Mikiko's Room

 ゴシック系長編レズビアン小説 「由美と美弥子」を連載しています(完全18禁なので、良い子のみんなは覗かないでね)。
 「由美と美弥子」には、ほとんど女性しか出てきませんが、登場する全ての女性が変態です。
 文章は「蒼古」を旨とし、納戸の奥から発掘されたエロ本に載ってた(挿絵:加藤かほる)、みたいな感じを目指しています。
 美しき変態たちの宴を、どうぞお楽しみください。
管理人:Mikiko
十日室(17)
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:*.☆。 6周年記念特別寄稿作品 。☆.*:


「十日室」作:八十八十郎(はちじゅうはちじゅうろう)


(17)


 亜希子は夢を見た。
 闇の中にかがり火が燃えている。
 何故か身体の自由がきかないのを感じてふと見ると、裸のまま鎖で岩につながれていた。
「ほほほほほ……」
 どこからか女の笑い声が聞こえる。
「バシッ!!」
 肉を叩く音と共に、身体に鋭い痛みが走った。
「それが本当のおまえじゃ!」
 幾度も身体に焼けるような痛みを感じる。
 亜希子の白い肌に、幾筋もの赤い線が描き出されていく。
「ほれ、身体が燃えてきたであろう?」
 身を捩る痛みと共に、身体の奥に陰湿な火が宿った様な気がした。
「や、やめて!!!」

「亜希子さん、亜希子さん」
「うっ……、ふうっ……」
 亜希子は目を覚ました。
「怖い夢をみたんですか……?」
「え……、ええ……」
「本当に怖い夢……? もしかしたら、私が見た夢と同じかもしれませんね」
「え……?」
「もうすぐ朝のお勤めです。朝食と今日のお供えも持ってきますから、起きましょうか」
 碧は亜希子の両脇に手をついて身を起こす。
 お互いの体温で汗ばんだ肌に朝の空気が冷たく感じられた。

 お祈りを終えて、二人は届けられた質素な朝食を食べた。
 亜希子は食器を水路の水で洗うと、扉の上げ下げ口から外に出した。
 厚い扉の三つの穴から、思ったより勢いよく空気が流れ込んでくる。
 恐らく中で火を焚いているせいだろう。
 焚き木の煙も漂うことなく、みるみる天井の穴に吸い込まれていく。
 そして排水口の穴からは、音を立てて外の空気が流れ込んでくる。
 都会のマンション生活ではこんな自然の摂理を感じる事はない。
 岩室の中に居ながら、亜希子は山の自然に抱かれているのを感じた。


 碧は畳の上で本を読んでいる。
 亜希子は水路の前でそっと白衣の裾をからげた。
 お尻だけ水に浸けて、素早く用を足そうと思ったのである。
「う……」
 片足を流れに浸した時、後ろから碧の声がした。
「待って、亜希子さん!」
 亜希子は裾を降ろして碧の方を見た。
 碧が亜希子を見つめながら歩み寄って来る。
「用を足すときは一緒にって言ったでしょう? 寂しいです」
「み、碧ちゃん……」
 目の前に立った碧は、神秘的とも思える黒い瞳で亜希子の目を見た。
「脱いで」
「え……?」
「おトイレでしょう? 衣装を脱ぐのよ」
 碧の声に、何か逆らうことの出来ない力を感じた。
 亜希子は腰ひもを解いて白衣を脱いだ。
「きれいよ、亜希子さん……。こっちを見て」
 緩く両手を身体の前で重ねたまま、亜希子は碧の顔を見た。
 碧は微かに笑みを浮べた。
 初めてみるその妖艶な表情に亜希子は息を呑んだ。
「碧ちゃん、あなた……」
 碧の身体から白衣が滑り落ちた。
 白い陶磁器を思わせる裸身の中に、可憐な胸の膨らみから、淡く女性を隠す陰りまで亜希子の視野の中に飛び込んでくる。
 胸が早鐘の様に打ち始めるのを感じた。
「さあ後ろを向いて……」
 後ろから抱かれて背中に碧の胸の弾力を感じた時、水の冷たさのせいばかりでなく、亜希子は身体が震うのを覚えた。

 二人は裸身を密着させたまま、臍の上まで水に入った。
 冷たい水流からかばう様に、碧は亜希子を背中から抱いている。
「済みました?」
 後ろから亜希子の耳元に囁く。
「ごめんなさい、まだちょっと……」
「うふふ……」
 碧は小さな笑い声を漏らした。
「昨日みたいに興奮してるの?」
「え……?」
「昨日あたしが用を足したとき、亜希子さんのおっぱいの先、すごく固くなってたわよ」
「そ、そんな……」
 亜希子は碧がそんな事を言うとは信じられなかった。
「違うって言うの? じゃあ、今確かめてあげようか……?」
 脇腹に添えられていた碧の両手がゆっくりと亜希子の身体を這い上がり始めた。
「や、やめてっ」
 亜希子はそう言って立ち上がった。
 碧の変化が理解できず、亜希子は当惑していた。
「恥ずかしいの?」
 碧は慌てる事も無く立ち上がると、再びゆっくりと亜希子の背中を抱く。
「私がここで何を聞き、何を知ったか知りたくない?」
 亜希子は後ろの碧の方へ顔を傾けた。
「確かめたら、あとで話してあげます」
 その言葉に亜希子は小さく頷いた。

 再び碧の両手が肌を這い上がってくる。
「また乳首を固くしてるんでしょう」
「いや……」
 もうすぐ碧の両手が乳房に差し掛かるのを感じて、亜希子は目を閉じて呟いた。
「恥ずかしがらなくていいわ。私も固くなってきたもの」
 碧は身体をゆらゆらと揺らして、その胸の膨らみを亜希子の背中に示した。
 まだ膨らみから飛び出していない控え目な乳首も、柔らかさの中にその強張りを伝えて来るのだった。
「はっ……」
 碧の指が亜希子の乳房の膨らみを下から這い上がった。
「さあ、どうかしら?」
 そんなことは言われなくても分かっていた。
 亜希子の両の乳首は、じんじんと音がするほどいきり立っていたのだ。
「亜希子さんの乳首を触ったら、きっと自分を触ってるのと同じ様に気持ちいいと思うわ」
 目を閉じてそんな言葉を聞きながら、亜希子は頤を上げて詰まった息を吐いた。
 もう乳首のすぐ下に、碧の人差し指と中指を感じた。
 ざわざわと乳房に鳥肌が立った。
「あ……っ!」
「うう………ん」
 亜希子と碧は同時に声をあげた。
 指が乳首を撫でた時、亜希子の身体に切ない電流が走った。
「なにこれ、すごいわ」
「いや、言わないで」
「うふふふ……」
 碧は満足そうに笑った。
「こんなに興奮してたのに、どうして昨日は私を抱かなかったの?」
「そんなこと……」
「そう……。いずれにせよ昨日はまだ、私亜希子さんのものにはならなかったけど。本当にあなたが私を欲しくなるまで、あなたのものにはなれないの」
「あっく……」
 碧の指は乳輪をやさしくなぞると、小鳥の様に乳首をついばむ。
「さあ、いいよ。立ったまま済ませて」
「そんな、出来ないわ」
「出来るわよ」
「あひっ!!」
 柔らかみを震わせて、亜希子の身体が跳ねた。
 両手の指で乳首をひねり上げられたのである。
「さあ、して。少し触ってあげようか」
 碧のみぎてが下腹部に滑り降りて行く。
「ああ……、やめて……」
 少女の白い指に下腹部の茂みをふわふわと弄ばれる。
「さあ、おしっこが出るとこはどこかな…?」
「だめ……」
 碧の指は陰りからさらに下へと伸びていった。

「ああいや、やめてええ……」
 碧の右手の指が、亜希子の中で微妙な部分を細かく煽り立てている。
「大丈夫、ほらいつでもいいよ。出して」
 左手はもうこれ以上なくいきり立った左の乳首を軽く揉んでいる。
「ああだめえ……」
 熱い尿意を煽られながら、快楽はそれを素直に出すことを妨げるのだ。
「うふふふ、つらいの? でも、もう出そうね」
 亜希子の下半身に熱い刺激が走った。
「ほら、いいよ、出して、ほら」
「んん……あっ、もうっだめ!」
 碧の右手を弾く様に、熱いほとばしりが飛んだ。
 湯気が立つほど熱い亜希子の小水が、下の水の流れに音を立てる。
「……あ……んふう……」
 亜希子の身体を今まで経験したことが無いような快感が走った。
 それは生理的な快感と性的な快感が入り混じったような、不思議な刺激だった。
 碧は左手で亜希子の身体を抱いて、右手を亜希子と握り合わせた。
 亜希子はその手をしっかりと握ると、立ったまま10秒以上も放尿し続けたのである。

 用を足し終えると、二人は水流に下肢を沈めた。
 亜希子は水の中で股間と足を洗う。
「また私の時は温めて下さいね」
 亜希子は振り返って碧の顔を見た。
 今しがたの出来事が信じられないほど、碧はまた山の少女に戻っていた。
「ええ」
 亜希子はそう言って頷くと、碧に微笑んだ。
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    • ––––––
      1. Mikiko
    • 2014/09/21 09:50
    •  と云えば……。
       ↓今、BSプレミアムでやってる『おそろし-三島屋変調百物語』は、面白いですね。
      http://www.nhk.or.jp/drama/osoroshi/
       おちか役の波瑠さんが、とーっても可愛らしいです。
       先日見た話で、松太郎役の満島真之介さんが、勝村政信さんそっくりで驚きました。
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