェーンスモーキングというのがあるらしいです。
      まずは、燃え尽きる前の灰を、灰吹きではなく掌に落とす。
      もちろんそのままだと「熱っちっち」ですから、ころころころころ掌の上を転がす。
      そのまま火皿に新しい煙草の葉を詰める。これが難しかろうなあ。
      で、掌の上の火のついたままの灰で、火皿の煙草に火をつける。掌の杯は灰吹きに落とす。
      こんな要領ですね。
      なにもそんな曲芸のような真似をせんでも、と思いますがね。

    • ––––––
      4. Mikiko
    • 2012/05/23 08:01
    •  決まってたんでしょうか?
       大きい火皿の煙管、どっかで見た気もするのだが。
       火皿が大きければ、煙草がたくさん入るんだから……。
       そんなに忙しないことしなくていいように思うけど。
       火の手が上がっちゃうか?
       そう言えば、紙巻たばこもそうですけど……。
       ボウボウと燃え出さないのはなぜなんでしょう?
       江戸時代では、そもそも、どうやって煙管に火を点けてたのかね?
       マッチなんか無いわけだし……。
       火打石じゃ、無理だろうな。
       やっぱ、炭火か。
       夏でも、おこしておいたのか?
       ということは……。
       江戸時代では、くわえタバコで町を歩くなんて出来なかったってことだね。
       火を点ける方法が無いんだから。
       それとも、携帯用の火種みたいなのがあったんだろうか。
       うーむ。
       煙管ひとつでも、興味が尽きんわい。

    • ––––––
      5. ハーレクイン
    • 2012/05/23 08:14
    • 火皿の大きさはさまざまのようですが、どっちみちそんなに差はないようですね。
      >そもそも、どうやって煙管に火をつけてたのか
      くおら。ちゃんと読まんかい『センセイのリュック』。
      今回の「煙草盆」の説明に書いてあるぞ。
      >陶器製などの小さな壺に灰を入れ、火のついた小さな炭を埋(い)けておく
      咥え煙草は無理でしょうが、「携帯用の煙草盆」というのはありました。もちろん火種も持ち歩けます。
      詳しくは後刻(今日は8:30には出なあかんのじゃ)。

    • ––––––
      6. ハーレクイン
    • 2012/05/23 19:40
    • 勘違いかなあ。
      「携帯用の煙草盆・火種」というのはどうもなかったような……。
      「煙管」と「刻み煙草」を入れて持ち歩くための入れ物はあったようですが。
      矢立(矢立て):筆と墨(墨汁)を持ち歩くための容器、と勘違いしたようです。
      うーむ。ということは外出先で一服しようとすると、どこかで火を借りた、ということに。
      あ、咥え煙草(咥え煙管)の風習はあったようです。重いだろうなあ。

    • ––––––
      7. Mikiko
    • 2012/05/23 20:22
    •  火皿の大きさには、差がないのか。
       洗面器くらいのがあれば、面白いと思ったのに。
       はっはっは。
       斜め読みしてたのが、バレちまったな。
       なるほど。
       やっぱり炭火で点けるのか。
       炭火って、どのくらいの時間、持つんでしょうね?
       防災上、寝る前には消しただろうけど。
       あ、これで思い出したことがあります。
       江戸で一番怖かったのは……。
       何といっても、火事でした。
       冬の乾いた時期に火が出たら……。
       紙と木で出来た町は、ひとたまりもありません。
       商家では、火鉢の消火確認のため……。
       灰の上に、責任者の手形を押させたそうです。
       で、最後に主人が、店中の火鉢の手形を、すべて確認して回ったんだとか。
       携帯用の火種は、あったみたいですよ。
      http://www.jti.co.jp/sstyle/trivia/know/episode/2011/01/03.html
       こういうのが無ければ……。
       旅に出たときなんか、長時間煙草を吸えなくなってしまいますよね。

    • ––––––
      8. ハーレクイン
    • 2012/05/23 20:57
    • 江戸っ子が、そんな不細工な真似するかいな。
      炭火は……持つよ、結構。
      寝るときは上から灰をかぶせるんだよね。
      そうするとほとんど燃焼はしないが温度は保たれるから、翌朝灰を除けばまた元気に熾(おこ)ってくれる。
      昔の豆炭行火(まめたんあんか;知らんだろうなあ)なんかも、一晩中暖かかったもんね。
      ま、火災の心配は確かにあるけど、燃え尽きていない炭を消すのももったいないしねえ。
      便利だよ、炭。
      一酸化炭素中毒は怖いけど、昔の家屋は隙間だらけだったから、あまり心配いらなかった。
      >斜め読みしてたのが、バレちまったな。
      コノヤロ……。
      あったのか、携帯用の火種。
      そうか、JTのページか。
      火縄ねえ。
      懐炉みたいに「懐中する」とまではいかなかったんだな。

    • ––––––
      9. Mikiko
    • 2012/05/24 07:26
    •  比重は空気と同じくらいだそうですから……。
       暖まった空気と一緒に、欄間なんかから逃げて行ったんでしょうね。
       で、新鮮な空気が、隙間風として入ってくる。
       寒くても、安全ではあったわけですね。
       火縄。
       こんなのがあるとは思わなかった。
       宿屋とかでも、持たせてくれたんでしょうか?
       でも、これ持って山の中とか入ったら……。
       山火事が危険だよな。
       日光杉並木とか、よく残ったもんだ。
       そういえば昔は、杉花粉とか、あんまり飛ばなかったみたいだよね。

    • ––––––
      10. ハーレクイン
    • 2012/05/24 11:04
    • しかし、あらためて、煙管って面白そうだなあ。
      なんか、吸いたくなってきたぞ。
      昔は杉自体がそんなになかった。
      日本で杉が大量に植林され始めたのは1960年代。此の頃から、スギ花粉症患者が急増し始めたそうです。

    • ––––––
      11. Mikiko
    • 2012/05/24 19:33
    •  やっぱ、フィルターが無いと、煙そうだよね。
       煙管の火皿に、フィルター付きのタバコを差して吸ったらどうかね?
       江戸時代は……。
       家はみんな木だし、火事は多いしで、材木需要は今よりあったんじゃないのかな?
       自然林の切り出しだけで、需要をまかなえたんだろうか?

    • ––––––
      12. ハーレクイン
    • 2012/05/24 21:27
    • 煙管にフィルター付きの紙巻きタバコを差して吸ってました。
      なんか意味あるんかなあと思ったものです。
      両切り煙草を煙管で吸う人はいるそうです。
      ま、これは意味あるかなあ。
      江戸の材木需要と供給量か……どうだったんでしょうね。
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